2017年10月10日(火)

見出し詐欺が横行しているぞ!(怒)

テーマ:報道

 やっぱり風邪かなぁ。頭がふらふらする。


 さて、衆議院選挙がいよいよ公示された。
 選挙期間中は意見発信が投票にかかるようなことがあってはならないという制限がかかるわけだが……「安倍内閣ネガティブキャンペーン」をやっているマスメディアは、はたしてそれを守るだろうか。

 とりあえず昨日は、ここを先途といわんばかりに新聞各紙が「安倍の悪口」を書き連ねていたが、その中でも一番ひどいと思ったのは、この朝日の記事。
 その書きぶりを知ってもらうために全文引用させていただこう。

++++++++++++++++
 「国難」強調する安倍政権 自衛隊からは疑問の声も…

 安倍晋三首相は8日の日本記者クラブ主催の党首討論会で、自ら「国難突破解散」と名付けた今回の衆院選で、北朝鮮の脅威を訴えていく姿勢を強調した。菅義偉官房長官は同日、北朝鮮対応に最前線であたる防衛省・自衛隊を視察。政権の強みを最大限生かして北朝鮮対応を選挙戦に利用するかのような姿勢に、現場からは疑問の声もあがっている。
 首相は党首討論会で北朝鮮への圧力の有効性を問われ、「核保有国が日本という非核保有国を脅したのは初めてだ。十分に国難だと思う」と指摘。圧力路線を堅持していく立場を強調した。
 一方、菅氏は官房長官として初めて、東京・市谷の防衛省を訪問。ミサイルを迎撃するため展開中の地対空誘導パトリオット3(PAC3)を視察し、隊員らに「北朝鮮の核・ミサイルは戦後最大の脅威だ」と訴えた。同省幹部は「政府の備えが万全とのアピールだ」と受け止めた。
 10日の公示を前に、政権幹部の街頭演説も、「北朝鮮の脅威」一色だ。
 小野寺五典防衛相は6日、東京5区から立候補予定の若宮健嗣・前防衛副大臣の応援演説で、北朝鮮の核開発を「広島の10倍の原爆がすでに実験レベルで完成している」「もし東京を襲ったら、おそらく広島・長崎の比ではない」と強調した。

 ただ、こうした前のめりな姿勢が、現場に負担を与えかねない。安倍首相は9月30日夕、海上自衛隊舞鶴基地を訪ね、北朝鮮の弾道ミサイル警戒にあたる イージス艦「みょうこう」の乗組員らを激励した。みょうこうは約3週間にわたる日本海での警戒監視の任務を終えて、配備先の同基地にこの日早朝に戻ったば かり。数日間の休養のあと、再び出港し日本海で任務につく予定だった。
 防衛省関係者によると、首相官邸側から急きょ首相視察の連絡があり、みょうこうの乗組員だけでなく、警備も含めて同基地の多くの隊員が受け入れ準備にあたったという。同省幹部は「長期間、洋上で緊張の続く激務を終えてようやく母港に帰ってきた日。早く帰宅させてやりたいところが、首相が基地に来る夕方まで待機していた隊員もいた」と指摘する。

 ある政府関係者はこう懸念する。「北朝鮮の脅威を前面に出せば、対応にあたる政府・与党に有利なのは明らかだ。政権交代しにくい世論形成につながりかねない」(相原亮、土居貴輝、岡村夏樹)
 朝日新聞デジタル 10/9(月) 18:12

++++++++++++++++

 見出しを素直に読むと、「安倍総理の北朝鮮の脅威を強調する姿勢に、自衛隊から異議が上がっている」ように取れるが、記事を読むとその「疑問」というのは「総理が激励に訪れるというので訓練航海後の上陸許可が遅れた」から「隊員がかわいそうだ」という声があるというもの。
 だが、いわゆるサラリーマン的な感覚ならば、「仕事が終わって帰れるというときに社長がやってきて話をする」などとなればげんなりするだろうが、軍隊において、緊張する任務の最後に最高司令官から「みんな頑張ってくれてありがとう」という励ましがあるとなれば、それは士気も高まるというものではないのだろうか。
 そもそもどこのだれかわからない防衛省幹部(海自の幹部だという確証すらない)の話としてそういうものがあるからというだけで、まるで自衛隊が総理の姿勢に反対しているかのような見出しで刷り込んでいるのだ。

北朝鮮の脅威を前面に出せば、対応にあたる政府・与党に有利なのは明らかだ。政権交代しにくい世論形成につながりかねない」という政府関係者というのもよくわからない。
 与党だろうが野党だろうが、日本の政党ならば「日本を核で海に沈めてやる」といい、頭越しにミサイルを撃ってくる政権を「脅威」とするのは共通する姿勢であるべきではないのか? そんなところは対立点にすらならないのが普通ではないのか?
 安倍総理が「北の脅威」といっても野党が「そうだその通りだ」といってしまえば、それで論点としては流れてしまって「与党が有利」もなにもなくなってしまうものではないのか?
「政権交代しにくい」というのは、野党が北朝鮮の脅威よりも「安倍叩き」に論点を持って行ってしまっているからではないか!

 ちなみに朝日はこの記事の見出しを今は「『国難』強調する安倍政権 街頭演説は『警戒』一色」と替えてしまっている。
 さすがに「中身のまずさ」に気が付いたのか、それとも「より安倍一色の見出しにしよう」と考えたのか……。


 見出しと中身の齟齬記事といえば、毎日新聞にも、「<森友・加計問題>衆院解散、官僚もホッ 国会追及逃れ」という記事があった。
 まるで「モリカケ隠しで追及から逃げられて官僚が安堵している」かのような印象を受ける見出しだが、これも中身を見れば、

