偕楽園血圧日記 -4ページ目
2018年09月05日(水)

抗議先を間違えないようにしよう

テーマ:報道

 台風21号はあちこちで風の被害を出して去っていったが、「災害を利用してイデオロギー活動」をする「クズ」もその風で露わにしてくれたようだ。
 ツイッターでさらされている「そっち系」の人間たちは、本気で自分たちの主張が万人に受け入れられるものだと思っているのかなぁ。

 まあ、

 


 こんな意識を持っている人間に率いられているようでは、自分たちがいかに「先鋭的」になっているかの自覚は、まったくないのだろうな。


 さて、読売新聞が、

 

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 福島原発処理水 丁寧なリスク説明が大切だ

 東京電力福島第一原子力発電所にたまり続ける「処理水」をいかに処分するか。廃炉作業を滞らせないよう、方針を早急に決めねばならない。
 福島第一原発では、溶けた炉心に水をかけて冷却する。そこに地下水が流れ込み、放射性物質で汚染される。回収して浄化設備を通したのが処理水だ。
 タンクに保管中で、その量は90万トンを上回る。今後も年に5万?8万トン増える見通しという。
 敷地内には既に、各種のタンクが約900基ある。用地の確保は厳しさを増しており、タンク増設の計画は、2020年末までしかない。敷地がタンクで埋め尽くされれば、廃炉に必要な作業スペースが足りなくなるだろう。
 課題は、処理水に放射性物質トリチウム(三重水素)が約900兆ベクレル残っていることである。原理的に取り除くのが難しい。有力視されているのが海洋放出だ。基準値まで濃度を薄めて実施する。
 国内外の原発でもトリチウムは日常的に発生しており、基準に沿って海に流している。国内の原発からの放出量は、震災前の5年平均で年間約380兆ベクレルに上る。
 トリチウムは、宇宙線によって年に7京ベクレルが生成され、日本で年間に降る雨水中にも223兆ベクレル含まれる。一定濃度以下なら環境などに影響はないと、経済産業省や原子力規制委員会は説明する。
 十分に安全性を確認した上での海洋処分は避けられまい。
 経産省が、その実現を目指して開いた公聴会では、意見陳述者から、安全性について「信用できない」という声が相次いだ。
 技術的に難しい問題なのに、説明や資料は簡素だった。放射能などの基礎知識がある前提で説明され、「(経産省は)ゼロから検討し直せ」との注文がついた。
 処理水に、トリチウム以外の放射性物質が残留している、との批判も集中した。公聴会直前の一部報道を受けたものだ。
 東電は4年前から、浄化は効率を重視すると説明してきた。放射線による作業員らへの影響を軽減するためだ。取り切れない物質は放出時に除去する方針だが、その経緯が公聴会の資料にはない。
 リスクに関する説明不足が、反発を助長していないか。
 漁業関係者など地元は、「風評被害」を理由に放出に反対している。信頼が回復しつつあるのに再び悪影響が及ぶと懸念する。
 地元の理解を求める努力は当然だ。政府と東電は、広域での風評対策も一層強化すべきだ。
 読売新聞 09月04日 06:00

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 こんな社説を書いていたのだが……はっきり言って、処理水の処分については、もはや「丁寧な説明」が主題になるところなどとうに過ぎている。
 自分たちも書いているように、問題は「風評被害」であり、その原因はといえば、いくら説明しても理解しようとせず、ただ「反核」というイデオロギーを正当化するためにデマを流し続ける勢力の存在なのだから。こういう勢力を「黙れデマ野郎!」と叩き潰す、そういうターンに入っているのだ、もう。


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 トリチウム水で福島4町が要請 経産省に、「地元理解最優先に」

 東京電力福島第1、第2原発が立地する福島県の4町長らでつくる協議会が3日、経済産業省を訪れ、第1原発の汚染水浄化後に残る放射性物質トリチウムを含んだ水の処分に関し、環境や風評への影響を慎重に議論し、地元理解を最優先に取り組むよう要請した。
 処分方法は海洋放出が有力視されるが、政府が8月末に福島県と東京都で開いた公聴会では反対意見が相次いだ。世耕弘成経産相は要請を受け「公聴会での意見を踏まえ、地元との対話を徹底し理解を得ながら進めたい」と応じた。
 共同通信 09月03日 16:25

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 地元の首長も政府に申し入れを行っているが、彼らがこういう提言を持って行く先は政府ではない。まさにこの行為を報道している、(2018/08/31の記事、いつまでも「デマ」に踊らされるほど日本人は馬鹿ではないはずだ)で指摘した「処理水」を「汚染水」と書く共同通信のような報道機関である。
 こういう報道機関が、いつまでも「汚染されたフクシマ」という虚構を演出し、「反核団体」が福島第一原子力発電所の事故を「タネ」にしてお祭り騒ぎをするための「会場づくり」をやっているのだから。

 福島の事故では、当時ウィキペディアなどに書かれていた「プルトニウムは猛毒物質という嘘」を正した科学者に、科学知識のまったくない「数学嫌いだから文系」レベルの人間が御用学者のレッテルを貼って罵るという異常な光景が繰り広げられた。
 そういうおかしないちゃもんを正すべき報道機関までが、素人の「思い込み」で科学者の「すでに証明されている事実」を否定し、不安を煽るということをやった。一部の科学者が「ここぞ」とばかりに金儲けやイデオロギー発露にかまけて素人の味方をしたおかげで、その「不安煽り」に引っかかってしまった人も多くいるだろう。
 大学では物理学を専攻し、場と素粒子論を学んだ人間からすれば、当時本屋に並んでいた「原子炉の素人が書いた本」がどれほど忌々しいものだったか。

 今でもまだ、

 


 この方が報告してくださっている、こういう人間が赤面して隠れてしまう社会を作るために「正しい知識」を広めるのは、本来報道機関の役割なのだ。


 と、いうところで、私も一つ。ツイッターを見ていたら、トリチウムについて「危険はない」といっているような人でも「水素が多い水」という間違いをしていたので、書いておく。
 トリチウム、日本語で三重水素というのは、「三つの水素のついた水」ではない。水素原子の原子核に、中性子が二つ多くついたもののことである。
 水素の原子核は陽子が一つで安定しているのだが、これに中性子が一つついたものがデューテリウム(二重水素)と呼ばれてDと書かれ、二つ付いたものがトリチウム(三重水素)と呼ばれてTと表記されるが、性質としては普通のH2Oと同じである。
 上記エントリーで書いたように自然界のエネルギーで不通に生まれる物質であり、皆が蛇口をひねって出てくる水道水の中にも、D2OやT2Oの形で不通に混ざっているもので化学的な反応性は普通に「水」なので、摂取したところで「何か起こる」ようなものでもない。トリチウムが出す放射線が体に影響を与えるほどこれを摂ろうとしたら、その前に「水中毒」でその人は亡くなることになるだろう。
 これを分別しようとすると、原子核の中性子分の重さで分けるしか手はないわけで、中性子の重さというのは非常に小さいから、「取り除くのが難しい」といわれることになる。
 そういうものの話を今はしているのだということを皆が知るようにするのは、政府だけの力ではできない。

 4町長さん、どこに行けばいいのか分かっただろうか?


