一番あくどいやつ、だーれだ? | 偕楽園血圧日記

一番あくどいやつ、だーれだ?

 天気が良くなったり悪くなったり……。


 テレビではどちらかといえば「反政府」系のコメンテーターである森永卓郎氏が、

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「コメンテーターは真実を言うと干される」森永卓郎が目の当たりにしたテレビ局の「ほんとうの現実」

 経済アナリストの森永卓郎氏の書籍『ザイム真理教』(三五館シンシャ)がヒットを続けている。ただ表立って財務省を批判することにはリスクもともなうと森永氏は語る。東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏との対談書『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(講談社+α新書)から一部を抜粋・再編集してお届けする。 
(中略)
 森永 いま、
いろんな番組のコメンテーターの間では、「絶対に本当のことを言ってはいけない。干されるぞ」と言われているんですよ。

 鈴木 でも、先生はまだ干されていませんよね。

 森永 いや、私もけっこう干されましたよ、
とくに東京の報道番組や情報番組の仕事はなくなりました
 番組名を言うとひと悶着起きるので言えないんですが、あるプロデューサーがやってきて、「森永さん、申し訳ないですけど、ちょっと番組全体をリニューアルすることになったので、降りてもらえませんか」と言う。
 森永 「わかりました。しょうがないですね」と返事をして、翌月にその番組を見たら、リニューアルされたのは私だけだった(笑)。

 鈴木 そうだったんですね(笑)。

 森永 テレビに出続けようと思ったら、こう言わなきゃいけない。
 「いま、日本の財政は逼迫(ひっぱく)していて、孫や子の代に借金を付け回ししないためには、消費税の継続的な引き上げは避けられないんです。国民の皆様、一緒に増税に耐えましょう」と。こう言っておけば、テレビに出続けられる。
(後略)
 現代ビジネス 2/27(火) 7:03

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 こんなことを本の中で言っている。

(2014/01/09の記事、東京キー局の「言論弾圧」を告発しろ!)の頃から東京キー局の「不自由さ」は問題になっていたが、今でもまったくその体質は変わっていないということだろうか。
 まあ、森永氏の言葉なので多分にポジショントークも交じっていようが、やはり「電波オークション」と「クロスオーナーシップの禁止」は必須のようだ。
 菅(義)内閣ではそれに手をつけようとする動きがあったから、激しいバッシングと筋違いの「接待スキャンダル」が出てきたのかもしれない。


 で、その「テレビコメンテイター」が、

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 菊間千乃氏「なぜそこだけ『原則』を持ち出す?」裏金問題で政倫審の非公開主張の自民党に疑問

 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会を公開するかどうかで与野党が折り合っていないことについて厳しくコメントした。
(中略)
 菊間氏はこうした経緯を踏まえ「裏金づくりをやって、脱法行為をしてきた人たちがなんで、政倫審だけ原則非公開ですと、なぜそこだけ『原則』を持ち出すのか」と指摘。「自分たちは国民に裏切り行為をやってきたにもかかわらず、ここだけは原則が、みたいなことを言ってくるのがおかしいし、こういう報道自体が、自民党は国民を見ていないメッセージになっていることに、なぜ自民の議員の方は気付かないのでしょうか」と、真相解明を求める国民とは逆の判断となっていることを指摘した。
(後略)
 日刊スポーツ 2/27(火) 13:10

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 こんなことをいっているのだが……では逆に聞こう。なぜ今回は特別に「原則を曲げる」理由がある? 昨日のエントリーで取り上げたヤフコメ民のような「さらしモノにしたい」という反自民勢力の思惑意外に?
「自分が叩きたいから原則曲げろ」というなど、とんでもない独裁思想だ。

 収支報告書の不実記載を「国民に裏切り行為をやってきた」というのも、なんとも大げさ。この手の「大きな言葉を軽々に使う」人間もこの頃増えているが、おかげで信頼性が下がっていることに気が付かなくては。
 で、彼女は「小沢の4億円」の時にも同じことを言っていただろうか?

 くだらない。

 立民の代表は、令和六年能登半島地震の被災地支援も入っている予算を人質にとって

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 3月2日までの予算通過認めず 立民・泉氏「政倫審出席が不足」

 立憲民主党の泉健太代表は24日、自民党が目指す2024年度予算案の3月2日までの衆院通過は容認できないとの認識を示した。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治倫理審査会で「より多くの自民議員が語らなければ、予算審議は進められない」と長崎県新上五島町で記者団に語った。
 3月2日は予算の23年度内成立が確実となる期限。泉氏は、自民は予算審議が終わると野党の要求を受け入れなくなると主張し、裏金事件の実態は「審議の間に真相究明しなければ、闇の中になってしまう」と訴えた。政倫審を公開で開催するよう重ねて求めた。
 共同通信 2/24(土) 15:41

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 こんなことをいっているが、「真相」というならばそんなこと議員ならばみんな知っている