++++++++++++++++
「臨時国会で答弁の準備をしなくていいので、仕事量が格段に減る」。加計学園の獣医学部新設の認可を担う文部科学省で、幹部の一人は衆院解散を歓迎した。国家戦略特区に指定された愛媛県今治市での学部新設について、内閣府が文科省に「総理のご意向」と迫ったことを記した内部文書の存在が5月に発覚して 以降、国会対応に追われていたからだ。別の職員も「答弁づくりは大変。ほっとしている職員はたくさんいる」と明かした。
 毎日新聞 10/7(土) 20:33配信 「<森友・加計問題>衆院解散、官僚もホッ 国会追及逃れ」より

++++++++++++++++

 と、「余計な仕事をしなくてすんで助かった」といっているだけのもの。
 野党側の「なんとか政府答弁に矛盾を生じさせたい」とする戦術による「ギリギリ、時には通告なしの質問」にどれだけ省庁側が振り回されていたかというだけの話で、「ホッ 追及逃れ」というものではない。

 朝日新聞のOBが関わっているBuzzFeed Japanが、「真偽が危ういフェイクニュース時代の総選挙 日本でもファクトチェックが始まった」という記事をヤフージャパンで配信し、その中で、

++++++++++++++++
 Googleニュースラボなどが支援し、フェイクニュース対策に取り組むNPO「ファーストドラフトニュース」戦略リサーチディレクターのクレア・ウォー ドル氏は、「フェイクニュースは複雑だ(Fake news. It’s complicated.)」と題した記事で、こう指摘している。
 この記事で紹介されている7分類を元に、フェイクニュースを以下のように6つに分類してみた。
 1. 誤情報:取り上げられた事実や事象に誤りのある情報
 2. 偽情報:取り上げられた事実や事象がそもそも存在しない情報
 3. 不正確な情報:取り上げられた事実や事象に誤りがあるとまでは言えないが、正確ではない情報
 
4.ミスリーディングな情報:取り上げられた事実や事象に誤りがあるとまでは言えないが、見出しや表現の仕方で誤解を生じさせかねない情報
 5. 根拠のない情報:取り上げられた事実や事象に誤りがあるとは言えないが、それが事実であると証明する根拠がない情報
 6. 風刺や冗談:取り上げられた事実や事象はそもそも存在しないか、大幅に脚色されているが、風刺や冗談であり、人を騙す意図はない情報
 BuzzFeed Japan 10/10(火) 11:59配信 「真偽が危ういフェイクニュース時代の総選挙 日本でもファクトチェックが始まった」より

++++++++++++++++

 と書いているが、上で取り上げた朝日や毎日の記事は、この分類にある「4.ミスリーディングな情報:取り上げられた事実や事象に誤りがあるとまでは言えないが、見出しや表現の仕方で誤解を生じさせかねない情報」に分類されるのではないのか。
「波紋を広げそうだ」といった表現が多用されるなど記者の感想がやたらと記事の中に入るなど、我が国の報道はこの四番に分類されるものが目に付く。彼らはそれを、「反権力は正義」というゆがんだ正義感で正当化しているのではないか。

 マスメディアは「フェイクニュース」と他者を罵る前に、自分たちのやっていることを見直してみるべきだ。


 時事通信が、

++++++++++++++++
 具体策示し政策論争を【17衆院選】

 衆院選が公示された。自民、公明両党の連立政権がさらに継続するか、あるいは新たな勢力が政権を担うか、わが国の今後の進路を占う重要な選挙だ。内外に課題が山積する中、各党は具体的な解決策を有権者に示す必要がある。
(後略)
 時事通信 10/10(火) 5:58

++++++++++++++++

 各政党に政策論争を訴える記事を書きながら、その最後を、

++++++++++++++++
 今回の選挙は、約5年に及ぶ安倍晋三首相の政権運営に対する審判の場でもある。首相は森友・加計問題について丁寧な説明を約束しながら、臨時国会で質疑を行わないまま冒頭解散に踏み切った。首相の政治姿勢に対し、国民の疑念は晴れておらず、信頼を回復するには真摯(しんし)な対応が求められる。
 同記事より

++++++++++++++++

 と、もはや閉会中審査の質疑で朝日新聞が作った「フェィクニュース」だとばれている「モリカケ捏造問題」で締めることをやっている。

 無意識のうちにこういうことをやってしまっているその頭を取り換えることが、これから彼らが生き残れるか否かの分岐点だという自覚を持て!


 本日の鬼太郎。

++++++++++++++++
 <鉄下駄飛ばし大会>女性で8メートル超えも 岩手・奥州


(写真、毎日新聞より。勢いよく鉄下駄を飛ばす参加者=岩手県奥州市で2017年10月7日、和泉清充氏撮影)

 岩手県奥州市水沢区羽田の同市鋳物技術交流センターなどで7日「第38回奥州市南部鉄器まつり」(実行委員会主催)が始まった。
 この日は、祭りの呼び物となっている「第25回弁慶鉄下駄(げた)飛ばし大会」が開かれた。小学生3キロ、女性2キロ、男性5キロの鉄製げたをどれだけ遠くに飛ばせるかを競うイベントで、参加者は気合とともに足を振り上げた。
 女性の部で一人だけ8メートルを超える記録を出した同市江刺区杉ノ町、パート、江川明香さん(38)は「初めて参加したが、げたが重かった。雨で滑った感じもあったが、8メートルを超えたのには驚いた」と話していた。
 祭りは8日も開かれ、南部鉄器の格安販売などがある。【和泉清充】
 毎日新聞 10/8(日) 9:57

++++++++++++++++

 ただの「下駄飛ばし」ではなく「鉄下駄」か!(驚) 
 攻撃力高そうだなぁ。

 だけど、「小学生3キロ、女性2キロ、男性5キロ」というのは、女性を少し馬鹿にしてやいまいか? 女性のキック力というのは、なかなか恐ろしいものがあるんだぞぅ(笑)。



 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2017年10月09日(月)

携帯から一言

テーマ:日記
いい気候なのに体調がよくない。感じからすると風邪をひいたのかも。
今日はとりあえずゆっくり寝よう。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2017年10月08日(日)

驕り高ぶる「民主主義の敵」はお前たちだ!

