婦人科疾患の整体治療 総合案内 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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婦人科疾患の整体治療
【総合案内】    


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           記 事 項 目           
 ① 種類別-婦人科関連疾患の整体治験例-解説
 ② 婦人科臓器の解剖学的特徴
 ③ 上記②に由来する婦人科臓器の代表的病態-14種
 ④ 整体テクニックのまとめ             
 

 



❶ 種類別-婦人科関連疾患の整体治験例-解説
各個別の疾患については下記の「part1~6」に詳しく紹介していますので、

該当する疾患の「総合案内はこちら」をクリックして、ご覧ください。



婦人科疾患 partⅠ                                 

子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫…整体治療方法と治験例紹介

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婦人科疾患 partⅡ                                 
性交時疼痛症、外陰部痛(搔痒症)…整体治療方法と治験例紹介
総合案内はこちら                               

婦人科疾患 partⅢ                                 
不妊症、無月経、基礎体温不調(無排卵性月経)…整体治療方法と治験例紹介
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婦人科疾患 partⅣ                                 
性感染症(外陰部痛、不妊症、性交時疼痛症)…整体治療方法と治験例紹介
総合案内はこちら                                      

婦人科疾患 partⅤ                                 
排卵痛、排卵出血、乳房のしこり…整体治療方法と治験例紹介
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婦人科疾患 partⅥ                                 
子宮脱(下垂)、膀胱瘤、直腸瘤、肛門下垂関連…整体治療方法と治験例紹介
総合案内はこちら

 

付録                                                                                                                   

婦人科コラムはこちら


 

 

 

 

 

❷ 婦人科臓器の解剖学的特徴
子宮や卵管-卵巣などの婦人科臓器には、次の1~7の様な特徴があり、それが次項の

❸ 上記❷に由来する婦人科臓器の代表的病態-14種」の様な婦人科疾患の原因になっています。
逆に言えば、この特徴を踏まえておけば、色々な婦人科疾患の効率的な治療に大いに寄与します。
各詳細についての記事はそれぞれリンクさせていますので、ご参照ください。
また、具体的な整体テクニックについては、最下段をご覧ください

 


1. 月経血は容易に腹腔に逆流する
  その一  その二
月経血は子宮の卵管開口部から容易に逆流し、卵管を経由して卵管采から卵巣や腹膜、あるいはその他の腹腔臓器間隙に漏出します。月経血には子宮内膜から剥がれた内膜組織残渣も混じっている為、これが卵巣や腹腔臓器などに侵出すると、これが癒着してブルーベリースポットの様な子宮内膜症の原因となる可能性が指摘されています。
整体的には、これらの癒着部を剥がすようなテクニックが必要となります

 


 

 

2. 細菌は経膣性に腹腔内に上行する
  その一  その二
卵管の末端である卵管采と卵巣は離れているので、経膣性に感染した病原菌は「膣→子宮内腔→卵管→卵巣/腹腔」と移動することができます(☚男子には無い特徴です)。これは病原菌の種類によって多少の差があり、例えばクラミジアなどは腹腔内を上行し、横隔膜の手前(肝臓周囲)にまで到達する事が知られています。この経膣性の病原体上行現象は、婦人科疾患だけでなく、その他の腹腔臓器の異常に関係する可能性があります。
整体的には、下記「フィッツ・ヒュー・カーティス症候群による臓器癒着」の様な部位を剥がすテクニックなどが必要となります


    フィッツ・ヒュー・カーティス症候群による臓器癒着

 

 

3. 卵巣と卵管采は離れている
  その一
先述しましたが、卵管采と卵巣は離れていますので、卵巣から排卵された卵子が、必ずしも卵管采にキャッチされるとは限らず、これが「人間女性の妊娠のしにくさ」の一因となっています。ちなみに、人間以外のほとんどの哺乳動物の雌は、卵管采と卵巣が「卵巣嚢」と呼ばれる袋状組織で完全にラッピングされていますので、ほぼ卵子は卵巣から卵管采に移動できます(妊娠率ほぼ100%)。人女性はこの「卵巣嚢」によって半分くらいしか包まれてないので、不完全性が残り、それが不妊の原因の一つとなっています。
整体的には、離れすぎている卵管采と卵巣を近づける様なテクニックが必要となります

 

 

 

4. 排卵時の卵管は勃起する
  その一  その二
卵管采と卵巣は通常離れていますが、卵巣から飛び出た卵子をキャッチしやすいように、(まるで「七夕」の様に)排卵の時にだけ両者は接近します。この現象は卵管の勃起によって達成されますが、もし、卵管付近の腹部臓器(例えば残留便が詰まって膨張した大腸など)があれば、この卵管の勃起は不完全となりやすく、それが不妊の原因になる事があります。その他にも、先述の月経血の逆流などにより、卵管が月経血残渣によって癒着していても、同様の事が起こる可能性があります。
整体的には、卵管が勃起しやすくなる様に、大腸などの消化管の残留便排出促進や、卵管の癒着部の解放などが必要となります

