六本木ヒルズの東京シティビューで開催されている”水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~”の続き。
第一の部屋「天空の水木しげるロード」を見終えると、第二の部屋に進む。
第二の部屋は、「水木しげるの妖怪人生」。
でも、撮影禁止。
豊富な展示資料を撮影することが出来なかったので、パンフレットの年表を掲載。
断片的には知っていたが、その年譜を詳しく知ることが出来る。
ラバウル戦線で死に瀕しながら、そして左手を失いながらも帰還し、妖怪の研究に没頭していく姿を追うことが出来る。
そして第二の部屋の最後の展示は、塗壁。
ここは記念写真スポット。
第三の部屋は、「古書店妖怪探訪」。
ここも入り口の説明パネル以外撮影禁止。
水木しげるが江戸時代にまで遡り、妖怪に関する多くの書籍・資料を収集し研究していたことを知ることが出来る。
鳥山石燕、速水春暁斎、竹原春泉斎、そして柳田國男などの収集資料の展示が素晴らしい。
第四の部屋は、「水木しげるの妖怪工房」。
ここも入り口の説明パネル以外撮影禁止。
水木しげるは生涯に千点近くの妖怪を描いている。
妖怪画の創作方法を、「絵師たちから継承」、「様々な資料から創作」、「文字情報から創作」の3つに分けて紹介されている。
妖怪たちの大きな造り物も幾つか置かれ、異様な雰囲気を醸し出している。
第五の部屋は、「水木しげるの百鬼夜行」。
水木しげるが描いた、「山」、「水」、「里」、「家」に棲む妖怪が100点以上展示されている。
ここも撮影禁止。
そこで、パンフレットに掲載されている代表的な作品をアップ。
水木しげるには塗壁には特別な思いがある。
ラバウルで所属小隊が全滅し、一人生き残った水木はジャングルを彷徨い歩く。
夜間に日本軍陣地を目指して歩いていると、塗壁に行く手を阻まれ、前に進めなくなる。
翌朝目が覚めると、そこは断崖絶壁の上、塗壁に遮られなかったら崖から落ちていたのだ。
第六の部屋は、「妖怪は永遠に」。
水木しげるは妖怪を研究し、過去から受け継がれてきた妖怪を描くことで後世に伝えようとした。
彼の妖怪画は貴重な文化遺産として引き継がれなければならない。
百鬼夜行の〆は、水木しげるのこの言葉。
最後はARカメラを起動し、妖怪たちと記念撮影。
私には妖怪は見えないので、ちぃさんにもう少し右、そこでストップ、などど指示してもらい、撮影。
第七の部屋は、「特設ショップ」。
色々な妖怪グッズが販売されていて、結構賑わっている。
『妖怪の森cafe』も人気だ。
メニューを見て、スイーツが苦手なちぃさんは難色を示す。
そこで、別のお店に涼みに行くことにする。
ちぃさんと過ごす、六本木での楽しい午後は続きます。
ところで、これは家に持ち帰った”百鬼夜行展”のパンフレット。
このパンフレットにARカメラを向けてみると、なんと一反木綿が現れた。
家に妖怪を持ち帰ってしまったようだ。