テーマ:報道

 水曜日、水戸に安倍総理が来て演説をしていったらしい。知っていたら見に行ったのになぁ。

 見てきた人のツィッターを見ると、

 

 

 凄い人出だ。

 これは水戸ではないが、演説会に行った人の中には、

 

 

 安倍氏と「ハイタッチ」をしてきた人もいるという。

「反安倍」勢力は「安倍は嫌な奴」という悪口をあちこちで振りまいているが、こういう姿を見ていて思うのは、「安倍ちゃんて人懐っこいな」ということである。
 あの気難しいトランプ米大統領ですら「ベストフレンド」にしてしまうそのパーソナリティーというのは、メディアが作ろうとしているものとはまるで違うということだ。


 朝日新聞などは、この安倍氏の遊説について、

++++++++++++++++
 自民、首相の遊説日程を非公表 街頭でのヤジ警戒?

 自民党が5、6の両日に行った安倍晋三首相(党総裁)の街頭演説の日程を公表しなかった。大型国政選挙を控えた中での演説日程を公表しないのは極めて異例。党本部は「北朝鮮問題があるので、遊説日程の最終決定がギリギリになっている」と説明しているが、演説中に首相への抗議活動やヤジが飛んでいることも 影響しているようだ。
 衆院選公示が迫り、自民党本部は首相の遊説日程を首相官邸と調整して決めている。党本部は、9月30日と10月3、4日に首相が京都府などで演説した日程は前日に発表してきたが、5、6両日分は発表しなかった。
 首相は5日、川崎市麻生区の小田急新百合ケ丘駅前での街頭演説を予定。当日になって同市多摩区の小田急向ケ丘遊園駅前に変更した。党神奈川県連幹部は 「朝に党本部側から『邪魔が来るから場所を変えられないか』と連絡があった。(日程の事前公表はしなかったが)人が集まりそうだということで、ヤジや妨害 への懸念から場所が急に変わった」と明かす。首相は6日夕には、東京都国分寺市と立川市でも事前公表はせずに街頭演説に立った。
 党本部は「北朝鮮がミサイルを発射した時には遊説に行けなくなる。通常よりも(日程の事前発表に)慎重になっている」と説明する。だが、複数の党職員 は、7月の東京都議選前日に東京・秋葉原で街頭演説をした際、日程を知って集まった聴衆の一部から「辞めろ」コールが起きた影響を指摘。「衆院選公示前に 同じような映像が出るのを恐れている」と認める。
 朝日新聞デジタル 10/6(金) 23:46


 安倍首相へのやじにピリピリ=演説場所、急きょ変更―自民【17衆院選】

 自民党が、安倍晋三首相(党総裁)に対する街頭でのやじに神経をとがらせている。首相は6日、JR国分寺駅前など東京都内2カ所の街頭で演説したが、安倍政権に批判的な人たちが集結するのを避けるため、党のホームページなどでの事前告知を行わなかった。
 7月の東京都議選で首相の演説時に一部聴衆から「帰れ」コールが発生。首相は「こんな人たちに負けるわけにいかない」と反発し、批判を浴びた経緯がある。
 首相は5日にも、当初予定していた川崎市の演説場所を急きょ変更。インターネット交流サイト(SNS)上に、現場でのやじを呼び掛ける書き込みが相次いだためとみられる。
 6日の街頭演説では、首相側の対応が功を奏したのか、聴衆の一部が「お前が国難」と記したプラカードを掲げたものの、やじは目立たなかった。演説を終えた首相は雨の中、聴衆に歩み寄ってハイタッチに応じていた。
 時事通信 10/6(金) 20:46


 安倍首相 街頭演説“逃げた”、告知なく厳戒登場もアウェー状態

 安倍晋三首相(自民党総裁、63)が7日、千葉県のJR柏駅前で街頭演説を行った。7月の都議選でアンチ安倍派の激しいヤジにさらされたためか、3日連続で事前告知なしの“ゲリラ演説”。有権者には、逃げ回っているような印象を与えている。
(後略)
 スポニチアネックス 10/8(日) 6:01

++++++++++++++++

 こんな嫌味ったらしい記事を書いているが、実際のところ、

 

 

 こんなことをやっている勢力がいるのだから、それに邪魔をされないようにしようというのはおかしなことではない。

 都議選の時にもなぜか「マスコミが構える真ん前」という場所に「ヤジ軍団」が陣取っていたが、今回もまた、

++++++++++++++++
 安倍首相の遊説妨害 「なぜTBSは至近距離で撮っているのか」和田政宗・参院議員

 元NHKアナウンサー・記者の和田政宗参院議員(自民党)は7日、同日の安倍晋三首相の遊説がプラカードを掲げた一団に妨害された件について、TBSの報道姿勢に疑問を呈した。
 和田議員は自身のブログとツイッターで、千葉県柏市での安倍首相の遊説中、「お前が国難」などと書かれたプラカードを掲げた人たちが「安倍やめろ」などと大声を張り上げていたことに、「ごく一部しかいない批判的な人達を、TBSはなぜ至近距離で撮っているのだろうか」と指摘した。
 産経新聞 10/8(日) 9:30

++++++++++++++++

 こんな不自然な姿が見られているという。
 どういうことだろうか。

「アウェー状態」と書くスポニチアネックス(毎日新聞系列である!)は、上で挙げた「現場の様子」を見ずに空想で「こうだったらいいな」という記事を書いているとしか思えない。

 この手の勢力は、都議選の時にも「計画的に集まって」選挙演説の妨害を行った。
それに対して安倍総理は、「(自分の主張に反する人間に対して意図的かつ計画的に妨害行為を働く)こんな人たちに負けてはならない」と訴えた。(2017/07/01の記事、なりふり構わず選挙を歪めてなにが民主主義だ!)でも書いたように、彼らやその仲間である国会議員がツィッターで行動仲間を集めていたこともあるので、総理は彼らの背後関係を知っていたのかもしれない。

