偕楽園血圧日記
 このごろアフィリエイトのためのアクセス数増しを狙った読者登録申請がよく来ますが、僭越ながらそのようなものは申請されても認めませんのであしからず。 また、記事とは関係なく自己サイトへの誘導を目的としたコメントも消させていただきます。
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2018年10月20日(土)

カレーバトル行きたかったなぁ

テーマ:日記

 熱が下がらないのでふらふらするし、動くと咳が出てたまらない。
 今日は偕楽園公園でカレーバトルが会ったのに、行きたかったなぁ。

 明日は南町で第二部があるというが、風邪治っているだろうか?

 

 

 

2018年10月19日(金)

頭がぐるぐるする

テーマ:日記

 このところいきなり寒くなったおかげか、風邪を引いたようだ。
 熱があって喉が痛くて吐き気がする。

 パソコンの画面を見ていると頭がぐるぐるしてくるので、本日の更新は休ませていただきます。
 せっかくお越しくださった皆様には申し訳ありません。

 

 

 

2018年10月18日(木)

もはや「何と戦っているか」すらわからない

テーマ:報道

 久しぶりにいい天気だったな。


 さて、

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 <東京都>「障がいは言い訳」ポスター、批判で撤去


(写真、毎日新聞より。キャッチコピーに批判が集まりJR東京駅構内から撤去された東京都のパラリンピック関連イベント用ポスター=東京都千代田区のJR東京駅で2018年10月15日午後3時29分、塩田彩氏撮影)

◇障害者スポーツPRイベント用 JR東京駅構内から
「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」。東京都主催の障害者スポーツをPRするイベント用ポスターのキャッチコピーに対して、障害者らから批判が相次ぎ、都は15日夜、JR東京駅構内からこのポスターを撤去した。選手が自分を鼓舞した言葉が、せりふの形を取らずに使われて誤解を呼んだ形だが、東京パラリンピックを2年後に控えて、障害者スポーツを推進する難しさがにじむ。

 都オリンピック・パラリンピック準備局によると、ポスターはイベント用に都が作製した。23種類の障害者スポーツを、各競技1選手ずつ、本人の言葉を元にしたキャッチコピーと競技写真で紹介した。
 批判を受けたのは、パラバドミントン(パラバド)の杉野明子選手のポスター。杉野選手が過去のインタビューで語った「健常(者)の大会に出ているときは、負けたら『障がいがあるから仕方ない』と言い訳している自分があった。でもパラバドでは言い訳ができない。負けたら自分が弱いだけ」という言葉を元に、都が自らコピーの文章を作成。杉野選手が所属する日本障がい者バドミントン連盟の確認を経て、8日から東京駅構内に1枚、2日からJR山手線車両内に計15枚を掲示したという。
 東京駅構内には21日まで掲示される予定だったが、ツイッターなどで「障害は言い訳ではなく事実だ」「行政のメッセージとして不適切」と声が上がり、都にも抗議の電話が寄せられたため、15日夜に撤去した。16日にはイベントを広報するウェブサイトからも削除して、おわびを掲載した。車両内の掲示期限は16日午前までで、予定通り撤去された。
 都の担当部局に16日までに寄せられた批判は「障害の程度は人それぞれなのに『言い訳にすぎない』というのは不愉快だ」といった電話が12件だった。趣旨を説明すると理解を示す人もいたという。萱場明子・都パラリンピック部長は「ポスターの言葉は選手が競技に向き合い、自分を奮い立たせる姿勢を示したものだったが、デザインが不適切で、あらぬ誤解を招いてしまった」と釈明。東京駅構内の展示で杉野選手のポスターだけが欠けることには「デザインを変えるには時間がかかり、会期中に対応できない。撤去は都として最も早くできる対応だった」と話した。
 杉野選手は出生時に左腕に障害を負った。同連盟によると現在シングルス世界ランキング5位。インドネシアで今月13日に閉幕した第3回アジアパラ大会では、ミックスダブルスの1種目で3位入賞した。連盟は「東京都から正式に報告を受けていないので現段階でコメントできない」としている。
 コラムニストの小田嶋隆さんは「選手が自分の思いとして語るのは理解されるが、この言葉だけを取り出してポスターとして張り出せば、他の障害者も言い訳をするなというメッセージ性を帯びる」と指摘。「公の機関である都が発するメッセージとしてこのように受け止められる可能性があることを、作製過程で誰も指摘しなかったのか」と疑問を投げかけた。【塩田彩、森健太郎】
 毎日新聞 10/16(火) 20:30

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「ポリコレ活動もとうとうここまで来たか」感のある事件が起きた。
 もはや障碍者が「スポーツで勝負するからには障害を言い訳にできない」といった言葉ですら「差別」と言われてしまうのだ。
 いったいなんなのだろう、この異常さは。

 毎日新聞はしたり顔で「メッセージ性がどうの」という人間を出しているし、ヤフージャパンのニュースに付けられるコメントにもその手の「インテリぶったすり替え」をやる人間があふれているが、毎日新聞が付けてくれたポスターの画面構成を見れば、上部に書かれた言葉は、主画面の人物、右に名前が記されている杉野選手の「意思」であることぐらいは容易に読み取れる。
 ネットメディアの中には、「『もう何もできなくなってしまうほど、ひどい言葉』 『障がいは言い訳にすぎない』ポスターは何が問題だったか」(J-CASTニュース 10/16(火) 20:40配信)という記事を書いているところもあるが、そういう画面情報を結び付けられない者が脊髄反射で「何もできなくなってしまうほど、ひどい言葉」と騒いだら、「それはうがちすぎだ」と教えてあげることこそ、社会とメディアの役目というものではないのか。

 普段「障害は個性」とか言っている「自称リベラル」は、こういうところでこそ「杉野選手よく言った!」とほめたたえるべきではないのか?
 この言葉を編に曲解して「差別」レッテルを貼る者は、この杉野選手の意思がまるで理解できない人間である。
 ここで騒いでいる人たちは、たとえば(2017/03/28の記事、「美学」とまで言ってしまうのはどうだろうか)で取り上げた稀勢の里が怪我を押して優勝した取り組みで「怪我は言い訳にならない」といったら「もう何もできなくなってしまう、ひどい言葉」と言っただろうか?
 横綱の優勝に「感動した」といいながら、杉野選手の決意に対して「言葉だけを切り取って独り歩きが」と屁理屈をこねて文句をつけるのは、心の中に「障碍者といえば差別」というステレオタイプな考えがあるからにすぎない。
 自分の中の差別意識が、彼女の言葉を曲解させているのだ。
 その結果、一番傷ついたのは誰だろう? 自分の決意を強く語った杉野選手ではないのか?
 
