すごい「応援団」がついているな | 偕楽園血圧日記

すごい「応援団」がついているな

 少し顔を見せた秋は、どこへ行ってしまったのだろう?


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 小泉進次郎氏、失礼な質問に笑顔で対応 記者から「知的レベルの低さで恥をかくのでは」


(写真、よろず~ニュースより。会見する小泉進次郎元環境相(撮影・吉澤敬太氏)

 元環境相の小泉進次郎衆院議員(43)が6日、都内での会見で、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式に表明した。濃紺のスーツ、ブルーのネクタイで現れた進次郎氏は「私はこのたびの自民党総裁選に立候補いたします」と宣言した。

 会見で、記者から「首相になって、G7に出席されたら知的レベルの低さで恥をかくのではないか。皆さん心配しております。日本の国力低下にならないでしょうか。それでもあなたはあえて、総理を目指しますか」との質問が飛び出した。
 ド直球で失礼?な問いに、進次郎氏は笑みを浮かべながら「私に足りないところがあるのは事実。完璧ではないのも事実です。しかい、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります。いままで培ってきたものを、一人一人と、各国のリーダーと向き合うのか。そういったものと向き合う覚悟はあると思っている」と答えた。
「今質問をしていただいた方は?」と、記者の名前を問うた進次郎氏は「このようなご指摘を受けたことをイメージして『あいつマシになったな』と思っていただけるようにしたいと思います」と返答した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
 よろず~ニュース 9/6(金) 12:57

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 昨日少し触れた小泉進次郎氏の自民党総裁選出馬会見。いやはやなんとも。失礼な人間がいたものだ。

 よくもまあ公然とカメラの前で「知的レベルの低さで恥をかく」などと言う。
 ジャーナリストという「売文屋」ならば、もっとうまい言い方というものがあるだろうに。

 例えば小泉氏は、

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 小泉進次郎氏、選択的夫婦別姓に賛意「実現へ国民的な議論進める」 総裁選出馬会見

 自民党の小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)は6日の党総裁選出馬会見で、選択的夫婦別姓の導入について「人生の選択肢拡大につながる」と賛意を表明。内閣として法案を国会へ提出し「>実現へ向けて国民的な議論を進める」と明言した。
(後略)
 カナロコ by 神奈川新聞 9/6(金) 12:00

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 こんなことをいっているが、「この『夫婦別姓』でがやがや騒いでいる勢力の本当の目的は戸籍制度の崩壊であり、『別姓』とか『同性婚』はそのための道具でしかない(2023/05/03の記事、「国民の把握は国の基本」参照)こと、理解しているだろうか?」とか。

 そういうところをきちんと詰めればいいのに、ただ馬鹿にしてヘイトをまき散らして「そういうことを喜ぶ層」に媚びようとする。これではX(旧ツイッター)の「被通報ポスト」と同レベルだ。
 私ならばそんなやつは「叩き潰して泣きながらの土下座をさせてやる」ところだが、小泉氏は優しいなぁ。

 彼は岸田総理が総裁選不出馬を表明した時にも、

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 小泉進次郎氏「お疲れさまでしたの一言に尽きる」 岸田首相不出馬で、河野太郎氏はコメントせず

 岸田文雄首相の自民党総裁選不出馬表明を受け、「ポスト岸田」候補として出馬が取り沙汰される自民党の小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)は14日、神奈川新聞社の取材に「きょうの時点の感想は『岸田総理、お疲れさまでした』の一言に尽きる」と話した。
 小泉氏は「3年前に菅義偉総理の最後の決断に向き合ったことを思い出す」と回顧。総裁選に向けた記者の質問を制し「岸田総理を支えてきた側近の皆さんの思いや苦労は計り知れない。『本当にお疲れさまでした』という言葉しか今は出て来ない」と繰り返した。

 一方、出馬の意欲を示している河野太郎デジタル相(15区)は事務所を通じて「コメントはない」とした。事務所によると、この日は終日、地元の支援者らを回っていたという。 
 カナロコ by 神奈川新聞 8/14(水) 20:10

