お役に立ちません。 -2ページ目

お役に立ちません。

本・漫画・映画のレビューブログ。
本は月に10冊ほど、漫画は随時、
映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

 

★福島聡 機動旅 団八福神3巻

★藤崎了士 第九征空騎兵師團  3巻

★藤田和日郎 月光条 例 6巻   7 巻

★東村アキコ ひまわ りっ~健一レジェンド~11巻  13巻

         海月姫    3巻

★松井優征 魔人探偵脳噛ネウロ 3巻   4巻  14巻

★三上骨丸 罪花罰 3巻

★モリタイシ まねこい 1巻

★森本梢子 デカワンコ 4巻

★夢路キリコ シュ ヴァリエ1巻

★よしながふみ フラ ワー・オブ・ライフ  大 奥1~3  5 巻


★井上雄彦 リアル 1~9巻

ろびこ  となりの怪物くん 4巻

めだかボックス 4 (ジャンプコミックス)/暁月 あきら
¥420
Amazon.co.jp

まずこの扇情的な表紙が気になりました。
女の子の危うい姿はともかく、お兄さんの笑顔が素敵で。

と思ったら、この二人ほんとに兄妹なんですね。
いきなりこの間から読み始めたので、ストーリーがイマイチ入ってこないんだけど、
西尾維新ということで、台詞が素敵。
(といっても、西尾維新はりすかしか読んだ事ない異端派)


真黒兄さんがぶっ飛んでて素敵だと思いました。
違う方向にかっ飛ばして戻る気のないキャラは大好きなので、
もちろん真黒兄さんは好きです。
「僕は妹に恋をする」的などうしようもないシスコンではなく、
あっけらかんとして、口調も丁寧なシスコンでいいなあ、と思いました。
めだかちゃんも兄さんには丁寧な口調だし。

アホなぶっ飛んだセリフや、
筋力があれば壁に張り付ける!
などなどの変態的超人能力がぶっ飛んでて面白いんですけど、
ぶっ飛び方が実は今一歩じゃないかと。
本当にキレてる作品はもっとキレてますよね。

ジョジョなんかもう訳わかんないし、
ネウロのぶっ飛び方(犯人とかの)は、それはもう凄かった。
それぐらいやっちゃっていいと思うんだけど、
微妙に甘い。
めだかちゃんの思想とか、人吉くんの考え方とか。
そこがないとだめ、ってのもわかるんだけど。
なにかこう、もう一歩吹切が欲しい!

イラストも可愛いんだけど…
んー、ちょっとすきじゃないかも。

あと、「凛ッ」て決め書き文字はどうかと思いました笑


なんだろう、ぶっ飛んでてクレイジーなのに、
めだかサイドの信頼や仲の良さが嘘っぽくて気持ち悪いのかも。
人吉くんのスタンスは嫌いじゃないのだけれど、
信頼を得るめだかちゃんに、それに見合う魅力を感じない。
それが気持ち悪い原因かと。
完全にキャラだってればいいんだけど、妙にサービスシーンとかあるし…

西尾維新の小説として読んだ方が楽しめそうだな?と思います。

でも真黒兄さんは素敵です笑
ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)/尾田 栄一郎
¥420
Amazon.co.jp

ふぅ、ちゃんとゲット。

マリンフォード戦の、おそらく大見せ場。
それぞれのメインキャストが己の力を遺憾なく晒し、
ルフィがまだまだその境地にたどり着かないことを示唆される。
白ひげのセリフがそれを雄弁に語ってるね。

戦いがハイレベルすぎて、どうしようもないんだけど、
それでもルフィはイワンコフにドーピング頼んでまで、
エースを救おうとする。
救えなきゃ、「あとで死にたくなる!」とまでいうほどに。

びっくりした。
あのルフィが「死にたくなる」なんて言うなんて!
それほどまでにキズナは深いんだね。
仲間のためにいつも全力なんだから、家族のためにはなおさらだよね。

ルフィの力はまだまだ足りないんだけど、
覇王色の覇気とか、大物の片鱗は見せるのよね。
その存在感を十分に示して、
それがためにイワンコフとか手助けしてくれる仲間がでてくる。

自分の力が足りないならば、仲間に手助けしてもらえばいい。

白ひげ海賊団のキズナ、”オヤジ”と”息子”も超熱かったけど、
男の世界過ぎてちょっとついていけなかった。
でも、ルフィの家族愛、キズナはすごくよく理解出来るよ。

だから、ラストは衝撃過ぎて息が止まりそうだった!!