 おまけ。

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 経産相、MOXで政策変更なし 再処理断念報道で

 プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の再処理に備えた費用計上を電力会社10社が2016年度以降中止し、事実上のMOX再処理断念となるとの共同通信の報道について、世耕弘成経済産業相は4日、記者会見で「全く事実と異なり大変遺憾。政策変更はしておらず、核燃料サイクルをしっかり推進する」と述べた。
 共同通信は配信記事で、政府が16年に使用済燃料再処理機構を設立し、通常の核燃料もMOX燃料も区別せず、原発で使った分に応じて機構に拠出金を支払う形になったことから、MOX再処理の引当金などは事実上、現在の再処理工場に使われることになると報じた。世耕氏は「拠出金にはMOX燃料を含め、すべての再処理費用が含まれている。事業者の会計面の処理方法が変わっただけだ」と語った。
 電気事業連合会も4日までに「MOX燃料の再処理を断念した事実はない」などとする見解をホームページで公表した。
 共同通信編集局は「記事の内容は十分な取材に基づいており、この問題に関しては今後も取材を継続し、報じていく」としている。
 共同通信 09月04日 18:39

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 共同通信が不思議な記事を書いている。

 

 


 大臣がツイッターで発信しているこの一連のやり取りを見ればわかるように、共同通信が「取材事実とまったく違うこと」を書いて大臣が「訂正」したということを書いているのだが、それを配信しているのが共同通信だというのだから、わけがわからない。
 この記事では「共同通信が」という記述があるが、それはすなわち自社のことなのだから、記事の中に訂正と謝罪の文があってしかるべきではないのだろうか? なんなのだろう、この「第三者であるかのような態度」は。

 この再処理費用も含んだ「核廃棄物」の処分のための費用は、原子炉が動いている時にはその発電した電気を売った費用の中から各会社が積み立てる形になっていた。「反原発」派は「処理費用さえない! 税金が!」とデマを流していたが、しっかりと費用は作っていたのである。
 だが、そういう勢力が原子炉を停めろと騒いだおかげで、その仕組みが動かなくなってしまった。
 それを「今売っている電気代から積み立てるようにしたい」といった時にも新聞は大騒ぎしたが、こうやって「トイレを作らせない」ための活動をやりながら「トイレのないマンションがどうの」といって悦に入っているのだから、「反原発」でエリートぶっている人間たちは質が悪い。
 そういう思想が先行するから、今回の共同のような「自分の想像」を記事にしても謝罪の一つもできないのだ。

 このメディアの偏向を正すことが、未来のための「なにより」である。


 本日の復刻。

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 「まろやかで一味違う」塩好評、商品化へ 兵庫・赤穂


(写真、神戸新聞NEXTより。塩作りに挑む参加者=赤穂市御崎、同市立海洋科学館・塩の国(撮影・藤家武氏))

 兵庫県赤穂市立海洋科学館・塩の国(同市御崎)では、昭和40年代まで主流だった「流下式(りゅうかしき)塩田」で作ったかん水(塩分濃度を高めた海水)を使い、塩作りを体験できる。この塩、本紙赤穂支局経験者が「一味違う」と口をそろえるほど評判がいい。そんな声に応え、同市は製塩業者と商品化に向けて知恵を絞っている。
 7月中旬に開かれた体験会には、家族連れら25人が参加していた。スタッフに教わりながら、250ミリリットルのかん水を煮立てて混ぜる。混ぜ続けるうちに白い泡が鍋を覆い、約30分で塩が出来上がる。
 神戸市立井吹東小学校5年の女子児童(10)は「しょっぱかったけど、普段の塩と違う。海って感じがする」とにっこり。父親(45)も「こうやって塩を作るんだなあ。塩むすびにして食べたいね」と話した。
 流下式塩田は戦後に登場した製塩法だ。緩い傾斜をつけた流下盤に海水を流し、太陽の熱で水分を蒸発させる。さらに竹の枝を組んだ枝条架(しじょうか)の上から流し、風の力で蒸発させ、かん水を作り上げる。工場で海水と塩分を分離する「イオン交換膜法」が登場するまで、広く使われていた。
 赤穂市は、体験者から「まろやかな味」との声が多く寄せられることから、商品化を目指す。流下式塩田で作ったかん水を提供し、製塩業者に商品化してもらう計画で、検討を進めている。「塩の国」の味が、身近に手に取れる日も近いかもしれない。(上田勇紀)
 神戸新聞NEXT 9/2(日) 14:00

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商品化へ」って、赤穂の塩は江戸時代すでに商品化されていたはずだが。
 忠臣蔵で知られる赤穂事件で浅野家が断絶したときに、その販路と共に技法も失われてしまったのだろうか?