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 きちんとねぎらいの言葉を言っている。

 カナロコは神奈川県関係で河野大臣がそっけない態度をとったことしか書いていないが、石破氏なども特にこういう発言をした記事はないのだから、小泉氏の「礼儀正しさ」は図抜けている。
 きっと人としてはいい人間なのだろう

 それでいてわざわざこの「失礼なやつ」に名前を言わせて「晒す」ようなこともやる「駆け引き力」。
 政策立案力や方向性などは別にして、「政治家」としてはなかなかの人物といえる。


 この小泉氏が「総裁選に出る」という話が言われるようになってからというもの、週刊誌が、

「自民党総裁選『小泉進次郎』選挙関係者が明かす『同僚へのライバル心』と『妻・クリステルへの不安』」(AERA dot. 8/22(木) 16:32配信)
「小泉進次郎・元環境相、総裁選の弱点は家族問題? 『妻への”負債”が…』発言も」(デイリー新潮 8/22(木) 17:12配信)
「本当は『コロンビア大院卒の超高学歴』なのに…小泉進次郎氏が『これだから低学歴は』とバカにされる根本原因」(プレジデントオンライン 8/22(木) 18:17配信)
「無税の『政治資金』5000万円を父から“贈与” 『小泉進次郎』は本当に自民党を刷新できるのか? 地盤、看板、カバンを全て引き継いだ『究極の世襲政治家』」(デイリー新潮 8/23(金) 6:15配信)
「『若さだけで中身はなし』石丸ショックを利用する『小林・小泉』は自民党を変えられるか」(現代ビジネス 8/24(土) 7:19配信)
「次の自民党総裁になってほしくない議員ランキング!3位小泉進次郎、2位河野太郎を抑えた1位は?」(女性自身 8/25(日) 6:00配信)
「小泉進次郎は脅威だが、すぐ『ボロが出る』…立憲民主党「ミスター年金」長妻昭インタビュー」(現代ビジネス 9/2(月) 7:04配信)


 と、とにかく貶して印象悪くしようとしている。

 今回の「失礼なやつ」はこういう空気に自分も乗っていると思って行動したのだろうが、結果的に小泉株を上げることになってしまった。
「アベガー」「ジミンガー」が結果的に自民党応援団になっている現象がここまで可視化されたのは、面白いところだ。

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 見事な返しのはずが…小泉進次郎議員、早くも発見された意外な矛盾点にSNSでツッコミ殺到「進次郎構文が結局炸裂」

 自民党総裁選の出馬会見で株を上げたと評判の小泉進次郎衆院議員の受け答えに対し、早くも矛盾点が発見され、SNSでは「まるで落語…」「進次郎構文が結局炸裂」などとツッコミが噴出している。
(中略)
 この受け答えに、これまで”進次郎構文”を弄り倒していたSNS上では、小泉議員の株が急上昇したと称賛する声が相次いだ。しかし、意外なオチが待っていた。
>小泉議員の公式サイトのプロフィルには「短所:集団行動が苦手なところ」と記載されており、会見での「最高のチームを作る」との発言とは矛盾するようにも見える。また、会見に出席したジャーナリスト鈴木エイトさんも自身のX(旧ツイッター)で、配布資料にも「短所:集団行動が苦手なところ」との記載があったことを明かしている。
 このためX(旧ツイッター)では「おいおいおい」「チームとしてやりますって上手く切り返したつもりが、集団行動苦手って」「PR会社さん、チェック漏れ…」「予期せぬところで、ちゃんとオチをつけていた」「進次郎、ダメそれ書いちゃw」「どこまでネタを仕込んでるねん」「回答が噛み合っていませんね」などと話題を集めている。
 中日スポーツ 9/7(土) 22:09

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 いつもの「トラッシュメディア」はまだ必死になって揚げ足をとろうとしているが、「集団行動」と「政策チーム」は違う。内閣は別にいつも皆で固まって動くものではない。
 中日新聞は、そんなこともわからない「日本語が不自由にもの」ばかりがいまだに自社のSNSタイムラインに並ぶるようにしているのか。

 ああそれともこれは「日本語が不自由」だから「翻訳」で読んでいる人間が「逆翻訳」して書き込んでいるものばかり見ているということなのかな?

