どこぞの国には「外交」を知らない国会議員がいるという | 偕楽園血圧日記

どこぞの国には「外交」を知らない国会議員がいるという

 朝は雨が残っていたが、昼からいい天気になった。
 日差しが気持ちよく風が少しひんやりしているのも過ごしやすい。

 明日は、


https://twitter.com/mitomachifes/status/1772817923549364378

 こんなイベントがあるから、この天気が続いてくれるといいなぁ。



 さて、

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 岸田首相がフランスと南米歴訪へ出発…「国際経済秩序を構築し強化する取り組みを主導していくことを訴えたい」


(写真、読売新聞オンラインより。フランスに向けて出発する岸田首相(1日、羽田空港で)=桐山弘太氏撮影)

 岸田首相は1日午前、フランス、ブラジル、パラグアイの3か国を歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発した。2日は最初の訪問地となるフランスで、パリに本部を置く経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会で基調演説を行い、生成AI(人工知能)に関するイベントにも出席する。

 首相は出発に先立ち、同空港で記者団に「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を構築し、強化する取り組みを主導していくことを訴えたい」と語った。「生成AIをはじめとする国際的な課題についての議論も推進したい」とも述べた。
 ブラジルではルラ・ダシルバ大統領と会談し、脱炭素分野での協力を確認する見通しだ。ブラジルは今年、主要20か国・地域(G20)の議長国を務めており、新興・途上国「グローバル・サウス」との連携を重視する姿勢も示す。6日に帰国する予定だ。
 読売新聞オンライン 5/1(水) 9:22

 上川陽子外相が連休中にアフリカなど6カ国訪問 国際秩序維持へグローバルサウスと連携

 上川陽子外相は大型連休を活用し、11日間をかけてアフリカ、欧州、南西アジアの計6カ国を歴訪中だ。1日にフランスと南米を巡る外遊に出発した岸田文雄首相と手分けする形で、国際社会で影響力を増すグローバルサウス(GS)の国々と法の支配の重要性を確認し、連携強化を図る考えだ。
「アフリカ経済のダイナミズムを日本に取り込み、アフリカの経済成長や平和と安定を実現する方策を共創していく」
 上川氏は4月30日(日本時間同)、日本の外相として45年ぶりに訪れた西アフリカのナイジェリでトゥガー外相と会談した後、オンライン記者会見でこう述べた。
(後略)
 産経新聞 5/1(水) 17:29

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 我々庶民がゴールデンウイークを楽しんでいる中、外国まわりをやっている人たちがいる。

 いやはや、大臣は休めたものではない。タフでなければやってはいられないな。

 だが、こんな大臣たちに向かって、


https://twitter.com/TeamSugioHideya/status/1785204543472710131

 まったく呆れたイチャモンをつけている国会議員がいる。

 彼が貼っている表は日刊ゲンダイの記事が出展だということだが、そんなトラッシュ雑誌を国会議員が掲げているのだ。
 立憲民主党に外交権のある政治などやらせてはいけないことがよくわかる。

 そもそも今回の南米訪問は、

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 岸田首相、南米訪問見送り

 岸田文雄首相は、来年1月に検討していた南米訪問を見送る方針を固めた。
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題への対応に専念する必要があると判断した。複数の関係者が22日、明らかにした。 
 時事通信
2023/12/22(金) 19:37
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 今年の年明けに予定されていたものを彼らが「裏金! 裏金!」と騒いで潰したものではないか。
 こんな短期間で再調整をつけた関係者の努力と、こんな短期間で再調整が必要な世界情勢を読めば、「トラッシュ雑誌」を掲げることなどできたものではない。 

 ついでに言えば、杉尾氏のポストには「引用」に必須の出典の表記すらない。
 いったい彼の「遵法意識」はどうなっているのだろう?

