今日の修善寺温泉は晴れ。
9月に入って1週間がたちましたが、まだまだ残暑厳しくなっています。
今日は「昭和9年築 登録有形文化財 花の棟」の部屋の写真です。
床の間の軸は「澗水湛如藍 かんすいたたえてあいのごとし」
大龍和尚の言葉で、「真っ青に湛えて波一つ立てない、谷川の淵の水。 いかにも永遠の生命の如くであるが、水は滾々と流れ、同じ水がじっとしてはおらん。」
という意味です。
広縁の外は「桂川」
淵の水は青々として永遠に動いていないように見えるが、水は滾々と流れています。
9月に入って1週間経ちましたが、目の前のサルスベリの花はまだ咲き続けています。
「山花開似錦 山花開いて錦に似たり」
「花が満開で、全山錦を広げたように美しい。いかにも永遠の美しさだ。その永遠の美しさを現わしておる花も、風が吹けばひとたまりもなく散ってしまう。」
花が咲き、山は錦の様に永遠の美しさとなっているが、その花も風が吹けばどんどん散っていく。
いつまでもずっと変わらない状態のようだが、中ではしっかりと動いている。
そんなたとえかと思います。
昭和9年に建てられた「花の棟」も建物や部屋は昔のまま残っていますが、その間には時代に合わせた修繕も重ねています。
そしてたくさんのお客様に利用していただいています。
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