「フェイスブックで安倍総理夫人がだれだれの記事にいいねを押した!」という記事を書いたり、

++++++++++++++++
 立憲民主、崖っぷち一転 SNSフォロワー数で自民抜く

 民進党の代表代行だった枝野幸男氏が立ち上げた新党「立憲民主党」が5日、福山哲郎参院議員を幹事長に起用し、長妻昭氏を代表代行とする執行部人事を決 め、選挙態勢を整えつつある。世論調査やSNSの世界で存在感を示し始めた新党の原点は、小池百合子・東京都知事率いる「希望の党」にはじかれ、崖っぷち に立たされた民進出身の新顔たちの声だった。
(後略)
 朝日新聞デジタル 10/6(金) 11:27

++++++++++++++++

 こんなことではしゃいだりしている新聞社なども、当然彼らの「犯行相談」のことぐらいは知っていたことだろう。

 が、メディアはそれを隠して「安倍が一般市民に向かって『こんな人たち』と言った! なんて傲慢なのだ! 一強の驕りだ!」という論調一色に染まった。特定集団による計画的な行為を、まるで自然発生的に聴衆からヤジが飛んだかのように書く「フェイクニュース」にしたのだ。
 安倍陣営が「ピリピリ」しているように見えたのならば、それはヤジではなくそのヤジ軍団を利用して印象操作をするマスメディアに対してであるのは明白である。

 演説に対して集団で大声を上げて聞きづらくし、また雰囲気を悪くして聴衆を去らせるような行為は、選挙期間中ならば完全に選挙違反になる。
 今はまだ公示前なので法的には取り締まりが難しいのかもしれないが、それでもそういう行為をするのは、それこそ民主主義の根幹である選挙と政治家の主張を妨害する、許されない行為である。
 彼らの行為を「民主主義への冒涜」と非難せず、「安倍叩き」のために使ったメディアもまた、民主主義を否定する「逆賊」となるのだ。


 それにしても、解散し総選挙を決めた相手に向かって「安倍辞めろ!」「安倍辞めろ!」と罵り言葉を連呼している彼らの頭の中は、どうなっているのだろう。
 衆議院は解散したのだから安倍衆議院議員は失職しているし、安倍内閣は選挙後の特別国会が召集される際に総辞職をすることに法律上なっている。叫ばなくとも「辞める」ことになっているのだ。

「反権力」ごっこに没頭しすぎると、そんなこともわからなくなるのかなぁ。


 本日の一局。

++++++++++++++++
 鬼木棚田にかかし170作品 畦地で将棋指すあの四段も


(写真、朝日新聞デジタルより。棚田の道沿いに並んだかかし=長崎県波佐見町鬼木郷、全日写連会員・本村国雄さん撮影)

 長崎県波佐見町鬼木郷にある鬼木棚田に、約170作品のかかしが並んでいる。地元の農家や町民らが手づくりしたもので、秋の棚田に風情を添えている。10日まで展示されている。
 9月23日にあった鬼木棚田まつりに合わせて展示された。毎年、世相を反映した作品が見られ、今年は公式戦29連勝の新記録をつくった中学生棋士の藤井聡太四段や、ピコ太郎さんなどのかかしがお目見えした。国内外の政治家のかかしもある。
 鬼木棚田は、日本棚田百選のひとつ。波佐見町では9月28、29日に「全国棚田(千枚田)サミット」も開かれ、かかしは、棚田のある国内の自治体関係者らの目を楽しませた。(福岡泰雄)
 朝日新聞デジタル 10/3(火) 4:28

++++++++++++++++

 ふふふ。田んぼの畦道にスーツを着て正座した人間の姿があるというのは、シュールだなぁ。

 しかしこの椅子、硬そうで「藤井案山子」にはちょっとかわいそうだよ。


 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2017年10月07日(土)

「ワイドショー世代はちょろい」と見下しているのだろうなぁ

テーマ:政治

 昨晩の地震は、水戸ではさほどの震度ではなかっものの、はじめの小刻みな揺れから本震までの時間が長かったので嫌な感じがした。
 いわきでは震度5弱を観測したということだが、あの震災の後「福島第一の燃料プールは震度4で壊れて関東が壊滅する!」といっていた人間は、今、なにをしているのだろうか。


++++++++++++++++
 希望公約要旨【17衆院選】

 希望の党が6日発表した衆院選公約・政策集の要旨は次の通り。
 国民が納める税の恩恵を全ての国民に届ける仕組みを強化。しがらみ、不透明な利権を排除し、国民ファーストの政治を実現。
【消費税】一般国民に好景気の実感はない。景気回復を確実にするため、2年後の消費税増税を凍結。引き上げの前提として、(1)議員定数・報酬を削減(2)国会改革を実現(3)ワイズ・スペンディング(税金の有効活用)の観点からインフラ整備を見直し。増税凍結の代替財源として、大企業の内部留保への課税を検討。
【ユリノミクス】金融緩和と財政出動に過度に依存せず、民間活力を引き出す「ユリノミクス」を断行。ベーシックインカム(最低限所得保障制度)を導入。日銀の大規模金融緩和は当面維持し、円滑な出口戦略を政府・日銀一体となって模索。2020年度までに基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する財政健全化目標は現実的に訂正。
【憲法】9条を含め、時代に合った憲法のあり方を議論。安全保障法制は憲法にのっとり適切に運用。衆参両院の対等統合による一院制の実現。地方自治に関する第8章を改正し、地方分権、課税自主権などを位置づける。
【原発】原発が日本の将来を担うエネルギーと考えず、30年までに原発はゼロへ。新規原発の建設中止。総合的な安全性を原子力規制委員会が厳しく確認し、確実な住民避難措置が取られることを前提に再稼働を容認。原発ゼロの憲法への明記を目指す。
 時事通信 10/6(金) 11:02

