福沢諭吉像を どうぞぅ。
先日、用事で大分県中津へ行きました。
慶應義塾の創設者で教育家、日本銀行券最高額紙幣「壱万円」 の肖像でも有名な福沢諭吉先生が19歳まで過ごした処です。 中津藩藩士の子弟でした。
(お札の肖像は56、7歳頃の写真を使っているそうです。 漫画「サザエさん」 の波平が54才であることは以前ブログに書きました。)
日豊本線JR中津駅を出ると、大河ドラマ「軍師官兵衛」 の旗が、林立しています。
官兵衛が初めて城持ちの大名になったのが、ここ豊前中津です。
「中津で、天下の夢を見た。みんなで応援しましょう。」
観光用の旗に記されたコピーです。
しかし、地元の人たちにとって、宇都宮一族の仇役の黒田官兵衛長政より、福沢先生です。 さすが、中津駅構内と東西出口近くに福沢諭吉像が迎えてくれます。
市役所側出口に立って、左前方を見上げると、「ビジネスホテルナカツ」 屋上に、
腕組をした福沢先生の立像が見えます。
よく繁華街の屋上に「自由の女神」 が立っていますが、それに近い感じの風景です。
ホテルの目印としては、充分すぎるほどの効果があります。
徒歩3分でホテルの下に到着しますが、少し周りを散策してみましょう。

「天は人の上に人を造らず」
先生、上から目線です・・・
(写真はすべて2014年8月24日撮影)

「人の下に人を造らず」

福澤諭吉ファンでしたら、
ビジネスホテル ナ・カ・ツ。
利用すると、屋上に上がれる特典がある?
『宿泊のすゝめ』 でした。

福澤先生、何を見たかい?
慶應義塾大学の同窓会、三田會(みたかい)は、中津でも力があるはずです。
駅反対出口の先生像の横は、パチンコ&スロット店だし、ちぐはぐな像の設置の仕方に対し、三田会の活動で、何とかすっきりならないものでしょうか。
【慶應義塾大学の福沢諭吉像】
早稲田大学といえば、大隈講堂をバックにした大隈侯銅像(朝倉文夫作)が有名ですが、
慶應義塾大学なら、三田キャンパスの (重文)図書館旧館前の福沢諭吉胸像 がそれに対応する彫刻でしょうか。 甥のS君が在学中に、散策して感動しました。
日吉キャンパス・メディアセンター前にも福澤先生胸像があります。
二つの胸像の台座に私物を置いたり、腰掛けた塾生は留年するという噂もあるそうです。
ひやりとする待ち合わせ場所ですね。

『学問のすゝめ』(1872)
福澤諭吉 ・小幡篤次郎共著
ほるぷ出版 昭和53年(復刻再版)
福澤諭吉 ・小幡篤次郎共著
ほるぷ出版 昭和53年(復刻再版)
私の愛読書と言いたいところですが、読めない字が多いので、先にすすめません。 (クリックで拡大)
参考拙ブログ:中津駅前福澤諭吉銅像