科学と魔法〜ミオくんと科探隊セレクション | ひろじの物理ブログ ミオくんとなんでも科学探究隊

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 今回の科探隊セレクションのテーマは「魔法と科学」です。

 冒頭のイラストは中国で生まれた五行説。ギリシャで生まれた四元素説に相当するものです。

 魔法は西洋と東洋だけでなく、世界中にその根源を持ちます。それは最初は単純なおまじないや迷信から始まり、やがて体系化し、理論化されていきました。

 科学と技術は、宗教や魔法や呪術と、単純な対立関係にあるわけではありません。

 その関係を探る記事を集めてみました。

 

 

謹賀新年と暦

 暦は西洋でも東洋でも、占星術や魔法、呪術と深い関係のあるものです。この記事では、ひのえひのとなど、十干十二支の暦と中国の陰陽五行説との深い関係を書きました。また、未だに誤解の多い、西洋での月名順のしくみも書いています。

 

七曜の起源

 西洋の暦の月の名称と惑星や神話の神々の関係、また、占星術で信じられた惑星の影響力から、現在の七曜の名称が生まれた経緯を書いています。ここでも、

 

太陽暦と太陰暦と12の月

 「謹賀新年と暦」で書いた暦の名称について、より詳しい話をまとめて書きました。太陰暦から太陽暦にどう移行していったか、また、月の名称はどのようにつけられ、月の日数がどのように変わってきたかについても書いています。また、日本の暦に掲載されている六曜がどうして迷信かしていったのかというからくりも、脚注として書きました。

 

科学者タロット解題〜1魔術師ニュートン

 科学者タロットの記事はシリーズになっていますので、その最初の記事にリンクしておきました。タロット自体が、流浪の民(ジプシーと呼ばれる人たち)の独自の宗教とキリスト教との融合により生まれたものです。科学者タロットのシリーズ記事を通しで読んでいただくと、西洋の魔法の全体像が見えてくるでしょう。

 

さりと魔法の国〜その1

 科学と魔法シリーズの記事の1つめです。西洋と東洋の魔法、呪術と科学・技術の発達の関わりを考える第1歩で、シリーズの案内的な内容の前半部にあたります。このシリーズは小学生にも読めるように、難しい漢字にはフリガナがふってあります。

 

さりと魔法の国〜その2

 科学と魔法シリーズの2つめ。シリーズのイントロダクション的な内容の後半になります。地動説と天動説に関連して、議論が進むので、おもに宗教と科学の関係について書いています。

 

さりと第5元素

 科学と魔法シリーズの番外編ですが、アリストテレスの4元素説(さらに5元素説)について、本格的にまとめた記事を書いています。この4元素説は、のちの魔法・錬金術の理論的支柱となっています。番外編として書きましたが、内容的には科学と魔法シリーズのその3(前半)にあたります。

 

さりと魔法の国〜その3

 西洋の4元素説に対し、東洋(中国)の陰陽五行説について、本格的にまとめました。陰陽五行説は日本にも伝わり、日本の暦にも大きな影響を与えています。(たとえば、土用の丑の日の「土」は五行の土です)科学と魔法シリーズその3「後半」にあたります。

 

さりと魔法の国〜その4 数の神秘

 古代には数学と神秘学は、切っても切れない関係にありました。3、4、5の直角三角形で、それぞれの辺の2乗の間にある等式(ピタゴラスの定理)を、ピタゴラスがどう神秘学的に解釈していたか、また、そこから見えてくる無理数の存在をどう扱っていたかについて、書いています。

 

さりと魔法の国その5〜占星術と天文学1

 プトレマイオスの天動説モデルの意味と役割、獣帯の12星座の意味となりたちをくわしく書きました。プトレマイオスは天文学者であり占星術師です。そういう意味では天文学者であり占星術師であったケプラーにつながる道を作った人でもあります。

 

さりと魔法の国その6〜占星術と天文学2

 いよいよ、科学の登場。ケプラーの地動説モデルの意味と役割についての話です。また、ケプラーの母親が魔女狩りにあった話についても書きました。科学の発見が占星術に与えたダメージについても書いています。

 

さりと魔法の国その7〜魔法と医学1(小学生以上)

 ダ・ヴィンチ、ガレノス、ヒポクラテス、パラケルスス、ヴェルサリウスについて論じています。各々の人が何をした人かは、リンク先の本文でどうぞ。

 

さりと魔法の国その8〜医学と魔法2(小学生以上)

 ハーヴェイ、マルピーギ、ジェンナー、メスメル、デーヴィー、華岡青洲。魔法から医学へ。

 

さりと魔法の国その9〜化学と錬金術(小学生以上)

 リバヴィウス、ボイル、ラヴォアジェ・・・物理学などより100年ほど遅れますが、錬金術もまた化学へと変わっていきます。

 

ゲマトリア魔法の数字〜さりと魔法の国10

 悪魔の数字666で有名なゲマトリア。カバラでその理論はもっとも複雑に。

 

 

科学と魔法

 アシモフの科学エッセイ「邪悪な魔女は死に絶えた」を中心に、魔法や錬金術について書いています。魔法世界のことをざっと知るのによいでしょう。

 

宇宙創生・ドゴンの神話とビッグバン理論
 アフリカドゴン族の宇宙創成神話と現代科学のビッグバン理論の不思議な一致を紹介し、未開の地の神話と現代科学の意外なつながりを書きました。同様なものに、カーゴ神話がありますね。

 

神秘から科学へ・ケプラー『夢』注釈から〜『マンガで冒険』第2話裏話2

 占星術師としても有名なケプラーが、占星術についてどのような考えを持っていたかを書きました。また、初期のケプラーが信じていた幾何学により宇宙ができているという独自の信仰についても触れています。

 

ノストラダムスの時代

 超有名な予言者ノストラダムス。その著書『諸世紀』が出版された前後の科学会の年表をまとめ、ノストラダムスがどんな時代を生きた予言者だったか論じます。

 

ダ・ヴィンチとノアの洪水

 ダ・ヴィンチが陸地で貝の化石が出土することを、現代の地質学に近い発想で考えていたという話です。

 

 

 

【更新履歴】

※「さりと魔法の国」シリーズの7〜10を追加しました。(2022.8.18)

※「ダ・ヴィンチとノアの洪水」を追加しました。(2024.3.10)

 

 

 

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