久し振りのベトナム旅行、ホーチミンシティ四日目、ホーム・サイゴン、ベトナム 14 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年10月初めのこと、彼女と過ごす楽しいホーチミン旅の続き。

たっぷりのマッサージで癒された後は、ディナーの店に向かう。

『ピザ・フォーピース』で食べて飲んでからまだあまり時間が経っていないが、行ってみたいレストランがある。

人気のレストランなので、ホテルのコンシェルジュに頼んで予約をしておいた。

 

夕方のホーチミンシティは車とオートバイやスクーターで大渋滞。

ここでトラブル発生。

行きたいお店の住所は、私の手帳にはディエン・ビエン・フー通りの216番地と書かれている。

ところがGrabのナヴィゲーターには250番地と表示されている。

運転手さんがこの路地の先ですと言うのを信じ、250番地で降りた。

ところがそこに店はない。

ネットで調べると、店はやはり216番地にある。

 

暑い中、20分近く早足で歩き、やっと『ホーム・サイゴン』に到着。

予約時間に15分も遅れてしまった。

有名レストランに関し、Grabの位置情報登録が間違っているとは驚き。

 

薄暗い路地を進む。

この奥の右側に店がある。

 

暗がりの中にぱっと明るく輝く店が現れる。

 

店の前で待っていた女性スタッフが私の名前を呼び、迎えてくれた。

予約に15分も遅れているのに、待っていてくれたのだろうか。

 

一階のエントランスホールは吹き抜けになり、天井から中華風の照明が垂れ下がっている。

ここは接待にも使われる高級店。

インテリアも凝っている。

 

二階に案内される。

二階から見下ろすと、ピアノとギターの生演奏の様子が良く見える。

 

二階のホール側には、四人用のテーブル。

 

奥の部屋には、二人用のテーブルが5卓並ぶ。

私たちはその真ん中のテーブルに。

この部屋も満席となったが、客の大部分が外国人だった。

 

お通しが届く。

 

この白いスティック野菜は大根でも山芋でもなく、不思議な味。

調べてみると、ホアイトゥー(またはコエットウ)という生で食べられるヤムイモの一種で、日本名はトゲドコロ。

 

昼にも『ピザ・フォーピース』でワインを飲んできているが、ここでもワインを選択。

アルゼンチン、メンドーサの、アヌビス、シャルドネ、2023年。

 

ボトルで注文しようと思ったが、彼女の「もし外れだと嫌だから、グラスで頼みましょうよ」という意見を受け、グラスで注文。

結果、充分に美味しいワインだったので、お代わりをして楽しむ。

価格は税サ込みで、4杯で854,700VND(約5,128円)。

 

私たちの後にも客が次々と到着し、30分もしないうちに満席となった。

 

最初の料理は、蟹肉とアボカドのサラダ。

価格は、311,850VND(約1,871円)。

 

蟹肉がたっぷり。

アボカドよりも蟹肉の方が多い。

 

二人の皿に取り分け。

 

蟹肉がとても美味い。

 

続く料理は、フライド・ライス・ヌードル、ラングスティーヌ添え。

価格は、515,970VND(約3,096円)。

 

旧フランス統治国だけあり、スカンピではなくラングスティーヌの表記。

ラングスティーヌにしては爪が小さいが、日本のアカザエビとしては標準形。

 

手が汚れるので、彼女の海老も私が殻を剥く。

このラングスティーヌはかなり美味しい。

 

これは昨日”ホア・トゥック料理教室”で習った料理と同じだ。

こちらの方が野菜の種類が豊富で美味しい。

 

シャルドネを二杯飲んだあとは、赤ワインをグラスで。

 

オーストラリアのモーガンズ・ベイが造る、モーガンズ・ベイ、リザーヴ・コレクション、シラーズ・カベルネ。

このワインも大丈夫。

価格は二杯で、404,250VND(約2,426円)。

 

メイン料理は鴨を注文しようと思ったが、フロアマネジャーが「今日の鴨は肉が硬くお勧めしません。今日のお勧めは牛肉です」とのことなので、牛肉料理をお願いした。

 

サトウキビのジュースで煮た仔牛リブ肉。

価格は、391,230VND(約2,347円)。

 

甘く食欲をそそる香り。

骨からの肉離れが良い

 

二人に取り分け。

味付けは良いが、仔牛肉とは思えないほど歯応えがある。

これより硬い鴨肉は想像がつかない。

付け合わせの野菜は見た目はパイナップル。

でも食感は芋で、不思議な野菜だ。

 

ランチから3時間ほどしか経っておらず、基本的にお腹は空いていなかったので、もうこれで満杯。

スイーツはパスし、食後の飲み物を注文。

彼女はマンゴージュース。

価格は、96,390VND(約578円)。

私はマルガリータ。

価格は、155,925VND(約936円)。

この他にミネラルウォーターが2本で、102,060VND(約612円)。

今回のディナーは、日本円で約17千円。

お腹が空いていなかったのでこのくらいだが、何時ものペースでがっつり食べて飲むと25~30千円くらい。

牛肉が硬かったのを除けば、味もサービスも雰囲気も良く、何よりワインを飲めるので、ここは再訪したいお店だ。

 

フロアマネジャーに見送られ、店を出る。

建物の写真を撮りたいというと、急いで中に戻ってくれた。

帰りは店名ではなく住所を指定してGrabの車を呼ぶ。

彼女と過ごす、ホーチミンシティ四日目の楽しい夜でした。