 調べてみると浅野家の後に明治まで封じられていた森家も塩の販売をやっていたらしいが、なかなかうまく利益が出せなかったらしい。やはりイメージが悪くなった土地ということが響いていたのだろうなぁ。
 現代では逆に「忠臣蔵ブランド」の価値は高いので、赤穂市には頑張ってもらいたい。


 

2018年09月04日(火)

「国を守る人」を守り支えるのは我々国民

テーマ:政治

 水戸も夕方から風が強くなってきたが、台風21号のおかげで、

 

 


 関西の方はなんだか大変なことになっているようだ。

 大阪を含めて西日本は、この夏から地震や大雨でかなり痛めつけられている。
 自衛隊の災害派遣が必要なほどの被害が出なければいいのだが。


 さて、その自衛隊のことで、

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 「時には心ない批判に」自衛官前に首相改憲意欲

 安倍首相は3日午前、防衛省で同省幹部や自衛隊の指揮官が一堂に会する自衛隊高級幹部会同に出席した。首相は「時には心ない批判にさらされたこともあったと思う。全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えることが政治家の責任だ」と述べ、自衛隊の根拠規定を明記する憲法改正への意欲をにじませた。年末に策定する新しい「防衛計画の大綱」(防衛大綱)につ>いては「宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域を横断的に活用した防衛態勢への変革は待ったなしだ」と強調した。
 読売新聞 9/3(月) 17:34


 首相、自衛隊幹部に訓示「任務全うできる環境整える」

 防衛省と自衛隊の幹部が集まる「自衛隊高級幹部会同」が3日午前、東京・市谷の同省であった。安倍晋三首相は訓示で「全ての自衛隊員が強い誇りを持って 任務を全うできる環境を整えるのは、今を生きる政治家の責任。私はその責任をしっかり果たしていく決意だ」と述べ、自衛隊を明記する憲法改正への意欲を改めて示した。
 首相はまた、北朝鮮の核・ミサイル問題や中国の海洋進出などを念頭に、「我が国を取り巻く安全保障環境は我々が想定したよりも格段に速いスピードで厳しさを増している」と指摘した。
 サイバー空間や宇宙など新たな領域での防衛力強化が「死活的に重要」とし、「防衛体制の変革は、待ったなし。新たな防衛力の完成を10年や15年かけて実現するようなスピード感からは完全に脱却しなければならない」と強調した。
 朝日新聞デジタル 9/3(月) 12:00

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 安倍総理が「自衛隊の地位確定のための憲法改正」を口にしたということで、また、

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 共産・小池晃書記局長、首相の自衛隊訓示を批判 「憲法尊重擁護義務を踏みにじる暴言」

 共産党の小池晃書記局長は3日の記者会見で、安倍晋三首相が自衛隊高級幹部会同で「全ての自衛隊員が強い誇りをもって任務を全うできる環境を整える」と訓示したことに関し「憲法9条に自衛隊を明記する自らの主張を述べた。
 憲法尊重擁護義務を土足で踏みにじる暴言だ」と批判した。立憲民主党の枝野幸男代表は同日の会見で「自衛隊員が誇りを持てるように環境を整えるのは全く同感だ。ことさら憲法につなげる方が不自然だ」と語った。
 産経新聞 9/3(月) 21:41

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 共産党がかみついている。(環境改善に賛同しながらその根源の改憲に意識が行かない枝野氏は(いろいろな意味で)ボケているのだろうか)
 なんなのだろうな、こいつらは。

(2018/08/22の記事、「正論」で安保の足を引っ張る人間は報道バラエティのコメンテイターでもやっていればいい)で取り上げた鴻巣での自衛隊イベント中止に味を占め、

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 共産市議、空自航空ショーに中止要求 「戦闘と切り離せぬ」埼玉・鴻巣 迷彩服イベントに続き

 埼玉県鴻巣(こうのす)市で10月に行われる航空自衛隊機の航空ショーについて、地元の共産党市議らが「戦闘と切り離すことはできない」として中止を求めていることが27日、分かった。主催する市商工会青年部は「中止の理由にはならない」として応じず、予定通り実施する方針。
 同市では市内のショッピングモールで今月20、21の両日、子供用迷彩服の試着体験などを予定していた自衛隊のイベントが、「商業施設にそぐわない」などとする共産党市議らの要請で中止になったばかり。
「自衛隊イコール戦争」と印象づける共産党の“圧力”が目立っている。
 青年部などによると、航空ショーは10月13日の「こうのす花火大会」前に実施。航空自衛隊入間基地からジェット練習機「T-4」2機が参加する予定だ。共産党市議や新日本婦人の会鴻巣支部などは15日、花火大会を後援する市に「航空ショーは戦闘と切り離すことはできない」などと中止を申し入れ、市民団体も23日、青年部に中止を要請していた。
 青年部は「安全性は確保できている」として、実施する方針に変わりはなく、28日の青年部全体会議で確認し、市民団体側に文書で実施を伝えるという。
 産経新聞 8/28(火) 8:00

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 さらに図に乗った自衛隊叩きをしているような政党が、「そういうことをさせないようにしたい」という人間を罵っているのだ。
 しかも小池書記局長は、西日本豪雨の被災地などでの活躍がいわれて国民の間の「親自衛隊意識」が高まっていることなどを恐れてか、直接安倍総理の言葉に対する反論を述べるのではなく、論点をそらした「憲法順守義務がどうの」とやっているのだから、薄汚いことこの上ない。

 首相官邸のツイッターにつけられた動画を見ればわかるように、安倍総理は「(日本を守ってくれる)自衛隊にいちゃもんをつけてくるようなやつらから自衛隊を守るのは、日本の政治家の役目」だといっている。その後の「そのための必要なことをしたい」は「自民党総裁安倍晋三」の言葉であり、「内閣総理大臣として何かをする」といっているわけではないことぐらい。まともな日本人なんらば誰でもわかる。
 だが、共産党の人間にはそんなこともわからないようだ。イデオロギーが言葉の理解力を落としているというべきか、「ゼロ百論」に取りつかれるあまりにそもそも言葉の全部を読む力をなくしてしまっているのか。
 なにより今の憲法では「自衛隊の法的地位」については何の規定もない。それどころか「戦力を持たない」とあるのだから、素直に取れば矛盾を生んでいることになる。この状況を改善するために、憲法九六条にある改正について話をするのは、まったく99条の「尊重し擁護する義務」を犯すものではない。安倍総理が「内閣の権限で無理やり憲法を変えてやる」と言ったのならば、小池書記局長の非難も当たるだろうが、そういう話は誰もしていない。
 つまるところ、彼の言葉はいつもの「いちゃもん」でしかない。
 

(2013/03/29の記事、なにしろ警官が銃を使うと釈明させられる国だから……)以来何度も書いているように、今の状態では自衛隊員が「国土を守るために戦う」ことがあった場合、それを「傷害・殺人」で告訴することもできてしまう。対戦国が日本の司法を悪用することもあるだろうし、それ以前に、上で取り上げた共産党やその関係者がそういうことをする可能性が非常に高い。そういう状況をほったらかしにしておくのが、我々有権者が選んだ政治家の態度としてふさわしいだろうか。

