偕楽園血圧日記
 このごろアフィリエイトのためのアクセス数増しを狙った読者登録申請がよく来ますが、僭越ながらそのようなものは申請されても認めませんのであしからず。 また、記事とは関係なく自己サイトへの誘導を目的としたコメントも消させていただきます。
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まずは新聞記者に日本語の使い方「提言」をしたらどうだろう?

 いやはや、昨日菅総理のインドネシアでの会見中継を見ていたら、「学術会議がどうの」と質問した新聞社があった。
 外国歴訪で首脳会談をした後の会見で質問することが「それ」?
 まったく。マスメディアの劣化がひどすぎる。

 その受け答えで、

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 学術会議問題、菅首相が発言修正?  後任「指名」を「推薦」に

【ジャカルタ時事】菅義偉首相は21日、インドネシア・ジャカルタで行った内外記者会見で、日本学術会議の会員選任に関し、「現在の会員が後任を推薦することも可能な仕組みになっている」と述べた。
 先の報道各社のインタビューでは「事実上、現在の会員が後任を指名することが可能な仕組みだ」と発言しており、表現を「指名」から「推薦」に変えた。
 これに関し、加藤勝信官房長官は21日の記者会見で、首相の発言の趣旨はこれまでと変化していないとの認識を示した。日本学術会議会則は「会員は、会員の候補者を推薦することができる」と規定していることに触れ、「『この人で』と推薦することを指して首相は『指名』という言葉を使ったのではないか」と述べた。 
 時事通信 10/21(水) 18:29

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 まだ「言い方が違う」と騒ぎ、

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全然意味が違うからなあ。

菅総理という人は、自分の都合の良いように発言を変えていく。

以前は、あきらかに前任者が後任を決めることが出来るかのようにフェイクを語っていたものを、こっそり修正してきた。

おそらくは、まるで世襲のように前任者が後任を決められると思いちがいをしていたのでしょう。
それならそうと間違いを認めるべきですが、そもそもの狙いは政権にとって煙たい人間を排除することだから、誤りを認めて頭を下げることもできない。

実に見苦しい。

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推薦と指名とでは意味合いが違う。そのあたりも含めて、分かりやすくて納得できる説明を強く求めたいと思う。

 時事通信 10/21(水) 18:29配信「学術会議問題、菅首相が発言修正?  後任『指名』を『推薦』に」コメント欄より。

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 と、いつもの面々をはしゃがせているが、学術会議の会員については、

「制度として現会員が後任を推薦することが可能な仕組みになっている」
「だがそれは実質的には現会員が後任を指名することが可能だということでもある」

 というわけで、なにも「まったく違う話」をしているわけではない。加藤長官が説明している通りである。

 こんなことは聞き方に合わせて答えているものなので、いちいち「単語が違う」といって揚げ足取りをする方が「悪質」。
 それとも、こういうところで「言葉尻・単語あげつらい」をやっているような人たちは、「日本語が母国語ではないから辞書に載っている意味だけ並べた話」をしているのだろうか?


 ところでこの学術会議の話、そもそもが「今まで馴れ合いでやってきたことに従わず、非常勤の公務員である会員に任命されなかった」というだけのことを「学問の自由の侵害」にすり替えて騒いだことがそもそもおかしい。
 だというのに、ここにきて周回遅れでまだ、

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 古舘伊知郎、学術会議の任命問題は「より忖度を生んで、怖がるという気配が多方面に及ぶ」

 TBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・後1時55分)では21日、元大阪府知事の橋下徹氏(51)をゲストに、フリーアナウンサー古舘伊知郎(65)と学術会議について問題について議論した。
 菅義偉首相が新しい候補者から6人を任命しなかったことについて、古舘は「ボクはね、忖度を生むと思うんですよ。そんなに過激な発言をしているとは到底思えない6人の方が、ああいう風な形でよく分からない形で任命されないということは、より忖度を生んで、怖がるという気配がいろんな多方面に及ぶと思うので、よくないなとシンプルに思ってる」とし、「橋下さんが、菅さんは言うべきなんだと任命しない理由を。それを言わないからいけないんだとガンガン言ってたでしょ? そこは大事だなと思っているんですよ」と話した。
 これを受けた橋下氏は「批判する人たちは、すべて菅さんがやっていることが違法だ、違法だと言ってるんですけど、ボクは違法じゃないと。ただ、適法の法律の問題じゃなくて、あとは国民に対する支持をどう考えるかという話であって、菅さんがきちんと説明しなければ、支持が下がっていくと思うんですよ。菅さん、そこをしっかり考えて、改革を進めていく。国民の支持が必要になるというのであったら、やっぱりあそこはしっかり説明しないと国民はそんなに甘く無いと思う」とした。
 古舘は「学術会議というのも既得権組織で問題だといってる人が多いじゃないですか。ここも多くの国民はノーマークで来ちゃったところは正直否めない。この問題と(任命拒否の)問題を一緒にして欲しくない。2本立てでやってほしい」とした。
(後略)
 スポーツ報知 10/21(水) 20:46

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 テレビはこんなキャンペーンをやっているのだから、いいかげんにしてほしい。

この問題と(任命拒否の)問題を一緒にして欲しくない」?
(2020/10/12の記事、「国会」というよりは「紅白歌合戦」)で取り上げた朝日新聞の社説も「すり替え」と騒いでいたが、任命についてのことならば「法に則って推薦に基づいて任命した。個々の任命・落選の理由については人事のことなので公開はしない」と加藤官房長官がずっと言っているように、法的な問題はないし社会常識として採用不採用の理由はいわないものなので「これで終わり」。

 だから現会長も、

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 任命拒否問題よりも「未来志向で首相と話した」 学術会議会長のコメント詳報

 日本学術会議の梶田隆章会長は16日、首相官邸で菅義偉首相と初めて会談し、学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を首相が見送った理由の説明と速やかな任命を求める要望書を渡した。会談後の梶田氏と記者団のやり取りの詳報は次の通り。
「ただいま総理と話をさせていただきました。今日ここにうかがった主な理由は、まず一つはですね、3年に一遍の新会員の就任に際しては、10月1日に総理と会う機会があるんですけども、今年はコロナで会えなかったということで、まずは会長就任のあいさつをさせていただきました。それから、皆さんご存じの通り6人の方が任命されていないということについて、学術会議総会としての決議がありまして、それについて直接まだお渡ししておりませんでしたので、その決議の分について総理にお渡ししました」
(中略)
--総理からは6人の任命拒否の件について、明確かつ具体的な説明はあったか
「今日は、そこの点について特にご回答を求めるというそういう趣旨ではないので、特にそこについて明確なことが、どうこうっていうことはないです」
--
お聞きにはならなかったのか。梶田氏から
「一応お渡しはしましたけども、それよりも
未来志向で学術会議が今後しっかりと、例えば学術に基づいて社会や国に対してどういうふうに貢献していくかと、そういうようなことについて主にお話をいたしました」
--6人の任命拒否が明らかになってから初めてお会いになったと思うが、具体的にどういったやりとりをされたか。その問題について
え、6人の件? これについては本当に、今日の主要な目的と思って来ては…、もちろんそれは重要なんですけども、それとともにこういう機会なんで、むしろ学術会議のあり方等について意見交換をさせていただきました」
(中略)
--会員からの一番の疑問は、なぜ6人が任命されなかったのかということだと思うが、なぜそれを聞かれなかったのか
「もちろんお渡ししましたけど、それについてはお答えがなかったということです」
--今回除外された6人について改めて任命するよう総理には求めなかったということでよろしいか
本日はそこまで踏み込んでお願いということはしておりません
--欠員の6人については、総理から改めて新しい6人を推薦するように求めたりはしなかったのか
「そういうことについて、今後どうするかについてはですね、今後しっかりと考えていきたいと思います」
--今日はなかった?
「今日はまだありません」
(中略)
--今回の会談は会長からの申し出か
「そうです。総理の方で、こちらが会いたいというのであれば、会うという発言をいただいたので、こちらから申し込みました」

--今後6人の任命拒否問題については、どのように対応していくか
「それについてはですね、学術会議の方でしっかりと検討していきたいと思います」
>--直近は考えていないか
「ないです、ないです。具体的にないです」

--決議文の中身について、総理からは何も話はなかった?
「ええ。特にございませんでした」
--渡しただけで何も返事はなかった
「はい」
 産経新聞 10/16(金) 17:55

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「会員たちが決議とかしたのでそれを総理に渡したが、特にそれ以上のことはしていない」という態度をとっている。(この後半の、こだわる記者に会長が明らかに「うんざり」している様子を見よう)
 だいたい「忖度がどうの」というならば、古館さん、「任命の基準」を明らかにしてしまったらその方が「忖度(正しくは斟酌)」する人間が出てくるのではないですか?


