※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
「『シネマ報告書2017』の掲載にあたって」
アイデアは認めるが正直しんどい
★★★
(C)2016 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
(2016年/ロシア・アメリカ/96分/Hardcore Henry)
【 製作・監督 】
イリヤ・ナイシュラー
【 出演 】
シャルト・コプリー
ヘイリー・ベネット
ダニーラ・コズロフスキー
アンドレイ・デミエンティエフ
ダーシャ・チャルーシャ
スベトラーナ・ウスティノバ
ティム・ロス
全てのスタッフ・
【あらすじ】
見覚えのない研究施設で目を覚ましたヘンリーは、体が激しく損傷しており、妻と名乗るエステルに機械の腕と脚を装着される。その時、謎の組織に襲撃され、超能力を持つリーダー、エイカンに襲われる。
ヘンリーたちは脱出するもエステルがさらわれ、妻を救出するためエイカンに戦いを挑むのだが、そこには驚愕の真実が待ち構えていた―
【コメント】
さてさて、怒涛の夜勤も終わりほっと一息のところ、今回は巷でちょいと話題のアクション映画をチョイス。なんでも、ゲームではメジャーである“FPS(一人称視点)”を取り入れた動画がネットで話題となり、それがネットユーザーからの熱い要望により見事1本のアクション映画に完成したということで、これは映画ファンなら観ないわけにはいかないだろうと、「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。
(C)2016 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
アイデアは認めるが正直しんどい
・・・う~気持ち悪・・・しんどかった・・・
確かに、まるで観客が主役かのような一人称視点で映画を作ったというのは画期的、POVとはまた違う迫力があって、アイデアは素晴らしいと思います。しかしながら約1時間半、休む間なく怒涛のアクションシーンが目まぐるしく画面上で繰り広げられるもんだから、観てて非常にしんどい。僕のように乗り物酔いをする人にはお勧めできない一品です。もうちょっとブレイクタイムがあってもよさそうなもんですけどね、とにかくジェットコースターに1時間半乗っているようなもんなので、気持ち悪くてしょうがない。よそ見したり目をつぶったりと、なんとか気を反らすしぐさをしながら1本鑑賞できましたが、正直僕にはこの手の映画は合わないみたいです。
まあでも映画終了後、珍しく拍手喝采している観客がいたので、ハマる人にはバッチリハマる映画であることは間違いないです。
これからも作られるであろうFPS映画
肌に合うか合わないかは別として、本作を手法とした映画はこれからもどんどん作られていくと思いますね。FPSはゲームから映画の世界へ進出していくと僕は感じます。
本作はその記念すべき作品として構成にも語り継がれることと思いますし、この手法をどんどん使った映画が作られてFPSはどんどん洗練されていくことでしょう。かつてPOVの走りである『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』のようにね。
次回はもうちょっと観客に(というか僕に)優しい映画を作ってほしいものです。
元ネタはこれ!Biting Elbows「Bad Motherfucker」
そもそもの本作の元ネタがこれ。
ロシアのロックバンドBiting Elbowsの「Bad Motherfucker」のミュージックビデオが元ネタです。
本作の脚本・監督を務めるイリヤ・ナイシュラーがフロントマンのようですね。
(C)2016 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
【2017年度 Myランキング】(4/12時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
平日休みサイコー!
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:沈黙 -サイレンス- ★★★★☆
2位:愚行録 ★★★★
3位:チア☆ダン ★★★★
4位:暗黒女子 ★★★★
5位:ザ・コンサルタント ★★★☆
6位:マグニフィセント・セブン ★★★☆
7位:サバイバルファミリー ★★★☆
8位:キングコング 髑髏島の巨神 ★★★☆
9位:SING シング ★★★☆
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:トリプルX:再起動 ★★☆
2位:ゴースト・イン・ザ・シェル ★★☆
3位:お嬢さん ★★☆
<その他ランク外一覧>
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