 今自民党の総裁選が進められていて、対立候補の石破議員は「憲法改正など後でいい」といっている。
 こういう勢力から自衛隊を守るための憲法改正を訴える人間と、「そういうことは今やらなくてもいい」という人間と、どちらが政治家として「まとも」か。自民党員の人には、考えてもらいたいものだ。


 おまけ。

 朝日新聞がまた、

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 (社説)防衛概算要求 歯止めなき拡大路線

 安倍政権になって、防衛予算の特別扱いが目立つ。厳しい財政事情の下、予算の制約を忘れたかのような増額を、いつまで続けるつもりなのか。
 防衛省がきのう来年度予算の概算要求を公表した。今年度当初予算比2・1%増で、総額は過去最大の5兆2986億円。要求増は7年連続だ。
 だが、おそらく政権にとってはまだ助走の段階に過ぎない。より重要なのは、年末に控える防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画の改定だ。この決定が、防衛費のさらなる拡大を招く分水嶺(ぶんすいれい)となる可能性が高い。
「従来の延長線上ではなく、真に必要な防衛力のあるべき姿を見定めていく必要がある」。安倍首相は先月末、大綱見直しに向けた有識者懇談会の初会合で、そう強調した。
 これまで対GDP(国内総生産)比1%、5兆円前後で推移してきた防衛費のタガが、一気に外れる恐れがある。
(中略)
 変化する安保環境を見極めつつ、予算や人員の制約を踏まえてどのような戦略をたて、何を重視し、何を削るのか。優先順位をつけねばならない。
 その意味でも、2352億円の取得経費を計上した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」には、大きな疑問符がつく。巨額な費用に見合う効果があるのか。政府の説明はなお不十分だ。
(中略)
 トランプ米大統領が対日貿易赤字の削減に向け、米国製兵器の購入を求めているが、
防衛費の歯止めなき拡大は許されない。少子高齢化が進む日本の身の丈にあった「真に必要な防衛力」の議論を、年末に向けて徹底的に行わねばならない
 朝日新聞デジタル 2018年9月1日05時00分

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「歯止め歯止め」と騒いでいるのだが、防衛費の増額に文句をつける前に、防衛白書を読み、周辺国が「なにをやってているのか」ぐらい理解したらどうなのだろう?

 お得意の「身の丈」論にまで言及しているが、そもそも少子高齢化と防衛費と何の関係があるというのだろう。「人手が減る」というのならば自動化され効率のいい兵器の配備が必要になるし、「身の丈」というのならば世界第3位の経済規模を持つ国として、アメリカを除くNATO参加国を超える予算を持たなくてはならないよねぇ。今の状態はまったく「身の丈」に合わないので、もっともっと増額していかなければ。
 これ一つとってみても、彼らのいう「身の丈」論は、ただ社会と国の足を引っ張るための「詐欺ワード」であることがわかるというものだ。



 本日の「奇祭」シリーズ。

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 こけし そろり そろり 大崎・鳴子で祭り始まる


(写真、河北新報より。張りぼてのこけしが湯の街を練り歩いた=1日午後6時40分ごろ)

 第64回全国こけし祭りが1日、大崎市鳴子温泉の鳴子小体育館を主会場に始まった。2日まで。
 東北各地のこけし約3000点が並び、目当ての工人の作品を買い求める愛好家が列を作った。制作実演、コンクール入賞作品30点の展示、絵付け体験、工人やこけし愛好家らのトークイベントもあった。
 夜は鳴子温泉街でフェスティバルパレードが行われた。高さ2メートル前後の張りぼてこけし21体が、こけし柄の浴衣を着た踊り手やみこしなどと練り歩いた。
 河北新報 9/2(日) 14:05

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 宮城県は以前「こけし飛行機」なるものを作ったことがあった(2015/09/10の記事、「人の悪口しか言わないキャラは主人公にはならない」参照)。
 県は「キモかわいい」と称していたものの、普通に見ると「グロ」系のものだったのだが……この祭りの「こけし行列」も、子供が見たら夜泣きしそうな不気味さだなぁ。

 歴史は浅いが、これは間違いなく「奇祭」の仲間入りだ(笑)。

 

2018年09月03日(月)

葬式を政治の場にしない!

テーマ:国際関係

 台風が来ているおかげか、天気が安定しないなぁ。湿度も高いし。
 そのためかどうにも体調がよくないので、今日もまた簡単に一言だけ。

 先日アメリカのマケイン上院議員が亡くなり、先日その葬儀が行われたのだが……、

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 マケイン氏葬儀、オバマ氏ら参列=トランプ政権への批判相次ぐ―米


(写真、時事通信より。8月25日に81歳で死去した米共和党重鎮、ジョン・マケイン上院議員の葬儀が1日、ワシントン大聖堂で営まれ、ブッシュ(子)、オバマの両大統領経験者らが参列した。写真は追悼の辞を述べるオバマ氏。)

【ワシントン時事】8月25日に81歳で死去した米共和党重鎮、ジョン・マケイン上院議員の葬儀が1日、ワシントン大聖堂で営まれ、ブッシュ(子)、オバマの両大統領経験者らが参列した。
 マケイン氏が生前、激しく対立したトランプ大統領は招かれず、参列者からは名指しこそ避けたものの、トランプ政権への批判が相次いだ。
 2008年の大統領選で共和党候補のマケイン氏と対決したオバマ氏は、追悼の辞で「わが国の政治や演説が偏狭で意地悪なものとなり、大げさな言葉や侮辱、人為的につくられた怒りを伝えている」と強調。そうした政治が恐怖から生まれたと指摘し「それより大きなもの、良いものとなるよう、ジョンはわれわれに求めた」と語った。
 00年の大統領選でマケイン氏と共和党候補指名を争ったブッシュ氏は「ジョンは権力の乱用を何より嫌い、偏狭な人物や威張った暴君に我慢がならなかった」と述懐。マケイン氏との競争が「私を(大統領として)より良くしてくれた」と振り返った。
 娘のメーガン・マケインさんは、トランプ氏の選挙スローガン「米国を再び偉大に」を念頭に「ジョン・マケインの米国を再び偉大にする必要はない。米国は常に偉大だったからだ」と訴え、喝采を浴びた。
 トランプ氏はこの日、選挙スローガンの頭文字をプリントした帽子をかぶり、ゴルフ場で週末を過ごした。ツイッターでは、ロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査を指揮するモラー特別検察官や、連邦捜査局(FBI)、クリントン元国務長官への批判を繰り広げた。 
 時事通信 9/2(日) 14:51