「すり替え」を口にしている古館氏でも避けられない「学術会議の問題」として、

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 そういう個別具体については、25期で会員に選ばれた友人知己に、すべて実名で(N大学のAとか、M大学のHとか、すでに2度目の定年が近い人たちですので、ここにはあえて記しませんが)伝えましたので、改善されることを切望して、以下のような構造的な問題を指摘したいと思います。
 東京理科大学の若林秀樹先生が指摘される「一票の重み」問題です。
 以下、分野ごとの関係学会の成員数と、日本学術会議で認められている会員数、そしてその「倍率」を示してみましょう。


電気電子:学術会議会員数=4人、学会成員数=8万7777人、倍率=2万1944倍
数理:学術会議会員数=3人、学会成員数=4万7441人、倍率=1万5814倍
土木建築:学術会議会員数=7人、学会成員数10万2672人、倍率=1万4667倍
機械工学:学術会議会員数=8人、学会成員数11万0885人、倍率=1万3861倍

 上記のような分野では、10万人からの専門学会研究者がいるのに、学術会議に認められている椅子の数は1桁で、1万倍以上の高倍率。
 つまり、その分野の研究者が「日本学術会議」でひと声を挙げるのに必要な一票の重さが極めて軽い。これに対して


経営学:学術会議会員数=3人、学会成員数=2049人、倍率=683倍
政治学:学術会議会員数=5人、学会成員数=950人、倍率=190倍
社会学:学術会議会員数=5人、学会成員数=879人、倍率=176倍
基礎医学:学術会議会員数=15人、学会成員数=1097人、倍率=73倍

 これがもし、選挙における「一票の重み」だとしたらどうですか? 
 最も一票の軽い「電気電子」系では、2万1944人で初めて学術会議の1票に値するのに対して、「白い巨塔」とか言うべきではないかもしれないけれど、基礎医学では、たった73人で学術会議の1票に相当する。
 その比率たるや、実に300倍!
 つまり、1人の「医学部財前教授」は、日本の高度成長期を支えてきた半導体やエレクトロニクス研究者300人分の「力」を、学術会議的には持っていることになる。
(中略)
 今回問題になった6人の任命拒否された人たちはすべて文系で、最も高倍率の政治学でも190倍に過ぎず、高々200人の意見で学術会議の1議席を持って発言することができることになる。
 これに対して、土木建築系などの研究者は1万5000人以上集まって、ようやく1人分の声を挙げることができるわけで、こんな体制が民主主義であるわけがない。
 日本学術会議は、今回の6人の任命拒否問題と無関係に、法から改正して、徹底した民主化を進めなければなりません。
(中略)
「6人問題」で論点をすり替えることなく、死に至る病を自ら克服することを、ほかならぬ学術会議へのエールとして記したいと思います。

伊東 乾
 JBpress 10/20(火) 6:01配信「日本学術会議のガン、『一票の重み』を是正せよ」より

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 こんな「一票の格差」があると指摘している人がいる。

(2020/10/05の記事、IWCと同様に意味のない組織である)で「学術会議のサイトにある会員名簿にざっと目を通したところ、物理化学系の学者があまり目立たず、社会学系がやたら目に付く印象」と書いたが、実際に政治学やら社会学といったところの人間の方が多く会員になっているというのだ。
 物理屋の偏見もあるが、何度も書いているように、私にはこれら社会学や法学系の研究は「学問ではあるだろうが『科学』とは認められない」ものだと思っている。「科学」の基本である「再現性」が担保できないものだから。
 学術会議は「日本学術会議法第二条 日本学術会議は、わが国の科学者の内外に対する代表機関として、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする」と謳われているのに、こんな人員構成ではたして法文にある目的を果たせるものだろうか?
 こんな人員構成だから、会議内の政治的力学でリニアコライダーを「重要計画」から外して予算規模の縮小を計ったり(その分の予算をどこに回せというのだろう?)、昨日取り上げた福島の処理水で「正しい知識の啓蒙に効果的な方策」の提言を出さないといった体たらくをさらしているのではないのか。
 

 古館氏の「ツートラック提案」とは裏腹に、今回の不任命の話は学術会議の人員構成からその存在の在り方に絡む、非常に本質的なものなのだ。



 上で取り上げた「学術会議の会長側が特に人事については質さなかった」というやり取りを、

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 菅首相、任命拒否の理由示さず 学術会議の在り方検討へ 梶田会長と会談

 菅義偉首相は16日、日本学術会議の梶田隆章会長と首相官邸で15分間会談した。
 梶田氏は、学術会議が推薦した会員候補105人のうち、6人を任命しなかった理由の開示と任命を求める要望書を首相に直接提出。この後、首相が任命拒否の理由を明確に説明しなかったことを記者団に明らかにした。
(後略)
 時事通信 10/16(金) 16:17


 首相 任命拒否、理由説明せず 梶田会長と会談 要望書への対応は言及避ける

 菅義偉首相は16日、日本学術会議の梶田隆章会長と首相官邸で会談した。学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかった問題を巡り、梶田氏は任命拒否の理由の説明と6人の任命を求める要望書を提出したが、首相は明確な回答をしなかった。
(後略)
【花澤葵】
 毎日新聞 10/16(金) 20:09

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 こういう、まるで「菅総理が逃げて答えなかった」かのように伝えるメディアというのは、もはやただの「フェイクメディア」である。

 無責任に政権叩きに興じているメディアの「フェイク」を引っ張って、来週からの国会の時間を「任命拒否の理由がー学問の自由がー」に使おうというのならば、それこそ「消えて失せろ!」といわれても仕方がないだろう。
 わかっているのだろうか、野党やその周りの人たちは?


 本日の幻想。

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 鳥取・大山寺、花を添える和傘 ライトアップ、今年で9回目


(写真、共同通信より。鳥取県大山町で、地元住人らにお披露目された和傘のライトアップ「大山の大献灯 和傘灯り」=20日夜)

 鳥取県大山町の大山寺周辺で20日夜、和傘のライトアップ「大山の大献灯 和傘灯り」が地元住民らにお披露目された。地元の職人が丹精を込めて手作りした色とりどりの和傘約120本が暗闇の参道や本堂を鮮やかに彩った。
 一般公開は23~25日の予定だが、入場チケットは既に完売。26~28日には絵灯籠をともす「灯籠灯り」が行われ、その際も参道周辺の旅館などで和傘を約30本展示する。
 主催団体「大山観光局」によると、和傘灯りは先祖の霊を迎え、大山周辺を訪れた旅行者らをもてなそうと地元自治会などが2012年から毎年お盆の時期に合わせて開催し9回目。
 共同通信 10/20(火) 20:59

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 幻想的だなぁ。
 ちょっと「うる星やつら ビューティフルドリーマー」でしのぶが風鈴に囲まれていたシーンを想像させる。

 そのまま姿が消えるということはないので、ぜひ近くの皆さんは見に行って……といいたいところだが、観覧はチケットによる人数制限付きで、もう既に完売状態なのか。
 新型コロナのおかげとはいえ、厳しいことだなぁ。

 逆に「ゆっくり見られる」と考えを切り替えていくべきか、ここは。
 観光地的には、悩ましいところだろう。




 

これが「正しい科学の使い方」だ!