 だからここで声を上げている者たちは「ポスターを作った人間のセンスがどうの」とか「メッセジー性がどうの」と逃げているのだろうが、まったくただの卑怯者である。


 この件ではまたスポーツ紙が下品にも、

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 「誰の仕業?」江川氏ら東京都パラPRポスター憤り

 ジャーナリストの江川紹子氏(60)は、「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」のキャッチコピーで東京都主催の障害者スポーツをPRするイベント用ポスターに批判が相次いだ騒動を受け、「東京都と関与した広告会社担当者の想像力の貧困さに驚く」とあきれた。
 江川氏は17日更新のツイッターで騒動に触れ、「公共空間にこの言葉だけを切り取って貼り出せば、人々の心にどういう感情を惹起せしめるかに思いが至らない、東京都と関与した広告会社担当者の想像力の貧困さに驚く」(原文まま)とコメント。「この1枚のポスターにも、何人もの人が関わっているだろうに。誰も疑問を呈さなかったのだろうか…?」とツイートした。
 女優の東ちづるはツイッターで「選手が気の毒です。制作側の意識とセンスが残念な結果を生むことになったと思います」と批判。落語家の立川談四楼は「元は『パラバド(パラリンピックバドミントン)は障がいを言い訳に出来ない。負けたら、自分が弱いだけ』だったと聞き、腸が煮えくり返っている。ヒドい改悪ではないか。誰の仕業なのか?」(原文まま)と憤り、コラムニストの小田嶋隆氏も「発話者が障害者本人なのだとしても、発言の切り取り方が無神経だし、それ以上に、この種の文言をポスターのキャッチコピーとして一般化して拡散することの効果に無自覚すぎると>思います」とコメントした。
 日刊スポーツ 10/17(水) 15:51

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 こんな記事を書いているが、名前が出ている者たちはみな「自称リベラル」側に立つということで批判されているような人物ばかりなのだから、まったく馬鹿馬鹿しい。

公共空間にこの言葉だけを切り取って貼り出せば、人々の心にどういう感情を惹起せしめるか」?
 上でも書いたように、このポスターの画面構成ならば、普通の人は「この言葉はこの選手の決意なのだな」と受け取るものだ。江川氏はくだんのポスターを見ていないのではないか? ただ「こういうことがあった」と取材者から聞いただけで。
 言葉をまとめたことに「はらわたが煮えくり返」っている落語家など、言葉を操る職業の人間の言葉とも思えない。杉野選手のインタビューは(スポーツナビ「『言い訳にした障がい』から東京の主役へ 杉野明子を変えたパラバドとの出会い」)で読めるが、発言の趣旨は別に歪められていない。
 こういう人間たちが大きな顔をして「ポリコレ棒」を振り回す社会など、およそ「寛容」に程遠い。
 彼らは「一つの差別」が無くなったら「また別の差別」を探し、あるいは作り出して叩き始め、「飯のタネ」にするのだ。

 そういう人間に社会を牛耳らせてはいけない。

 そういえば、

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 <最高裁>ツイッター裁判官に戒告処分

 ツイッターで不適切な投稿をしたとして東京高裁から懲戒を申し立てられた同高裁の岡口基一裁判官(52)の分限裁判で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人 最高裁長官)は17日、「裁判官に対する国民の信頼を損ねた」として戒告とする決定を出した。裁判官14人全員一致の意見。インターネットへの投稿を巡り、裁判官が懲戒処分を受けるのは初めて。
 大法廷は、岡口氏が犬の所有権を巡る民事裁判の確定判決について「え?あなた?この犬を捨てたんでしょ?3か月も放置しておきながら・・」とツイートし た件について「(岡口氏が)裁判官であると広く知られている状況下で、原告の提訴自体が不当だとする一方的な評価を不特定多数に伝えた」と指摘。「原告の感情を傷付け、裁判官に対する国民の信頼を損ね、裁判の公正さを疑わせるものであると言わざるをえない」として懲戒処分に該当すると結論付けた。
 また山本庸幸(つねゆき)、林景一、宮崎裕子の3裁判官は共同補足意見で、岡口氏が女子高生殺害事件を巡るツイートで厳重注意処分を受けた点に触れて 「著しく被害者遺族の感情を傷付け、本件より悪質であり、それ自体で懲戒に値すると考える」と指摘。「処分からわずか2カ月で同様に訴訟関係者の感情を傷付ける投稿をした点は、もはや宥恕(ゆうじょ)の余地はない」と断じた。
 分限裁判は裁判官を懲戒処分とするかどうかなどを決める手続きで、対象裁判官の上級裁判所が行う。高裁裁判官の分限裁判は最高裁大法廷が行い、異議申し立てはできず今回の判断で確定となる。
 岡口氏側は9月に最高裁で行われた分限裁判の審問で、「懲戒申し立ては裁判官の表現の自由を侵害する」などと主張していた。【伊藤直孝】
◇岡口裁判官のツイッター投稿を巡る経緯
<2016年>
 6月 男性の半裸画像など3件の投稿について東京高裁長官から厳重注意処分を受ける
<  18年>
 3月 女子高生殺害事件の判決について「無惨(むざん)にも殺されてしまった17歳の女性」とツイートした件で、高裁長官から2度目の厳重注意処分を受ける
 5月 犬の所有権を巡る民事裁判の判決について「え? あなた? この犬を捨てたんでしょ?」などとツイートし、原告の元飼い主側が高裁に抗議
 7月 高裁から分限裁判を申し立てられる
 10月 最高裁大法廷が戒告の懲戒処分を決定
 毎日新聞 10/17(水) 17:57