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 その葬儀に招かれた人たちが、こぞって彼と対立していた大統領への批判の言葉を述べたという。

 確かにマケイン氏は政策上のことでトランプ大統領と対立することがままあったが、葬儀の場で招かれていない人の悪口を―身内が集まっている会場の裏とかではなく―公的な場で述べるというのは、人間としてどうかと思う。
 たとえばこれが、来月行われる翁長氏の県民葬の場で「基地移設派」が氏の行為を罵るようなことを述べたとしたら、いったいどれだけの非難の声が上がるか。我が国でも原爆の日や沖縄戦終了の日の追悼式典で「安倍辞めろ!」と騒いでいる勢力がいるが、彼らがどれだけ周りから白い目で見られているか。

 アメリカには、そういうことが許される「文化」があるとでもいうのだろうか?
 もしそうだとしても、そういう行為を平然と行うことを「リベラル」というのならば、そんな文化は我が国が見習う必要はない。
 以前にも書いたように、故人に対して哀悼の意を示すことと、その功罪を語ることは別にするべきだが、それは葬儀の場で行うことではない。そこではただ故人に対する思いを述べ、哀悼の意を示すべきだ。
 こういうところを自分の政治主張の場にするなど、とても恥ずかしい行為だ。

 ところで、マケイン氏の娘さんが「ジョン・マケインの米国を再び偉大にする必要はない。米国は常に偉大だったからだ」と揚げ足取りをして喝采を浴びていて、それもまた外国人から見ればとんでもない差別思想的なものを感じてならないが、「そう思わない」「アメリカの凋落感を感じている」という人が多いからトランプ氏が支持されているということは、しっかりと見ておいた方がいいと思うな。


 本日の開発。

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 開発者はサラリーマン、夢の超小型衛星が宇宙へ


(写真、読売新聞より。開発した超小型衛星と同サイズの模型を手にした嶋村圭史さん)

 宇宙好きのサラリーマンらで構成する一般社団法人「リーマンサットスぺーシズ」(東京都江戸川区)が超小型衛星を開発し、1日に都内で記者会見した。衛星は11日に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)からH2Bロケットで打ち上げられる。宇宙空間から、一般公募したメッセージ約6000通を地上に送信する予定だ。
 開発は2014年、「サラリーマンでもできる宇宙開発」を合言葉に始まった。半導体技術者や金属加工工場の経営者、教員、学生など約350人が参加する。大学の専門家の助言も得ながら休日などに作業した。
 衛星は縦横約10センチ、高さ約11センチで、重さ約1.2キロ・グラム。ロケットに搭載された無人補給船「こうのとり」で、国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれた後、宇宙空間に放出される。
 読売新聞 9/2(日) 9:18

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 いえあの、JAXAの職員も「サラリーマン」といえば「サラリーマン」なんですけど(笑)。

 それにしても、「宇宙空間から、一般公募したメッセージ約6000通を地上に送信する」だけならば、この衛星には何の意味があるのかなぁ。
 それを使った何か新しいビジネスを始めるのだろうか。
 そうでもない、「メッセージを送って終わり」というのならば、デブリが増えるだけなので考え直してもらいたい気もするな。


 

2018年09月02日(日)

それは自分で居心地悪くしているだけだぞ

テーマ:政治

 天気が良くないなぁ。
 また去年のように一か月近くの間雨降りになるのだろうか。

 さて、

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 <自民党総裁選>安倍首相出馬表明 6年ぶりの選挙戦に

 安倍晋三首相(63)は26日、視察先の鹿児島県で記者団に対し、自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)に3選を目指して立候補する意向を正式に表明した。石破茂元幹事長が既に立候補を表明しており、2012年以来6年ぶりの選挙戦となる。
 安倍首相は「昨年の衆院選で国民から大きな支持をいただいたのはわずか11カ月前。この国民の負託に応えていくのは私の責任だ。気力・体力が十二分であるとの確信に至った以上、責任を果たさなければならない。あと3年、自民党総裁、首相として日本のかじ取りを担うという決意の下、来月の総裁選に出馬する」と語った。
 毎日新聞 8/26(日) 16:02


 野田総務相、総裁選の出馬断念 推薦人確保が困難と判断

 野田聖子総務相は30日、意欲を示してきた自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)への立候補を断念する方針を固めた。出馬に必要な国会議員20人の推薦人確保が困難と判断した。これにより、安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちの構図が固まった。
 野田氏は29、30の両日、小此木八郎・国家公安委員長や渡辺猛之参院議員ら陣営の中心メンバーと東京都内のホテルで協議。関係者によると、推薦人は浜田靖一元防衛相ら最大で12人にとどまり、告示までの上積みは困難と判断した。
(後略)
 朝日新聞デジタル 8/30(木) 21:32

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 自民党総裁選の告示が一週間後に迫り、安倍総裁の立候補表明と野田総務大臣の断念で、その構図が固まった。

 その安倍総裁が立候補表明で「薩長同盟」を口にしたということでまた、

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 薩長同盟は「わが国を分断する言い方」!? 立憲民主・枝野幸男代表

 立憲民主党の枝野幸男代表は27日、安倍晋三首相(自民党総裁)が党総裁選への正式出馬表明に際し「薩長同盟」を引き合いに出したことに苦言を述べた。新潟県湯沢町で記者団に「わが国を分断するような、国全体のリーダーとしては間違った言い方だ」と語った。
 首相は26日、鹿児島県垂水市での出馬表明に先立ち、自民党の森山裕国対委員長(衆院鹿児島4区)の後援会合で「薩長で力を合わせ、新たな時代を切り開いていきたい」と発言した。
 産経新聞 8/27(月) 17:43

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 馬鹿馬鹿しい言いがかりをつけている他党代表もいるようだが、鹿児島に行けば「薩長同盟」で過去の縁で親しみを強調し、会津に行けば「かつて戊辰戦争で争った土地ですが、過去のことにとらわれず」と地元の人間と一緒になって融和を主張するのが政治家の言葉というもの。
「一方を持ち上げるのは一方を貶めることだ!」とお得意の「ゼロか百か論」でいちゃもんをつけてばかりの枝野氏は、どうして無党派からもどんどん見放されて支持率が結党時の三分の一以下になってしまっているのか考えてみた方がいいと思うな。