 今日は「本日の珍事」から。

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 「こんな光景初めて」120年に1度咲く?竹の花 竹林のそこかしこで咲き誇る


(写真、神戸新聞NEXTより。120年に1度? 竹林で咲き誇る竹の花=小野市鹿野町)

 兵庫県小野市鹿野町の竹林で、120年に1度咲くといわれる竹の花が開花した。稲の穂のような花が竹林のそこかしこで咲き誇っており、住民は「こんな光景は見たことがない」と驚いている。専門家は「タケ類は一生に1度しか咲かない。全国で開花時期が来ている可能性がある」と指摘する。
 前区長の冨田徹さん(75)が1週間以上前、幅約100メートルの竹林全体で白い房のようなものを発見。図鑑を見たり、地域の長老らに聞いたりして竹の花であることを突き止めた。
 花を確認した福祉推進委員の富田和也さん(59)=同市=によると、「父親から、昭和10年代に竹の花が咲いたと聞いたことはあったが、自分の目で見るのは初めて」と打ち明ける。
 花の写真を見た県立フラワーセンター(加西市豊倉町)の石田均園長は「開花から時間がたっているが、間違いなく竹の花だ」と話す。タケ類の花の周期は60~120年とされ、「一斉に花が咲くと、その後竹やぶ全体が枯れる」という。
 さらに石田園長は「竹の開花のメカニズムはよく分かっていない。なぜ長い年月をへて咲くのか。開花のきっかけも含め謎が多い」と説明する。富田さんは「珍しい竹の花を見られてうれしくなった。多くの人に見てほしい」と話している。(杉山雅崇)
 神戸新聞NEXT 10/15(木) 11:30

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 これはいかん! 子供たちが「虹の卵」を探しに行かないように見張っておかなくては。

 まあ、すでに「新型コロナ」という異常事態に襲われているから、これ以上の危難は……本当にパゴスがいたらそれはそれで非常に興味深いけど(笑)。


 さて、まだ政府の方からは特になんのアナウンスもないのだが、マスメディアが、

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 海洋放出、月内にも決定 原発処理水で政府方針、反発必至

 東京電力福島第1原発で汚染水浄化後に残る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の処分に関し、政府が海洋放出を決定する方針を固めたことが15日、関係者への取材で分かった。月内にも関係閣僚による会議を開いて決定する。風評被害対策は新たな会議体を設置して具体化を進める見通し。
 増え続ける処理水の扱いに関する議論が2013年に始まって7年。大きな節目となるが、風評被害の懸念を訴え続けてきた漁業者らの反発は必至だ。
 海洋放出には設備工事や原子力規制委員会の審査が必要なため、放出開始まで2年程度かかる見込み。政府はそれまでの間、国内外の理解を得るべく説明を続ける。
 共同通信 10/15(木) 23:11

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 こんな記事を書いたものだから、まさに彼らの「指示」通り、反発する人間たちによる大騒ぎが起きている。

(2013/09/07の記事、シュレディンガーの猫じゃあるまいし)の頃から「汚染水」「汚染水」と嫌がらせに励んでいる韓国は、さっそくのように、

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 韓国済州道知事「福島汚染水放流すれば韓日の法廷に訴訟提起する」

 韓国済州道(チェジュド)の元喜竜(ウォン・ヒリョン)知事は日本が福島原発の汚染水を海に放流する場合、内外の裁判所に訴訟すると明らかにした。
 元喜竜知事は20日に国会で会見し、「大韓民国済州道知事として韓国の領海と国民の安全を守る義務がある」としてこのように話した。
 元喜竜知事は「日本政府は(原発汚染水放流)関連準備を即時中断し、さらに福島汚染水と関連したすべての情報と資料を透明に提供すべき。汚染水処理案に対し協議を進めるべき」と促した。
 続けて「日本政府がこの要求を拒否すれば済州道はその汚染水が到達するすべての当事者と連帯しあらゆる手段を動員して対応するだろう。日本国民と該当自治体住民も(汚染水放流に)反対しているが、韓日沿岸住民たちを代表する住民原告団を募集して両国の法廷で日本政府を相手取り民事・刑事訴訟を提起する一方、国際裁判所にも提訴する」と明らかにした。
 中央日報日本語版 10/20(火) 11:46

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 IAEAが「処理された水の放出は技術的に可能」という報告を出していることすら知らずに、また「告げ口外交」で「世界を巻き込んで訴訟」といい始めている。

 それに呼応するかのように、日本のメディアも、

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 海洋放出「壊滅的影響」 押し切られた風評懸念 全漁連

 全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長は16日、農林水産省内で野上浩太郎農水相と会談し、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に改めて強い反対の姿勢を示した。
 岸氏は「風評被害の発生は必至。漁業に壊滅的な影響を与える恐れがあり反対だ」と強調。しかし、政府は月内にも海洋放出を決定する方針を固めており、漁業関係者の懸念は押し切られた格好だ。
 野上農水相は「風評を懸念されるのは当然」と全漁連の立場に一定の理解を示した。その上で、「復興に向けた漁業者の努力を妨げないことを最優先に、処理方法や風評被害対策を検討すべきだ」と述べ、全漁連の意向を関係省庁と共有する考えを伝えた。
(中略)
 2011年の原発事故から9年たつが、福島県の漁業は本格的な操業再開に至っていない。また、中国や韓国など一部の国・地域が日本産の農林水産物に対する輸入規制を今も継続している。
 欧州連合(EU)やマカオなど、輸入規制を緩和する動きも出ているが、実際に海洋放出が始まれば再び各国・地域で規制が強化されかねない。30年に5兆円を目指す政府の農林水産物・食品の輸出目標の達成も危ぶまれることになる。 
 時事通信 10/17(土) 7:25

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 上で上げたような「嫌がらせ国家」の輸入規制を挙げ、まるで「処理水を流すと害が出る」かのような印象記事を書く。

 それどころか、ネットメディアの中には、

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 「やばい やばい!」福島第一原発で事故後初の立ち入り検査 放射線量が非情に高く詳細な調査は行えず

 福島第一原発1号機の原子炉建屋2階にある施設に事故後初めて人が入り、非常に高い放射線量の中調査を行った。
「ここ(遮へい体)から出ない」「絶対に(遮へい体の)前に出るなよ」「ここ(毎時)80(ミリシーベルト)あるから」「(線量計が鳴りっぱなし)やばいやばい」
 原子力規制委員会によって提供された映像には、調査員の緊迫したやりとりの様子がおさめられている。
 原子力規制委員会の調査チームは9日、1号機原子炉建屋の空調機械室を事故後初めて調べた。事故当時は毎時5シーベルト以上だった空間線量は、現在も80ミリから100ミリシーベルトと依然とし>て高く、詳細な調査はできなかった。
 規制委は、格納容器の圧力を下げた「ベント」の成果がどうだったかなど引き続き調べる方針だ。(ABEMA NEWS)
 ABEMA TIMES 10/17(土) 9:39

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 まだ作業中なので当たり前に線量の高い原子炉建屋の中の「取材日記」のようなものを刺激的な言葉で記事にするところもあり、彼らの思惑通りなのかは分からないが、

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印象的なのはここのところのトリチウムを含んだ汚染水の海洋放水いや停止している原発の再稼働に対する準備が慌ただしくなってきたこの状況が この記事の内容とは非常に温度差があることである
現政権と電力会社がいかに自分達の都合で 舵を切ろうとしていることが伺える

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    そう、政府が黒い物も白と言えば白になってしまう恐ろしさ

 ABEMA TIMES 10/17(土) 9:39配信「『やばい やばい!』福島第一原発で事故後初の立ち入り検査 放射線量が非情に高く詳細な調査は行えず」コメント欄より

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 と、トリチウムの話に結び付けて陰謀論を書き散らしてくれる人間が出てくる。

 もちろん、「お約束の」ツイッターでも、


https://twitter.com/Angama_Market/status/1317426351297658880

「飲んでみろ!」といえば相手を黙らせられると思っているレベルの低い意見を拡散しようとする者が現れる。

 こんな輩が暴れるのだから、それはなるほど、

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 「絶対反対」福島原発処理水の海洋放出で全漁連が経産相に要請

 全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は15日、梶山弘志経済産業相を訪れ、事故が起きた東京電力福島第1原子力発電所で増え続ける処理水の処分方法をめぐって有力視される海洋放出について「わが国漁業者の総意として絶対反対」とする要請書を手渡した。
 要請書で全漁連は「処理水の取り扱いが喫緊の重要課題であることは認識しているが、海洋放出されることになれば風評被害の発生は必至」と指摘。「わが国漁業の将来に壊滅的な影響を与えかねない」と、従来の姿勢を改めて訴えた。
 これに対し梶山氏は「処理水の取り扱いについて、政府として責任を持って早期に方針を決定していくことが必要だ。決定に当たっては、風評影響について、政府方針の決定前後を問わずに徹底的な対応を取ることが不可欠だ」とした。
(後略)
 産経新聞 10/15(木) 16:11