 それは、

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 参院選の年はパーティー収入「全額」キックバック…安倍派改選議員ノルマ免除

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、「清和政策研究会」(安倍派)が参院選の年に開いたパーティーについて、改選を迎えた参院議員の販売ノルマを免除し、販売分を全額キックバック(還流)していたことが関係者の話でわかった。こうした運用は、少なくとも2019年の参院選まで続けられていたという。東京地検特捜部も経緯を把握し、裏金化した資金を選挙費用に充てる狙いだった疑いもあるとみている。
(後略)
 読売新聞オンライン
2023/12/24(日) 5:00
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 こういうところにも尻尾が出ている。

「アベガー」が騒いだような買収ではなくとも、地方議員に「活動費」として金を渡すことは普通にある。
 きちんと収支記載すればいいのだが、人によっては「公にしないで」という人もいるだろう。
 正しいことではないのだが、票の欲しい候補はそういう有権者側に従ってしまう。

 地方の話になるが、先日には、

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「何もしない人と思われる」町議が消防団に寄付、公選法違反の疑いも

 徳島県神山町議会(定数8)の2議員が、1月初めに町内であった消防出初め式にあわせて、消防団に物品や現金の寄付をしていたことがわかった。政治家による選挙区内での寄付を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。
 寄付をしていたのは、議長を務める森本孝夫議員(73)と志甫守議員(70)。町内の消防団組織がつめ所に掲示している、「ご芳志」「お歓(よろこ)び」といった題の寄付者のリストで朝日新聞記者が確認した。
 森本議員は、地元消防団に清酒2本を贈ったと取材に認め、「先輩議員から、ずっとしてきている恒例のことだと聞いていた。逆に(寄付を)しなかったら、何もしない人だと思われる」と話した。

 志甫議員も同じ消防団に1千円を寄付したと取材に認め、「集落の昔からの習わしだ。議員個人というより、集落のみんなで消防団のためにお金を出し合ってきた」と述べた。
 町選挙管理委員会事務局の担当者は「(今回の寄付が)公選法違反の罪になるかどうか、判断を司法に委ねるしかない」と話した。
(後略)
(東孝司)
 朝日新聞デジタル 2/7(水) 16:15

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 こんなことがあった。

 この「何もしない人と思われる」を議員が嫌うことは、(2019/10/26の記事、「疑惑は深まった」いただきました!(怒))で取り上げた「香典配った」菅原経産大臣(当時)や、

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 立憲・梅谷守議員が町内会行事で日本酒配布 公選法違反の疑い

 立憲民主党の梅谷守衆院議員(50)=新潟6区=が、選挙区内の町内会行事などで日本酒を配ったことが事務所への取材などで判明した。選挙区内での寄付行為を禁じる公職選挙法(寄付の禁止)違反の疑いがある。
 梅谷氏の事務所は取材に対し「ご指摘の物品等は、おのおのの会合の対価として提供した」と回答し、日本酒を渡したことを認めた。「今後は対価としてであっても、疑義を生じさせかねない物品等の提供は差し控える」とした。

 また上越市内の町内会長の男性が、今年1月下旬に開かれた町内会の懇親会で梅谷氏から日本酒を受け取ったと、毎日新聞の取材に証言した。男性によると、梅谷氏は懇親会で日本酒の一升瓶を持参。「皆さんでお酒飲んでください」とあいさつし、5分ほどで帰ったという。男性は「町内会の皆を喜ばせるために持ってきたと思う。悪気なく配っている感じだった」と話した。
 梅谷氏は2018、22年にも、無病息災を祈る地域の小正月行事「さいの神」に出席した際にも日本酒を持ってきており、町内会の帳簿に記録が残っているという。
 公職選挙法は政治家が選挙区内の有権者に金品を寄付することを禁じており、罰則は50万円以下の罰金。
(後略)
【内田帆ノ佳、中津川甫】
 毎日新聞 2/20(火) 15:10

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 ちょっと顔出しで酒を配った立民議員も体現してくれている。

 何度も書いているように、これは「政界の常識」で、つまるところ「皆脛に傷持つ」話。自民だけ叩いて終わらせる話ではない。


「裏金裏金」と連呼して「妬み、僻み、嫉み」の3みを煽って有権者の頭を麻痺させ、

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 玉川徹氏、裏金問題解明は「政権交代しかない」野党に「憲法観は置いておいてもいいから共闘を」

