婦人科疾患 partⅣ
性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)…
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記 事 項 目
① 整体による性感染症治療とは…慢性・再発性の性感染症が整体治療の対象!!
② 女子の性感染症に感染しやすい構造とは…その一 「性感染症は上行する!!」
③ 女子の性感染症に感染しやすい構造とは…その二 「月経血は逆流する…免疫力減退!!」
④ 実例解説1) 性器クラミジアの整体治療…半年後に妊娠が確認された症例
⑤ 実例解説2) 性器ヘルペスと口唇ヘルペスの合併例
⑥ 性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)などの治療期間と再発の可能性
⑦ 性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)…治療例紹介
はじめに…
・当院に来院される患者さんのほぼ全ては、婦人科を受診された方々です。従ってここで紹介する症例は、婦人科検診で悪性の病態が否定された患者さん、あるいは通常の婦人科的な治療で難治性の患者さんや、原因不明の患者さんが中心となっています。
❶ 整体による性感染症治療とは…
慢性・再発性の性感染症が整体治療の対象!!
・性感染症そのものは普遍的で誰しも感染する可能性のある疾患です。ただ、女子の性感染症は男子に比べて不顕性感染(病原菌に感染しても症状が現れない感染)のケースが多いので、なかなか気づかれずに治療が遅れたり、あるいは男子に比べて感染しやすい婦人科臓器の構造ゆえに、慢性あるいは再発性の性感染症患者が少なくありません。
・当院は整体治療院ですが、当院で女子の性感染症患者さんが意外に多く来院するのは、この様な事情があるからなのだと思います。
❷ 女子の性感染症に感染しやすい構造とは その一
性感染症は上行する!!
・婦人科臓器の特徴の一つに「性感染症は上行する (その一・その二)」というものがあります。つまり、性行為・他によって感染した病原菌は、経膣性に「膣→子宮→卵管を経由して腹腔に侵入し、その最上部(横隔膜下)まで到達する事が普通にみられます(例:クラミジアなどによるフィッツ・ヒュー・カーティス症候群が有名)。この様に、病原菌が腹腔にまで到達する現象は、男子にはありません。
フィッツ・ヒュー・カーティス症候群による臓器癒着
・経膣性に侵入した病原菌の多くは、免疫細胞などによって貪食-処理される事になりますが、免疫力が減弱している方では病原菌が駆逐されずに残存し、急性又は慢性の性感染症として、生理痛、不妊症、性交時疼痛症、外陰部痛(搔痒症)などの原因になる事があります。
卵管の先端(卵管采)は腹腔に開口する(病原菌の侵入口)
❸ 女子の性感染症に感染しやすい構造とは その二
月経血は逆流する…免疫力の減退!!
・もう一つの特徴として、女子の骨盤は非常に動静脈叢が発達していますが、子宮内膜症の主因である月経血の逆流現象(その一・その二)による癒着や、 便秘その他の圧迫機序により、この動静脈の血液循環が阻害されやすい解剖学的特徴になっています。この事は、腹部膨満や臀部の冷え症だけでなく、免疫細胞や栄養・O2の循環減少により、婦人科臓器の局所免疫力や細胞再生力(ターンオーバー)などに重大な悪影響を及ぼし、慢性・難治性の性感染症の主因になる可能性があります。
・当院に来院される慢性/再発性の性感染症患者さんの大半は、上述の様な機序で局所の免疫力や細胞再生力の減退が原因し、 一般的な投薬による性感染症治療で効果が発揮されないタイプだと思われます。
・逆に言えば、この様な慢性・難治性の性感染症ケースでは、下記の様な生殖器周囲の局所免疫力や細胞再生力(ターンオーバー)を回復させる整体治療法が、一般的な投薬治療より優れた効果を発揮する根拠だと思われます。
生殖器周囲の局所免疫力や細胞再生力(ターンオーバー)を回復させる治療法
・子宮動静脈解放テクニック
・膣動静脈解放テクニック
・内陰部動静脈解放テクニック
・外陰部動静脈解放テクニック
子宮や卵管-卵巣の癒着や偏位を解放-矯正する治療法
・子宮矯正テクニック
・子宮底解放テクニック
・卵管解放テクニック
・卵巣癒着解放テクニック
それでは、整体テクニックによる具体的な性感染症治療例をみていきたいと思います。
❹ 実例解説1) 性器クラミジアの整体治療…
半年後に妊娠が確認された症例
「性感染症後遺症(クラミジア)と生理痛、子宮後屈症」
患者Sさん=26才・女性/主婦の症例
Sさんの病歴