 福島第1処理水を海洋放出へ 宮城知事「風評被害、県内でも」

 東京電力福島第1原発にたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水の処分を巡り、村井嘉浩宮城県知事は19日の定例記者会見で、政府が海洋放出する方針を固めたとの報道に「政府から情報提供がなく、答えられない」と前置きした上で、海洋放出の場合、県内でも風評被害が生じるとの認識を明らかにした。
 処理水を貯蔵するタンクの敷地は構内に限られ、2022年夏ごろ満杯となる見込み。村井知事は「少なくとも国民的議論がなされたとは思っていない」「対応を決める時間が迫っているのは事実。避けては通れない問題だ」と述べた。
 原発事故から9年半が過ぎた現在も、県内の農林水産業には風評被害が影を落とす。知事は「風評被害が一部の国で残る中で(処理水の)議論をしなければならないのは非常に残念だ」と指摘。「海洋放出の影響は間違いなく日本全体に及ぶ」と言及した。
(後略)
 河北新報 10/20(火) 9:37

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 関係者が風評被害に神経質になるのも当たり前。
 こういう勢力が、「その時」になったら一斉に「放射能デマ」を流し始めるのは目に見えているのだから。


 まったく。
(2017/07/17の記事、なんで風評被害が出るのかから考えよう)などの頃から何度も書いているように、トリチウムというのは自然界に普通にある物質である。
「飲んでみろ!」で脅しているつもりになっている人間も一日に何度か口にしている水にも含まれていて、生物はもう何億年もそれを飲んでいるのだから、


https://twitter.com/lizucolee/status/1317178685133213696

 この竜田一人氏に絡んでいる人間が流しているような「トンデモ効果」を起こすようなものではない。
 そもそも放射線の影響は世代を超えて受け継がれることはないと、もう半世紀以上広島や長崎の被爆二世、三世が、それこそ血のにじむ思いで「風評払拭」に勤めてきたというのに、未だにこんなデマを流すやつがいるのだから、許せない。

 こういう「デマ野郎」に社会が引きずられないように、正しい知識を広めることがマスメディアの役目でもあるはずなのだが、朝日・毎日といった「反原発」は新聞は言わずもがな、公共放送のNHKまでが「物悲しいピアノの旋律をバックに『汚染されたフクシマ』」というイメージを垂れ流し続けてきたのは、ずっと指摘してきた通り。

 が、私は見なかったのでわからないのだが、そのNHKがついに、

 

 

「トリチウムについての正しい科学的知識」をテレビで流すということをしたというのだ!

 いったいどの番組でやったのだろう? 時間とセット的に「ニュースウォッチ9」だろうか?
 できればこういう説明を、視聴率の一番高い「ニュース7」でもやってもらいたい、NHKには。それも「ことあるごと」に。

 そうやって「トンデモデマ」に騙される人を減らし、さらに、

 


 こちらの方が晒し指摘してくださっているような「味噌汁一杯を25メートルブールに流しても、プールの水を全部飲み干したら塩分濃度は一緒だ!」というようなことを口にしている「残念な人たち」の大声を「変なこという人だな」というきちんとした指摘ができるようにしていけば、あとはもう「嫌がらせ目的」で風評被害を生もうとしている勢力だけが残るようになる。

 そうなれば今度は、「こちら側」からの訴訟の出番だ。
 関係者にも、しっかりと「準備」をしていてもらわなくては。


 

「流れに掉さす」は勢いを止めることじゃないぞ

 久しぶりの晴れ。この後雨になるというが、週末はまたこんないい天気になってくれないかなぁ。


(2020/10/17の記事、社交儀礼も守れないのは大人として品に欠けるぞ)で、「安倍前総理は靖国神社の例大祭には行かないのかなぁ」と書いたのだが、

 

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 安倍前首相が靖国神社を参拝 秋季例大祭にあわせてか

 安倍晋三前首相は19日朝、東京・九段の靖国神社を参拝した。18日まで開かれていた秋季例大祭にあわせた参拝とみられる。安倍氏は首相退任後の9月19日にも靖国神社を参拝している。
 安倍氏は、首相在任中の2013年12月26日に参拝したが、A級戦犯合祀(ごうし)への批判などから中国や韓国が反発。その後は在任中は参拝を避け、8月15日の終戦の日には玉串料を、春と秋の例大祭には真榊(まさかき)を私費で奉納していた。
 一方、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長、尾辻秀久・元厚生労働相も19日昼に参拝する予定。新型コロナウイルスの感染防止の観点から、一斉参拝は見送った。(松山尚幹)
 朝日新聞デジタル 10/19(月) 10:52


 安倍前首相が靖国神社を参拝 2カ月連続、退任直後も

 安倍晋三前首相は19日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。関係者が明らかにした。17、18両日の秋の例大祭に合わせたとみられる。安倍氏は首相退任直後の先月19日にも参拝しており、2カ月連続。支持基盤の保守層に向けて存在感を示す狙いがありそうだ。
 首相在任時は、第2次内閣発足から1年後の2013年12月に参拝。米政府が「失望している」と異例の声明を出したほか、中韓両国の強い反発を招いた。その後は参拝せず、春と秋の例大祭には「真榊」と呼ばれる供物を、終戦の日には玉串料を私費で奉納した。
 関係者によると、安倍氏は今回、肩書なしの「安倍晋三」と記帳した。
 共同通信 10/19(月) 11:46

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 例大祭の翌日に行ってくれたよ。

 できれば例大祭の時期の方がとも思うが、朝日の記事で超党派議連の「感染防止の観点から」と同じく、前総理が参加することで「密」状態になることを避けようとしたと考えるべきなんだろうなぁ、ここは。わざわざ一日ずらすことの意味などそれて意外に考えられないし。

 共同の記事は「アメリカも非難していた」とわざわざ七年前のことを持ち出して読者の記憶を掘り起こしてくれているが、これはすなわち「オバマ政権がいかに中韓寄りであったか」を教えてくれているだけなので、せっかく毎日「トランプ叩き」をして「バイデン押し」をしているところ、逆効果だと思うぞ。

 バイデン氏といえば、(2016年08/17の記事、「日本を縛るためにわしらが憲法を作った」といわれたぞ(笑))で書いたように、「日本を縛るために我々が憲法を書いた」という発言をしている人物なので、「憲法はアメリカの押しつけ!」といっている右派勢力に対する左派にとっても「都合の悪い」存在なのだがなぁ。


 ところで、新聞によると、

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 政府のコロナ対応「評価する」56%…読売世論調査

 読売新聞社が16~18日に実施した全国世論調査で、新型コロナウイルスを巡る政府のこれまでの対応を「評価する」と答えた人は56%で、8月7~9日調査の27%から倍以上の割合に上昇し、「評価しない」37%(8月調査66%)と逆転した。
 政府が観光支援策「Go To トラベル」事業を実施していることについては、「適切だ」48%、「適切ではない」44%と意見が割れた。
 読売新聞オンライン 10/18(日) 22:05

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 政府の新型コロナ対策に対して、過半数の人が「良い評点」をつけているという。

 おかしな話だなぁ。
 菅内閣になって新型コロナ対策で「なにか新しいこと」を始めたものは特にない。すべては「安倍時代の引継ぎ」でやっているだけだというのに。
(2020/05/11の記事、「知らしむべからず」をやっているのは誰だ?)の頃には「評価しないが六割弱」という数字が出ていたし、メディアも「外国の雑誌の調査でも日本とアメリカだけが評価裁定だ!」とはしゃいでいたというのに。
 その頃と同じことをしているのに評価が逆転するというのは、いかに「安倍叩き」で異常な報道がなされていたかを教えてくれている。有権者としてはそういう報道に流されないように気を付けていかないと。

 実際のところ、(2020/08/04の記事、「言葉の揚げ足取り」と「見出し詐欺」はもういらない)の頃にはマスメディアがこぞって「反対」中止を」といい続けていた「GoTo「GoToトラベル」にしても、

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 GoToトラベル、のべ2518万人利用 開始2カ月で

 政府の観光支援策「Go To トラベル」事業について、赤羽一嘉国土交通相は20日の閣議後の記者会見で、事業が始まった7月22日から9月末までの約2カ月強に、少なくとも延べ2518万人が利用したと明らかにした。
 8月末までは延べ1339万人としており、9月の1カ月間で1179万人が利用したことになる。2518万人に対する割引総額は1099億円。予算枠は1・1兆円あり、1割が使われたことになる。価格別では1泊1万5千円未満の利用者が8割程度を占めるという。
 10月には東京発着の旅行も対象に追加されたほか、お土産を買ったり食事をしたりできる地域共通クーポン券も始まったため、利用者はさらに増えそうだ。
 朝日新聞デジタル 10/20(火) 11:47

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「まだ東京が対象に入っていなかった時点」でこれだけの利用客がいた。
 そして「反安倍」勢力がワクワクして待っていただろう感染爆発は起きていない。
 東京が対象になった十月以降、この数字はどうなるだろう?