 補選で立憲を勝たせると、こういう人間が前に出てくることになる。


 そういえば、(2024/04/27の記事、安保体制が固められると困るのは、だーれだ?)で書いたように、アメリカでは結構評判だった演説を行った岸田総理の訪米に対して、

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 れいわ山本太郎氏「アメリカでなく能登半島に行ってほしい」岸田首相の被災者対応を疑問視

 れいわ新選組代表の山本太郎参院議員は24日の参院予算委員会で、今年の元日に発生した能登半島地震の被災地や被災者に継続的に向き合うよう、岸田文雄首相に要請した。
「能登半島にはいつ行っていただけるのか」との質問に「具体的には今は決まっていないが、状況は日々関係大臣などから報告を受けている。必要に応じて日程を考えたい」と答えた首相に、山本氏は「発生から114日。アメリカではなく奥能登に行っていただきたい」と要請。今月8日から14日まで訪米した首相に、あらためての被災地訪問を促した。

 珠洲市や輪島市の家庭では、水道がまだ完全に復旧していないとして、自身が現地で聞き取った実情などに触れながら「能登の生活復旧に(政府は)本気で取り組んでいない。そんな者たちに、これからくる大災害に対処できるはずがない。国民のみなさんにお伝えしたいのは、今日の奥能登の姿は、明日の私たちの姿だ」として、政府の対応を批判。「アメリカとともにあると米議会で演説するより、今いちばん困っている能登半島の被害者とともにあるのが総理大臣の仕事じゃないですか」「アメリカはひとりじゃないと励ます前に、能登半島で被災した方々が今、絶望を抱えている状態を、どんな手を使っても解消するのが総理大臣のお仕事ですよね」と、繰り返し岸田首相に訴えた。
 日刊スポーツ 4/24(水) 19:31

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 こんなことを言った国会議員もいたようだが、うん、この政党は立民以上にひどいな。

 この記事に、

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優先順位があんだろうが

アメリカに行くでも今じゃねーっつーの

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能登で使えない男がアメリカなら使える男になるの?ねーだろ

 上記記事コメント欄より。

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 こんな「程度の低い罵倒」しかつけていないような層を煽っているのだろうが、「アメリカに行くでも今じゃねーっつーの」?
 なにをいっているのだ。岸田総理はアメリカから招かれたから訪米したのだ。「この時期」に来て欲しがったのはアメリカの方なのだ。

「アメリカではなく能登に行って」という山本れ新党代表はこんな者たちと同レベル。
 そんなレベルの議員など国会にはいらない。
 珠洲市や輪島市の水道は珠洲市や輪島市の水道部の管轄で、総理大臣が陣頭指揮して工事をするものではない。そんなこともわかっていないし。

「奥能登奥能登」と、そうやって「目立つところでパフォーマンスをすること」しか頭の中にない人間には、

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 能登半島地震4か月、福井県民「忘れられていないか」「注目されているとは感じられない」

 元日の能登半島地震から5月1日で4か月。震度5強を記録した福井県あわら市では、地盤沈下でうねったり崩落したりした道路が修復されていない。県や市は今年度中の復旧を目指すが、被害状況の調査に時間がかかるなどしており、4月下旬に入っても本格的な工事は始まっていない。地域住民から「県内の被害が忘れられていないだろうか」と不安の声が上がる。(荒田憲助)

「地震が起きてからずっとこのまま」
 あわら市北部の北潟湖周辺では、道路脇に約30センチの段差や10センチ程度の隙間が残る。近くに住む女性(60)は段差を見つめ、「地震が起きてからずっとこのまま。能登半島ほど話題になっていないが、あわらも元通りになっていない」と訴える。
 県によると、北潟湖周辺の道路6か所(計約650メートル)で、そばの堤防が傾いたり地盤沈下したりするなどしたため、大規模な修繕が必要だという。被害状況の調査や復旧方法の検討、国の助成を得るための査定などに時間がかかり、着工時期のめどは立っていない。
 6か所の復旧に約6億4000万円かかる見込みで、今年度末までの工事完了を目指す。北潟湖周辺の集落の一つ「北潟東地区」の区長、見沢栄一さん(69)は「高齢者が多く、シニアカー(電動車いす)で移動する人もいる。工事は大がかりになると思うが、生活のために復旧は欠かせない」と話す。
(後略)
 読売新聞オンライン 5/1(水) 10:16

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 こういう場所は目に入らない。(2024/04/02の記事、家の中には「もの」がある)で取り上げた富山のような地方も。
 東日本大震災でわが茨城県や千葉県が「まったく被災地として無視」されているように「目立たない」から

 そしてひたすら、


https://twitter.com/aiainstein/status/1785605898670686513

「政府叩き」のために被災者を利用する。

「どんどん壊してきれいにしろ」という人間は、朝日新聞ですら書いている、

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「人の優しさ、受け取れ」怒鳴られた輪島塗10代目、眠れぬ夜の後に


