「RICOHFLEX MODELⅦ」のテスト完了! とテイクレンズのピンテスト | Photograph to Life ~生活に写真を~

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このところ「RICOHFLEX MODELⅦ」のことばかり書いてる気がします。

とりあえず、フィルム1本通し終わりました。現像が上がってくるのが10月2日の昼過ぎ。それまではどういう風に撮れているのか? 光線曳きは無いか? などの結果はお預け。何かこう「わくわく」してきます。すぐに結果の見られるデジタルでは味わえないわくわくです。何しろ、シャッタースピードは低速が省かれた「B、1/25、1/50、1/100」の4速しかない上に露出計なんて入ってません。そもそもが、露出が適正かどうかもカンがたよりという状態。NewFM2をメインで使っていた頃はカンで撮影なんてざらだったんですけど、現在はほとんどの場合に露出計使ってましたから。

ところで、テイクレンズの方のピンがきちんと出ているかですが、トレペを買ってきてテストしてみました。結果、まぁ大丈夫かなという感じです。

Digital Device Life & Work Diary-RICOHFLEX MODELⅦ-015 ・トレペを63mm幅でカットしてスプールに巻いたツール

ピンテストに必要なのは上の写真のツール。トレーシングペーパーを63mm幅(62mmでも良いかと思う)にカットし、両端をスプールに差し込めるように加工したもの。手始めに、予備のスプールに巻いておきます。

Digital Device Life & Work Diary-RICOHFLEX MODELⅦ-012 ・トレペをフィルムと同じ様にセット

RICOHFLEXはフィルム装填部を写真の様に取り外してフィルムセットします。この部分にトレペを巻いたスプールをセットして、上の写真の様にします。これをカメラ本体に戻せば準備完了。

Digital Device Life & Work Diary-RICOHFLEX MODELⅦ-013 ・トレペに写ったレンズの向こう側

カメラにセットしたら、ビューレンズでピントを合わせます。シャッターは「B」に、絞りは開放にしておきます。裏蓋を開けた状態でシャッターを押しっぱなしにすると写真の様に上下左右が反転した絵がトレペに写ります。ピントがきちんと合っていれば、中心部の像はそれなりにはっきり見えるという訳です。

Digital Device Life & Work Diary-RICOHFLEX MODELⅦ-014 ・上の写真の中心部をトリミングしたもの

携帯で撮っているのとフード無しなので若干ぼやけていますが、実際にはもっとよく見えています。本当は、中心部をルーペなどで拡大してみればもっと良いのでしょうが、とりあえずピントが合っている様子が確認出来ただけでも良しとしました。今思えば、何故に修理している時に気がつかなかったのかと思います。

RICOHFLEXの様な、前玉回転式でピントを合わせる二眼レフの場合はこの方法を使えばビューレンズとテイクレンズのピントをほぼ正確に合わせる事が可能と思います。もちろん、厳密な意味でのピント出しは不可能な訳ですが、かなり良い線まで行けるのでは思います。もちろん、ピント出しは無限遠で行なう必要があります。
同じタイプの二眼レフを持っていて、レンズのグリス切れが原因で撮影出来ないというような場合は、レンズを分解してグリスアップしてみると良いと思います。ピントを合わせるのが難しいと感じているのでしたら、この方法を試してみてはいかがでしょうか。古い二眼レフで撮影するのもなかなか楽しい物です。



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by TREview