どうなるの?
白ひげの今後も気になるけど、あのラストこそどうなるの!???

単行本はのわたしには気になりすぎる~~~~
東京月光魔曲

ケラリーノ・サンドロビッチ作・演出
主演 瑛太 松雪泰子


昭和初期、戦後の猥雑なる帝都。
謎の猟奇殺人を追う探偵と、
その捜査線上に上がる美しき美女と妖しき弟。

猥雑さとエロティシズムを散りばめた舞台…とのうたい文句だけど、
そこまでエロではなかったような。
設定は確かにセクシーだけども。

姉を溺愛する弟、秘密の春を売る美しすぎる姉。
グロテスクな猟奇殺人、
常に貧乏な探偵と、探偵に密かに恋する助手、その助手に恋する売れない小説家。

出稼ぎにきた田舎の兄弟、
次第それぞれ都会にかぶれていき、
無茶な商売に手を出す兄、兄への憧れと闘争心から、
女と共に宗教にかぶれていく弟…

更に、姉と関係する男たちが入り乱れて、群像劇が広げられる。

けして、とっちらかった話じゃないし、分かりやすいけれど。
演劇ならではの衝撃さをもうちょっと見たかったな。
猟奇殺人の現場はぐろかったけど、
松雪泰子が、今一歩のところでファムファタールになりきれていない感じ。
もうちょっとセクシーでも良かった。

意外と面白かったのが、探偵と助手と小説家の三角関係。
けして美形じゃなく、お金もない3人の関係がリアルで良かった。
甲斐性なしの探偵に惚れこみ、尽くす助手、
助手と仲がいいのに友達どまりで踏み込めない小説家。
それぞれがいい芝居していてよかった。

最後も綺麗にまとめらていたけれど…
こういう設定なら、京極夏彦ばりのもの見たかったな。
雨無村役場産業課兼観光係 3 (フラワーコミックス)/岩本 ナオ
¥420
Amazon.co.jp

スミオが村に、めぐのもとへ戻ってきた!
桜まつりも本番で、どうなる!??

最終巻。
意外に早く終わってびっくりした。
女男の一生や、モテキもそうだけど、中編として物語を考えてるんだろうな。
別にジャンプじゃないんだから、長いことがいいとは限らないし。

で、メインは桜まつり。
てんやわんやあったけども、銀ちゃんは村の人の協力を得られ、
また自分でも色々考えながら作り上げ、成功していく。
こういう、地元で頑張る、っていうのもいいなって、
なにも都会で働くだけがすべてじゃない、かと言って極端に農業でもないって、
そういう漫画があるのが楽しい。

でも一番気になるのは三角関係。
スミオはめぐちゃんに一番にプレゼントを渡してくれるけれど、
仲の良い友達でしかない。
しかもめぐちゃんは、スミオが銀ちゃんを好きなことを知ってしまう。

好きな人を男にとられたより、
ずっと3人仲間だったのに、秘密を持たれたことの方がショック。
そんなめぐちゃんがいい。

ヒロインにあるまじき体形、口調だけどもw、
めぐちゃんはいい。
仲間思いだし、気は利くし。料理うまいし。
結構、めぐちゃんになってもいいなって思う。

スミオは特別だけど、
めぐちゃんと銀ちゃんはいそうだよね。

ラストもまあまあ納得。
悲しいことにならなくてよかった!

