「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
【あらすじ】
かつて相棒を犯罪王ビクター・ウォンに殺された香港の刑事ベニー・チャンは、9年間ウォンを追い続けていたが、執着するあまり停職処分となってしまう。
そんななか、相棒に託された一人娘サマンサがウォンの犯罪に巻き込まれてしまう。事件のカギを握るアメリカ人の詐欺師コナー・ワッツをロシアで捕え香港に連行しようとするが、ロシアンマフィアとウォンの追っ手に追われ、香港までの珍道中を繰り広げる―
【コメント】
往年のハリウッド製ジャッキー映画
おお~、今回かなり頑張りましたねジャッキー。映画自体は小粒ながらも、『ラッシュアワー』シリーズや『シャンハイヌーン』といったハリウッド製のジャッキー映画を彷彿とさせるバディ・ムービーでしたね。「アクションは引退」と言いながらも結局はやってしまう、それでこそ我らがジャッキー・チェンというものです。
先に言ったとおり、香港の刑事であるジャッキーとアメリカ人詐欺師が織りなすバディ・ムービーの体をなしたアクション・コメディで、ロシアから香港までの山あり谷ありの珍道中を描いたロードムービーといったもの。中国のいろんな地域の風景が映し出されるので、ちょっとした中国旅行をした気分になれるかも。
ジャッキーアクションも、さすがに決死のスタントはないものの、相変わらず60代とは思えないキレキレのカンフーアクションを見せているので、ファンとして久々にジャッキー映画を観たなーという気持ちにさせてくれましたね。香港アクション映画ではお約束?である女同士のカンフーバトルもあって、懐かしさが溢れましたね。
まあ、映画としては粗も多いし、大々的なロケーションの割には小粒な印象を受けましたが、ジャッキーの健在ぶりを観られただけでも良しとしましょう。
往年の香港映画ファン歓喜の出演者
もうひとつ、若かりし頃山ほど香港映画を観ていた僕にとって嬉しかったのが、なんといってもエリック・ツァンの登場、そしてチョイ役でカメオ出演していたリチャード・ン(昔はリチャード・ウンだった)の登場。これですね、これ。
いや~なんか久しぶりに見ましたね。どちらも『大福星』や『七福星』でかなりインパクトあるキャラでしたからね。彼らが30年の時を経て、また映画で共演してくれるなんて、往年の香港映画ファンなら歓喜すること間違いなしでしょう。
出演者ついでにいうと、ファン・ビンビンはまさにアジアンビューティーの美しさ。でも個人的にはジャッキーの部下役のシーシーが美しかったです。
2017年12月公開のジャッキー映画『カンフー・ヨガ』
そんなわけで、地味めながらも往年のハリウッド製ジャッキー映画を堪能できた本作でしたが、2017年のジャッキー映画はあと一本、12月に『カンフー・ヨガ』が公開されます。
いや~、今年またジャッキー映画が観られるなんて、ファンとしては嬉しい限り。歳は取ってもジャッキーにはずっとカンフーを続けていってほしいですね。
【2017年度 Myランキング】(9/3時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
耳鼻科行こ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
2位:愚行録 ★★★★
3位:帝一の國 ★★★★
7位:チア☆ダン ★★★★
8位:暗黒女子 ★★★★
9位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス ★★★★
10位:銀魂 ★★★★
次点:メッセージ ★★★☆
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:無限の住人 ★☆
2位:グレートウォール ★★
<その他ランク外一覧>
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