スズメ目アトリ科マヒワ属
学名 Acanthis flammea
和名 ベニヒワ
英名 Common Redpoll
【分布】
北アメリカ北部、ユーラシア大陸北部の寒帯・亜寒帯で繁殖。
冬期には南下し、亜寒帯~温帯域にて越冬。
日本では冬鳥として飛来。北海道を主に飛来するが飛来数の変動が大きい。
飛来数の多い年は本州中部以北でも見ることが出来る。
以前は別種扱いのコベニヒワが
種→亜種コベニヒワに分類変更された。
◆Acanthis flammea flammea 亜種ベニヒワ
◆Acanthis flammea hornemanni 亜種コベニヒワ
【生態】
寒帯・亜寒帯の森林や草原、ツンドラ地帯に生息。
食性は雑食。果実、種子、木の実、昆虫類、クモなどを捕食。
カバノキ、ハンノキ、草本類の種子を好む。
「ジュン」「ジューン」などと鳴く。
【サイズ・形態】
全長13.5㎝ 翼開長_㎝。
体上面は灰褐色。
背や翼上面には褐色の縦斑が入る。
体下面は白灰色。腹部下部は白。体側面、下尾筒に縦斑が入る。
オスは胸部が赤く染まる、額も赤い斑。
クチバシは黄色。
クチバシ基部周辺が黒。
メスや幼鳥は褐色を帯びる。胸部は赤くない。
尾羽は魚尾型。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ベニヒワ(Common Redpoll)』
出会えるとちょっと嬉しい小鳥です。
信州北部でもう10年ほど出会っていないんですよね。
その前には毎年、マヒワの群れから探せたのですが・・・
最近はそのマヒワの群れの規模も小さくなっている気がします。
赤いベレー帽をかぶった様と、胸の赤く染まったような色合いがきれいな小鳥ですので
人気が高いです。
全身が赤いわけではないのですが、こと鳥も赤い鳥の中に数えられることがあります。
オスの胸の赤い染まり方がはっきりしている個体は本当に美しいですし
可愛らしい印象の小鳥です。
そんなベニヒワをどうぞご覧ください。
ハンノキの実に付いた個体
草本の種に付いた個体
マツヨイクサに付いた個体
地面の種に付いた個体
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。