「時間に切りがある」という制度を正しく理解もせずに「錬金術だ!」と騒いで(2020/10/08の記事、「『fear』よりも『care』」参照)いた「GoToイート」にしても、

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 「GoToイート」開始9日間で558万人予約 大半が夕食

 農林水産省は20日、今月1日から始まった飲食業の支援策「Go To イート」のポイント付与事業に関し、1~9日の9日間で558万3千人の予約があったと明らかにした。ポイント付与額に換算すると49億2800万円となる。
 予約状況の内訳は、昼食が131万1千人、夕食が427万3千人。ポイント付与額の内訳は、昼食の6億5500万円に対し、夕食が42億7200万円。それぞれ、夕食が約77%、約87%と大半を占めた。
 また、ポイント付与事業の登録飲食店の数は、5日時点で7万6733店。
 野上浩太郎農水相は20日の閣議後記者会見で「ややペースが上がってきていると思う」と述べ、利用状況を注視する考えを示した。
 産経新聞 10/20(火) 13:12

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「変な使い方をしている客はごくごく一部でしかない」ということが数値で出てきている。

 この「イート」のニュースでも相変わらず、

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これさ、トラベルより問題大でしょ。

近所の店で検索っても5件しか出てこない。
しかも、高級店とチェーンのみ。
近所に飲食店は100件はあると思うのですが、たった5件なの!?

税金を使った救済措置なのに、救われる人が一部すぎるだろう?

 共同通信 10/20(火) 12:31配信「GoToイート予約、558万人 9日間でポイント付与49億円分」コメント欄より

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 頓珍漢なコメントをつけている者もいるが、「対象店」になるか否かは店側の判断なのだから、登録店の数で「失敗だー税金がー」と騒ぐのは筋が悪すぎる。

 何度も書いているように、そもそもこの「GoToキャンペーンには国債費があてられるので税金がどうのではない」というのはおくとしても、これらのキャンペーンで救済しようとしているのは客ではなく「客が減って難儀をしている店の側」なのだ。
「GoToイート」ではこれら予約サイトだけではなく食事券システムもあるのだから、「そっちがいい」という店もあるだろう。それを無視して騒ぐのは、ただのアジテーションでしかない。

「GoToキャンペーン」では、野党第一党までが、


https://twitter.com/CDP2017/status/1317747584161644545

 こんなことをいって「客側を分断」しようとしているが、こういう「僻み煽り」戦術はまさに「共産主義革命思想の尻尾」。
 こんな「僻み、嫉み、妬み」煽りに乗せられて、自分たちの社会を豊かにしていく流れを潰すことほど馬鹿らしいことはない


 もともと政府が発表していた「GoToキャンペーン」は「トラベル」「イベント」「イート」が三本柱だったのだが、それに加えて昨日からは、

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 GoTo、次は「商店街」にぎわい戻るか


(写真、産経新聞より。Go To 商店街 「Go To 商店街」事業が採択され「こどもまつり」を開くキララ九条商店街=19日、大阪市西区(南雲都氏撮影))

 トラベル、イートの次は「商店街」。新型コロナウイルスに対応した需要喚起策「Go To キャンペーン」のうち商店街を支援する事業「Go To 商店街」が19日始まった。コロナ禍で人通りの激減した地域の商店街ににぎわいを取り戻す狙い。各地の商店街では順次、ハロウィーンやイルミネーションのイベント、新規店舗の開店などが検討されている。ただ、補助金は「後払い」とされたことから事業への申請を見送った商店街もあり、経済産業省は「先払い」へ変更する検討を始めた。

■コロナで閉店も
「各店舗がコロナで疲弊しているのでありがたい」。こう話すのは事業が採択された松江天神町商店街(松江市)の荒木彰浩理事。同商店街など3商店街はさっそく20日、動画を使った商店街の魅力発信をスタート。11月10日からはベロタクシーや自転車の飲食物のデリバリーを始め、タイで普及しているトゥクトゥク(乗用バイク)も運行させる。
「商店街」は消費者や生産者らが地元や商店街の良さを再認識するきっかけとなる取り組みを支援する。イベントだけでなく、新たな商材の開発やプロモーションの制作も対象。審査を通過した1団体あたり300万円を上限に補助。2団体以上連携する場合は団体ごとへの補助とは別に最大500万円を上乗せする。16日に第1弾の50団体34事業が採択され、19日から順次、取り組みが始まる。
「50日で50の催し」を行うのは滋賀県守山市の3つの商店街。取りまとめを行う事務局によると、各商店街とも新型コロナの影響で人通りが減り、飲食店を中心に売り上げが落ち込み、閉店に追い込まれたケースもあった。担当者は「『毎日何かのイベントをしている商店街』として反響を呼びたい」と意気込む。
(中略)
■申請見送りも
 一方、国からの補助はイベントなどの実施後、事業精算書などを提出してからの「後払い」。「後払いという方法に不安を感じて参加しにくい商店街もあるのではないか」(西日本の商店街関係者)という指摘通り、今回は申請を見送った商店街もあった。
 東京都品川区の戸越銀座商店街では今後参加する意向はあるものの、申請しなかった。支給が後払いとなるため事前に資金を準備する必要があるからだという。担当者は「採択の可否が分からない段階で、事業を始めるわけにはいかず、資金の準備も難しい」とキャンペーン活用のハードルの高さを指摘した。
 ほかにも不安を訴える声があり、経産省は19日、今後は先払いに変更するよう検討していることを明らかにした。10月末からの募集を予定している通常事業から方法を切り替える見込みだ。同省は不正が疑われる申請については現地調査などを行う方針。
 産経新聞 10/19(月) 19:06

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 こんなものも始まっている。

 街を元気にするもしないも、我々次第。
 明かりが消えて「僻み」に満ちた暗い街に住みたいのならば、立民などが言うことを支持していればいいだろう。

 菅内閣の支持率に見るように「安倍叩きヒステリー」が覚めた今、彼らに従うものがどれぐらいいるかは知らないが。


 おまけ。

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 ツイッター、バイデン氏息子巡る記事の拡散制限を撤回 共有可能に

[パロアルト(米カリフォルニア州)/ワシントン 16日 ロイター] - 米ツイッター<TWTR.N>は16日、民主党大統領候補のバイデン前副大統領の息子ハンター氏に関する米紙ニューヨーク・ポストの記事のリンク共有を阻止する措置を撤回した。
>ツイッターは理由について、この記事に含まれる個人情報はすでに報道などで広く知られるようになったため、と説明した。
 ツイッターは当初、記事リンクについて、ハッキングを通じて入手した素材の直接配布を禁止する同社のポリシーに違反すると判断し、ユーザーに掲載を禁じた。
 その後、ポリシー主任であるビジャヤ・ガッデ氏は15日夜、先のツイート制限に関するフィードバックを踏まえ、ハッキングされた素材に関するポリシーの改定を決めたと表明。「ハッカーや協力者によって直接共有されたものでない限り、ハッキングされたコンテンツを削除しないようにする」とし、「ツイッターでのリンク共有を差し止める代わりに、ツイートに背景を説明するラベルをつける」と説明した。
 だが、同社の広報担当者はロイターに対し、ポリシー改定にかかわらず、ニューヨーク・ポスト紙の記事の内容が個人情報の投稿に関する同社のポリシーに違反しているため、この記事の拡散制>限は続けると明らかにしていた。
 ツイッターのドーシー最高経営責任者(CEO)は16日、「リンクを直接差し止めたのは誤りだった」とツイートし、ラベルなどの手段を適用するべきだったとの考えをにじませた。また、「(ツイートへの)文脈追加を図るのがわれわれの目標であり、今後われわれはその能力を備えることになる」と述べた。
 16日には記事リンクを貼ったツイートの投稿は問題なく表示されたものの、ラベルは付けられていなかった。ロイターはこれがエラーか、それともポリシーによるものかをツイッターに質問し>たが、ツイッターは回答を避けた。
 ロイター 10/18(日) 11:06

