坐骨(?)神経痛の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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坐骨(?)神経痛の整体治療

4診目で、ほぼ完治した症例の解説です。
患者Tさん=35才-女性・主婦/銀行員の症例


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①    Tさんの病歴・・・
患者Tさんは、5年前に性器ヘルペス(外生殖器の水疱)に感染したそうです。それだけでなく、左右大腿後面の神経痛もありましたので、これも併せて治療する事になりました。

 



②    Tさんの診察
【神経痛に関する所見】
・神経痛の部位は、左右の臀部と大腿の後部全域だそうです。
・安静時にも神経痛があり、軽減や増悪する姿勢や動作は特に無いそうです。

・整形外科の検査では、腰椎や椎間板などに特段の異常は無いとの事だそうです。
・SLRテスト・ラセーグテストは陰性でした。


【性器ヘルペスに関する所見】
・外生殖器の左右に水疱が複数出ているそうです。抗ウイルス薬(バルトレックスなど)を服用すると水疱は無くなるそうですが、それで服用を中止するとしばらくして再発するそうです。この5年間、結局この繰り返しだったそうです。
・その他漢方薬やサプリメント、あるいはオステオパシー院で内臓マニピュレーションも受けられましたが、効果は全く無かったそうです。
・月経周期は28日で、月経期間は大体7日前後だそうです。またヘルペス水疱は、月経前後の10日間に増悪し、神経痛も強くなるそうです。
・生理痛は強く、主に下腹部の全域が痛み、2~3日続くそうです。排卵痛はほとんど無いそうです。
・基礎体温は正常で高体温-低体温がはっきりしているそうですが、しかし原因不明の不妊症で、体外受精もしたことがあるそうです。
・7年前に突然下腹部の激痛と発熱のため入院し、その際クラミジア腹症と診断されたそうです。
・血圧は98/58mmHgで、血液検査で特段の異常の指摘は無かったそうです。
・手足の先と臀部の冷え症がひどいそうです。
・食欲は普通で、便は毎日あるそうですが、軟便傾向だそうです。
・排尿痛は無く、排尿回数も普通だとの事です。
・腹部聴診上、グル音はやや弱く聴取されました。血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上、臍の左右と左右恥骨結節の上方に著明な緊張と圧痛がありました。

 



➂ 治療目標と整体治療
   ⑴    後大腿皮神経(坐骨神経の枝神経)を圧迫刺激している子宮などの下腹部臓器などの癒着を解放し、後大腿皮神経の絞扼性神経障害を解消する
・子宮底解放テクニック
・腸骨はがしテクニック
・後大腿皮神経解放テクニック

 





④    経過と結果・・・
・3診目来院時、

「手足の冷えだけでなく、お尻の冷えもほとんどありませんでした。そのせいか、(2診目と3診目の間に)月経があったのですが、今回は1~2日だけ1個出ただけで、それ以外の日は外陰部の水疱は消えていました」と仰っていました。しかし、大腿後面の神経痛はかなりましになっていましたが、少しだけ残っていたそうです。


・4診目来院時、

「その後ヘルペスも坐骨神経痛も出ていません。手足とお尻の冷えもなく、お尻は少し暖かい感じがします。こんな事は最近記憶が無いです。」と仰っていました。

 

 

 


⑤     今回の症例の概説、、、
・本症例の大腿後面の神経痛を診ていく場合、患者Tさんが7年前にクラミジア腹症で入院加療されている事から、この炎症性既往歴が「腹部-骨盤臓器と腹膜あるいはその狭間を縦横斜めに走行している動脈・静脈あるいは末梢神経等に、癒着や絞扼性の重大な後遺障害を残していて、それが本神経痛の直接の原因ではないか」と考えていく方が早道ではないか、と思われます。(陰部神経節に潜んでいるヘルペスウイルスによる神経痛の可能性もありますが、、、)

 

・そのように考えると、Tさんの他の愁訴である性器ヘルペスや不妊症あるいは生理痛などは、解剖生理学的にそれぞれ関連して生じているものではないか、と想定されます。本件=大腿後面の神経痛=に話を戻せば、その神経痛の領域から「後大腿皮神経への絞扼性神経障害」がすぐに想起される、と思います。

 

後大腿皮神経

 

 

・一般的に「大腿後面の神経痛…」と言えば直感的・反射的に腰椎ヘルニアなどによる坐骨神経痛を想起させますが、実は(特に女性では)、ヘルニア等の腰椎性の坐骨神経痛よりも、婦人科臓器の疾患が関与するケースの方が多いのでは、と考えます(☚拙著『女性は「おまた(会陰部)」が痛くなるように進化した?!…子宮内膜症(生理痛)の進化論的考察』 参照)。実際当院では、このケースの方がかなり多くの治験例があります。

 

 

 

 

・そこで考えられる解剖生理学的仮説は次のごとくです。

「7年前のクラミジア腹症の炎症産物(膿)や逆流した月経血などが後大腿皮神経(下殿皮神経)を癒着・絞扼し、それによる絞扼性神経障害によりその支配領域である臀部下方から大腿後部に神経痛が生じる…」です。

ですから、この癒着・絞扼部を解放する上記整体テクニックが奏功するのでは、と考えました。

 

 

 

・この考えはあくまでも仮説でしたが、Tさんの神経痛は5年にも及び、数々の医療機関で治療するも全然効果が無く、また場所が場所だけにTさんもかなり悩んでいる事から、この仮説を信じて施術していく他ありませんでした。

結果的に、幸運にもそれが奏効したので、この仮説の妥当性はある程度信憑性があるのでは、と思います。

 

 

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