 まあ、自民党総裁選はしょせん自民党の中のことなので他党のいちゃもんなど関係ないし、私も自民党員ではないので口を出す話ではなく、ここで選ばれた人間が我々「党員以外の一般国民」に何を訴えるのかというところこそ見ていくものだと考えるのだが……それでも、言っておきたい。
 石破氏は、いったいなにをやっているのか、と。

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 自民・鴨下氏「党員のバランス取る投票行動に少し望み」

■自民党の鴨下一郎・石破派会長代理(発言録)
(党総裁選で石破茂元幹事長が掲げた「正直、公正」について)政治信条ですから、石破さんと10年以上付き合っているが、何が石破さんの特徴かと言ったら、正直の上に二文字つくような人。何かほかのことを意識してと考える人もいるかもしれないが、それはあたらない。
(自民党支持層への世論調査で、安倍晋三首相に引き離されていることについて)自民党支持層の属性と党員の考えは方はかなり違う。国民の考え方と党員の考え方はほとんど一緒だ。総裁選が佳境になり、(安倍首相と石破氏の)どっちを応援しようという世論のうねりがどっちに向かうかに、党員投票は非常に影響を受ける。
(安倍首相と)国会議員票が際立って差がついていることに、ある意味バランスを取るというような投票行動に党員の皆さんがされるかも分からないと、少し望みをもっている。(29日、BSフジの番組で)
 朝日新聞デジタル 8/29(水) 22:51

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 自派閥の「番頭」がすでに「議会は与野党伯仲がいい」と刷り込まれている人間の意識に期待するような発言までしているが、総裁選は「AかBか」を選ぶもので、「AとBで全体の分量を分け合う」選挙ではないのだからトンチンカンも甚だしい。
 そもそも「反安倍」層まで取り込んだ「人気調査」になど、どれほどの意味があると思っているのだろう。そんなものに頼らなければならない「自民党総裁候補」など情けないと思わないのだろうか。

 つまるところ彼らは、

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 参院竹下派「全力で石破氏応援」=吉田氏、会談で約束―自民総裁選

 自民党の石破茂元幹事長は30日午前、東京都内のホテルで、参院竹下派会長の吉田博美参院幹事長と会談した。
 吉田氏は来月7日に告示される党総裁選について「一致協力して全力で応援する」と述べ、参院竹下派としての支援を直接約束した。石破氏は謝意を伝えた。
 吉田氏は会談で「骨太の政策論争をして、
選挙が終わった後は一致結束だ」と強調。さらに、「地方でつらい思いをしている方々の心に響く話をしてほしい」と述べ、地方重視の政策を重点的に訴えるよう求めた。
(後略)
 時事通信 8/30(木) 11:12

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「負けても(いろいろしがらみ上のことなどで)石破支持に回った者が冷遇されないように」というエクスキューズ作りをしているのだろうが、そういう支えてくれる者たちの頑張りを無視して、

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 石破氏「いつの間にそんな党になった」 論戦減を批判

■自民党の石破茂元幹事長(発言録)
 新聞を見たら、前回(総裁選となった2012年)と比べて論戦の回数が減ったと書いてあった。なんでこんなことが起こるのか。
「干してやる」「冷遇してやる」「覚えていろ」とか、いつから自民党はそんな党になったのか。
 国民から選ばれた自民党の同志は、たとえ戦っても、国家のためにその力を全面的に活用するのが自民党であるはず。いつの間に議論のない党になったのか。そんな党であってはならない。来年は参院選、統一地方選がある。自民党に代わる政党は野党にはない。だからこそ自民党はいい党にならねばならない。 (森友学園、加計学園問題などの安倍政権の姿勢を問われ)問題は国民の8割が納得していないこと。「うみを出し切る」と政府が言って、そうなったという思いを国民の8割が持っていない。時が経てばみんな忘れるとかがあってはならない。忘れる人なんていやしない。(松山市での講演で)
 朝日新聞デジタル 8/28(火) 17:57

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 現総裁の悪口を言うだけではなく、党のイメージを落とすような発言を当人がしまくっているのだから、救いようがない。

 この「議論がどうの」というのは、朝日新聞も便乗して、

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 (社説)自民党総裁選 首相、論戦から逃げるな

 通常国会の閉会から1カ月。告示まで10日余りというタイミングで、ようやく安倍首相が自民党総裁選への立候補を表明した。ただし、5年8カ月に及ぶ政権運営をどう総括し、新たな3年の任期にどう臨むのか、具体的な政策の発表は先送りされた。拍子抜けである。
 半月前に意思表示した石破茂・元幹事長は、その後、憲法、地方創生など、テーマごとに長時間の記者会見を開くなど、発信を強めている。
 これに対し、首相側の消極姿勢が際立っている。石破氏との論戦を避けるため、出馬表明をギリギリまで遅らせたとの見方もあるほどだ。
 首相はきのう、日本の国づくりについて「骨太の議論をしたい」と述べた。本心なら、速やかに自らの構想を示し、堂々と意見を戦わせてほしい。
 内政・外交とも論じるべきテーマは多岐にわたるが、首相が引き続き政権を担おうというのであれば、政治や行政への信頼を失墜させた森友・加計学園の問題に、正面から向き合うことが大前提である。
 朝日新聞が今月初めに行った世論調査では、首相は国会で説明責任を果たしていないとの答えが77%にのぼった。党内の多数派工作に成功して、総裁選を乗り切ったとしても、国民の不信が澱(おり)のように残ったままでは、来年夏の参院選などで厳しいしっぺ返しがありうると覚悟すべきだ。
(中略)
 首相の政治姿勢に対する批判を、個人攻撃として排除しようとする側に問題があるが、政権の問題点を指摘できないようでは、総裁選に名乗りをあげた意味がない。石破氏にはひるまず首相に論戦を挑んでほしい。
 朝日新聞デジタル 2018年8月27日05時00分