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 高裁の判事が「不適切なツイート」をしたからと処分を受けたということで、

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 「最高裁は自ら『最後の砦』を壊した」岡口裁判官「戒告」に弁護士有志が批判

 東京高裁の岡口基一裁判官に対し、最高裁が10月17日、「戒告」の懲戒処分を決定したことを受け、「裁判官にも『つぶやく自由』はある」として、裁判官の表現の自由の尊重を求めていた有志の弁護士たちにも落胆が広がった。
 発起人の島田広弁護士は、賛同者を募っていたHPで、人権を守る「最後の砦」と言われる最高裁大法廷が、「砦」を自ら打ち壊したとして、「心からの強い憤りを感じます」とのメッセージをつづった。
 9月28日から集めた賛同する弁護士は、10月16日時点で呼びかけ人99名、賛同人705名(プラス匿名53人)。全文は次の通り。
(後略)
 弁護士ドットコム 10/17(水) 19:12

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「そっち系」の人間たちが騒いでいるが、これにしても、たとえば、

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 免震・制振装置検査データ書き換え986件納入

 国土交通省は16日、油圧機器大手「KYB」(東京都港区)と同社子会社「カヤバシステムマシナリー」(同)が製造した免震、制振装置に検査データの書き換えがあり、大臣認定に適合しない製品が出荷されていたと発表した。不適合な装置は疑いがあるものも含め、2000年3月から先月まで全国986件のマンションや病院、役所などに納入されていた。
 同省によると、不適合な装置が使われていても、震度6強~7の地震でも倒壊する恐れはないとしている。両社は装置を交換する方針だという。
 読売新聞 10/16(火) 15:07

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 こういう事件を起こしている会社の人間が、「今までだって地震何回もあって平気だったでしょ? 今頃なに騒いでるの?」ということを公の場に書き込んだら、会社から何かしらの処分を受けるのは当たり前ではないだろうか?
 この裁判官も、処分内容はともあれ、犬がどうのの書き込みに「まったくお咎めなし」というわけにはいかないし、それを「表現の自由」にすり替えて「司法は死んだ」的な話に持って行くのはあまりに身勝手で乱暴である。

 パラスポーツの選手の決意を「言葉が気に入らない」といい「差別の助長だ!」と叩く一方で、明らかに不穏当な発言を「表現の自由だ!」といって擁護するような勢力は、ただ「俺が気に入らないことは許さない」というファシストでしかないのだ。


 本日の接近。

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 はやぶさ2、リュウグウに接近 機器正常、着陸へ前進


(写真、朝日新聞デジタルより。はやぶさ2が15日に撮影したリュウグウ。地表に機体の影が映っている(JAXA提供))

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が15日、小惑星「リュウグウ」への着陸に向けた2回目のリハーサルで、高度22・3メートルまで接近した。必要な機器の動作確認にも成功し、来年1月以降の着陸に向けて一歩前進した。
 はやぶさ2は14日午後11時50分、高度20キロの探査拠点から降下を始め、15日午後10時44分に、これまでで地表に最も近い高度22・3メートルまで近づいた。高度の測定に初めて使った「レーザーレンジファインダー(LRF)」も正常に作動したという。
 1回目のリハは9月10~12日に実施したが、高度約600メートルで高度計がレーザー光の反射を感知できなくなり、接近を中止していた。当初は10月下旬の着陸を目指していたが、リュウグウの表面は想定より岩が多いことが分かり、着陸の精度を高めるため延期していた。
 はやぶさ2の公式ツイッターでは「またひとつ、プロジェクトは強くなりました」とつぶやかれた。
 10月24~25日に3回目のリハを実施し、着陸場所や時期を正式決定する。(浜田祥太郎)
 朝日新聞デジタル 10/16(火) 17:49

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 ハヤブサミッションは慎重に、かつ順調に進んでいるようだ。
 今度は「一時迷子」になったりしないでしっかり帰ってきてもらいたい。

 それにしても、リュウグウに映った「ハヤブサ2」の影、かっこいいなぁ。


 

2018年10月17日(水)

故人のやったことを忘れないようにしよう

テーマ:政治

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 仙谷由人元官房長官死去、72歳=民主政権の屋台骨

 旧民主党政調会長や官房長官などを歴任した仙谷由人(せんごく・よしと)元衆院議員が11日、肺がんのため東京都内の自宅で死去した。72歳だった。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く。
 旧民主党政調会長や官房長官などを歴任した仙谷由人(せんごく・よしと)元衆院議員が11日午後10時30分、肺がんのため東京都内の自宅で死去した。
 72歳だった。徳島市出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く。
 弁護士から政界に転じ、1990年衆院選に旧社会党公認で旧徳島全県区から立候補し、初当選。落選を経て旧民主党へ移り、2009年まで通算6回当選した。政権交代後は鳩山内閣で行政刷新担当相、国家戦略担当相、菅内閣では官房長官、官房副長官を務めるなど政権中枢を担った。
 財政、医療、消費者問題など幅広い分野に詳しい政策通として知られ、議員グループ「凌雲会」で、枝野幸男、前原誠司両氏ら次世代リーダーの育成に尽力した。
 歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、時には激しく政敵と対立。とりわけ小沢一郎元民主党代表の政治手法には一貫して批判的な立場を取り、枝野氏ら「反小沢」議員の後ろ盾ともなった。
 10年9月に起きた沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件では、官房長官として処理に当たったが、中国人船長を釈放するなどの政府の対応が「弱腰」と批判され、野党多数の参院で問責決議を可決された。
 民主党が下野した12年衆院選で自身も落選。14年衆院選を前に不出馬を表明し、政界から退いた。 
 時事通信 10/16(火) 14:57


