昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミンシティ旅行の続き。
”ホア・トゥック料理教室”でお腹がいっぱいになったので、暑くはあるが腹ごなしに街歩きを楽しむことにする。
ハイバーチュン通りをサイゴン川に向かって歩く。
右手に見えてきたのは、ホーチミンシティ劇場。
レロイ通りを右折すると、繁華街のドンコイ通りに出る。
今日はここは通り過ぎ、次のグエンフエ通りへ。
グエンフェ通りに来ると、高層ビルが見えてくる。
正面はビテクスコ・フィナンシャル・タワー。
68階建てで、49階にはホーチミンシティを見渡せるサイゴン・スカイデッキがある。
まず向かったのは、「カフェビル・カフェアパートメント」。
離れた場所からは良く目立つが、歩道に立って見上げるとこんな感じでここが「カフェアパートメント」だとわかりにくい。
オートバイが並ぶ暗い入り口を入ると、奥にはエレベーター。
でもエレベーターに乗るには3,000ドン(約18円)のチップが必要なので、現金の持ち合わせが少ない私たちは階段を利用。
各階を見て歩くことにする。
と言っても暑いので、彼女は2階でギヴアップ。
最初に見つけた『MERAKI CAFE』に入店。
店の天井は、アンブレラスカイならぬ、ノンラースカイ。
ノンラーはベトナム人(キン族)の伝統的な葉笠で、ラタニアの木の葉で作られている。
ノンが笠、ラーが葉の意味。
私はココナッツコーヒー、彼女はマンゴースムージー。
ココナッツコーヒーは65,000VND(約390円)、マンゴースムージーは忘れたが100,000VND(約600円)位かと思う。
どちらもキンキンに冷えていて美味い。
カフェは昨日の『コンカフェ』に続き2軒目だが、どちらも支払いは現金のみ。
やはり現金を少し持っていないとカフェ巡りはできないようだ。
テラスに出ると、眺望が開けている。
左側はビテクスコ・フィナンシャル・タワー。
サイゴン・スカイデッキが良く見えている。
右側はサンワタワー。
野村不動産が20%あまり出資しているオフィスビルで、施工は清水建設。
多くの日系企業が支店を置いている。
眼下には広いグエンフエ通り。
カフェで涼んだあとは、次の目的地に向かう。
ベトナムの街はオートバイやスクーターが溢れているので道を渡るのも命がけだし、歩道は駐車で埋まっているので歩きにくい。
彼女が行きたいと言っていた、ハムギー通りの「ナッティー・ハウス」。
「どうして地図も見ないでここに行きつけるのか不思議。貴方と一緒だと世界中どこに行っても迷わずに移動できるので嬉しい」と彼女。
はい、ちゃんと努力しているのです。
行き慣れた街、例えばロンドン、フランクフルト、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、イスタンブール、シンガポール、バンコク、ソウル、台北などであれば土地勘はあるが、それ以外の街に行くときは事前に地図を見て頭に刻み込んでいる。
ここはナッツの専門店。
色々な種類の色々な味付けのナッツが揃っている。
ここでお土産を幾つか購入。
次に向かったのは、カルメット通りの『メゾン・マルゥ・サイゴン』。
マルゥはベトナムで最も有名なチョコレートメーカー。
紹介はH.P.を引用。
「MAROU(マルゥ)はベトナムで生まれたビーン トゥ バー チョコレートメーカーです。 2人のフランス人がベトナムを旅する中で出会った、高品質なベトナム産カカオ。このカカオに惚れ込んだ2人が2011年に創業したのがマルゥです」。
入り口の横には、カカオロースター。
ベトナム内に11店舗を構えているがほとんどの店が商業施設内の販売店。
それに対し、この店は広くて商品が充実しカフェも備えている。
チョコレートケーキやアイスクリームも美味しそう。
彼女にテーブルを確保してもらい、私は飲み物と食べ物を購入。
ここはクレカが使える。
ここのチョコレートは高品質で、価格も日本のショコラトリーで買うチョコレートと大差なく高価なのでクレカが使えないと大変。
飲み物と食べ物をテーブルに運ぶ。
彼女のは、シグネチャー・マロゥ(左)。
価格は、90,000VND(約540円)。
私のは、ホームメイド・カシュー・ミルク(右)。
価格は、60,000VND(約360円)。
カシュー・ミルクは初めてなので飲んでみたが、豆乳のようで美味しくなかった。
彼女のスイーツは、ダーク・ムース。
価格は、120,000VND(約720円)。
私のスイーツは、ミックス・カップ・アイスクリームのラージ。
マルゥ・チョコレート・ボバと生クリームをトッピング。
価格は、85,000VND(約510円)。
生クリームもたっぷりで美味しい。
テーブルの上には、カカオの実。
『メゾン・マルゥ』でゆっくり飲み物とスイーツを楽しんで涼み、お土産を購入すると、Grabの車を呼んで次の目的地に向かう。
彼女と過ごす、楽しいホーチミンシティの旅は続きます。