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「加戸前愛媛県知事の証言隠し」をしておきながら「安倍は説明責任を果たしていないというアンケート結果が出ている!」と自分たちの捏造報道の威力自慢まで混ぜて「安倍は逃げている!」という印象報道社説を書いて応援してくれているが、「いつの間にそんな党になった」もなにも、昭和の時代から自民党を知っている者にすれば、そもそも自民党の総裁選挙でそんなに「積極的な議論」が行われたという記憶がない。
 自民党の総裁選といえば、いつも「派閥による議員の囲い込み」がその手法で、まさに石破氏が「元参院のドン」の意向で竹下派の参院議員を囲い込んでいるのと同じ、「派閥力学の争い」であったではないか。
 2012年に討論会が多かったというのならば、それはその年が特殊だった(なにしろ立候補者が多かった)というだけで、それがまるで「ずっと続いていた」かのように言うのは「歴史修正主義」というものであろう。

 朝日新聞と一緒になって自分の党を貶している勢力をはしゃがせるようなことをいう人間が自民党の総裁になろうというのは、いったいなんの冗談なのか。

 まったく。

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 自民石破氏「われわれは議論ザムライ」

 自民党の石破茂元幹事長は31日、TBSラジオの番組で、「われわれは代議士と言われるが、国民の気持ちを代弁し、議論するための侍だ」と語り、自民党総裁選での活発な政策論争の必要性を強調した。
(後略)
 時事通信 8/31(金) 19:28

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「議論ザムライ」とか馬鹿言ってんじゃねーよ(←流行の乱暴な物言いをしてみた(笑))。
 代議士の仕事は確かに議会での議論だろうが、与党の総裁は議論が仕事ではない。総理大臣になる人間なのだから、必要なのは「政策実行力」である。

 その「政策実行力」でも、地方創生大臣時代に「地方推進どころか石破4条件で今治市の足を引っ張る」ようなことをしておきながら、さらに、

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 アベノミクスに代わる「石破ビジョン」を 安倍首相との対決姿勢鮮明に

 自民党の石破茂元幹事長は27日、国会内で記者会見し、9月の総裁選に向けた公約「日本創生戦略 石破ビジョン」を発表した。安倍晋三首相の「アベノミクス」に代わる経済政策として、地方経済活性化と社会保障制度改革などで消費を喚起する司令塔「日本創生会議」を創設することが柱だ。
会見では、首相の看板政策を「失敗」とする資料を配布し、政策面でも首相との対決姿勢を鮮>明にした。(奥原慎平)

「異次元の金融緩和は効果を上げたが、カンフル剤がいつまでも続くわけではない」
 石破氏は会見で、アベノミクスをこう断じ、経済政策の修正を目指す考えを示した。会見では「アベノミクスの不都合な政策目標?」と題した資料も配り、数値を示して首相の看板政策の「成長戦略」「地方創生」「女性活躍」が目標未達の「失敗」と断じた。
 石破氏は、自身も地方創生担当相を務めた立場から「責任の一端を負わなければならない」と謝罪した。一方で「都合のいい数字ばかり強調するのは、政策の展開に当たり良いことではない」と語り、野党同様に政権批判を展開した。
 北朝鮮問題では、東京と平壌に公的な連絡事務所を設けると主張し、「拉致問題の全面解決がなければ、何も進展しないというものからは脱却しなければならない」と述べた。必ずしも拉致問題を最優先としない姿勢を明確にした。
 平壌の連絡事務所設置については、拉致被害者「救う会」や党内からも「北朝鮮の説明や死亡情報を一方的に聞くだけの場となる」などと反対論が出ている。
 首相が意欲を示す憲法改正に関しても「スケジュールありきとは思っていない。国民の深い理解が必要だ」と慎重姿勢を示した。
 石破氏は10日の出馬記者会見を含め、これまで政策に関する1時間20分超の記者会見を計4回開いた。露出を増やすことで党員票を上積みする戦術を描く。
「きちんと説明し、あらゆる分野の人から質問をいただくのは当然の責務だ」
 石破氏は27日の記者会見で政策論争の必要性を訴えた。一方で、首相へのあてこすり、個人攻撃だとも批判される「正直、公正」のキャッチコピーは変えない考えも示した。
 産経新聞 8/27(月) 23:33

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 現総裁の下で党として行ってきた政策を全否定するようなことまで口にするようでは、総裁選後に「冷遇するな」など言えたものではない。これはもう「負けた以上は党を出ていく」の道しかないのではないのか?
 石破氏は「アベノミクスは失敗」「地方が置き去り」と、この話題に隠れて目立たない国民民主党の代表選の候補者と同じことも言っているが、実際には、

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 県民所得、東京は沖縄の2・48倍…格差は縮小

 内閣府が31日発表した2015年度の県民経済計算によると、
1人あたりの県民所得の全国平均は14年度(308万6000円)比3・3%増の319万円となり、6年連続で前年度を上回った
 14年4月の消費税率引き上げによって落ち込んだ消費が回復したことなどで企業収益が改善し、
45都道府県で前年度より増えた
 1人あたりの県民所得が最も多かったのは東京都の537万8000円、最も少なかったのは沖縄県の216万6000円で、所得差は2・48倍だった。都道府県間の所得のばらつきを示す「変動係数」は、前年度より0・44ポイント低い17・45で、
格差は3年連続で縮小した
 読売新聞 9/1(土) 8:53

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「地方の底上げ」が続いているのだから説得力がない。

 与党の現総裁の後継に就こうというのならば、こういう事実は事実と認めた上で「これをさらに上向かせるにはどうするか」を主張するべきではないのか?
 嘘とレッテル貼りでただとにかく「安倍叩き」を言うのならば、それは有権者から見放されかけている野党たちと同類である。

 石破氏は、

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 石破氏、飯島氏寄稿に不快感=陣営、官邸へ抗議―自民総裁選

 自民党の石破茂元幹事長は31日、飯島勲内閣官房参与が石破氏は自民党総裁選への立候補を辞退すべきだと雑誌に寄稿したとして、「違和感を持たざるを得ない」と強い不快感を表明した。
 東京都内で記者団に語った。
 飯島氏は、今週発売された「週刊文春」で石破氏について「政策も政局も語らず、ただ反安倍を訴えるだけなら総裁選の討論会もへったくれもない。立候補を辞退すべきだと進言したい」などと断じた。
 これに対し石破氏は「参与という立場の方が党の在り方について物を言うということは、聞いたことがない」と飯島氏を批判した。
(後略)
 時事通信 8/31(金) 19:41