 <仙谷氏死去>「熟議の政治」模索の人 党派超えて悼む声

 仙谷由人元官房長官の訃報が伝わった16日、政界では党派を超えてその死を悼む声が相次いだ。「熟議の政治」を模索し、後進の育成に努めた仙谷氏は多くの人に影響を与えていた。
 民主党時代に党内グループ「凌雲会」をともに発足させ、長らく仙谷氏が後見役を務めた国民民主党の前原誠司元外相は記者団に「先々週にメールで食事の約束をしたばかりだった。兄貴分、政治の師としてご指導いただいた」と悼み、「人を受け入れる度量のある人物で、政治は『表』だけではないと教えていただいた」と振り返った。東日本大震災の際に官房長官だった枝野幸男・立憲民主党代表は「東京電力の扱い(経営改革)も、仙谷さんがいなければ進んでいなかった」と評価。「師匠、兄貴分であり、本当に親分肌の方だった。知と情を併せ持った先輩だった」と惜しんだ。
 民主党政権下で好敵手だった小沢一郎自由党共同代表は「政治的立場は異なったが、常に天下国家、国民の幸福を考えていた」とのコメントを出した。
 菅義偉官房長官は記者会見で「政権運営の中心として事業仕分けや震災後の被災者支援に取り組んできた。心からご冥福をお祈りする」と述べた。
 毎日新聞 10/16(火) 20:59

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 民主党政権で官房長官を務めていた仙谷氏が亡くなった。

 この頃名前を聞かなくなっていたが、癌で闘病していたのか。
 生臭い政治の世界を離れたのだ、閻魔大王の前で「すべてを語って」もらいたい。合掌。


 それにしても、翁長前知事が亡くなった時にも書いたことだが、こういう「人が亡くなったとたんにマスコミが『生前のあの人はこんなにすごい功績をあげた』一色になる」のはまったくいただけない。個人を追悼する気持ちと、その功罪をきちんと評価することは別だというのに。
 このあたり、「『悪い』と判断されたならば死んでも唾をかけ続けられる」という大陸的な価値観を持った人間が「その世界」に多くいるという表れだろうか?
 大手がそういう方向の記事ばかり書くならば、拙ブログでは彼らが「隠そう」としている方面のことをほじくり返して光を当てていこうと思う。

 さて、仙谷氏といえば、誰もが思い出すのは官房長官時代の「尖閣沖当て逃げ事件」の時に「政治圧力」で中国人船長を放免してしまったことではないだろうか。
 これについては後に当人が、「次官に対し、言葉としてはこういう言い方はしていないが、政治的・外交的問題もあるので自主的に検察庁内部で(船長の)身柄を釈放することをやってもらいたい、というようなことを僕から言っている」(「『船長釈放へ当局と調整』=仙谷元長官、政治関与を証言―尖閣沖漁船衝突事件」時事通信 2013年9月24日(火)2時31分配信)(2013/09/27の記事、「共犯者は自白したぞ」参照)と「圧力かけた」ことを認めているし、

 


 当時の総理大臣もそれを認めているのだが、「それがいいことだった」と評価しているのはおかしい。
「歴史を未来から見られる神の視点」をもって今から振り返ると、あの事件で日本が「北京さまに忖度」したことが中共の尖閣進出の後押しをしたことは明白なのだから、ここで仙谷氏の行為を称賛するというのは、自国を棄損するに等しい。
 さらにはこの時に「事実が納められたビデオ」を海保の保安官が公表したことをして「特定機密保護法」のようなものを作ろうと動いていたというのに、自分たちが下野した後には、彼らはまるで誰かを守るかのように「絶対反対!」「国民弾圧!」と騒いだのである。
こういう人間が今でも政治家をやっているというのだから、いったいどういうことなのだろうか。さすがは事業仕分けを「文化大革命」とほめたたえた中国好きの仙谷氏の上司だけのことはある。
 ここはぜひ、鬼籍に入った仙谷氏を慰めるために、バッジを外してまたお遍路にでも行ってもらいたいものだ。

 話がそれたので仙谷氏のことに戻ると、たとえば官房長官時代に彼は、上でも書いたように「事業仕分けは政治の文化大革命」と、中国の失敗政策をほめるような言い方をしたことがある。
 この発言が出た時のメディアの様子と、先頃やられた「教育勅語の誘導質問とバッシング」を合わせてみると、我が国のマスメディアがいかに偏っているかがよくわかる。
 これに合わせて、彼が中国への外交方針を「柳腰」と称したこともあることを思い出したい(2010/10/15の記事、「推して知るべし」参照)。

 他にもマスコミが「黙殺」したものといえば、覚えている人はどれぐらいいるだろうか、(2010/07/03の記事、自分たちは例外という人間が権力をもつとどうなるか……こうなる)で取り上げた「カラ報酬」の話は。
 これは仙谷氏が官房長官に就任してからも兼業許可を出さずに「実体のない弁護士業務」で報酬を得ていたという話で、当然のことながら産経新聞ぐらいしか記事にしなかったものである。
 この記事で産経が追跡取材をすると、内閣府は「兼業届は出ていない」「いややっぱり出ていました」と言うことをころころ変えてくれたりもしたわけで。これが安倍政権ならばどれだけ野党やマスコミがスクラムを組んで「クビ狩り」するまで叩きまくったことだろう
 だが、もう一度書くが、この話を記事にしたのは産経新聞ぐらいで、朝日新聞はもちろん、NHKも大きく取り上げることはしなかった(よく覚えていないのだが、そもそも見た覚えもないから取り上げなかったのかもしれない)。

 仙谷氏の評価をするならば、いわゆる「昭和的な政治腐敗」とは別の形、「左巻き的思想が生んだ政治腐敗」の体現者の一人というのがふさわしい。
 永田町では「面倒見のいい人間」だったのかもしれないが、日本国と国民にとっては、間違いなく「害悪」をもたらす存在であったのは間違いないのだから。


