WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)も終盤戦です。

リアルタイムでTV観戦した日本対チェコ戦は特筆ものでしたね。大谷翔平選手たちと戦ったチェコの選手たちに、ひたむきな野球愛を感じる好試合でした。

 

明日の準決勝メキシコ戦は先発が佐々木朗希選手です。マイアミの球場は、メキシコの熱狂的な応援団で埋まりそうですが・・・。

 

WBCも、応援にのぼせていました。その時アップした野球関連ブログを一部編集し直し、再掲載します。わたしなりの野球愛がありますでしょうか。

 

ワールド・ベースボール・クラッシックですか、野球報道がぐんと増えました。

そこで今日は、男の子だったら一度は遊んだことがある野球盤の話。

 

1958(昭和33年) エポック社から誕生した野球盤。

板に穴を 開けて、その周りに釘を打ち傾けます。 玉を転がしてどの穴に入るかで点数を競うゲームが原型です。


日本ではコリントゲーム、アメリカはスマートボールと呼びました。

それにビリヤードとパチンコを足して割ったようなテーブルゲームが 野球盤となるわけですが、現在もいろいろな機能を付けて進化中のロングセラー玩具です。

 

イメージ 7

 

イメージ 8

 

 写真の野球盤は1982年に発売されたパーフェクト野球盤型 (当時5450円)。

人工芝の質感が話題になりました。

ライト外野席外に硬式ボールを置きましたので大きさを想像してみて下さい。

階段状に囲んだ観客席は、まるで古代ギリシャの野外劇場。野球盤は劇場型ゲーム盤なのです。

 

 

消える魔球・・・ 漫画「巨人の星」の影響です。 私が思うに歌舞伎の舞台の仕掛け装置に床を昇降させる装置(床下は奈落へ通じる上下リフト) があります。

花道の途中、役者がいきなり現れたり、消えたりするスッポンと呼ばれる装置、正面舞台はセリというようですが、野球盤の消える魔球は歌舞伎役者の動きに近いのが面白いです。

 

イメージ 1

 

消える魔球機能

ボールが奈落へ落ちて行きます。

 

スイッチヒッティング装置

右打ちも左打ちもOK。

 

 

イメージ 2

 

スピードガン機能

最高150キロです。

 

 

イメージ 3

 

左側 BSOカウント表示

(当時はストライクが最初です。)

 

 右側 ルーレット盗塁判定装置

 

 

 

イメージ 4

 

 中央:飛び出したボールはパチンコ玉とほぼ同じ鉄球。

球の下あたり、マグネット(磁石)が左右に動く仕組みになっており、カーブが操作できます。

最新型はマグネットが前後にも動き、シュート・スライダー・フォーシ-ム・チェンジアップ・シンカーなど変化球や速球が多彩に投げ分けられます。 

 

イメージ 5

 

連続投球装置 

 

ランナー人形、フィルダー人形、

スラッガー人形が子どもの目には

リアルな存在でした。

 

最新型12600円) は守備シフトが変更できるようになっています。

他にも打球がアーチを描いたり、デジタル得点入力、実況アナウンス機能 (実況音声)

電光掲示板(単3電池3本使用)といった電子化が進んでいます。

ちなみにエポック社、遊ぶのは5歳以上としています。

 

 

イメージ 6

 

手許のレバーの右は消える魔球、

中は投球、左は変化球です。

 スコアボードの背後からバッターに悟られないよう、レバー操作をします。投打の駆け引きの妙ですね。

 

野球盤の歴史の中で東京ドームを模した透明屋根付き野球盤もありました。

 

外野壁際のファインプレイが外野の客から見えないド-ム球場そのものに感心しませんのでドーム野球盤もパスです。

 

わたしにとって 東京の“ドーム” は神田ニコライ堂、上野表慶館、日本銀行本店、明治神宮外苑絵画館、そして東京駅北口ドームと南口ドームなのです。  

王選手のいない後楽園なんて・・・

 

イメージ 9

 

左の写真:

王選手の肉声レコード 

10.6×14.4㎝、45回転

《声の出るスター・ブロマイド》 

雑誌『少年』の付録でした。

 

王選手の肉声

写真の中からあなたに呼びかける、このブロマイドが、勉強疲れに、また楽しいときも、淋しいときも、そして苦しいときにも、あなたに励ましと、努力への力のかてになることを願っております。」 

謹製 昭和メモリーシートKK                                       

 

の写真:

巨人軍入団当時の王選手

昭和34年頃の生写真) 

 

多摩川でしょうか。 膝のあたりが破れているようにみえます。質素なユニフォーム姿ですが凛々しくて美しい!