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 内閣参与のこの寄稿に文句を言っているが、これこそ行政府の方からあなたの姿勢に対してぶつけられた「正論」というやつで、他人を誹謗している勢力に「正論」で便乗してマウントポジションを取ろうとする人間にブーメランが返ってきただけ。

 これで自分のやっていることに気が付かないようならば、彼は「その程度」だったということ。上で文句を言っている枝野氏らと並んでいる方がよほどお似合いだろう。


 本日の歴史。

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 東京タワー水族館、9月いっぱいで閉館


(写真、ねとらぼより。東京タワー水族館閉館のお知らせ)

 東京タワー水族館が2018年9月30日をもって閉館することが分かった。
 東京タワー水族館は1978年に世界初の観賞魚水族館としてオープン(東京タワーは1958年公開)。現在は約900種類、5万匹の観賞魚を生息地別に分類・展示していた。40年に渡り観光客や地域住民に愛されてきた。
 ねとらぼ 9/1(土) 13:58

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 あー数年前に東京タワーに行ったとき、見てくればよかったなぁ。時間がなくてスルーしたのだが、もったいない。

 東京は都心部にいくつも水族館があるから、集客が難しかったのだろうか。
 スカイツリーができて東京タワー全体の観光客も減っているだろうしなぁ。

 これも時代の一つの区切りというものか。寂しいなぁ。


 

2018年09月01日(土)

並べてみると、手口がとてもよくわかるだろう

テーマ:報道

 ヤフージャパンやgooのニュースページを「名前を付けて保存」したときにくっついてくるPNGファイルを削除していると、突然ディスプレイドライバーが停まってしまった。
 画面が見られないので何もできなく困ってしまったのだが、昔のWindowsに搭載されていたキーボードショートカットでのシャットダウンを「手探り」でやってみたところ、どうやらうまくいったようで。
 だがこんな時間になってしまったよ。
 いったいどうして、PNGの削除がシステムに干渉するのだろうか。画像の中にコードでも仕込む技術をこれらのプロバイダーが持っているとでもいうのか?

 と、いうことで、今日は時間がないので一言だけ。

 昨日取り上げた福島県での処理水の処分方式の説明会に関する報道、

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 海洋放出案に反対相次ぐ=トリチウム水、タンク保管検討―東京・福島で公聴会

 東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ水の処理方法について、資源エネルギー庁の小委員会は31日、東京都内で国民の意見を聴く公聴会を開いた。
 30日の福島県富岡町での公聴会と同様、海洋放出案への反対意見が相次いだ。小委はタンクでの保管継続も検討。政府は今後、処理方法を決定する。 
 時事通信 8/31(金) 19:39


 トリチウム水処分で公聴会開催 委員長「タンク長期保管も議論」

 東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ水の処分を巡り、政府の小委員会は31日午後、東京都内で国民の意 見を聞く公聴会を開いた。参加者から海洋放出への反対意見が相次いだことに関し、小委委員長の山本一良・名古屋学芸大副学長は終了後、取材陣に「厳しい意見が多かった。タンクでの長期保管の可能性も含めて今後議論する」と述べた。
 一方で「永久保管は難しい。実際に処分する際には、どういう運用や設計がいいか、風評被害が大きくならないタイミングなども議論していく」と、処分方法の具体化を急ぐ考えも強調した。
 共同通信 08月31日 21:57

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 ほら、日本の二大通信社がこういう「印象報道」をやっている。

 昨日引用した産経の記事を読んでもらえばわかるように、地元漁協が「反対」しているのは、この処理水の放出でまた「放射能が放射能が」と騒ぐ人間が現れ、それに引きずられた人たちが魚を買わなくなるという風評被害を恐れているからである。
 が、これらの記事ではそういういきさつはまるで書かれていない。これらの記事、特に地方紙がよくそのまま転載する共同の記事を読んだ人たちは「ああ、地元の人たちも反対しているのか。やっぱりあの水は危ないんだ」という感想を持つことになるだろう。
 漁協の人たちが一番恐れていることを、その人たちの姿を使うことで広めていく。これらの報道機関に良心や倫理観というものはあるのだろうか?

 ヤフージャパンでこれらの記事につけられたコメントに「トリチウムが無害だという証明でもあるのですか!」というものがあったが、三重水素が自然界に存在する物質で水の中に普通に含まれており、その放射線は人体に浸透するほどの強さもないことは、物理的にわかっている事実である。
 あまりに「トリチウムがー」といっていると、水道水やミネラルウォーターですら飲めなくなるということを、本当ならば報道機関は繰り返し伝えなくてはならない。

 そういうことをせず、逆に根拠のない不安感煽りに精を出すのは、もう報道ではない。ただの扇情主義のデマゴギストだ。


 本日の味覚。

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 「日清焼そばU.F.O.」チャーハン味 焼きそば? チャーハン?


(写真、アスキーより)

 鉄鍋で炒めたような香ばしい風味とこしょうのアクセントを加えた特製ソース。
 日清食品は「日清焼そばU.F.O.大盛 チャーハン味焼そば」を9月10日から発売します。予想実売価格は220円前後。
 同社のカップ焼きそばのロングセラーブランド「日清焼そばU.F.O.」から“口いっぱいに頬張りたくなるガッツキ系メニュー”をコンセプトにしたという商品。
 中太ストレート麺で、重量130gの大盛りタイプ。鉄鍋で炒めたような香ばしい風味とこしょうのアクセントを加えたという特製ソースが特徴とのこと。具材はキャベツ、チャーシュー、たまご。
 ちなみに、チャーハン味のカップ焼きそばとしては、2018年4月にまるか食品が「ペヤング 炒飯風やきそば」を発売しています。

■「アスキーグルメ」やってます
 アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!
 文● モーダル小嶋/ASCII
 アスキー 8/29(水) 16:00

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 市内のスーパーで別のメーカーの「カップ焼きそば 中華風」というものを見て「もう何を言っているのかわからない」状態になっていたが……今度は「チャーハン味焼きそば」?
 神戸名物の「そばめし」とはまた違うんだろうなぁ。
 そもそも焼きそばとチャーハンでは作り方は似ていても主たる素材の食感が違い、それが一番大きなポイントのはずなのだが。
 どういうものになっているのだろう?

 それにしても、アスキーも柔らかくなったものだなぁ(笑)。


 

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