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会を公開するかどうかで与野党が折り合っていないことをめぐり「これを解明する唯一の方法は、政権交代しかないと思う」と持論を述べた。
(中略)
 その上で「国民は、一体何があったのか解明を求めている。そのためには、本当は国会の中に委員会みたいなものをつくって、第三者に権限を与えて調べるということをしないと、無理だと思います。民間だって第三者委員会をつくってやる。不祥事なんですから、別の権限の委員会をつくらないといけないが、やらないでしょ。政倫審すら公開しないと言っているんだから(自民党は第三者委員会も)やりません」とした上で「ということは、これを解明する唯一のは政権交代しかないと思う。政権が代わって新しい政権が、委員会をつくるということなら全部明らかになりますから」と、私見を述べた。
>「野党はその点で一致して共闘して(衆院)選挙をやるということくらい、やらないとダメだと思う。憲法観が合わないとか言っていることをやめて。憲法は何十年たっても変わっていないのだか>ら、この1点(裏金事件の解明)に関して、そこ(野党各党の憲法観)は置いといてもいいから(共闘を)やったほうがいいのではないか」と、野党に提言。「たった1つでもいいから、しっかり前に進みましたという内閣を、国民が求めるということはあると思う」とも訴えた。
 日刊スポーツ 2/27(火) 13:32

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「権力奪取だー」とテレビで煽る「コメンテーター」もいるが、これまで書いてきたことを理解していれば、「政権与党が変わっても問題は解決しない」のは誰でもわかるはず。

 まったく。こういう「前政権へのルサンチマン満たし」だけで政権交代をするなど、韓国の大統領選並みにくだらない易姓改革論だ。
国民は、一体何があったのか解明を求めている」?
 そんなことは見出しに騙されないようにしてきちんとニュースを見ていればわかる。
「国民」はそんな「溜飲下げ」だけで政治をされることを望んではいない。一部の野党支持者を除いて。

 テレビ屋に煽られるほど愚かなことはない

 上で名前の出た菅原氏は野党の攻撃もあって大臣を辞任したが、「不実記載」という形式犯で騒ぎながら「刑事犯」の公選法違反にダンマリするテレビ屋に乗せられたあげくに、梅谷議員の公選法違反に対して、

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「国会には関係ない」立民・安住氏 梅谷守氏の公選法抵触疑惑に 国会で盛山氏に辞任要求

 立憲民主党の安住淳国対委員長は20日、同党の梅谷守衆院議員(新潟6区)が自身の選挙区内で有権者に日本酒を配り、公職選挙法に抵触する疑惑が浮上していることについて「地元で対応している話なので国会には関係ない」と述べるにとどめた。国会内で記者団の取材に応じた。
(後略)
 産経新聞 2/20(火) 11:15

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 こんな態度をとる「収支報告不実記載国会対策委員長」のいる政党に権力を握らせたらどういうことになるか、わからない人はいまい。



 本日の珍味。

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 伊藤ハム、フレーバーソーセージ「食べたら結構明太子!」「焼きとうもろこし」発売、新シリーズ『WOW!食べてびっくり』を展開


(写真、食品産業新聞社ニュースWEBより。伊藤ハム「WOW!食べてびっくり 食べたら結構明太子!」)

 伊藤ハムは3月1日、“進化系フレーバーソーセージ”「WOW(ワオ)!食べてびっくり」シリーズを全国で発売する。
 ラインナップは2種類「WOW!食べてびっくり 食べたら結構明太子!」「WOW!食べてびっくり あの夏の日を思い出す焼きとうもろこし」。各100g、310円(税込)。

〈『WOW!食べてびっくり』食べたら結構明太子・焼きとうもろこし/伊藤ハム〉
 新シリーズ『WOW(ワオ)!食べてびっくり』は、食べると味や食感がまるで別の食品を再現したようなソーセージ。どういう味がするのか、と食べる前から楽しい気持ちになってもらうため、思わず手に取りたくなるようなパッケージデザインや商品名にしたという。

◆WOW!食べてびっくり 食べたら結構明太子!
「食べたら結構明太子!」は、明太子のつぶつぶ食感とホロホロ食感を楽しめる、まるで明太子のようなソーセージだという。明太子には、かねふくの明太子を使っている。

◆WOW!食べてびっくり あの夏の日を思い出す焼きとうもろこし
「あの夏の日を思い出す焼きとうもろこし」は、とうもろこしの甘さと焼いたような香ばしさ、ソーセージの中のつぶつぶとした食感が特徴。夏祭りの屋台で売られている焼きとうもろこしをイメージしている。

 伊藤ハムは、新シリーズ『WOW(ワオ)!食べてびっくり』開発の背景について、以下のように説明している。
「新しい食感のグミやドーナツ、ハイブリッドスイーツなど、定番ものや過去に流行したものが、形や食感を変えて登場する“進化系グルメ”がトレンドとなっている」。
「普段から身近にあるソーセージでも、驚きと新しいおいしさを楽しんでいただきたい」(伊藤ハム)。

 食品産業新聞社ニュースWEB 2/27(火) 12:59

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 なんだこれ?

 う~ん。ずいぶん前に「ポテトチップス・焼きトウモロコシ味」を見た時並みにバグりそう。
 明太子やトウモロコシのつぶつぶ食感とか。メインのひき肉の立場が……。

 でも面白そうだ。我が国は蒲鉾にチーズを入れておいしく魔改造してしまう国だし。
 近くのスーパーに入ったら買ってきてみたい。