(写真、朝日新聞デジタルより。
全壊した倉庫などから取り出した漆器を持つ田谷昂大さん。奥は全壊した工房=2024年4月30日午前9時30分、石川県輪島市、水野義則氏撮影)

 終わったな――。輪島塗を家業とし、200年以上続く「田谷(たや)漆器店」10代目で代表取締役の田谷昂大(たかひろ)さん(32)に、そんな思いがよぎった。
 1月1日夕、輪島朝市(石川県輪島市河井町)が燃えていた。完成間近だった自分のギャラリーも炎にのまれた。
 その日のうちに、電話が鳴った。取引先のすし屋の大将。「いますぐ義援金を送りたい、口座を教えろ」という。断ると激怒された。「お前。人の優しさとか、素直に受け取れねえとだめだぞ」
 助けを求めてもいいんだろうか。不安で寝つけない夜にスマホのメモに親指で思いをつづり始めた。
 書き上がった文章を添えて1月、インターネットでクラウドファンディングを始めた。漆器を返礼品とし、生産することで地域全体がまた元気になることを願った。
「壊滅的な輪島塗業界を、立て直したい」という言葉から始まるページ。2月末までに約3300人から目標の1千万円を大きく上回る約6500万円が寄せられた。
 今は県内外で輪島塗の漆器を使ってもらうイベントを開いている。「握った時の手へのなじみ、唇が触れた時の質感など、実際に使ってみないと分からない価値を伝えたい」
 4カ月間に、メールやLINEで2千を超えるエールを受け取った。田谷さんは「メッセージを読むことで安心して寝られることが何度もあった。まずはいい漆器を作って、みなさんに恩返しがしたい」。(椎木慎太郎)
 朝日新聞デジタル 5/1(水) 12:00

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「全壊した倉庫などから取り出した」という人々の気持ちなどまったく見ようとしない。

 なんと醜悪なのだろう

 そうそう、山本代表は「アメリカより奥能登へ」といっているが、そのアメリカ行きの際にもっていった「お土産」のおかげで、

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 バイデン大統領夫妻に贈った輪島塗のコーヒーカップ 納品まで2年の反響 復興約束した首相


(写真、産経新聞より。バイデン米大統領夫妻に贈呈された田谷漆器店のコーヒーカップ=同社提供)

 岸田文雄首相が4月に訪米した際、バイデン大統領夫妻に贈った石川県の伝統工芸品・輪島塗のコーヒーカップが反響を呼んでいる。カップは能登の夜の海を連想させる黒と青のグラデーションが施され、一般向けに販売を開始したところ、納品まで2年待ちの人気となった。カップを手掛けた「田谷漆器店」(輪島市)も能登半島地震で被災したが、首相は代表の田谷昂大さん(32)に対>し、輪島塗の復興を約束していた。

「百貨店や小売店からの問い合わせも多く、反響は想定を超えるものだった。難解なイメージを抱かれがちな伝統工芸の魅力がたくさんの人に興味を持ってもらえる結果になったことはありがたい」
 バイデン夫妻がカップを手にする姿が大きく報じられた今、田谷さんは驚きながらこう語る。
 コーヒーカップは上部に漆黒、下部に鮮やかな青を施し、漆黒の部分にバイデン夫妻のファーストネーム「Joe」「Jill」をそれぞれ描いた。素材には2年間乾かしたケヤキを使い、非常に軽くて丈夫だという。公式サイトで5万9000円(専用桐箱付きは+3000円)で販売を始めると国内外から注文が殺到。予約は、納品まで2年待ちとなったという。
(中略)
 1月の能登半島地震では、田谷漆器店も事務所棟や工場が全壊するなど壊滅的な被害を受けた。田谷さんの家族や社員は無事だった。
 田谷さんは「被害は大きい。でも、地震をきっかけにたくさんの人が輪島塗に注目してくれている。『輪島塗』の検索回数も伸びている。苦しい中で希望の光であることは間違いない」と語る。
 2月24日には、輪島市の輪島塗会館で職人らと一緒に首相との車座対話に参加した。バイデン夫妻に贈呈するという話は具体的にはなかったが、首相は輪島塗をはじめとする伝統産業などについて「日本人にとって大きな誇りだ。日本人にとっての宝をみんなで守っていかなければならない」と強調した。
 首相は本格復旧までの臨時作業場として、県輪島漆芸美術館敷地内に仮設工房を設置する考えも示し、4月中にオープンした。
 田谷さんは首相の発言をこう振り返る。
「心のこもった内容で、
政治的なパフォーマンスも感じなかった。日本人は助け合って生きてきた民族だ。首相からは何かあったら見捨てないという人間らしさを感じた。復旧を急いでほしいというのが地元の思いだが、約束は果たされている」(奥原慎平)
 産経新聞 4/25(木) 16:52