 おまけ。

 来週から国会が開かれることが定まったためか、またマスコミが恒例の「今まで寝かせていた閣僚の金の話」を出してきての「さあ野党騒げ騒げ」焚きつけをやっている。
 本当に、いつまでこんなくだらないことが繰り返されるのだろう。

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 工藤氏が謝罪「秘書に任せても自分に責任」 辞任は否定

 工藤彰三・国土交通政務官(自民、衆院愛知4区)が代表の政治団体が、支援者らから会費を集めて百人単位の「集会」を開きながら、その収入を政治資金収支報告書に一切記載していなかった問題で、工藤氏は15日、記者団の取材に「自分に責任がある」と述べ、謝罪した。一方で、政務官の辞任は否定。野党は「政務官をやっていく資格はない」などと批判している。
 朝日新聞が同日の朝刊で問題を報じたことを受け、工藤氏は「不手際があったことをおわびしたい。秘書に任せていたとはいえ、確認を怠った自分に責任があると考えている」と話した。責任の取り方について質問が及ぶと、「しっかり政務をまっとうしていきたい」と答え、政務官を続ける意向を示した。
 これに対し、共産党の小池晃書記局長は記者会見で「全部書いていないので、隠蔽(いんぺい)だとみられても仕方ない」とし、「政務官をやっていく資格はなく、辞めるべきだ」と批判した。国民民主党の玉木雄一郎代表も「収支を明らかにすることで政治資金の透明化を図るという法の趣旨に全く反するもの」「にわかには信じられないようなことだ」と語った。
 工藤氏の政治団体をめぐっては、2013~15年に開いた計5回分の「集会」の収支が報告書に一切記載されていなかった。「集会」は、会費2万円で約100人が参加したものや、会費2千円で約600~800人が参加したものがあり、飲食も提供されていた。
 工藤氏の事務所は「いずれも政治資金パーティーではなく、実費の集会」とし、「元秘書が記載の必要がないと考えていた」と説明。しかし、朝日新聞の取材を受け、収支報告書を訂正した。3回分の集会の収支を新たに記載したが、残り2回分については「収支を確認できていないので、確認し次第、修正する」としている。
 朝日新聞デジタル 10/15(月) 14:33


 工藤彰三国交政務官「不手際があった」 政治資金問題で陳謝

 自民党の工藤彰三(しょうぞう)国土交通政務官は15日、自身が代表を務める政治団体が支援者らから会費を集めて集会を開きながら、収入を政治資金収支報告書に記載していなかったとの一部報道について「不手際があったということは、まずもってお詫び申し上げる」と陳謝した。東京都内で記者団の取材に応じた。
 工藤氏は、業務を担当した元秘書の政治資金規正法に対する認識不足を指摘し「確認していない自分にも責任がある」と述べた。
 収入が政治資金収支報告書に未記載だった会費制の集会は「自分の中では政治資金パーティーという感覚はなかった。支援者や企業、団体へのお礼と国政報告の会だった」と説明した。
 工藤氏は「しっかりと政務を全うしていきたい」と述べ、政務官の辞任は否定した。
 産経新聞 10/15(月) 14:57

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 それでも出てきたのが政務官レベルというのだから、お粗末。

 朝日新聞は、

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■制度への挑戦で、最悪のケース
 政治資金に詳しい岩井奉信・日本大教授(政治学)の話 大規模の有料の催し物を開きながら収支を一切書かないというのは、政治資金を公開させて国民が監視するという制度への挑戦で、最悪のケース。聞いたことがなく、国民をバカにしている。
 朝日新聞デジタル 10/15(月) 5:05配信 「工藤政務官、集会収入すべて不記載 識者『最悪ケース』」より

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 とまた「どこの誰だからわからない識者」を出して「最悪」と言葉汚く罵っているが、上で取り上げた民主党政権時代の仙谷官房長官の「カラ報酬」をまるで無視していながら、よくこんな「小物」のことで騒げるものである

「2013~15年」というのならば、なぜ2014年なりに「問題だ」としなかったのだろうか。
 そのあたりからも、メディアにとっての「政治と金」は、単に内閣叩きの道具にすぎず、本気で是正しようと考えるものではないということがまるわかりである。

 この話は、工藤政務官の「政治資金パーティーじゃないから別会計だと思っていた」という認識で話は終わり。「いや、そういうものでもやはり収支はきっちり同じ帳簿に書くように」と指導すればいい。

 新聞の中には、

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 工藤氏と親しい自民党系地方議員によると、工藤氏が代表の政治団体「彰友会」が名古屋市内のホテルで15年に開催した集会は会費2万円だった。この議員 は「立食形式で多くの人が詰めかければ政治資金パーティーになるかもしれないが、円卓・着席形式だったと聞いた。あの会場で円卓なら利益は出ないはず」と 述べた。
 ただ、「パーティーでなくても、収支報告書への不記載は道義上問題だ」と指摘した。
【三上剛輝、道永竜命】
 毎日新聞 10/15(月) 22:22配信「<収支報告書不記載>自民党系地方議員『道義上問題だ』」より

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 これが法的に問える話ではないことを言ってくれているところもあるのだし。

道義上問題」? それは小沢一郎元民主党幹事長が「4億円の政治資金」について「秘書がやったことだから知らなかった」で無罪になってマスコミも問題視しなくなった時から問えなくなっているんだよ! 