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(2020/10/16の記事、下種のはやしたてを「エール」とは言わない(怒))で取り上げたバイデン候補の「真ウクライナ疑惑」。ようやくツイッター社が「情報弾圧」をやめるといい始めたのだが……まだなんだか歯切れが悪いな。

 こんなことやっていながら、よくもまあ「ロシアが選挙に介入でなんたらでロシア疑惑がどうの」とやっていたもんだな。


 本日の畑。

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 ノリの種付け始まる カラフルな網鮮やかに 有明海


(写真、西日本新聞より。ノリの種付けが始まり、色鮮やかな網が広がった有明海=18日午前9時44分、福岡県柳川市沖(本社ヘリから、撮影・帖地洸平氏))

 有明海の秋の風物詩、養殖ノリの「種付け」が18日、福岡、佐賀、長崎、熊本の沿岸4県で解禁され、赤や緑、黄色などカラフルなノリ網が海面を彩った。海水温が種付けに適した約21度に下がり、昨季より約1週間早い解禁となった。
 福岡県柳川、大川市の漁港では早朝、漁船がノリの胞子が付いたカキ殻をぶら下げた網を積んで次々と出港。5~10キロほど沖合の小間(こま)(養殖場)で小型の箱舟に乗り換え、色鮮やかな網を支柱の間に張り込んだ。
 今年は夏の豪雨の影響で流木やごみの回収に追われた。プランクトンがやや多いものの、海況はおおむね良好という。漁業者は「柔らかくおいしいノリを皆さんに届けたい」と話した。
 11月中旬に初摘み、12月中旬に一番のりが市場に出る予定。18季連続の生産額日本一を狙う佐賀県有明海漁協は生産量17億6千万枚、販売額235億円を目指す。福岡有明海漁連は13億枚、146億円を目標とする。(室中誠司)
 西日本新聞 10/18(日) 19:18

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 江戸時代の浮世絵を見ていると、海に立てた竹のようなものでのりを栽培していたようだが、今は「水平」に網を張る。
 この色は、「色によって太陽光の吸収がどうの」とかいうのとかあるのかなぁ。「色によって育つ速度が違うので、潮の流れに合わせて選んである」とか。
 養殖している人の「気分」が楽しくなるからというのでも、それはそれで意味はあるし。

 黄色いのは、ノリの育ち具合がよくわかりそうだ。 



 

その作戦は自分たちの支持率下げに効くだけだぞ

 Yahoo!Japanで配信されている雑誌系の記事が、

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 菅政権の力不足が露呈…ここへきて高支持率が下がった「致命的な原因」

 10月9日から11日まで実施されたNHKの世論調査結果に、永田町がざわついた。内閣支持率が9月の62%から7ポイントも下落したからだ。不支持率は7ポイント上がって20%になっている。
 支持率下落の原因を、日本学術会議問題に帰する向きもある。だがそれだけではないだろう。

 菅政権はスタートから、異例の高支持率だった。
 9月16日と17日に共同通信が実施した調査では、66.4%が「支持する」と答えている。日経新聞とテレビ東京が実施した世論調査では過去3番目に高い74%。19日と20日に讀賣新聞が実施した世論調査も同じ数字(74%)だ。
 だが「支持」の内容は、必ずしも積極的な評価とは限らない。
 讀賣新聞の調査によれば、菅義偉内閣を支持する理由の最多は「他に良い人がいない」で30%。“諸手を挙げての支持”とはいえない背景が伺える。
 そもそも菅首相は総理候補の本命ではなかったのだ。
 朝日新聞が6月に行った調査では、「次期総裁に相応しい人」として石破茂元地方創生担当大臣が31%だったのに対し、菅首相はわずか3%。
 同じく6月の日本テレビによる調査でも、石破氏が26%で小泉進次郎環境大臣が15%、河野太郎防衛大臣(当時)が8%だったのに対し、菅首相は岸田文雄政調会長(当時)と同じ3%だ。
 これでは一般国民から待望されていたとは到底いえない。
(中略)
 菅首相は官房長官として7年8ヵ月も安倍政権を支え、在任記録を更新した。その功績は素晴らしいが、首相になる準備をしてきたわけではない。同じ意味で準備が足りなかったのは、第1次安倍政権だ。有能な腹心がいない点が共通している。
 そして(国家観を欠いた)鳩山政権も(準備不足の)第1次安倍政権も、最初に高支持率を得たものの、1年ほどしか持たなかった。菅政権がそうならないと、誰が言えるだろうか。
 安積 明子(政治ジャーナリスト)
 現代ビジネス 10/14(水) 13:06

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「共同が支持率下がったといっている!」と大喜びで「菅内閣など大したことなし!」とやっているのだが、いやはや。
「安保法制」や「特定機密保護法」などの時から指摘していることだが、こういう調査では10パーセントぐらい「ワイドショー世代」の影響が出る。テレビがネガティブキャンペーンをやればそれぐらい支持率が下がるというのが「お約束」になっているというのに。

 よくもまあ、この段階でここまで勝手な空想を膨らませることができたものだ。
 安倍前総理が辞意を表明する前の「石破人気報道」まで出してきて「菅は人気がない」とか。そもそもその頃は菅総理が「選択肢」だとは考えられていなかったというだけではないか。
 菅氏と鳩山氏を比べて「鳩山の二の舞」的なことを言うのも、菅総理の「実務力」を無視した「想像」でしかないのだからお話にならない。

 こんなことをしても、逆にあの頃マスメディアに踊らされて鳩山政権を作ってしまった有権者のトラウマを刺激するだけで、逆効果だと思うのだが。
 さすがは公選法違反の連座制で当選取り消しになりかけた民主党の都築譲氏の政策秘書をやっていた人物だけのことはある。


 それにしても、ワイドショーをはじめとしてマスメディアが「説明!」「説明!」と繰り返すせいだろうか、

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 任命拒否、首相説明不十分72% 共同通信世論調査

 共同通信社が17、18両日に実施した全国電話世論調査で、日本学術会議の任命拒否問題を巡る菅義偉首相の説明が「不十分だ」との回答が72.7%だった。「十分だ」は16.1%。
 菅内閣の支持率は前回9月の調査より5.9ポイント減の60.5%だった。支持しないと答えたのは5.7ポイント増の21.9%だった。
 新型コロナウイルス感染拡大による生活への不安について尋ねたところ「ある程度」を含め「不安を感じている」との回答が72.9%に上った。
 回答は固定電話731人、携帯電話1239人。
 共同通信 10/18(日) 16:13

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「説明不足の声がこんなに!」という数字を出してくるメディアがある。

 財界人までが、

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 「説明果たしていない」 学術会議問題で同友会・桜田氏

 日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人が任命されなかった問題について、経済同友会の桜田謙悟代表幹事(SOMPOホールディングス社長)は13日の記者会見で、「(任命しなかったことが)突然という感じがしますから、説明責任を果たしているとは言えないと思います」と話した。一方で、「(同会議のあり方を)議論するいい機会になった」とも語った。
(中略)
 日本学術会議の会員が特別職の国家公務員であることに触れ、6人を除外した理由だけでなく、「残りの99人の任命責任も問われるべきで、任命した方はこれまで通りだからいいというわけにはいかないだろう」と話した。「(議論を)仕掛けたのかなという気がしないでもありませんが、いずれにしても、(説明責任を)果たしていないと思います」と締めくくった。(諏訪和仁)
 朝日新聞デジタル 10/13(火) 18:21

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 こんなことを言っているが、ではSOMPOホールディングスでは、桜田社長がいちいち新入採用書類のすべてに目を通して決済しているとでもいうのだろうか?