 なにしろSNSについてはアメリカから、

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 SNS、ロシア影響下疑惑の投稿にほぼ未対応

[ニューヨーク 6日 ロイター] -     各種ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が、米大統領選に対するロシアの影響力行使が目的とみられる投稿にほぼ未対応であることが分か>った。
 米当局は4日、米大統領選介入の動画制作に関与したとしてロシア国営テレビの職員2人を起訴したと発表したが、この事件の中核をなすとみられるオンラインコンテンツ企業、テネット・メディア(テネシー州ナッシュビル)による交流サイト(SNS)「TikTok(ティックトック)」への約4000の投稿はそのままで、アクセス可能な状態にあった。

 ロイターの調べによると、テネット・メディアによる2500超のインスタグラムの動画、4000超のX(旧ツイッター)の投稿のほか、フェイスブック、ランブルでも同様だった。
 各プラットフォームによる対応の遅れは、今回使われたとされる戦術の斬新さだけでなく、米国内の実在の人物によって投稿されたコンテンツを管理するという政治的な危うさをはらむ問題の両方を反映している。
 また、偽情報に詳しい専門家は、ロシアが米大統領選を前に有権者に対して影響を与えるため、米国のソーシャルメディアで影響力のある人に目を向けるようになっていると指摘。
 こうした動きにどう対応するかというプラットフォームが直面する新たな課題も露呈している。
(後略)
 ロイター 9/7(土) 4:06

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 こんな話も聞こえてきているぐらい。

 こういう流れが日本だけ「避けて」くれていると考えるほど、メディアは「初心」ではあるまい?


 おまけ。

 自民党総裁選では上で書いたように雑誌メディアがやたらと貶す小泉氏とは対照的に、大手新聞などがやたらと「推す」のが石破氏なのだが、彼が総理大臣にもなる与党代表の地位にふさわしい人物ではないことはもう(2020/08/31の記事、彼の「中身」は鳩山由紀夫だよ)で書いたこと。
 それでも必ず「党員票」などで名前が出てくるのはなぜかといえば……。

 食品産業新聞社というところが出している本に、

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「米と平成~30年間の流通~」発刊のお知らせ/食品産業新聞社「米麦日報」編集部


(写真、食品産業新聞社ニュースWEBより)

食品産業新聞社は令和元年5月27日、「米と平成~30年間の流通~」を発刊します。
「米麦日報」編集部 編、B5判およそ300ページ、定価2,700円(税・送料別)。

以下の方々に30年間の米業界を語っていただきました(敬称略)

秋沢淳雄((株)山田屋本店代表取締役社長)
荒幡克己(岐阜大学教授)
石破茂(元農林水産大臣)
今城健晴(元農林水産省生産局長)
榎本敏章((株)イクタツ会長)
大泉一貫(宮城大学名誉教授)
大貝浩平(元全農米穀部長、元全農パールライス(株)社長)
岡島正明(元農林水産省総合食料局長)
岡本安明(大阪堂島商品取引所理事長)
柄澤彰(元農林水産省政策統括官)
木村良(全国米穀販売事業共済協同組合理事長)
小林肇(大潟村農業協同組合組合長)
佐藤正志(新潟ゆうき(株)代表取締役)
生源寺真一(福島大学食農学類長)
千田法久(千田みずほ(株)代表取締役社長)
高木勇樹(元農林水産事務次官)
塚脇博夫(ビジョンバイオ(株)代表取締役社長)
長澤重俊((株)はくばく代表取締役社長)
中嶋康博(東京大学大学院教授)
箱石文祥(ホクレン農業協同組合連合会代表理事常務)
長谷部喜通(元日本米穀小売商業組合連合会理事長)
平山惇(木徳神糧(株)代表取締役社長)
藤尾益雄((株)神明ホールディングス代表取締役社長)
水野英則((株)サタケ執行役員技術本部副本部長)
三橋美幸((株)ミツハシ代表取締役会長兼CEO)
皆川芳嗣(元農林水産事務次官)
村瀬慶太郎((株)むらせ代表取締役社長)
山崎元裕((株)ヤマタネ代表取締役社長)
渡辺好明(元農林水産事務次官)

