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魔物に奪われた体を取り戻すため、妖魔退治の旅をする百鬼丸。
左腕の仕込み刀を狙い、どろろがむりやり旅の友になる。
百鬼丸の行く手に立ちはだかる、妖魔と、出生の秘密。
中途半端に面白かった。
期待してなかったから、想像よりは面白かったし、
かといって断言できるほどの面白さでもない。
面白いところ
・キャストがいい(はまり役、演技が上手いなど)
・バトルシーンが多彩
・設定が面白い(魔物に体を奪われる、実は女の子など)
つまらないとこと
・ストーリーが中途半端
・妖怪の造詣が惜しい
・構成がおかしい
面白いところでは、キャスト。
妻夫木、柴咲が意外に好演。脇は勿論、達者なひとばかりだし。
クールで無愛想な妻夫木てのも珍しいけど、抑え目の声音が意外に良かった。
でも、せっかくこの人使うなら、原作どおりの、もうちょっと快活な性格付けでも良かったのでは??
明るくていいやつだけど、背負う運命は重い、みたいな。
そういう役柄でも充分演じ切れると思う。
柴咲は、男のこの振りがハマる。
声が、言っちゃ悪いけど、結構ガラ声で、アルトだからだろう。
顔も男顔だし。
原作とあまりに乖離してるからどうかと思ったけど、そんなに悪くなかった。
でも、このキャスティングは恋愛要素を強めたかったからだろうし、
それなら、もっと恋愛色強めて欲しかった…
ツンデレになるじゃん。
じゃなければ、神木君でいいと思うんだ。
あのこなら、実は女の子って言われてもありえそうだもん(笑)
原作だって、見た目は頑張っても女には見えないんだし(笑)
バトルシーンは変な妖怪たくさんで良かったな。
虫系が多かったけど、派手で見ごたえあった。
設定がいいのは全て原作のおかげ。
映画は改変劣化を起こしてるような…
悪いところ。
ストーリー。
一応まとめてはあるけど、まとめすぎかなぁ。
途中の妖魔退治シーンオンリーとか。詰め込みすぎ。
あと、舞台装飾、リアル系重視だったけど、あえて鮮やかPOP系でも良かったんじゃないかなぁ。
大作だから、リアルに重厚に、だったのかもしんないけど、
元々漫画原作なんだから、PV系時代劇みたいにスタイリッシュにするか、
真夜中のやじきた~みたくPOPにするかで良かったと思う。
妖怪にもいえること。
蝶の化け物とかきもくて良かったけど、
CG,被り物感が前面に出ててうーん??
赤ちゃんはAKIRA??だし、桜妖魔のセンスは合掌。
とりあえず能面つけとけばいいんじゃん?は許せん。
手がついてるのも言語道断。
見所のひとつなんだから、もっと細部を丁寧に作って欲しかった。
あとは、ラストだな。
リアルバトルで目がいったけど、
中井貴一いいとこ取り過ぎ。
ラストに情とか見せてくれなくて良かったのに、おいしいとこみんなもってっちゃった。
てわけで、まとめると微妙。
原作改変するならするで、もっと面白くエンタメ出来たと思う。
血とバトルをメインに、リアル、シリアスを求めすぎて、中途半端さが出たってところ。