(2020/10/12の記事、「国会」というよりは「紅白歌合戦」)で引用した記事にあるように、総理が「(推薦者全員が載った文書は)見ていない」といったからと、野党は、

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 杉田副長官の国会出席要求 野党、任命除外「関与濃厚」

 日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人が任命されなかった問題で、与野党の国会対策委員長が14日、国会内で会談した。野党は、官僚トップの杉田和博官房副長官を26日召集予定の臨時国会に出席させるよう与党に要求した。与党側は持ち帰って検討するとしている。
 立憲民主党の安住淳国対委員長は会談に先立ち、記者団に「任命問題への杉田副長官の関与は濃厚になった。学術会議の推薦名簿から6人を外した理由を聞かなければならない」と語った。野党側は、実質的に6人を除外したのは杉田氏だとみて追及を強めている。
 一方、自民党の森山裕国対委員長は記者団に「事務の副長官が国会に出るのは、あまり前例がない。慎重であるべきではないか」と語った。
(後略)
 朝日新聞デジタル 10/14(水) 12:33

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「関与だ! 国会に呼べ!」と騒いでいるが、総理大臣のスタッフが総理大臣の仕事を輔弼し、その一部を担うのなど当たり前の話ではないか。

 そんなことは独裁民主集中制の共産党すらわかることだろう。
 この杉田副長官を呼んだところで「総理の任を受けて仕事をしただけです」としか答えようがない。
 そして人事については「不採用の詳しい理由はいちいち語らない」のが社会の常識というものである。
 彼らは本気で来週からの臨時国会で副長官を呼ぶつもりなのだろうか? そしてまた、「与党が応じない」といってサボタージュをするのだろうか?

 この「任命」の話を副長官の話にして政権を叩こうということは、それこそ「すり替え」。

 立民の幹部とかいう者が、

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 野党側は、26日召集予定の臨時国会で徹底追及する構え。立憲民主党の枝野幸男代表はこの日、「(任命拒否の理由を)何も説明しないこと自体が、政権の『上から目線』。その姿勢は安倍政権以上だ」。立民幹部は「これからも、ボディーブローのようにじわじわ菅政権に効いてくるだろう」と笑みを浮かべた。 (一ノ宮史成、前田倫之、川口安子)
 西日本新聞 10/17(土) 10:46配信「『ボディーブローのように政権に効いてくる』 首相、学術会議と『対話』演出も…」より

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 こんなことをいってほくそ笑んでいるというが、本気でまた「モリカケサクラ」と同じ「すり替えバッシングで支持率を」作戦で行けると思っているのならば、「それに引っかかる分はもう出てしまっているから無駄」といってやろう。

 そして「その作戦の先鋒を務めたうちの選挙区の福島のぶゆきは落選した」といってやろう。


 本日の色彩。

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 山モミジと空の青 まさに「虹色のトンネル」 北海道・中札内


(写真、毎日新聞より。コケむす石畳の両脇に色とりどりの木々が並ぶ「山もみじのトンネル」=北海道中札内村の中札内美術村で2020年10月13日、貝塚太一氏撮影)

 真っ赤な紅葉と、色づき始めた黄色の葉。まだ緑を残す葉もある。そこに晴天の青を加えると、まさに「虹色のトンネル」だ。
 ここは中札内美術村(北海道中札内村)に3年前にできた庭園内にある「山もみじのトンネル」。全長100メートルで、両脇に58本のヤマモミジが植えられ、足元にはコケが生えた石畳が敷かれている。春は新緑、秋が深まると紅葉に包まれ、今の時期は刻一刻と表情を変えるさまざまな色彩を楽しめる。ゆっくり歩くと、吹き抜ける風の冷たさが、冬の到来が近いことを教えてくれ>た。
 施設は六花亭製菓(帯広市)が運営し、約14万5000平方メートルの敷地に七つの美術館やレストランがある。今年は新型コロナウイルスの影響で訪れる人が激減したまま、19日から冬季休業に入る。「季節ごとに移り変わる自然の美しさを体験できます」という担当者の説明通り、美術館の外の景色もまた、精巧な風景画のようだ。来年はどんな「絵」が鑑賞できるだろうか。【>貝塚太一】
 毎日新聞 10/18(日) 9:55

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 ここ数日麻の冷え込みが厳しくなっている北関東だが、北海道の方ではもうこんなにモミジが色づいているんだなぁ。

 水戸でも来月になったら茨城県立歴史館でいちょう祭りが始まる。

 

 


 今年は新型コロナウイルスのためにいろいろ制約がかかりそうだが、講談とライトアップは見に行きたいなぁ。


 

 

政治の話をするときには肩書を外そう

 なかなかいい感じに晴れないなぁ。
 がんばれ、

 

 

 水戸肉フェスタ。来週もあるぞ。


 さて、

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 科学誌、再選「ノー」相次ぐ コロナ対応見過ごせず 米大統領選

【ワシントン時事】来月の米大統領選を前に、米サイエンス、英ネイチャーなど世界で最も権威のある科学誌が相次いでトランプ大統領の再選不支持を打ち出した。
 これまで政治とは距離を置く傾向が強かったが、「科学軽視」と映る政権の新型コロナウイルス対応を看過できず、「ノー」の声を上げ始めた。
「リベラルか保守かの問題ではない。われわれの政治指導者は危険なほど無能だ」。医学界で最高水準の影響力を誇る米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)は今月8日、再選反対を明確にした。
 科学誌ではこれまでも地球温暖化など科学を否定するトランプ氏に批判的な論調はあったが、一線を越えさせたのはコロナ対応だ。サイエンス誌は9月、コロナの脅威について「明白なうそをついた」と再選不支持を表明。ネイチャー誌も今月14日、トランプ政権の「破滅的なコロナ対応」を非難し、民主党候補のバイデン前副大統領支持に踏み込んだ。
 米科学誌サイエンティフィック・アメリカンは9月、創刊175年の歴史で初めてバイデン氏を特定候補として支持した。
 科学者の本分とは異なる政治的立場の表明には批判の声もあるが、NEJMのルービン編集長は「(トランプ氏に関する)絶え間ない憂慮すべきニュースが限界点に達した。読者離れを招きたくないが、とても重要な問題について言わずにいられなかった」と米メディアに語った。
 時事通信 10/18(日) 7:26

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「科学者がトランプに反対だー」とメディアが嬉しそうにしている。

 まあ、トランプ大統領の「新型コロナ対策」というならば、それは(2020/10/04の記事、人として失ってはいけないものを教えてくれる)で書いたような「ハリウッド映画レベル」のものであるのは明らかなので、日本人から見ても「ええ~(汗)」というようなものだが、ではバイデン候補はといえば、トランプ氏を罵る他は頓珍漢なマスク推ししかしていない。
 科学者ならばここは「どちらも不十分で応援出来ない」とするのが「リベラルか保守かの問題ではない」という立場ではないのか。
 科学者ならば政治の話の前に、今のところ新型コロナ対策としては、わが国が推進している「手洗いうがい、三密を避ける」しかないことを広く米国民に啓蒙してこそではないのだろうか。本当に感染拡大の防止で意見したいというならば。

 もっとも、そんなことでアメリカ人の行動様式が変わるというのならば、たびたび話題になる「銃規制」などもうとっくに完遂していることだろう。
 トランプ大統領が「厳しい感染防止策」が取れないのは、州に多くの権限があって連邦政府にできることは限られているということに加えて、本人も含めてアメリカ人にそういう「気質」があるからではないのか。
 それを無視して「トランプはだめ。だから我々はバイデンを支持する」というのは、科学者としての矜持を捨てて、ただの政治的発表で遊んでいる団体に成り下がっているということ、その「いい頭」で早く理解すべきだ。

 彼らが「正しい感染防止に力を入れている」かのようにいうバイデン陣営でも、

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 民主党副大統領候補ハリス氏、遊説を18日まで中止…スタッフが感染

【ワシントン=海谷道隆】米大統領選の民主党候補ジョー・バイデン前副大統領の陣営は15日、副大統領候補カマラ・ハリス上院議員のスタッフら2人が新型コロナウイルスに感染したため、ハリス氏の選挙遊説を18日まで中止すると発表した。ハリス氏は2人と濃厚接触はなく、慎重を期すための措置と説明している。
 陣営によると、広報担当スタッフと、ハリス氏が移動に使った飛行機の乗組員の感染が14日夜に判明した。ハリス氏は14日の検査で陰性だった。当面、オンラインで活動し、19日に対面での選挙活動を再開する。
(後略)
 読売新聞オンライン 10/16(金) 10:31

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 陽性者は出ているではないか。

 トランプ大統領が陽性になったときに上から目線で馬鹿にしていた人間たちは、これに対していったいどういう反応を示すだろう?
 ちなみにNHKでは、どうも検索したところでこれを伝えるニュースは出てこないのだが?


