昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミン旅の続き。
たっぷりのマッサージで癒された後は、ディナーの店に向かう。
『ピザ・フォーピース』で食べて飲んでからまだあまり時間が経っていないが、行ってみたいレストランがある。
人気のレストランなので、ホテルのコンシェルジュに頼んで予約をしておいた。
夕方のホーチミンシティは車とオートバイやスクーターで大渋滞。
ここでトラブル発生。
行きたいお店の住所は、私の手帳にはディエン・ビエン・フー通りの216番地と書かれている。
ところがGrabのナヴィゲーターには250番地と表示されている。
運転手さんがこの路地の先ですと言うのを信じ、250番地で降りた。
ところがそこに店はない。
ネットで調べると、店はやはり216番地にある。
暑い中、20分近く早足で歩き、やっと『ホーム・サイゴン』に到着。
予約時間に15分も遅れてしまった。
有名レストランに関し、Grabの位置情報登録が間違っているとは驚き。
薄暗い路地を進む。
この奥の右側に店がある。
暗がりの中にぱっと明るく輝く店が現れる。
店の前で待っていた女性スタッフが私の名前を呼び、迎えてくれた。
予約に15分も遅れているのに、待っていてくれたのだろうか。
一階のエントランスホールは吹き抜けになり、天井から中華風の照明が垂れ下がっている。
ここは接待にも使われる高級店。
インテリアも凝っている。
二階に案内される。
二階から見下ろすと、ピアノとギターの生演奏の様子が良く見える。
二階のホール側には、四人用のテーブル。
奥の部屋には、二人用のテーブルが5卓並ぶ。
私たちはその真ん中のテーブルに。
この部屋も満席となったが、客の大部分が外国人だった。
お通しが届く。
この白いスティック野菜は大根でも山芋でもなく、不思議な味。
調べてみると、ホアイトゥー(またはコエットウ)という生で食べられるヤムイモの一種で、日本名はトゲドコロ。
昼にも『ピザ・フォーピース』でワインを飲んできているが、ここでもワインを選択。
アルゼンチン、メンドーサの、アヌビス、シャルドネ、2023年。
ボトルで注文しようと思ったが、彼女の「もし外れだと嫌だから、グラスで頼みましょうよ」という意見を受け、グラスで注文。
結果、充分に美味しいワインだったので、お代わりをして楽しむ。
価格は税サ込みで、4杯で854,700VND(約5,128円)。
私たちの後にも客が次々と到着し、30分もしないうちに満席となった。
最初の料理は、蟹肉とアボカドのサラダ。
価格は、311,850VND(約1,871円)。
蟹肉がたっぷり。
アボカドよりも蟹肉の方が多い。
二人の皿に取り分け。
蟹肉がとても美味い。
続く料理は、フライド・ライス・ヌードル、ラングスティーヌ添え。
価格は、515,970VND(約3,096円)。
旧フランス統治国だけあり、スカンピではなくラングスティーヌの表記。
ラングスティーヌにしては爪が小さいが、日本のアカザエビとしては標準形。
手が汚れるので、彼女の海老も私が殻を剥く。
このラングスティーヌはかなり美味しい。
これは昨日”ホア・トゥック料理教室”で習った料理と同じだ。
こちらの方が野菜の種類が豊富で美味しい。
シャルドネを二杯飲んだあとは、赤ワインをグラスで。
オーストラリアのモーガンズ・ベイが造る、モーガンズ・ベイ、リザーヴ・コレクション、シラーズ・カベルネ。
このワインも大丈夫。
価格は二杯で、404,250VND(約2,426円)。
メイン料理は鴨を注文しようと思ったが、フロアマネジャーが「今日の鴨は肉が硬くお勧めしません。今日のお勧めは牛肉です」とのことなので、牛肉料理をお願いした。
サトウキビのジュースで煮た仔牛リブ肉。
価格は、391,230VND(約2,347円)。
甘く食欲をそそる香り。
骨からの肉離れが良い
二人に取り分け。
味付けは良いが、仔牛肉とは思えないほど歯応えがある。
これより硬い鴨肉は想像がつかない。
付け合わせの野菜は見た目はパイナップル。
でも食感は芋で、不思議な野菜だ。
ランチから3時間ほどしか経っておらず、基本的にお腹は空いていなかったので、もうこれで満杯。
スイーツはパスし、食後の飲み物を注文。
彼女はマンゴージュース。
価格は、96,390VND(約578円)。
私はマルガリータ。
価格は、155,925VND(約936円)。
この他にミネラルウォーターが2本で、102,060VND(約612円)。
今回のディナーは、日本円で約17千円。
お腹が空いていなかったのでこのくらいだが、何時ものペースでがっつり食べて飲むと25~30千円くらい。
牛肉が硬かったのを除けば、味もサービスも雰囲気も良く、何よりワインを飲めるので、ここは再訪したいお店だ。
フロアマネジャーに見送られ、店を出る。
建物の写真を撮りたいというと、急いで中に戻ってくれた。
帰りは店名ではなく住所を指定してGrabの車を呼ぶ。
彼女と過ごす、ホーチミンシティ四日目の楽しい夜でした。