Sさんは、最初は右腰の鈍痛の治療で来院されていましたが、診察が進むにつれて「左の卵管に閉塞(おそらく右卵管も同様と思われた)」がある事が分かり、また現在不妊治療を受けている事も分かりました。そして高校3年の時にクラミジアによる性感染症の既往があり、さらに4年前には左卵管の子宮外妊娠で、卵管破裂寸前まで悪化していた事もあるそうです。他に生理痛や不正性器出血などもあり、Sさんの主訴である腰痛も、これらの婦人科病歴に関係する内臓性の腰痛と考え、卵管や子宮などの一連の整体治療をする事とになりました。
Sさんの治療法と概説
Sさんには、まず子宮の位置を矯正し、それによって子宮を定位置に維持している靭帯群(☚基靭帯・仙骨子宮靭帯・膀胱子宮靭帯など)を調整しました。また「大腸-小腸-腹膜」の平滑筋テクニックを施術しました。これらが腰痛の原因と考えたからです。さらに不妊症治療として「卵管-卵巣」の癒着をはがしたりして、卵管の通過障害を解放しました。おそらく、この卵管の通過障害の原因は、元々は高校3年の時のクラミジア感染が発端であった可能性があります。その時の後遺障害的な卵管の癒着or屈曲が、後の子宮外妊娠の原因だったかもしれません。
Sさんの治療経過
※ 右腰の鈍痛・・・これは治療中に比較的早期に治っていました。
※ 生理痛・・・3か月目ころには相当軽減していました。
※ 正性器出血・・・上に同じ。
※ 不妊症・・・半年後に懐妊。☛ Sさんが一番喜ばれていたことです。
Sさんの詳細な治療解説は、下記をご覧ください。
◆「性感染症後遺症(クラミジア)と生理痛、子宮後屈症」
患者Sさん=26才・女性/主婦の症例
❺ 実例解説2) 性器ヘルペスと口唇ヘルペスの合併例
「性器ヘルペス(口唇ヘルペス)の整体治療」
患者Sさん=27才-女性/会社員の症例
Sさんの病歴・・・
患者Sさんは、4年前に性器に水疱状のデキモノが出来たので婦人科を受診したところ「性器ヘルペス」と診断されました。投薬治療を受けたところ一旦は治癒したそうです。ところが2年前に再発し、その後”治癒⇔再発”を繰り返し、その都度婦人科での投薬治療を受けていたそうです。口唇ヘルペスも同様に再発を繰り返していたそうです。また、歯肉痛があり、現在歯医者にも通院しているのですが、なかなか治らないそうです。婦人科だけでなく漢方、鍼灸、アロマなどを試されたそうですが1年前からは月経の度にヘルペスが悪化するなど、症状が常態化してきたので、当院に来院されました。
Sさんの治療目標と整体治療
⑴ 性器周囲の局所免疫力を回復させる
⑵ 口唇周囲の局所免疫力を回復させる
・腸骨はがしテクニック
・消化管平滑筋テクニック
・膣動静脈、内陰部動静脈、外陰部動静脈の解放テクニック
・頭顔部の静脈還流促進テクニック
Sさんの治療経過
・初診施術終了後、左右歯肉の圧痛が4/10に緩和されていました。また、左右のフェイスラインが狭まり、浮腫みが改善していました(☚頭顔面の血流改善)。さらに仙骨部の冷えが改善し(☚骨盤内の血流改善)、少し暖かく感じるそうでて、こんなことは何年も無かったそうです。
・3回目来院時、外陰部のただれと異常感覚が大幅に減少していたそうです。歯肉痛はほとんど解消したそうです。
・治療後最初の月経があった4回目来院時、毎月の月経時に生じていた外陰部の水疱(ヘルペス)が、今回の月経時には生じていなかったそうです。
Sさんの治療概説
今回のSさんの症例は、婦人科でも、そして歯医者の治療においても、性器/口唇ヘルペスあるいは歯肉痛が再三再発する事から、性器および口腔の局所免疫力の低下が根底にあるのでは、と推定しました。その主な原因は、性器や口腔を支配する血管の循環障害が主因と考え、上記の様な整体治療で臨んだわけです。
整体治療による血流回復により、性器や口腔への免疫細胞の遊走が増加し、局所免疫力が増強されて、性器/口唇ヘルペスウイルスが除去され、あるいは口腔内の雑菌も除去されて、ヘルペスや歯肉痛が改善してのでは、と考えます。
Sさんの詳細な治療解説は下記をご覧ください。
◆「性器ヘルペス(口唇ヘルペス)の整体治療」
患者Sさん=27才-女性/会社員の症例
❻ 性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)の治療期間と再発の可能性
それでは、性感染症の治療期間についてご紹介します。
その前に「集中治療」と「メンテナンス治療」についてご説明します。
◆集中治療とは…
・初診治療開始時から治療間隔を詰めて集中的かつ効率的に施術する事で、患者さんの自然治癒力が元の健常なレベルにまで早期回復し、症状の発現をほぼゼロの状態にまで解消していく治療過程です(例:週に2回、あるいは3回の通院治療etc)。
そして症状の改善に伴い、治療間隔を次第に開けていきます(例:週に1回、10日に1回、1か月に1回…)。
最終的な集中治療の終了は、専門医での精査による確認や、あるいは患者さんご本人との相談の上で決めています。