 本日の運動会。

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 “イガ”いと難しい 丹波栗の「イガグリバスケ」


(写真、神戸新聞NEXTより。栗のイガを火箸で挟み、籠に向かって投げる子どもたち=丹波市氷上町三方)

 秋の実りを味わう「みかた味覚まつり」が14日、兵庫県丹波市氷上町三方で開かれ、丹波栗のイガを火箸で挟んで籠に投げ入れる「イガグリバスケット大会」が催された。景品を目指して多くの人が参加したが、奥の籠にはなかなか入らない。イガグリの扱いは“イガ”いと難しい?
 まつりは三方自治会などが毎年開催。地元住民らがマツタケご飯や栗ご飯、枝豆などを売る。若手でつくる「かどのASC」は自分たちで育てたサトイモで芋煮を作り、盛況だった。
 名物のイガグリバスケットは、約3メートル離れた大小3種類の籠にイガを投げ入れるゲーム。入った籠や回数に応じて三方産の栗や枝豆、食券などがもらえる。参加者は狙いを定めるが、火箸からイガが離れなかったり、籠まで届かなかったりと苦戦。シュートが決まるたび拍手が起きた。
 多可町の農業の男性(58)は最も小さい籠に命中させ、景品の丹波栗を手に入れた。「普段から火箸をよく使うから」と話し、「栗ご飯を作って家族で食べたい」と喜んでいた。(金 慶順)
 神戸新聞NEXT 10/15(月) 8:30

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 あーこれは「火箸を使って投げる」というところが肝だな。さすがに手で投げさせたら、この程度の距離ならば子供でも籠に入れる者が続出するだろう。
 上手いこと考えるなぁ。
 まあ、写真を見る限りでは使われているのは「火箸」ではなく「火バサミ」のようだけど。

 記事にはないがこの丹波市から南下したところにある同県姫路市では、江戸時代から火箸が特産物になっている。合わさるといい音がする質のいい鉄器で、それを生かして風鈴にも使われたりするもので。
 このイベントで使う「火箸」をそれにして、「参加費とってお土産」にすると……さすがに高くなりすぎるか(汗)。

2018年10月16日(火)

大山鳴動して「名分」だけ残す?

テーマ:政治

 今度の日本代表は、こぼれ球にちゃんと詰められるようになっているのだな。前進前進。
 だが、なんだあのくだらないバックパスからの失点は?
 そのあたりはまだ前代表からの悪い癖が抜けていないなぁ。

 さて、

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 内閣改造「評価」22% 支持率上昇せず 朝日世論調査

 朝日新聞社が13、14両日に実施した全国世論調査(電話)で、安倍晋三首相が掲げた「全世代型の社会保障改革」について尋ねたところ、「期待できない」が57%で「期待できる」は32%にとどまった。安倍政権に一番力を入れてほしい政策では「社会保障」と答える人が30%と最も多かったが、改革への期待は低かった。
 内閣支持率は40%(前回9月調査は41%)、不支持率は40%(同38%)と拮抗(きっこう)。内閣改造による支持率上昇の効果は見られなかった。
 安倍政権に力を入れてほしい政策を六つ挙げて聞くと、「社会保障」がトップで、「景気・雇用」「地方の活性化」(ともに17%)などを上回った。ただ、安倍首相の社会保障改革については、30代以下は「期待できる」「期待できない」ともに4割台で割れたが、40代以上は「期待できない」の方が多かった。60代では69%が「期待できない」と答えた。
 朝日新聞デジタル 10/15(月) 20:51

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 朝日新聞が小躍りして喜んでいるなぁ。見苦しい。

 そもそも、あれだけ新聞・テレビが「悪口垂れ流し」ばかりしていたら、よほど政治家個々人を観察しているような人でなければ「期待するか否か」など答えられるわけないではないか。
 マスコミが今回入閣した人間の経歴として「やってきたこと」をきちんと報道した上で、「この人にこの大臣職は務まると思いますか?」と聞き、その上で「期待できるか?」と訊いたら、いったいこの数字はどういうものになるだろう。


 ところで、なんだか不思議な動きが起きている。
 テレビではNHK、新聞では、

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 来年10月から消費増税、首相が「決意表明」へ

 安倍首相は15日午後の臨時閣議で、消費税率を来年10月1日から予定通り10%に引き上げることを表明する。社会保障制度を全世代型に転換する財源を確保するためで、増税による景気への悪影響を抑えるための対策の検討も指示する。
 政府・与党は15日午前、首相官邸で政府・与党政策懇談会を開き、災害復旧費を盛り込んだ2018年度第1次補正予算案を了承した。補正予算案は総額9400億円程度の見込み。西日本豪雨のほか大阪北部地震、台風21号、北海道地震などからの復旧・復興費用を盛り込んだ。来夏以降の猛暑対策として公立小中学校の教室に冷房設置をするほか、倒壊する危険のあるブロック塀の撤去・改修にも充てる。
 政府は同日午後の臨時閣議で補正予算案を決定し、24日に召集する臨時国会に提出する。この臨時閣議で、首相は消費税率を予定通り10%に引き上げる決意を表明する。
 読売新聞 10/15(月) 11:20


 来年10月に消費税10%へ引き上げ、首相表明

 安倍首相は15日午後の臨時閣議で、消費税率を来年10月1日から予定通り10%に引き上げることを表明した。
 読売新聞 10/15(月) 16:27

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 この読売新聞あたりが、先週末から熱心に「安倍総理が消費税引き上げを明言するぞ」と言いふらしているのである。

 読売など上の記事では二回も「表明する」と書くほど舞い上がっているのだが……「表明」もなにも、引き上げ自体は野田内閣時代に決まっていただろう? それを安倍内閣はずっと引き延ばしてきただけなのに、なにをいまさら「アベが決めた」的な印象を与えるようなことをやっているのだろう?