++++++++++++++++

 小池氏の新党が、選挙に向けた公約を発表した。

 時事通信はカットしているが、このほかに「花粉症をゼロにします」というものもあるというのだか……やれやれ。

 公明党の代表は、

++++++++++++++++
 「民主党政権時代の焼き直し、議論の積み重ね欠く」公明・山口那津男代表が希望の党公約を批判

 公明党の山口那津男代表は6日、党本部で産経新聞などのインタビューに応じ、小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」が発表した衆院選の公約について「民主党政権のときに果たせなかった主張を焼き直して出している。にわかに発表された感が否めず、政策論議の積み重ねが欠けている」と批判した。
 同時に「政権を担うということは並大抵の努力ではなしえない、エネルギーを集中させる難事だ。希望の党は『政権を争う』と標榜(ひょうぼう)する中で準備が足りない」と述べ、政権与党>の矜持(きょうじ)をにじませた。
 山口氏は、希望の党が消費増税凍結を掲げる一方で子育て支援などを打ち出したことを「子育てや社会保障の充実を具体的にどう図るのか、安定的な財源をどう確保するか。説得力が弱い」と切り捨てた。
 希望の党が景気回復を重視しながら、公約で「大企業の内部留保への課税」を検討するとしたこともやり玉に挙げ「(内部留保課税は)経済成長を阻害することにもつながりかねない。景気回復を図ることとどう整合的に説明するのか」と疑問を呈した。
 産経新聞 10/6(金) 13:54

++++++++++++++++

 こういう批判をしているが、「焼き直し」どころか「意味もわからずそのまま流用」したといっていいこの政策に、見るべきものなどあるのだろうか。

「消費税の増税凍結」というのだけは、時期的に見て正しいともいえるが、それにしたところでこの党は「それが起こす影響をどうするか、特に負の影響の方を」というところで何もいわないのだから、無責任に「受け」を狙っているだけ。
 拙ブログでは何度も「年金改革はまだほんの少し時間的余裕もあるが、社会保険の改革は焦眉の急」だと訴えているが、まさに、

++++++++++++++++
 健保、4分の1超が解散危機=25年度試算―健保連

 健康保険組合連合会(健保連)は25日、大企業が社員向けに運営する健康保険組合の4分の1を超える380組合が、財政悪化で2025年度に解散危機を迎えるとの試算を発表した。同年度に団塊の世代が全て75歳以上となり、健保組合が高齢者医療に拠出するお金が急増するため。健保連は負担軽減を求めている。
 健保組合は全国に1399(16年度時点)あり、加入者は約2900万人。保険料は企業と社員が原則折半している。試算では、健保組合の平均保険料率は15年度の9.1%から25年度に11.8%に上昇。380組合の25年度推計保険料率は12.5%以上になり、中小企業の社員らが加入する「協会けんぽ」の保険料率を超える計算だ。
 健保組合の保険料率が協会けんぽより高くなると、企業は自前で健保を運営する必要がなくなり、解散につながる。協会けんぽの運営費には国費が投入されており、多くの健保が協会けんぽに>移れば、国の財政負担も増える。 
 時事通信 9/25(月) 19:00

++++++++++++++++

 それを教えてくれるニュースが出ている。
 安倍総理は消費税の増税分の「使い道改革」をいっているが、それだけでは済まない「社会保障全体の制度改造」が、今は求められているのだ。
「後期高齢者医療制度」は、そういう流れの中で国保の財政基盤を維持するために、広域化と若者世代の負担増という形を作ったのに、「姥捨て!」という歪曲したレッテル貼りで民主党(現・民進党)やマスコミが騒ぎ、さらに「定額かかりつけ」に反発した医師会が自民から民主支持に回ったことが政権交代の大きな原動力になった。
 そういうごたごたが起きるからというところで、「希望の党」はベーシックインカムの話を出してきたのだろうか。
 この制度は国民に「一定の現金を渡すから社会保険や年金制度を『全部チャラ』にする」というものなのだから、当然「福祉に充てる」ことを謳っている消費税も凍結どころか全廃することもできるだろう。
 だが、多くても数百万人の人口である北欧などでもまだ実験段階であるこの制度が、いきなり一億人を超える人口の国に適用できるものだろうか?
 小池氏やその周りの人間が、そこまで制度の設計を含めた考察をしているという話は、残念ながらこの公約でBIという単語が出てくるまでは聞いたことがない

「ユリノミクス」というのも(この単語を Urinomicsと英語の綴りにしてグーグルで調べてはだめだぞ! 絶対に調べるなよ!)、いったいどこまで現実を見ているのか疑問である。
「アベノミクス」は、勘違いしているのか論点をそらしているのかわからないマスコミも多いが、その目的は「デフレ脱却」である。「〇本の矢」というのはそれをなすための手段でしかない。だから「ダメなら別の手を使おう」ということになる。
 小池氏やそのブレーンは、「金融緩和と財政出動に過度に依存せず」ということで「反安倍」界隈が流している「景気は悪い」という悪口に便乗しようというのだろうが、本気で景気回復を考えているというのならば、先日取り上げた求人の回復や、

++++++++++++++++
 鉄鋼内需の回復鮮明

 国内鉄鋼需要の回復が鮮明になってきた。先行指標となる用途別受注(日本鉄鋼連盟まとめ)は、2017年度4―7月の国内向け普通鋼鋼材が前年同期比1・9%増の1426万2000トン、特殊鋼鋼材は4・0%増の399万3000トン。製造業分野の需要が堅調で、建設分野も東京五輪関連プロジェクトの本格化などで回復し始めた。中国の鉄鋼輸出・販売価格動向、鉄鋼原料価格など不安定要素はあるが、国内の鋼材市況は、需給タイト化を背景に上昇傾向にある。「国内の景気は回復が続いており、鉄鋼マーケットの潮目に変化の兆しが見え始めた」(高炉メーカー)。
 日刊産業新聞 10/6(金) 13:19

++++++++++++++++

 こういう事実も認めたうえで話をしなければ。
「反安倍」勢力がお話にならないのは、安倍氏が上げた功績は認めたうえで「それよりさらに良くするための方策を提案する」ということをせず、「金持ち優遇だ!」「景気なんて回復していない」という悪口で「妬み、僻み、嫉み」あおりをするだけだから。