地味っちゃ地味なはなしだけど、これはこれで良かった。
三角関係面白かったし…
自分がその立場だったらやだけど…

てかさいきん性別があってないようなキャラや、同性愛の話多い気がするなあ。
青い花とか。
もし、自分が仲の良い同性に好きになられたらどうするんだろう。
その逆もあるのかな?
とか考えてしまった。

幻影師 アイゼンハイム [DVD]/エドワード・ノートン,ポール・ジアマッティ,ジェシカ・ビール
¥3,990
Amazon.co.jp

稀代の奇術師アイゼンハイム。彼は今当に、逮捕されようとしていた。
罪状は市民を混乱させ、詐欺にかけたこと。
今、そのステージには、謎の死を遂げた公爵令嬢が蘇る…

タイトルが蠱惑的で見たけれど、想像外に面白かった映画!
何気ない1シーンにも引き込まれるいいつくりだけど、
やっぱりメインは”幻影師”。

数々のマジックが本当にふしぎで魅惑的。
取り出したオレンジの種が木に育ち、蝶は消えたハンカチを抱えてくる。

でも一番は死者を蘇らせること!

死んだはずのものを、幻影として呼び出せるとき、
アイゼンハイムは幻影師として呼ばれ、カリスマになる。

とはいえ、彼は孤独。
子供の頃愛したひととは、身分違いで無理やり引き裂かれ、
世界放浪ののち戻ってきた時、
彼女は皇太子と政略結婚させられそうになっている。
もっとも得たい愛が得られないまま、彼女は謎の死を遂げる…

でも、この映画はよく注意してみなければならない。
最後にどんでん返しが待っているから。


アメリカ映画だけど、世紀末ウィーンが舞台で、
全体的に暗い色調が、幻影と相まって妖しく魅力的な映画。
外つ神 1 (バーズコミックス)/斎藤 岬
¥620
Amazon.co.jp

斎藤岬の最新刊!

斎藤岬は退魔針ではまって、この雑なようでいて非常に魅力的な絵がとても好き。
イラストの魅力は群を抜いていると思う。
でもストーリーが…いまいちヘタで…
絵の上手い人によくあることだけど。
是非退魔針の第3シーズンをやっていただきたい。
なんで紅虫を別の人が書くのさ!

そんな叫びはおいておいて、本作。
民俗学を絡めながらの妖怪退治ならぬ、妖怪昇天物語。
倒すんじゃなく、元居た場所に還すという。
設定はかなり好みでキャラも勿論素晴らしい。

でも残念。
ストーリーがうまく回ってない感じ…

せっかく魅惑的な設定なのに、出てくるクリーチャーがいまいち。
造形はうまいんだけど、人魚のミイラだったり、なんだり。
どうせだったら、昔話の神様だったり、
いっそのこと、記紀神話に追いやられた土着の神だったり、
伝奇物風味を前面に押し出して欲しかった。
これからそういう上位妖怪みたいな感じで出てくるかもだけど。
まあ、今伝奇物の需要ないだろうけど…


男キャラは魅力的だけど、
ヒロインがイマイチ。
可愛いんだけど、ツン、とした外見なのに中身はそうでもないし、
そっけなさそうで別にそういうわけではない。
この顔ならツンデレの方が良かったな…

狐塚先生はかなり魅力的!
静かな感じ、美形っぷり、何か影がありそうなところ。
主人公の匡くんも、暗くなく、いいように振り回されていて、
でも主人公らしい芯もあっていい。
今はまだ、記憶もなく、周りに振り回されているだけだけど、
もっと地が出てくるといい主人公になりそうな感じ!

オススメかどうかといわれると、
斎藤岬の絵やキャラが好きな人は買い。
存分に味わえるし、怪奇趣味も楽しめる。

伝奇モノや、妖怪モノを求めるなら、ちょっと踏みとどまった方がいいかも。
妖怪を殺していないとはいえ、やっぱり調伏に見えるし、
倒す、還す、の違いをもっとバシッと見せて欲しいと思う。

んー・・・
全体として惜しい印象かな。
来世であいましょう 2 (バーズコミックス)/小路 啓之
¥620
Amazon.co.jp

んで、2巻。

これは…

お も し ろ い で す よ …!!!

1巻がつまらなかったわけじゃないけど、やっぱり導入部分だったな、って。
2巻はなんだろう、ちゃんとラブコメしてるからかな?