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 現地には活気もよみがえり、経済的にも潤うようになっている。

「岸田は能登に興味がない。見捨てた!」とネットで触れまわっている「キシダガー」のデマと違い、「首相は本格復旧までの臨時作業場として、県輪島漆芸美術館敷地内に仮設工房を設置する考えも示し、4月中にオープンした」という事実もある。

「燕雀いずくんぞ~」の実例を、まさに見せつけられているようだ。


 本日の髪の毛。

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 自転車ヘルメットで崩れない髪型カタログ 女子生徒の質問から制作


(写真、毎日新聞より。ヘルメットをかぶっても崩れにくい髪形のスタイリングを実演する三宅心愛さん(中央)=岡山市北区下伊福上町のJAF岡山支部で2024年4月4日午後0時4分、平本泰章氏撮影)

 ヘルメットをかぶってもかわいい髪形でいたい――。自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されて1年。しかし、ヘルメットをかぶると、蒸れて髪がぺしゃんこになったり、結んだ位置がずれたりしてしまうことがある。その問題を解決するため、中高生向けの髪形カタログが完成した。

 きっかけは、女子中学生からの率直な質問だった。
 2023年4月、日本自動車連盟(JAF)岡山支部の広報担当、建部拓さん(50)が、岡山市内の中学校で自転車のヘルメット着用について講習会を開いたときのことだ。女子生徒の一人から、「私の一つくくりの髪形では、おでこを隠そうとしてもヘルメットがずれてしまう。どうすればいいですか」と質問を受けた。
 その場で的確な答えがすぐに思い浮かばなかった建部さん。後日、社会連携の活動で協定を結んでいたノートルダム清心女子大(岡山市)の学生に意見を聞いてみた。
「私たちにとって髪形は命。少し崩れただけでもテンションがダダ下がり」
「髪をくくる位置を耳より下にすればいいのではないか」
 想像以上に髪形の崩れはヘルメット着用が進まない原因になっているようだった。そこで、秋の全国交通安全運動の期間に合わせて、ヘルメットをかぶっても崩れにくい髪形を考案し、発表することにした。
 学生とJAFの職員は議論を重ねた。美容師の助言も仰ぎ、最終的にヘルメットをかぶっても崩れにくい6種類の髪形を完成させた。さらにその集大成として、カタログを制作した。

 カタログはA4判13ページ。ショート、ミディアム、ロングと3種類の髪の長さごとに、セット時間5分と10分の髪形のセット方法を詳細に解説。その髪形でヘルメットをかぶった姿の写真も載せた。また巻末には、崩れにくい前髪のつくり方など、美容師からのアドバイスも紹介した。
(後略)
【平本泰章】
 毎日新聞 5/1(水) 14:30

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 やれやれ(ため息)。昔からこの手の「命よりおしゃれ」の話はあるものだが……。

一つくくりの髪形では、おでこを隠そうとしてもヘルメットがずれてしまう」という「一つくくり」というのはどういう髪型だろう? 普通にうなじでくくっているならヘルメットには干渉しない。ポニーテールのことだろうか?
 面倒くさいだろうが、ヘルメットを抜いでからまた「作る」しかないね。


 ところで話は変わるが、アニメではバイクにしろ宇宙服にしろ、キャラがヘルメットをかぶった時にたいてい前髪がヘルメットの縁からはみ出て顔にかかった状態にされているのが気になって仕方がない。
 あんなかぶり方をすると、髪が邪魔でしょうがない。前髪はきちんとヘルメットの中に入れておかないと。

 それではキャラの「顔が変わってしまう」というのかもしれないが、「リアル系」を目指す作品では気を付けてもらいたいなぁ。