 希望の党は「内部留保課税」という単語を出すことでも、そういう勢力に踊らされている人間を取り込みたいというスケベ心が丸見えである。
 小池氏は、

++++++++++++++++
「内部留保課税が実施された後に、課税を避けるために、それを取り崩し、設備投資に回すとか、企業内保育園をつくるとか、そういったことにより有効に活用されるというのは、まさしく内部留保課税の効果というものであって、これらが実際に設備投資に回る、株の配当に回るということは、これまで貯めに貯められたお金が、流動的に動くきっかけになると考えている。それをキャピタルゲイン課税と呼ぶのか、税制によるインセンティブをつけるのかは、工夫のしどころではないか」
 J-CASTニュース 10/6(金) 19:09配信 「希望の党が『内部留保に課税』 共産党みたい?小池代表は『米国などで実施例』」より

++++++++++++++++

 と言っているが、帳簿の上に「内部留保」という項目はなく、まさに彼女のいう「企業内保育園」のような資産などが含まれるものを総称しているのだということが、まるで理解できていない。彼女のいう株式投資に回っている「内部留保」もあるというのに、社長室や会長室に大きな金庫があって、その中に札束が詰まっているようなイメージでしかものを語っていない。

 それどころか「内部留保」と呼ばれるものの中には、

 

 

 こういうものもあるというのだ。

 そもそも企業が「内部留保」というバッファを作っているのは、自転車操業を避けるためである。余裕がなければ、民主党政権時のデフレ推進時代にもっと多くの企業が消えていくことになっただろう。
 ならばこのバッファを縮小させる一番の手は「デフレ脱却」であり、それを目的とした「アベノミクス」である。 
 その手法に「足りないところがある」「こうした方がもっと効果的だ」という議論ならばともかく、「とりあえず否定から入る」というのでは、それこそ「民主党時代の二の舞」になるだけだ。


(2017/10/05の記事、「教訓」は足枷の別名ではない)で神栖の防災アリーナを取り上げた時にも書いたように、まだまだ我が国には「公共事業悪玉論」をすり込まれたままの人がいる。

++++++++++++++++
 山形県農協政治連盟(農政連)は6日、山形市内で委員・支部長合同会議を開き、衆院選山形1~3区全てで自民党公認候補を推薦することを決めた。
(中略)
 関係者によると、3氏から本年度で廃止となるコメの直接支払い交付金の財源を水田農業支援に充てることを支持したり、農協改革について農協の立場を理解するなどの回答があったという。農政連の方針と合致すると判断し、推薦することを決めたという。
 一方、県内3選挙区で自民候補と激突する希望の党公認候補は、いずれも農家の要望が強い戸別所得補償制度の復活を公約に掲げていた民進系だけに、関係者の反応は複雑だ。
 ある農協幹部は「本音を言えば、水田を維持するためには戸別所得補償制度を復活させてほしい」と打ち明ける。「希望の党は具体的な農業政策を示せていない。3人が民進党の公認、推薦の候補のままだったら状況は違ったかもしれない」と漏らす。
 河北新報 10/7(土) 11:01配信 「<衆院選山形>農政連、自民推薦決定『戸別補償公約なら野党系』の声も」より

++++++++++++++++

「ばらまきをやってくれる人の方がいい」と考える人もいる。

 こういう人たちをターゲットにして希望の党はこの政策集を打ち出してきたのだろうが、かつてその「原案」となるものを掲げた政党が躍進した結果がどうなったのか。
 一度立ち止まって、冷静に、時間的に長い目を持ち、さらに「自分という個人を離れ」てこの列島の上から俯瞰して見てみようじゃないか。


 本日の奇祭シリーズ。

++++++++++++++++
 家の前に突如、謎のわら人形 捨てるなかれ、山口の伝承


(写真、朝日新聞デジタルより。「サバー送り」のわら人形。だいぶ傷んでいるが、馬や人の顔はとどめている=9月8日、山口県下関市豊北町の二見地区、山田菜の花氏撮影)

 ある朝、目覚めたら、家の前に朽ちかけたわらの大きな人形が置かれている。でも、気持ち悪いと捨てることなかれ。山口県長門市から下関市北部の海まで約50キロの間を順送りして、豊作を祈る農耕行事なのだ。ただ最近は、この行事自体を知らない人が多く、海までたどり着かないこともある。さて、今年は。
 道路脇に、長さ2メートル弱の竹とわらでできた、馬にまたがる武者が2体。武者は紙に描かれた顔とかぶとがついている。下関市豊北(ほうほく)町の二見地区で9月上旬、記者が見つけた>。
 調べてみると、イネにつく害虫を追い払う農耕儀礼「サバー送り」の人形だという。サバーとは、イネの害虫ウンカの地域での呼び名。2体は「サバーサマ」という神さまと、お供の「サネモリサマ」。イネの株につまずいて討ち死にした平家の武将・斎藤別当実盛(さねもり)にちなむそうだ。

 長門市の集落の人らが作り、例年、田植えが終わった7月に飯山八幡宮を出発。各集落が子ども会や自治会の行事として、害虫や災いを人形に押しつけて順送りする。市境を越えて、約50キロ離れた下関市豊浦町宇賀地区の海に流す。虫送り行事は各地にあるが、文化庁伝統文化課は「これほど広範囲は珍しい」。
 長年追跡調査をしてきた下関市立豊北歴史民俗資料館の吉留徹館長によると、少なくとも江戸時代末期にはあった。吉留さんの調査では、このところ風習を知らない人が急増していて、ここ10年で人形が終着点までたどり着き、海に流されたのは半分ほど。何度も道ばたで朽ちたほか、2005年には「不法投棄だ」と通報があり、清掃組合が回収したという話もある。
 長門市では地域の行事として定着しているが、下関市内に入ると、(1)夜に人知れず動かす(2)長く置いておくと不幸が起きるが、早く動かすとその家に幸せが訪れる――といった言い伝えが加わる。人形を運んだことなどを口外したら呪われるとの伝承もあるため、行事の存在そのものが伝わりにくいのだという。
 朝日新聞デジタル 10/5(木) 10:06