〈お問い合わせ・お申し込み先〉
〒110-0015
東京都台東区東上野2-1-11 サンフィールドビル8階
株式会社食品産業新聞社

電話=03-6231-6091
FAX=03-5830-1570
(以下略)

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 こんなものがある。

 この表紙に大きく顔が出ている四人の中の一人が、石破氏。
 彼はバリバリの「農水族議員」なのだ。それはもう、今回総裁選に名の出ている他候補よりも自民批判者がよく使う「利権」が一番深いほどに。
 そして自民党員がどういう構成で集められているかを考えれば、あながち「石破の党員人気」は偏向報道ともいえなくなる。

 その構造に突っ込まない「ジャーナリズム」は、きちんと仕事をしているといえるのだろうか?


 今回も石破氏は、

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 自民・石破氏、金融所得課税の強化「実行したい」 総裁選争点めぐり

■自民党の石破茂元幹事長(発言録)
(金融所得課税の強化を)実行したい。岸田(文雄)さんも最初、おっしゃっていたはず。どこからどんな抵抗があったか知らないが、後退してしまった感がある。
「金融所得課税をかけると、(金融資産が)外国に逃避しちゃうよ」「お金持ちが外に行っちゃうよ」ということで(主張を)抑えたのかもしれない。しかし「本当に外に行ってしまうのか」という議論を詰めていかなければいけない。(BS日テレの番組で)
 朝日新聞デジタル 9/2(月) 23:12

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 こんなことを言ったかと思えば、

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 新NISAなどへの課税「毛頭考えていない」=石破元自民幹事長

[東京 6日 ロイター] -     自民党の石破茂元幹事長は6日、金融所得課税の強化に関連し、新NISA(少額投資非課税制度)に代表されるような投資を阻害したり、課税したりすることは「毛頭、考えていない」と述べた。外国特派員協会(FCCJ)での会見で語った。
(後略)
Takaya Yamaguchi
 ロイター 9/6(金) 16:47

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 こんなことを言う。

 これが岸田氏の発言ならば、メディアやそっち系のSNSは、いったいなんといって罵倒するだろう?


 本日の「睨み」。

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 にらんで冷やす「鬼面玉」 道の駅「源平の里 むれ」で人気


(写真、朝日新聞デジタルより。グラスに入れた鬼面玉=道の駅「源平の里 むれ」提供)

【香川】置物に、保冷や保温にも使えるミニ鬼はいかが。高松市牟礼町の道の駅「源平の里 むれ」で鬼瓦をモチーフにしたユニークな商品「鬼面玉」が販売されている。
「鬼面玉」は「溶けない氷」として最近人気のアイスキューブに着目して、地元をPRしようと開発された。直径約4.5センチ、重さ約95グラムの手のひらサイズながら、こちらをにらむ鬼の表情が目を引く。
 源平合戦の屋島の戦いにゆかりがある、地元の洲崎寺の鬼瓦がモチーフになっている。
「鬼面玉」は瓦職人が粘土で一つ一つ焼き上げている。そのまま飾って楽しめるほか、冷蔵庫で冷やして飲み物と一緒にグラスに入れれば、冷たさを保てる。熱湯で温めて飲み物やスープに入れれば、温かさを保てる。
 価格は5060円(税込み)で100個限定。問い合わせは同道の駅(087・845・6080)。(杉田基)
 朝日新聞 2024/09/07 10:15

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 面白い商品だな。

 瓦職人が粘土で作っているということは、セラミックなのか。
 よくあるステンレス製と比べて、衛生面がちょっと心配だ。
 むしろセラミックフィルターとしての役割の方が期待されるかも?