 そのNHK、国内ニュースでは、

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 日本学術会議の「提言」 生活に身近なものも

 国会などで議論になっている「日本学術会議」。科学者が専門的な立場から意見を表明する役割を担っていますが、出される「提言」は私たちの生活に身近なものも少なくありません。
 日本学術会議が意見を表明する方法のうち、もっとも頻繁に発表されているのが、「科学的な事柄について実現を望む意見」として出される「提言」です。
 ゲノム編集技術に関するものなど最先端の科学技術についてさまざまな意見を発表している一方、私たちの生活に身近な提言も少なくありません。
 ことし出された提言には、子どもや妊婦の受動喫煙対策を充実させるよう求めるものや心と体の性が異なる「トランスジェンダー」と呼ばれる人たちが暮らしやすい社会をつくるため法整備の必要性を指摘したものなどがあります。
 また、新型コロナウイルスの感染が広がる前の去年5月には、感染症の「パンデミック」に備えて、ウイルスなどの微生物や病原体についての教育を充実させる必要があるという提言を出していました。
 さらに、おととしには、夏の生活時間を早める「サマータイム」について、長期にわたって健康に影響を及ぼすおそれのあることや必ずしも暑さ対策になるとは限らない点を指摘し、「導入は見合わせるべきだ」と提言しています。
 このほか、6年前に発表した選挙の投票率低下への対応策をまとめた提言では、過疎が進んでいる地域で、期日前投票のために投票箱を載せた車が地域をまわる「移動投票所」について、まだ全国的に広がっていない時期に、その必要性に言及していました。
(中略)
日本学術会議の意見表明とは
 日本学術会議が専門的な立場から意見を表明する方法には、「答申」「回答」「勧告」「要望」「声明」「提言」、それに「報告」の7つがあります。
 このうち「答申」は政府からの諮問を受けて出され、「回答」は省庁から審議依頼を受けて出されるものです。そのほかの5つは学術会議が自発的に行います。
 最も頻繁に出されているのが「提言」です。平成23年から先月末までの10年近くに出された「提言」は277件で、ことしはこの10年で最も多い68件が発表されています。
 NHKニュース 2020年10月18日 5時12分

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 高まっている「学術会議は役に立っていない」という世論を静めようとしてか、こんな長いニュースを読んでいる。

 いやはや。この頃朝日新聞の系列ネットニュースがやたらと「ファクトチェック」という単語を使って学術会議に対する批判をウソだデマだと「認定」しているが、NHKも似たようなことをし始めたか。

 バズフィードなどが嬉々として「デマ」レッテル貼りをしているものとしては、

「学術会議で年金がもらえるようになるという平井解説者」
「千人計画に関与しているという甘利税調会長」
「自衛隊員の入学を大学が拒否したという櫻井よしこ氏」
「北大に押しかけて『軍事研究』を中止させたという北大・永田教授の話」
「レジ袋廃止は学術会議の手柄」

 というあたりだろうか。
 たしかに、それぞれを見れば、

「年金がもらえるのは学士院会員の話であり、学術会議ではない」
「千人計画は学術会議が直接関与しているものではない」
「以前大学に入学を許可された自衛隊員もいた」
「学術会議の人間が北大に押しかけたという事実はない」
「会議はマイクロプラスチックに関する話をしただけで、レジ袋を廃止せよとはいっていない」

 というところで正しいものとは言えないところがある。
 が、一方で、

「学術会議の会員になることは、学士院会員になる近道でもある」
「学術会議と中国科学技術印は協力の覚書を交わしている。中国科議員が中共の支配下にあることは公然の秘密である」
「実際に入学を拒否された自衛隊員はいる」
「学術会議が出した『軍事研究禁止』の声明に北大が『忖度』した」
「大西元会議理事長がテレビで『レジ袋有料化は学術会議の手柄』だと言った」

 という事実もあり、個々の事案では間違っているものの、そういう話が出てくる「背景」というのはあるわけで。
 NHKが今回「学術会議はなにもしていないはフェイク」として並べた「提言」の話も、レベルとしてはこれらと同類の「都合よくつまみ食い」したものでしかない。

 同局は「ゲノム編集技術に関するものなど最先端の科学技術についてさまざまな意見を発表している一方」とぼかしているが、確かこの会議はゲノム編集に対しては結構「後ろ向き」の「提言」をしていたように記憶している。
(2020/10/10の記事、君ら、なんのためにいるの?)で書いたように、物理学的には非常に重要なリニアコライダーのことでも、「重点政策としない」とする方針を採っているし。
 いくら「提言」をしていようと、会議全体の方針として「科学の後退」につながるようなことしかしていなければ、これは批判の対象になる。なにしろ彼らは日本学術会議法第二条にあるように「わが国の科学者の内外に対する代表機関として、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的」として選出されている「はず」なのだから。

 公共放送を名乗るのならばそういうところをきちんと批判すべきなのに、ただひたすら利害関係者を擁護するような原稿を作っているようならば、そんなところもまた「改革対象」とされてしかるべきということになるぞ。


 本日の駆動系。

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 人工筋肉への第一歩、蒸気で駆動するスマートマテリアルを都立大などが開発


(写真、マイナビニュースより)

 東京都立大学(都立大)、北里大学、横浜国立大学(横国大)、名古屋市立大学の4者は10月15日、特定の蒸気を感知して可逆的に変形・変色するという、これまでにない特性を持つ新材料を作り出すことに成功したと共同で発表した。
 同成果は、都立大学大学院 理学研究科の伊與田正彦客員教授(名誉教授)、北里大大学院理学研究科の長谷川真士講師、横国大大学院環境情報研究院の大谷裕之教授、名古屋市立大大学院理学研究科の青柳忍教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、米化学会が発行する「Journal of the American Chemical Society」に掲載された。
(中略)
 蒸気刺激に対して変形・運動する物質の報告例はこれまで少なく、高分子材料においていくつか報告例があるのみだった。しかも、それらは変形・運動を可逆的に制御するまでには至っていなかったのである。
 そうした中でも共同研究チームは蒸気刺激のメリットに着目し、同刺激に対して自ら可逆的に変形・運動するスマートマテリアルの研究を進めた。今回の研究では、「フェニル基」を2個付加した「チオフェン」分子6個からなる環状分子が新規に合成された。
 フェニル基とは、化学式化学式C6H5で表され、ベンゼンC6H6に似た炭素原子6個が6角形状に結合してできた原子団だ。またチオフェンとは、化学式C4H4Sで表され、炭素原子4個と硫黄原子1個が5角形状に結合してできた分子である。
 この環状分子は、特定の小さな分子をその環内に取り込むことができ、その際分子構造に少し変化が生じるという特徴を持つ。さらに、ある条件下で積層するように超分子集合することで、ファ>イバーを形成するという特徴もある。超分子とは、複数の分子が分子間相互作用により規則的に集合してできた分子の集積体のことである。
 こうして得られた黄色のファイバーは、環状分子に加えてアセトン分子が含まれており、乾燥させるとアセトン分子を放出し、黄色から橙色に変色するという機能を実現。この変色は分子構造の変化に起因するという。乾燥後、アセトン蒸気に触れさせると橙色から元の黄色に戻り、さらに再度乾燥させると再び黄色から橙色に変色するという特性を持っていた。なおアセトンとは、化学>式C3H6Oで表され、有機溶剤として知られる。両親媒性の液体で水にも油にも溶け、常温で高い揮発性を有するのが特徴だ。
 このような蒸気刺激に対する可逆的な変色に加えて、このファイバーは蒸気刺激に対する可逆的な変形・運動も示すという。長さ1mm程度のファイバーがアセトン蒸気の有無によって可逆的に湾曲することで、その先端位置が0.1mm程度、上下運動していることが確認できたとする。
 この可逆的な変形・運動は、アセトン蒸気刺激と乾燥を繰り返すことにより、10回以上繰り返されるという。蒸気刺激前後のファイバーの内部構造について、大型放射光施設SPring-8でのX線回折を用いた解析が行われた結果、蒸気刺激によって分子配列が可逆的に変化することで、変形が引き起こされていることが判明した。
(後略)
 マイナビニュース 2020/10/17 21:26

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「マッスルシリンダー」か!

 う~ん。ボトムズに出てくる「ポリマーリンゲル液」よりは不安定ではなさそうだけど、アセトンは有害物質だし引火性もあるし……危険なことに変わりはないなぁ(汗)。

 横浜のガンダムはスムースに動いているから、やはりモーター系の方が関節の駆動には適しているのかも。場所も取らないし


 

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