++++++++++++++++

 なるほど「口外すると呪われる」というようなものならば、県外から引っ越してきた人などびっくりして捨ててしまうかもしれないなぁ。こんなのがいきなり家の前にあったら。

 江戸時代からあって、平家の武将から名前が来ているということは、落人伝説も絡むのだろうか。斎藤実盛をかくまって逃がしたということが「恩」として伝えられ、「恩返しとしてウンカを引き連れて地区から放逐してくれる」という形になっていったとか。
 だが、調べてみると実盛は平家が壇ノ浦で戦った二年も前に石川県加賀市で討ち取られているので、山口県長門市には何のゆかりもない。しかも、「実盛が討たれる際、乗っていた馬が稲の切り株につまずいたところを討ち取られたために、実盛が稲を食い荒らす害虫(稲虫)になったとの言い伝えがある。そのため、稲虫(特にウンカ)は実盛虫とも呼ばれる。」(出典、ウィキペディアより)というのでは……。
 これは落人を逃がした恩返し話どころか、「忌み嫌われる害虫だからさっさと打ち捨てよ」という意識で始まった、あまり楽しいものではない風習というもののようだ。平氏側の人間ながら元は源氏の中枢近くにいたということも、江戸時代の人には「二心者」として映ったのかもしれない。

 だから「口外すると呪われる」ということか(汗)。



 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2017年10月06日(金)

思い上がりも甚だしい

テーマ:報道

(2017/10/01の記事、急に寒くなられると困るなぁ)で取り上げた「マスコミ倫理懇談会」。同エントリーで書いた「フェィクニュース」に関する話もされたということだが……同会談に出席したCBCテレビ論説室長がそれについてコラムを書いているので、少々長めになるが引用させていただこう。

++++++++++++++++
 <コラム>フェイクニュースの考察 ~マス倫懇の会場より~

 英BBCニュースが、ある人物の死去を報道した。
 去年の米大統領選でフェイクニュース(偽のニュース)を拡散させたとして名が知られたポール・ホーナー氏である。
(中略)
 この訃報が報じられた同じ日、長野県長野市ではマスコミ倫理懇談会の全国評議会が開催されていた。
 マスコミ倫理懇談会、いわゆるマス倫懇は「マスコミ倫理の向上と言論・表現の自由の確保」を目的に1955年(昭和30年)に創設され、その4年後に現在の全国組織となった。
 新聞・通信・放送・出版200を超す企業や団体が加盟、毎年秋に全国大会が開催され、その時代にマスコミが直面している様々なテーマや共通の課題を話し合う。
 今年の大会には全国から300人余りが参加した。

「実名報道」「災害報道」「地方自治」などテーマ別に開かれた7つの分科会の内、「ネット時代に世論はどのように作られるのか」と題された分科会では、まさにそのフェイクニュースが取り上げられていた。
 ホーナー氏が関わった米大統領選がきっかけとなって、フェイクニュースという言葉は一躍メジャーになった。
 注目のテーマとあって、分科会の会場はフェイクでない熱気にあふれていた。

 大学の研究者やネット炎上監視会社代表による講演に続き、新聞社のIT専門記者からフェイクニュースの歴史と現状について、わかりやすい講演があった。
 最初に印象に残ったことは、かのジュリアス・シーザー(ガイウス・ユリウス・カエサル)が『ガリア戦記』の中で、「人は自ら望むものを喜んで信じる」と語っていたという話だった。情報の“受け手”の心理を見事につかんだ言葉であり、これが紀元前の軍人によるものであることが感慨深い。
 講師は、フェイクニュースのひとつの起源としてこれを紹介したのだが、遠くローマ時代と比較しなくても、スマホとソーシャルメディアの普及によってこの10年だけでも“自ら望む”情報の入手経路は急速に進んだ。

 分科会での記者の講演で、もうひとつ印象に残ったことは、フェイクニュースの登場によって、逆に既存のメディアの信頼度が増していると言う。
 大統領選でフェイクニュースの文字通り“洗礼を受けた”アメリカでは、最新の調査でメディアの信頼度が72%に達し、新聞記者がニクソン大統領を追い詰めたウォーターゲート事件直後の1976年以降で最も高い数字なのだ。
 偽のニュースが横行したことによって、従来のニュースの信頼度が増すというのも皮肉なことだが、冒頭にホーナー氏の死を報じたBBCが速報ではない「急がないニュース」にも力を入れ始めたということも、ある意味で評価される。
 かつて同じ英国のタイムズ紙は原稿をすべて過去形で書いていた。「憶測」は書かない、「起こったことのみ」「事実のみ」を書くというスタンスである。
(中略)
 イギリスのオックスフォード辞典は、去年の言葉として「post-truth(脱真実)」を選んだ。「世論を形成するには客観的な事実よりも個人の感情や信条に訴えた方が影響力を持つ時代」という背景であり、今回のマス倫懇の討議でも度々この言葉が口にされた。

 かつてのタイムズ紙には叱られるかもしれない憶測だが、「フェイクニュース」という言葉は、おそらく今年の流行語大賞にもノミネートされるだろう。
 会社の後輩の小学4年になる息子さんは、家族でトランプ遊びをする前に、かの大統領の口調を真似て「フェイクニュース!」と叫ぶとか。
 あながち憶測とは言えないかもしれない。
 だからこそ「truth(真実)」にこだわらなければならない時代だと自戒したい。
【東西南北論説風(12)  by CBCテレビ論説室長・北辻利寿】
 CBCテレビ 10/5(木) 19:10

++++++++++++++++

 というものなのだが、いやはや、既存のマスメディアの思い上がりをこれほどよく教えてくれているものはないではないか。

 北辻氏は「フェイクニュースはネットのもの」と決めつけ、「フェイクニュースの登場によって、逆に既存のメディアの信頼度が増している」という。
 なにをいっているのだろうか。
「フェイクニュース」というから、なにか「アメリカの話では」という気になるのかもしれないが、これを「デマ」「捏造」と書けば、(2017/05/09の記事、本当に、福島県民はデマ屋に損害賠償請求訴訟起こそうよ)で取り上げた紀伊民報がデマの拡散に手を貸した例もあるし、(2016/10/18の記事、「信頼」の維持のために何をする?)で書いた毎日新聞の「ダムから放射性物質が」という捏造記事も記憶に新しい。