 しかも、

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 安倍首相、消費増税へ景気対策指示=10%予定通りと表明、準備加速

 安倍晋三首相は15日午後の臨時閣議で、2019年10月の消費税率10%への引き上げを予定通り実施すると表明した。
「あらゆる施策を総動員し、経済に影響を及ぼさないよう全力で対応する」と述べ、増税による景気悪化を防ぐための対策の具体化を関係閣僚に指示。遅れが指摘されている準備を加速する。
 首相は増税の狙いについて「お年寄りも若者も安心できる全世代型の社会保障へと大きく転換し、同時に財政健全化も確実に進めていく」と強調。19年度と20年度予算で「臨時・特別の措置を講じる」と説明した。
 過去の消費税率引き上げ時の教訓から、増税前の駆け込み需要とその後の反動減をどう抑えるかが課題となる。政府は、中小規模店舗でクレジットカードなどキャッシュレス決済で買い物をした顧客を対象に、増税2%分を公費でポイント還元することを検討する。自動車や住宅への補助や減税も行う。
 増税に合わせ、酒・外食を除く飲食料品などの税率を8%に据え置く軽減税率も導入する。政府は、複数税率に対応した小売店舗のレジ改修を支援していく。
 時事通信 10/15(月) 16:36


 消費増税に伴う措置の具体化を進める=官房長官

[東京 15日 ロイター] - 菅義偉官房長官は15日午前の会見で、来年10月に予定されている消費増税に伴う対策について「6月の骨太方針では、軽減税率のほか、駆け込み、反動減の平準化のためにさまざまな措置が盛り込まれており、今後、具体化を進めていく必要がある」と述べた。
 また、消費増税を実施するかどうかの判断に関しては「これまで述べてきた通りで全く変わっていない」とし、リーマン・ショック級の出来事がない限り増税するという方針に変わりないとした。
(後略)
 ロイター 10/15(月) 12:23

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 今回「表明」したといわれていることの中身は、以前から言っていることと大して変わりがない。後で取り上げるが、キャッシュレス政策を融合させようというところが新しいぐらいか。

 なんだろう、この流れは。

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 消費税表明「タイミングぎりぎり」 公明・石田政調会長

 公明党の石田祝稔政調会長は15日、安倍晋三首相が消費税率10%への引き上げを予定通り来年10月に実施すると表明したことに関し「(増税に向けた)対策をどうするか、躊躇(ちゅうちょ)している事業者もいる。このタイミングで首相に言っていただいて、ぎりぎりではないか」との認識を示した。同日、国会内で記者団の取材に答えた。
 石田氏はこれまでに増税が2度延期されたことを踏まえ、「中小の事業者が(対策に)踏み切れない」と指摘。「首相からはっきり言っていただく必要があると思っていた」と主張した。
 景気の腰折れ対策として検討されている増税2%分のポイント還元については「所得が全く関係ない」と訴え、低所得者向けの対策を講じる必要性を強調した。その上で、今月中にも公明党としての対策案をとりまとめる考えを示した。
 産経新聞 10/15(月) 23:56

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 公明党の人間が口にしている「ぎりぎりのタイミング」というのも、なにをしてそう言っているのか分からない。
 今回新しく話に入った「キャッシュレス」の話も「逆進性」の話に変えることで否定してしまっているし。

 この後、財務省関係で「とんでもない爆弾」でも破裂することを予想しているのだろうか。彼らは?


 それにしても、今回唐突に言い出した「激変緩和策」はいったい何なのだろうか。誰がこんな頭の悪いことを考えたのだろう?
「クレジット払いに公費で増税分ポイント還元」って。そこまでして「2%上げたという名目」が欲しいのだろうか。
 それとも「日本はキャッシュレス決済後進国。中韓を見習え」という侮日主義者に踊らされている、あるいはそういう勢力自体が政府に入り込んでいるのだろうか。
(2018/03/30の記事、その支払いは「ただ」ではない)でも書いたように、キャッシュレス決済は「お札を使わなくて済む」だけのものではない。そのための経費を店側が持たなくてはならない。
 お客がクレジットカードで2%の還元を受けるために、小口の飲食店で5%といわれるこの経費を店側に押し付ける? なにをいっているのだろうか。店がその分値上げすることを「公的に」認めようというのだろうか。
 そんなことをすれば、「2%上げのはずなのにもっと上がっている! ぼったくりだ!」という騒ぎがあちこちで起きるのは目に見えている。
 ではその値上げ分について「上げた分を店に補助する」(つまり表面上は値上げを隠す)とでもするか? それは面倒くさいし余計な経費はかかるし、免税限度を使った新たな「脱法脱税」も起きるだろう。
「これ幸い」とばかりに、「外国ではなんたら」という人間のいう「キャッシュレス前進政策」を潜り込ませて「しめしめ」といっているような頭の悪い人間の機嫌取りで「(レジシステムの導入などの)タイミングぎりぎり」といっているのならば、くだらないことこの上ない。

 ああ、それとも「キャッシュレスはシステム上必ず取引記録が残る」から、それを把握したがっている勢力が行政府の中にいるというのかな?
 それこそ「マイナンバーを活用した所得把握と社会保険費の紐づけ」すらできていない状況で何をいっているのか、だ。


 冒頭挙げた朝日新聞の調査では、行政に求める施策一位は「社会保障」ということになっている。ならばまずはそちらの話を進めてから、「そのための消費税論」をしても「タイミング」として遅くはない。

 その議論では、

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 (社説)社会保障改革 「本丸」から逃げるな

 安倍首相がこれからの3年で断行するとした社会保障改革の議論が始まった。
 将来の社会保障の姿をどう描き、必要な財源をどう確保するのか。医療、介護、年金、子育てなどの各分野を広く見渡し、「給付」と「負担」を一体で考える。そんな骨太な議論が期待される。
 だが、首相が「全ての世代が安心できる社会保障へ」と意気込むわりに、今の議論の進め方はばらばらで、テーマも限定的な印象だ。
(中略)
 国民が最も知りたいのは、少子高齢化が進むなかで制度を維持するために、給付をどこまで抑えねばならないのか、負担はどれだけ増えるのかだ。医療や介護の保険でカバーする範囲の見直し、患者や利用者の負担引き上げが、政府の改革工程表の検討メニューに挙げられながら、どこまで踏み込むかがわからないことが、将来に対する不安をよんでいる。
(中略)
 65歳以上の人口がほぼピークを迎える2040年度には、社会保障給付費の対GDP(国内総生産)比は今の21・5%から約24%に上昇する。政府は5月に、そんな長期推計を初めて公表した。消費税を来年10%に上げれば安心とは言えない現状を示しながら、そのことへの対応を議論する場がいまだにないのは、怠慢というほかない。
 継ぎはぎの改革で「安心」は得られない。困難な課題に向き合ってこその社会保障改革だ。
 朝日新聞デジタル 2018年10月14日05時00分