・遠方から来院される方の場合・・・
遠方から来院される方の場合、時間的にも交通費/滞在費的にも負担がかさみますので(例:交通費が治療費の数倍になる様なケース)、この様な場合、一度の来院の度に2回分の整体治療を施術する事で効率性-経済性を上げ、集中治療の効果が減じない様に配慮し、早期改善に向けています(但し、治療費は2回分になりますので、悪しからずご了承ください)。
◆メンテナンス治療とは…
・集中治療の終了後、健常な自然治癒力を維持し、再発を防止する為に、適当な間隔で通院/施術する治療過程です(例:1か月に1回or3か月に1回、あるいは半年に1回etc)。 このメンテナンス治療は、患者さんの個々の状況によって異なりますので、患者さん自らに判断して頂いています。
◆治療期間…
・性感染症の治療期間は、その罹患期間、原因の種類とその数、あるいは合併症の有無などの個人差があり、一度診させて頂かないと正確なところは申し上げにくいと思います。下記の様に6診で解消した症例、あるいは20診要した症例などの幅がありました。
◆ 6診で解消した症例
「外陰部のただれ、かゆみ、発赤(慢性炎症)と整体治療」
患者Rさん=42才-女性-主婦
◆ 20診要した症例
「カンジダ症?! 2年前からの原因不明の外陰部(膣口)のかゆみと整体治療」
患者Mさん=41才-女性-主婦の症例
◆再発の可能性について
・患者さんからよく質問される一つに「再発しますか?」というものがあります。
感染症は「一度感染すると二度と感染しない(例外もあます)」と言われていますが、性器ヘルペス等の様に、一度治癒してもウイルスが残存-生息し、患者の免疫力減退などにより再発する病態もあります。ですから、局所の免疫力などが減退しないような生活習慣を身につける様、アドバイス等もさせて頂いています。
また、局所の免疫力-細胞再生力等の減退を抑制するための、上記「◆メンテナンス治療とは…」もご参照ください。
❼ 性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)…治療例紹介
・それでは、性感染症の整体治験例をいくつか紹介しますので、ご参照ください。
ご自身の「症状-年齢-性別などと似通っている、、、」と思われる症例を選び、ご参照ください。
・また当院では、
眼や鼻、口腔などの頭顔面の愁訴の治療から、胸部・腹部などの呼吸器、循環器、消化器系疾患から足先までの様々な愁訴に対応していますので、性交時疼痛症以外の愁訴でお悩みの方は、そちらもよろしくご参照ください。
不明な点は当院のお問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご質問/ご相談ください。
それではお大事にしてください。
◆ 性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)-整体治療例紹介
● 性感染症(クラミジア)と慢性腰痛・生理痛…(子宮後屈症の合併例)
患者Sさん=27才-女性/会社員の症例
患者Tさん=35才-女性-主婦/会社員の症例
患者Sさん=26才・女性/主婦の症例
● 性器ヘルペス(性器の水疱)と整体治療
患者=Sさん-32才-女性-主婦の症例
●性交時疼痛症と子宮内膜症(あるいは性感染症の後遺症)の整体治療
患者Mさん=26才-女性/会社員の症例
● 外陰部のただれ(性器ヘルペス?)と整体治療
患者Sさん=28才-女性/会社員の症例
● ガイニンと整体師-その三(全3章)=不妊、生理痛、肩こり・・・意外に多い子宮外妊娠と整体治療
患者Sさん=26才・女性/主婦の症例
患者Rさん=42才-女性/主婦の症例
患者Eさん=71才-女性-主婦/パートの症例
患者Tさん=35才-女性・主婦/銀行員の症例
患者Tさん=35才-女性・主婦/銀行員の症例
患者Sさん=40才-女性-会社員/主婦の症例
患者Rさん=42才-女性-主婦の症例
● 数年前から続く、外陰部の違和感と膣の乾燥の整体治療
患者Mさん=58才-女性-主婦/パートの症例
● 子宮筋腫・子宮腺筋症による外陰部痛と生理痛・排卵出血の整体治療 (子宮筋腫が縮小した症例)
患者Mさん=38才-女性-無職の症例
患者Mさん=41才-女性-主婦の症例
● 5年前から続く性器ヘルペスの整体治療
患者Hさん=32才-女性-主婦/パートの症例
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地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
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