かぴあの「好き」を確かめるため、デートを申し込むナウと、
不器用なナウに頼まれて、リモートコントロール的にデートアドバイザーするキノ。
でもキノは本当はナウが好き。
でも男の子同士なので実るとは思ってない。

ナウ惚れさせ作戦のため、誘いに乗るかぴあ。
でも、こっちも経験がないため、キリヤにサポートを頼む。

両サポート付きでのデート開始!

これが面白すぎる。
いいようにアドバイスされ合いながらのデート。
でも裏では、サポートしあってるのがばれたり、
なんでかぴあがナウに必死なのか、謎解きトークが始まったり。
デートの方もはじめはうまくいってるけどだんだんおかしな展開に。

来世体の謎も少し見えたりして。

いやー、この面白さをどう伝えればいいんだろう?
恋愛に不器用な二人が、不器用ながらもそれなりに一緒にいることを楽しむ感じ?
それとも、
出歯亀でそれを見て、一種露悪的な感じで見守るところ?
一筋縄で行かないところ、ベタなところ、
そこのバランスが絶妙で面白い。

犬人間や新キャラの女の子も面白いし。

んー、でもやっぱり癖が強いかな!
シニカルさが強くてごちゃごちゃしてる。
そこが魅力でもあり、人を選ぶところかも。
絵も可愛いんだけど、例えば手の形だったり、少しづつ歪んでるのがなんとなく不安定な気分になる。

シニカルさで自滅しなきゃいいけど、
うる星やつら的なPOPさももっといれられれば、抜群にオモシロイと思う。

3巻に期待大!

来世であいましょう 1 (バーズコミックス)/小路 啓之
¥620
Amazon.co.jp

簡単に言っちゃえば押しかけ女房のラブコメ。
なんだけれども、シニカルすぎてぶっとんでる。

何しろ、ヒロインのかぴあは、主人公ナウの来世に恋して、
早く来世に会うために、ナウを恋死にさせようとたくらんでる。

思い出しキレを得意技とするナウはクラスでも外れていて、
暗い、キレやすい、と友達もろくにいない様子。
でも、超かわいいかぴあがいきなりナウにご執心。

これだけ書くと、美少女わーわーものみたいなんだけどね。
全くもってそんなことはありません。
ナウは疑り深くてかぴあを信じてないし、(昔友達にだまされたことがあったからだけど)
かぴあはかぴあで謎の女のこだし。

ひねったというか、ひねりすぎて360度どころかねじれの位置にいっちゃったラブコメ。

でもシニカル、コミカル、シュールで良い。

画面すべてのデザイン、セリフ回し、妙なポーズ。
あまりにも独特で、はまれるなら蠱惑的。


映画のもくじだよ。

<海外>

ウォーリー

オールドボーイ  

男たちの挽歌(ジョン・ウー監督)

カンフーパンダ

キル・ビル (クエンティン・タランティーノ監督)

ケイナ

幻影師アイゼンハイム

さよなら子供たち

サン・ジャックへの旅(コリーヌ・セロー監督)

ショーン・オブ・ザ・デッド

少林寺三十六房
★続・少林寺三十六房
新・少林寺三十六房

世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す

 

ディパーテッド(マーティン・スコセッシ監督)

トム・ヤン・クン!

ナイトミュージアム

秘密の花園

ファクトリーガール

ファンタスティック・プラネット(ルネ・ラルー監督)

 ぼくの伯父さん(ジャック・タチ監督・主演)

ぼくの伯父さんの授業



  

モーターサイクルダイアリーズ  

モンティ・パイソン 人生狂想曲

 

レッドクリフ(ジョン・ウー監督)



<日本>

鴨川ホルモー

★逆境ナイン

クローズZERO (三池崇史監督)

クローズZEROⅡ

少年メリケンサック


茶の味 (石井克人監督)

デトロイトメタルシティ


どろろ

百万円と苦虫女 (タナダユキ監督)

山のあなた 徳市の恋(石井克人監督)

劇場版ワンピース STRONG WORLD