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 朝日新聞ですら書くように、「今まで甘やかされてきた世代に応分負担をしてもらう」ことをどう進めていくかの話が欠かせない。

「所得が普通にあるならば、高齢者でも医療の窓口で減益と同額払ってもらう」
「国民健康保険を、完全に所得比例にする」

 まずはこのあたりを実現させる。
 そういう話もしないまま、筋の外れた「キャッシュレス政策」にくだらない経費をかけてまで「増税をしたという実績」など財務省に与えるわけにはいかない。

 なに、一番その「負担増」で反発するような層は、はじめから「安倍首相の社会保障改革については~60代では69%が『期待できない』と答えた」というのだから、無理して媚びる必要もない。


 おまけ。

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 野党、増税表明に一斉反発=与党、参院選へ危機感も

 安倍晋三首相が来年10月の消費税率引き上げを表明したことについて、野党各党は15日、「この経済状況でやれるのか」(枝野幸男立憲民主党代表)などと一斉に反発、24日召集の臨時国会で首相>を追及する方針だ。
 与党は軽減税率や景気対策の検討を急ぐが、来年の統一地方選や参院選への危機感も出ている。

 枝野氏は文化放送の番組で、世界同時株安を踏まえ「過去2回、景気を理由に(増税を)先送りしたこととの整合性が取れない」と疑問を呈した。その上で「もうかっている企業や金融で稼いでいる方の課税を見直した上でないと、理解を得られない」と指摘した。
 国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に、増税と同時に導入される軽減税率に触れ「混乱が生じる可能性が高いし、税収に穴があく。安倍政権の増税には反対だ」と強調。共産党の小池晃書記局長は「貧困と格差の拡大に拍車を掛ける。『社会保障のため』という言い方は国民を愚弄(ぐろう)する宣伝だ」と厳しく批判した。
 一方、自民党の岸田文雄政調会長は記者団に、「全世代型の社会保障や財政再建への取り組みは歓迎すべきことだ」と強調。公明党の石田祝稔政調会長も「社会保障の観点からもやらざるを得ない」と理解を示した。
 両党は選挙への影響を最小限に抑えるため、それぞれ党内で対策のとりまとめを急ぐ方針。ただ、与党内からは「統一選も参院選もしんどいことになった」(自民閣僚経験者)、「影響は大いにある」(公明幹部)など懸念の声も出ている。 
 時事通信 10/15(月) 19:09

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 今回の「増税はちゃんとやる」表明でまた野党が騒いでいるのだが……共産党はともかく、「元民主」の枝野氏や玉木氏などは、この話で政府を責める資格などないぞ。
「こんな経済状況で」というが、彼らが増税法を定めた時の経済状態は、今よりはるかに悪かったのだ。「整合性が取れない」というのならばその方がよほど取れない。ましてや「儲かっているからもっととれ」と共産主義者と同じことを言っている枝野氏など、これが元経産大臣の言葉だろうか。
 経済状況をいうならば、「まだデフレの完全脱却ができておらず、企業の賃金渋りマインドも直っていない状況では、確実に消費にブレーキをかける増税はするべきではない」という言い方をしなければ。大臣だったのだから。

「増税阻止の手柄争い」で国会のリソースを無駄に使うよりは、上で書いたような「社会保障制度改革のため」の議員立法でもしてくれた方がよほど国民のためになるというのに。
 彼らにそういう建設的なことを望むのは、無茶というものなのだろう(ため息)。


 本日の再現。

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 吸い殻から人の顔、ゴッホの耳復元…奥深きバイオアート


(写真、朝日新聞デジタルより。ヘザー・デューイ=ハグボーク「ストレンジャー・ヴィジョンズ」の展示)

 バイオテクノロジーや生物を使った芸術潮流「バイオアート」の一端を紹介する現代美術展「2018年のフランケンシュタイン」が14日まで、東京・神宮前のGYRE3階で開かれている。死体の断片を継ぎ合わせた怪物が登場する小説「フランケンシュタイン」の発表から200年、人間の存在や倫理について考えさせる内容だ。
 鹿の頭の?製(はくせい)のように、人間の顔の立体が三つ、壁に掛けられている。どうやって作られたのかを知ると、空恐ろしくなる。
 ヘザー・デューイ・ハグボーグ(米)の「ストレンジャー・ヴィジョンズ」(2012~13年)は、路上や公園で拾った髪の毛や吸い殻からDNAを採取し、落とした本人の顔を再現したものだ。企画者の高橋洋介・金沢21世紀美術館学芸員によれば、親戚ぐらいには似ていて、犯罪捜査にも活用されているという。
 無意識に落としてしまったものから個人情報が抜き出され、遺伝子決定論に基づく新たな監視が実現している不気味さを感じさせる。
 ディムット・ストレーブ(独)による、ゴッホが切り落とした耳を復元する試みも紹介。ゴッホの父系の子孫の細胞と母系の子孫のDNAから作り上げた耳の写真と映像を展示している。
 朝日新聞デジタル 10/12(金) 15:53

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 う~ん。不気味だ。

 私は物理屋なので遺伝子のことは専門外なのだが、今の遺伝は研究って、「顔立ち」が分かるほど進んでいるのだろうか?
 髪の色や髪質(ストレートかパーマか)とか目の色や大きさ、図骨の形(長頭型か短頭型か)などをわかるが、「その目がどういう形でどのあたりにあるか」とか「頬のふくらみはどれぐらいか」などは成長の環境に左右されるのではないのかなぁ。
 だからそのあたりは「クローン」でも作らない限り分からないと思うのだが。

 だから学芸員の人は「親戚ぐらいには似ている」という微妙な言い方をしているのだろうか。
 この場合の「親戚感覚」というのは、どれぐらいのものなのだろう?


 

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