 

 

 

5. 卵巣は爆発する(卵子・卵胞液は腹腔内に漏出する)
  その一
排卵とは、限界にまで膨張した卵胞(グラーフ卵胞)が、卵巣の壁を破る現象です。この時に漏れた卵胞液や蛋白分解酵素が腹腔内の漏れ、排卵痛の原因になる事があります。

従って整体的には、この卵胞液などの漏れを極力減らすために、卵管采と卵巣を近づけるテクニックが必要となります


 

 

6. 子宮は吊り下げられている
  その一

子宮を定位置に支持する中心的役割は、子宮懸垂装置(基靭帯、膀胱子宮靭帯、仙骨子宮靭帯、膀胱子宮中隔、子宮円策、子宮広間膜)で前後左右から支持する事で達成されています。これが緩むと、骨盤底筋群などだけでは子宮を維持する事が難しくなり、子宮脱(下垂)等の原因となります。
整体的には、これらの子宮懸垂装置の機能を回復するテクニックが必要となります

 

 

 

7. 女子骨盤は血行不良を生じやすく、下記などに影響する
  局所免疫低下
  うっ血(腹部膨満)
  冷え
  骨盤矯正してもすぐに元に戻る




 

 

 

 

③ 上記②に由来する婦人科臓器の代表的病態-14種

女子骨盤内では、男子骨盤と比較できないほど上記1∼7によって次の様な病態が発生しやすくなります。

それらは腹腔内で複合して、さらに複雑な腹部あるいは全身の障害を生じる事になります。

下記a~nに対応する整体テクニックは多くあり、次項「❹ 整体テクニックのまとめ」にまとめています。

 

 

 

 

a. 逆流月経血が小腸や大腸など腹腔臓器間での炎症・癒着の原因になる

 

b. 腹腔臓器間の癒着が骨盤を引っ張ると骨盤変位の原因となる
 

c. 逆流月経血に含まれている子宮内膜の破片が子宮内膜症の主因となる
 

d. 逆流月経血が卵管内で固まり、卵管閉塞性不妊の原因となる
 

e. 逆流月経血が腹膜を刺激し、生理痛や腰痛・肩こり・背中痛等の原因となる
 

f. 卵子・卵胞液の腹腔への漏出は排卵痛の原因となる
 

g. 卵巣の破裂時の蛋白分解酵素が排卵痛の原因となる
 

h. 卵子の腹腔への漏出は不妊の原因となる
 

i. 経膣性の菌の腹腔内上行は腹部臓器の炎症や癒着の原因となる(☚腹痛・背中痛・腰痛・肩こり・倦怠感・他の原因)
 

j. 卵管の勃起不全は排卵された卵子を獲得しにくくする(☚不妊の原因の一つ)
 

k. 便秘による腸管膨隆や、腹腔内臓器の癒着・うっ血は、卵管の勃起を妨げる要因になる
 

l. 骨盤内の血行不良は次の病態を生じる
  動脈→骨盤周囲の冷え症、婦人科臓器の代謝低下(卵子の脆弱化)、婦人科臓器の免疫力低下(易感染性)、

  下垂体性ホルモンの機能不全(月経不順)
  静脈→子宮や卵管・卵巣だけでなく、その他骨盤臓器のうっ血・腫大の原因(下肢の冷え症、神経痛の原因)

 

m. 卵管の癒着や蠕動運動低下-勃起不全は不妊や子宮外妊娠の原因になる
 

n. 上記全ての因子は子宮を吊り下げている靱帯群の脆弱化につながる→子宮脱の原因
 

o. 他


 

 



④ 整体テクニックのまとめ
上記a~nの各病態を解消する整体手技として次の様な整体テクニックがあります。

 


婦人科臓器への内臓整体
・子宮内膜症テクニック
 癒着している腹腔の臓器をはがし、その隙間に溜まっている子宮内膜組織(ブルーベリースポット)をマクロファージ(白血球の仲間)に貪食させる事で、子宮内膜症を解消するテクニックです。

 

