今年のGWこそ、地図が読める女(男)になりたい!…オススメの一冊はコレだ | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

今年のGWこそ、地図が読める女(男)になりたい!…オススメの一冊はコレだ

 

スマホでグーグルマップはよく見るけど、普通の地図帳はちょっと苦手・・・なんて思っている人も多いのではないでしょうか?

 

地図を読めるようになると、以下の良い点がありますよ~♪、、っと、今回ご紹介する本ではその効用を挙げています。

 

1.理想の住環境や街、日常生活が地図から選べるようになる

2.ビジネスをはじめようとするとき、どこが適切か地図からわかるようになる

3.都市がこれまでどのように発達し、今後どのような展開になっていくか見通せるようになる

 

上記3つが、いわゆる「地理(地図)感覚」があると周囲から思われるポイントになるわけですが、皆さんも今年の連休こそは「地理に詳しい」ことで他人から尊敬されたいと思いませんか?

 

特に、自転車に乗る人にとっては、地図をひと目見ただけで辛い急な登り坂の存在が事前にわかれば、非常に助かりますよね!

 

そんな訳で今回は、「空想地図」で名を知らしめた“地理人” こと、今和泉隆行氏の著書から要点を抜き出してみました。

※本ブログ管理者も幼い頃から興味を持っていた分野だったので、引用が多く長くなってしまった、複数回の記事に分割してお伝えしたいと思います

 

(p.26)

手軽に案内図を作るなら、OpenStreetMap

 

(P.46、78)

距離感を掴む…小学校の大きさは100~150m四方

運動場(校庭)の設置基準は、小学校2400㎡(49m四方)、中学校3600㎡(60m四方)

・すなわち、1kmとは標準的な小学校6~8個分のの距離感

※但し、東京大坂の都心では(校舎と併せて)60~80m四方、逆に北海道や地方の郡部では200m四方の所も存在(↓p.47より引用)

 

(p.48)

規模感を掴む・・・東京ドーム1個分は217m四方(47000㎡)

・全体面積は広めの高校、グランド面積は少し狭い小学校と同レベル(114m四方)

サッカーコートの国際基準(幅64~75m、長さ100~120m)で、陸上競技場を兼ねる場合は周囲に400mトラックを有する(↓p.49より引用)

 

運行する列車の長さと、ホームの数によって異なる駅の規模(p.51)

 

 

(p.52)

都市型商業施設のサイズ感・・・小学校の敷地よりは狭いが、校舎よりは広い

・但し、面積の3分の1は「バックヤード(非売場)」

・大都市と地方の違いは「フロア(階)数」

 

一般的にフロア数は少ないが、横に長く広い郊外型モール(p.54)

■写真部分は、ザ・モール仙台長町にて本ブログ管理者撮影

 

毎日、食品を買いに行くような身近なスーパーマーケットの大きさ(p.57)

※イオン系列の業態例で言うと、、、

総合スーパー(GNS)=80~120m四方(イオンスタイル等)

スーパーマーケット(SM)=40~60m四方(カスミ、マックスバリュ等)

市街地のミニスーパー=15~30m四方(まいばすけっと、マルエツプチ等)

 

※GMS=ラパーク瑞江

 

※SM=ダイエー浦安駅前

 

※ミニスーパー=まいばすけっと北品川1丁目

別テナント部分も含めて20×90mのマルエツ東中山店(千葉県船橋市)

 

地図に描写される家の大きさ(p.59)

・「④山間部の戸建住宅」を見ると、大小さまざまな建物が並んでいます(納屋?、増築部分?)

 

・「②江戸時代から続く戸建住宅」は、城下町や門前町、宿場町や港町などによく見れれる事例ですが、これは江戸時代における「間口の幅による課税」方法に影響されています。

 

※間口が狭く奥行きが広い江戸時代から続く街並みの例(山形県大石田町)

 

・「①東京の密集市街地」と、「③郊外の戸建住宅地」の違いについては、本ブログ内関連記事でも常々主張してきた通りです

 

(p.70)

バスや路面電車の一般的な停留所間隔は200~500m

 

(p.76)

直線距離や面積を簡単に出すWeb地図=「地図蔵」

 

(p.184、211)

「駅前」と「旧市街地」の関係から、都市構造を読み取る

明治時代の市街地は、江戸時代の市街地の範囲とほとんど変わらない

駅は、江戸時代の町の端や少し外側にできた

都市の人口規模と、駅から旧市街地の距離によって、街の「重心」となる中心市街地(繁華街)の発達形状が異なる(p.211)

 

(p.192)

郊外大型モールとの関係

人口20万人未満の都市では、中心市街地に大型店や全国チェーンに無い魅力を持たない限り、街は閑散とする

市街地が賑わうかどうかの分岐点となる都市規模は、約20~40万人

・但し、平成の大合併により、必ずしも市域全体の人口よりも「本来の都市規模」が小さい場合あり

・逆に、合併せず小面積な自治体の場合、都市人口以上に人が集まっている例もある

周辺市町村を含めた「都市圏」で見る必要がある

 

いかがでしたか?

今回は、「空想地図」で名を知らしめた“地理人” こと今和泉隆行氏の著書から、特に地図上から読み取る「距離感」に絞って要点を抜き出してみました。

 

なるほど・・・小学校の大きさで、ある程度の距離感が掴めるなんて、意外でしたね。

 

また、都市の人口規模と、駅から旧市街地の距離によって、街の「重心」となる中心市街地(繁華街)の発展形態が異なるというのは何となく知っていたけど、今まで分かりやすく解き明かされた一般の人向けの本は、見たことがありませんでした。

 

何と!、ニュータウンの道路形状を地図上で見ただけでも、子育て家族が多い新しい団地なのか?、それとも高齢化した古い「昭和」の団地なのか?を見分けることができるそうですよ。

(p.105)

※高度成長期の大型団地=直線的な道路

近年の大規模開発=規則的な碁盤の目というのは不変だが、緩やかな曲線を採り入れている

※小規模な宅地開発=地形や傾斜面はそのままで、道路網は複雑かつ曲線的

 

これは、ビジネスの分野(例…新規支店の出店戦略等)でも応用が利くかもしれませんね。

 

皆さんも是非とも、この本を一度手に取って、今年の連休こそは「地理(地図)感覚」があると周囲から思われて、1目置かれる存在になってみてはいかがでしょうか?

※今和泉隆行氏の、今回と同じ著書は、今後も別記事で複数回取り上げる予定です