 すでに国会の閉会中審査でいきさつがすっかり明るみに出ている今治市の特区のことでいまだに、

++++++++++++++++
 (社説)衆院選 森友・加計 「丁寧な説明」どこへ

「謙虚に丁寧に、国民の負託に応えるために全力を尽くす」
 安倍首相は8月の内閣改造後、森友・加計学園の問題で不信を招いたと国民に陳謝した。
 だがその後の行動は、謙虚さからも丁寧さからも縁遠い。
 象徴的なのは、憲法53条に基づく野党の臨時国会の召集要求を、3カ月もたなざらしにしたあげく、一切の審議もせぬまま衆院解散の挙に出たことだ。
 首相やその妻に近い人に便宜を図るために、行政がゆがめられたのではないか。森友・加計問題がまず問うのは、行政の公平性、公正性である。
 もう一つ問われているのは、「丁寧な説明」を口では約束しながら、いっこうに実行しない首相の姿勢だ。
(後略)
 朝日新聞デジタル 2017年10月6日05時00分

++++++++++++++++

 と社説でいちゃもんをつけている新聞は、会社ぐるみで「フェィクニュース」を作っているといえるのではないか?

(2017/07/27の記事、「やっていないこと」を記録した文書を出せというんだ)で書いたように、文書の一部、自分たちが使える文言が載っているところだけをクローズアップして作り上げた「疑惑」で何か月も騒ぐ。その「説明」になる質疑ですら「都合のいいところだけ」を切り取って放送し、「フェィク製造」に手を貸すことをやっていたのは、CBCも含めたテレビ局ではないか。

 朝日新聞は国際問題にまで発展している「慰安婦の強制連行」というフェイクニュースの流布について、「誤報だったので取り消します」といっただけでその誤報が作ってしまった「フェイクヒストリー」を正そうということすらしていない。(例の謝罪は日本国内向けにやっただけで、国際社会向けにはまったく何もいっていない)
 そのことを追及もせずに彼らの変更に便乗する。そんなことをしていて、どうして「だからこそ『truth(真実)』にこだわらなければならない時代だと自戒したい」などといえるのか。
 気づかずに言っているのならば無知の極みであるし、気づこうともせずに言っているのならばうぬぼれも甚だしい。

 北辻氏は「人は自ら望むものしか見ない」から「ネットは偏る」というが、新聞、テレビは「自ら見せたいものしか見せない」ものになっているとそのネットから指摘されていることを知らないのだろうか。
「自ら望むものを取捨選択できる多様性」を(無意識のうちにか)ネットに認めてしまっていながら、そういう指摘を見ないというのは、まさに「自ら望むものしか見ない」人間の態度であろう。

 そもそもこのコラムの「会社の後輩の小学4年になる息子さんは、家族でトランプ遊びをする前に、かの大統領の口調を真似て『フェイクニュース!』と叫ぶとか」も、どこまで本当のことなのだろうか?
 もし本当だとしても、それは親がそんなものばかりを見せているからではないのか?
(2017/10/01の記事、急に寒くなられると困るなぁ)では「『自分たちのイデオロギーに反する政権へのフェイクニュース攻撃』がこの中に入っていないというのでは、『倫理』と看板に掲げる資格はないぞ!』」と書いたが、それに対する答えになるのがこんな話だというのならば、マスコミの思い上がりと腐り具合は、もはや引き返せないほどのところにまで来ていると言わざるを得ない。

 ついでにいえば、「かつて同じ英国のタイムズ紙は原稿をすべて過去形で書いていた。『憶測』は書かない、『起こったことのみ』『事実のみ』を書くというスタンスである」というのならば、「波紋を呼びそうだ」とか「吐き捨てた」という記者の感想が山ほど入る日本の新聞記事というのは、いったいどれほど中身があるというのだろう。


 本日のコミュニケーション。

++++++++++++++++
 グーグル、リアルタイム会話翻訳が可能なイヤホン発表


(写真、AFP=時事より。米カリフォルニア州サンフランシスコで行われたグーグルの新製品発表会で紹介されたワイヤレスイヤホン「ピクセル・バッズ」(2017年10月4日撮影))

【AFP=時事】米グーグル(Google)は4日、異言語間の会話のリアルタイム翻訳が可能なワイヤレスイヤホン「ピクセル・バッズ(Pixel Buds)」を発表した。
 グーグルはこの日、音声アシスタント機能が搭載された新製品を一斉発表。ピクセル・バッズもその一つで、同社によると新型スマートフォン「ピクセル2(Pixel 2)」と同期することで40か国語のリアルタイム会話翻訳機として使えるという。
 発表会でのデモンストレーションでは、ピクセル・バッズを使った英語とスウェーデン語での会話が披露された。
 ピクセル・バッズはタッチやスワイプ、口頭で操作可能で、聞きたい音楽を選んでかけられるほか、メールを送ったり道順を調べたりできるという。米国での発売は11月で、価格は159ドル(約1万8000円)。【翻訳編集】 AFPBB News
 AFP=時事 10/5(木) 13:43

++++++++++++++++

 おおっ! これはまさしくSFの定番、「耳につけてちょこちょこっといじれば異星人と普通に話せる」万能翻訳機の地球版!(笑)
 まさかいきなりここまで技術が進むとはなぁ。
 日本のメーカーも東京オリンピックに向けて「日本語でしゃべると対象国の言葉に変換してくれる拡声器」を開発しているが、これを二万円ほどで出されてしまうと、なかなか辛いことになるぞ。

 だけど、コンピュータによる翻訳の精度はまだまだなのに、話し言葉がどこまでうまく翻訳できるものだろう?
 これは翻訳文を「うまく聞き取る能力」というのも試されるのではないだろうか。


 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。