・子宮腺筋症解放テクニック

 子宮筋内の血管叢の静脈還流を促進し、子宮筋内への免疫細胞の遊走を増進させ(免疫力増強)、内膜組織の貪食を促進して、腺筋症を解消します。

 同時に、子宮筋内の血流促進によって、子宮筋内に残存する内膜組織の除去を促進し、腺筋症を解消します。


・子宮底(ダグラス窩)解放テクニック
 一番内膜組織が沈着しやすいダグラス窩(直腸子宮窩)の癒着をはがし、会陰部痛を解消するテクニックです。


・卵管癒着解放テクニック
 逆流月経血などによって癒着した卵管を解放し、卵子や精子の輸送を改善します。


・消化管平滑筋テクニック
 消化管の括約筋の緊張、疲労、血流を改善し、その蠕動運動を活性化させて消化-吸収機能を改善します。


・腸骨はがしテクニック
 骨盤(腸骨)と腹部臓器の内膜組織による癒着をはがして、それによって引っ張られていた骨盤を正常位に矯正する骨盤矯正テクニックです。


・子宮後屈回復テクニック(子宮円索テクニック)
 後屈している子宮を正常な前傾前屈位に矯正するテクニックです。


・子宮脱牽引テクニック(子宮円索テクニック)
 下垂している子宮を引き上げ、子宮脱を元に戻すテクニックです。


・子宮-卵管-卵巣の位置を矯正する内臓整体
 腹腔の最下部に位置している豆もやしの様に小さくて細い卵管-卵巣と子宮を正常位に矯正します。

 

 





腹膜系への内臓整体
・子宮広間膜解放テクニック
 逆流月経血や内膜組織によって敏感になっている子宮広間膜の緊張を解放し、生理痛を緩和します


・肝円策-肝鎌状間膜解放テクニック
 臍から肝臓-横隔膜に伸びている腹膜のヒダ=肝円索/肝鎌状間膜の緊張や癒着を解放し、腹痛や肩こりを改善します。

 

・正中臍索解放テクニック
 恥骨から臍に伸びている腹膜のヒダ=子宮円索の緊張や癒着を解放し、生理痛~腹痛を解消します。

 

 

 

 

 

 


血管系への内臓整体
・卵巣-卵管動静脈解放テクニック
 みぞおち付近から卵巣まで下行している卵巣動静脈の絞扼を解放し、卵巣や卵管への血流を回復させ、卵巣と卵管の機能を改善します。


・子宮動静脈解放テクニック
 腹腔の最下部に流れている子宮動静脈の絞扼を解放し、子宮への血流を回復させ、子宮の機能を改善します。


・膣動脈静脈解放テクニック
 腹腔の最下部に流れている膣動静脈の絞扼を解放し、膣への血流を回復させ、膣の機能と局所免疫力を改善します。


・外陰部動静脈解放テクニック
 外陰部への動静脈の絞扼を解放し、外陰部への血流を回復させて局所免疫力を改善します。


・下腸間膜静脈解放テクニック
 直腸や膣などに流れている動静脈の絞扼を解放し、その血流を回復させ、局所免疫力と脱肛を改善します。


・外側仙骨動脈、正中仙骨動脈解放テクニック
 臀部に還流する上記二つの動脈を解放し、臀部の冷えを改善します。


・内腸骨動脈(会陰動脈、陰核動脈、陰核背動脈)解放テクニック
 骨盤臓器の本流である内陰部動脈の絞扼を解放し、骨盤臓器への血流を回復させ、局所免疫力と細胞再生能力を改善します。


・骨盤静脈叢解放テクニック
 骨盤静脈叢(膀胱静脈叢、子宮膣静脈叢、直腸静脈叢、陰部静脈叢)のうっ血を解放し、下腹部の膨満を解消して、骨盤矯正を図ります。

 

 





内分泌系への内臓整体
・エストロゲン-デトックス整体
 子宮筋腫など、エストロゲン過剰がある場合に施術するテクニックです。


・プロスタグランジン-デトックス整体
 子宮の収縮過剰(生理痛)や悪心・嘔吐の原因となる、月経時に子宮から分泌されるプロスタグランジンの代謝を促進させます。




 

 

 

 

神経系への内臓整体
・後大腿皮神経-下殿皮神経解放テクニック
・仙骨神経叢解放テニック
・陰部神経解放テクニック
・閉鎖神経解放テクニック

 逆流月経血や内膜組織、あるいは経膣性細菌による炎症等で癒着・絞扼された上記神経を解放し、それぞれの神経痛を解消するテクニックです。

 





婦人科疾患が他臓器に影響した病態に対する内臓整体
・肺の内臓整体
・胸郭の内臓整体
・横隔膜解放テクニック

 腹腔から上行し、横隔膜を貫通して胸腔に達した逆流月経血や内膜組織、あるいは経膣性細菌による炎症によって障害された肺の癒着、胸郭の緊張と変位、および横隔膜の緊張を解放、月経時の胸部の痛み等を解消するテクニックです。


・膀胱平滑筋テクニック
 膀胱の平滑筋の緊張を解放し、頻尿を改善するテクニックです。


・肝臓の内臓整体
 経膣性に上行した細菌感染後の肝臓の癒着を解放するテクニックです。


・恥骨上部への平滑筋テクニック
 膀胱の循環を改善させ、局所免疫力の向上と頻尿を改善するために、膀胱と恥骨の癒着を解放するテクニックです。

 


 

 


 

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