性器ヘルペス(口唇ヘルペス)の整体治療
薬が効かなくなった症例の解説です。
患者Sさん=27才-女性/会社員
性器・口唇の局所免疫力を回復する整体治療で改善した症例
はじめに・・・性感染症と整体治療
・性感染症は第一に婦人科を受診して頂くことが大切です。ただ、お薬等で難治性であったり、度々再発することがあれば、当院の様な整体治療が奏効する事があります。
今回紹介させていただくSさんの症例も同様で、婦人科で処方されたお薬を使用して一旦は治癒したのですが、その後再発し、それからはお薬を使用しても「治癒⇔再発」を何度も繰り返されていたそうです。
・この様なケースでは、その多くは婦人科臓器の血液循環低下による局所免疫力減退が主因である事がほとんどと思われます。従ってこの様なケースで、局所免疫力の回復を目標とした整体治療をすると、ほとんど改善します。今回のSさんの症例も同様と思われます。
それでは、長文ですが、よろしくお読みください。
不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
① Sさんの病歴・・・
患者Sさんは4年前、性器に水疱状のデキモノが出来たので婦人科を受診したところ「性器ヘルペス」と診断されました。投薬治療を受けたところ一旦は治癒したそうです。ところが2年前に再発し、その後”治癒⇔再発”を繰り返し、その都度婦人科での投薬治療を受けていたそうです。口唇ヘルペスも同様に再発を繰り返していたそうです。婦人科だけでなく漢方、鍼灸、アロマなどを試されたそうですが1年前からは月経の度にヘルペスが悪化するなど、症状が常態化してきたので、当院に来院されました。
② Sさんの診察
・婦人科での内診では、子宮頚部に軽度の炎症があるそうですが、血液検査などで特段の異常所見は無いそうです。
・月経周期は28日で、月経期間は5日だそうです。月経血の量も普通位いだそうです。
・以前に膀胱炎の診断も受けた事があるそうですが、現在は排尿痛や頻尿、膿尿などの所見は無いそうです。
・外陰部にヘルペスが生じていない時でも、同部の「かぶれ」による痒みなどの異常感覚があるそうです。
・初診来院時、口唇部に水疱はありませでしたが、上下左右の歯肉部全周(特に左下奥歯肉部が著明)に圧痛がありました。(☚歯科医院に通院中)
・冷え性は足や大腿にあるそうですが一番冷えるのは仙骨部だそうで、冬場になると常にカイロを同部にあてているそうです。
・月経時には、軽度の下腹部痛があるそうです。排卵痛は無いそうです。
・オリモノに特段の異常はないそうです。不正出血も無いそうです。
・腹部聴診上、血管雑音は確認できませんでした。グル音は弱く聴取出来ました。ハム音は確認できませんでした。
・腹部触診上、左右の鼠径靭帯内側に著明な緊張と圧痛がありました。
③ 治療目標と整体治療
⑴ 性器周囲の局所免疫力を回復させる
⑵ 口唇周囲の局所免疫力を回復させる
・腸骨はがしテクニック
・消化管平滑筋テクニック
・膣動静脈、内陰部動静脈、外陰部動静脈の解放テクニック
・頭顔部の静脈還流促進テクニック
④ 経過と結果・・・
・初診施術終了後、左右歯肉の圧痛が4/10に緩和されていました。また、左右のフェイスラインが狭まり、浮腫みが改善していました(⇒小顔)。さらに仙骨部の冷えが改善し、少し暖かく感じるそうです(☚こんなことは何年も無かったそうです)。
・3回目来院時、外陰部のただれと異常感覚が大幅に減少していたそうです。歯肉痛はほとんど解消したそうです。
・4回目来院時、毎月の月経時に生じていた外陰部の水疱(ヘルペス)が、今回の月経時には生じていなかったそうです。
⑤ 今回の症例の概説、、、
・今回のSさんの症例は、病院(歯科医院)等での様々な治療においても再三再発する事から、局所免疫力の低下が根底にあるのでは、と推定しました。
それは外陰部だけでなく、歯肉部においても同様の事が言えると思います。特に仙骨部は「冷え症」が一番強い事からも同部の動脈血流(外側仙骨動脈)に少なからずの循環障害が生じているものと考えられます。
・年齢-性別的にも、血液検査的にも動脈硬化・血管炎的な病態の可能性は低く、従って整体的に治療が成功する可能性は高い、と考えました。
・そこで外陰部について言えば、Sさんの診察-施術を通じて下腹部を中心に多くの部位で著明な緊張-圧痛がありましたので、その部位を平滑筋テクニック等で緊張緩和していくと、結果的に仙骨部の冷えが改善し暖かくなっていく事から、整体テクニックでそれらの緊張が外側仙骨動脈を含む「膣動静脈、内陰部動静脈、外陰部動静脈」の血流改善につながっているのでは、と考えられます。
・この緊張状態ですが、月経血の逆流やSTDによる菌の腹腔内流入などによる軽度炎症⇒癒着の繰り返しや残留便(ガス)などの膨隆などが主因ではないか、と思われます。
・また歯肉部について言えば、頭顔部への「静脈還流促進テクニック」でフェイスラインが狭まった事からも、頭顔部の静脈還流に障害があった事が推定されます。従って頭顔部の局所免疫力も低下せざる負えず、歯科医院の治療にも抵抗性を示す歯肉炎に発展していたのでは、と思われます。ですから上記テクニックが奏効したものと考えます。
・上記「月経血の逆流やSTDによる菌の腹腔内流入」は一般女性に普遍的にあることから、その事による局所免疫力の低下による性器ヘルペス・その他の症状で悩んでいる方は潜在的に多くおられるのでは、と想像されますし、逆に言えばその様な方々に対して上記の局所免疫力を回復させる整体テクニックは大変貢献できるもの、と考えます。
・口唇ヘルペスは今回発症していなかったので確認できませんでしたが、ただ歯科医院に通っていても改善しなかった歯肉痛が今回の整体治療で解消した事から、口唇部の免疫力も回復し口唇ヘルペスが再発しにくい状態になっているのでは、と期待したいと思います。
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それではお大事にしてください。
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