【日本の野鳥#24-13-03】ヒメコウテンシ(Greater Short-toed Lark) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒバリ科ヒメコウテンシ属
学名 Calandrella brachydactyla
和名 ヒメコウテンシ
英名 Greater Short-toed Lark

【分布】

アフリカ北西部、ヨーロッパ南部~トルコ~中央アジア~モンゴル~中国北部で繁殖。北方地域では冬期にインド北西部~パキスタン、アラビア半島、アフリカ中央部に渡る。
日本では亜種ヒメコウテンシ(C.b.longipennis)が数の少ない旅鳥又は冬鳥として飛来。


7亜種に分類。

C. b. brachydactyla - 基亜種  ヨーロッパ南部、地中海の島々、アフリカ北西部に分布。

C. b. hungarica - ハンガリー~シベリア北部にかけて分布。
C. b. rubiginosa - アフリカ北部に分布。
C. b. woltersi - トルコ南部~シリア北西部にかけて分布。

C. b. artemisiana - トルコ中部~南コーカサス、イラン北西部に分布。

C. b. longipennis - 亜種ヒメコウテンシ  ウクライナ~ロシア南部、モンゴル南部に分布。 
C. b. orientalis - シベリア中部、モンゴル北部、中国北部に分布。


【生態】
草地、農耕地、海岸などに生息。

食性は雑食。地上で昆虫類や草の種子を採食。

地上に碗状の巣作り営巣。

地鳴きは「ジュン ジュン」

【サイズ・形態】
全長14㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

頭部から背、上尾筒は灰褐色。

頭頂に短い冠羽。色は茶色。

背や翼上面やや濃い褐色。

尾羽は中央が灰褐色、他は黒く最外側尾羽は白。尾羽下面は黒。

眉斑はバフ色。

頬はやや赤みがかった灰褐色。

クチバシは赤みがかった黄白色で太くやや長く見える。

体下面は淡褐色。

脚は肉色~灰肉色。

胸の両脇に黒褐色の斑(個体差がある)。

三列風切羽が長いので、次列初列風切羽は静止時は隠れる。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『ヒメコウテンシ(Greater Short-toed Lark)』
まだ一回しか見たことがない種です。

出会いはゴールデンウィークの舳倉島。

海岸近くの草地や礫地をてけてけ歩きながら採餌していました。

第一印象は「地味~」

そう、『地味いい鳥』なんです。

 

翼をたたんだ時の形がちょっと変なんですよね。

分かりますかね?

3列風切羽が長くて、それが一番上で、初列や次列は隠れているんです。

頸と肩の間の黒斑もあまり目立たない個体でした。




次は「コヒバリ」の順番ですが、見たことがないのでスキップします。

次回は「ヒバリ」になります。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。