ご訪問ありがとうございます。
記事は憶測で書いてますので内容に誤りがありましたらコメント等でご指摘頂けると助かります。
全国のJR駅が見たい時はこちら→ 第三セクター・私鉄駅が見たい時はこちら→

 

皆さま、こんにちは!

 

JR北海道には現在、408の駅があるそうです。

昭和50年代末頃は700近くありましたから、

この40年間に300駅ほどが姿を消したわけですね。

純粋に駅が廃止されたり路線が廃止されたりと理由は様々ですが、

駅好きの皆さんはきっと、国鉄時代に

駅巡りを楽しみたかったと思ってたのではないでしょうかね?

 

今回は函館本線・砂川(すながわ)駅の訪問記です。

函館本線・砂川駅

砂川市(当時は奈江村)の玄関口として明治24年、

函館本線が延伸した際に開業した駅でしたよ。

 

今は函館本線の中間駅である砂川駅ですけど、

かつては歌志内線(昭和63年廃止)と

函館本線・上砂川支線(平成6年廃止)が分岐する駅だったために、

鉄道ファンの間では有名な駅でしたの。

函館本線・砂川駅

「いい旅チャレンジ20,000km」目当てで路線の乗り潰しするために

ここを訪れたことがあるって方、きっと多いのではないでしょうかね?

 

その中でも有名だったのが砂川駅にある上砂川支線の専用ホームです。

上砂川支線は、敷設当初は石炭輸送を目的とした貨物専用線だったために

駅舎からかけ離れた場所にホームがあったのですよ。

下は国土地理院のサイトから転載した昭和51年撮影の航空写真ですが、

カーブ上に設けられたホームが見えるかな?

函館本線・砂川駅

構内には転車台のほか、石炭車や無蓋車の姿もチラホラと…。

もう一方の盲腸線である歌志内線の列車は

ど真ん中にある島式ホーム(現在の1番線)から

発着してたそうですよ。

 

駅舎と上砂川支線用ホームは長い跨線橋で結ばれてたらしく。

自由通路のコンコース内に当時の写真が飾られてました。

函館本線・砂川駅

 

こちらの写真は上砂川支線が廃止された直後の写真かしら?

手前側に廃止された専用ホームが写り込んでますね。

函館本線・砂川駅

こうなると気になるのが、跨線橋があった付近の現在の様子です。

上砂川支線用のホーム跡は整地され、跨線橋も撤去されましたが

今でも当時の面影が残ってるんじゃないかなぁって。

そんなことを考えながら構内を眺めてみました。

まずは駅舎の様子からです。

函館本線・砂川駅

超近代的でカッチョイイ面構えの駅舎ですけど、

よく見りゃ駅舎自体はかなり年季がかったモノっぽく。

 

Wikipediaによれば、

昭和29年に建てられた駅舎を大改装したモノだそうですよ。

函館本線・砂川駅

矢根に並ぶ煙突に歴史の重みを感じさせますな。

 

駅舎内はこんな感じでした。

函館本線・砂川駅

 

ちょい前まではキヨスクもあって賑わっていたみたいですが…

これも時代の流れ、仕方がありませんわね。

函館本線・砂川駅

 

砂川駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造。

2本のホームは跨線橋で結ばれてます。

函館本線・砂川駅

函館本線・砂川駅

国鉄時代は駅舎側から1・2・3番線と付番されていたのに、

現在は逆順に変わってしまったのはナゼなのでしょう?

 

砂川駅のホームで面白かったのはこの部分です。

函館本線・砂川駅

かつて歌志内線の列車が発着していた1番線(旧3番線)ですが、

長大な特急列車が停車しないために、

ここだけ嵩上げされず汽車時代のままの姿で残されてるのですよ。

カーネギー鉄鋼社製のレールが多用されてる上屋の支柱にも注目です。

 

この行燈式駅名標は国鉄時代からあるモノなのかな?

函館本線・砂川駅

 

さてさて、かつて上砂川支線用のホームに繋がっていた跨線橋の件です。

現在ある跨線橋の先に、支線用ホームに直結する跨線橋がありました。

函館本線・砂川駅

 

跨線橋の中の様子ですが…

この先に延長された跨線橋がありましたが、

形跡は跡形なく失せてましたわ。

函館本線・砂川駅

 

跨線橋を塞いだ様子を見たくて下から覗きましたけど…

ここからじゃよく見えませんね。

函館本線・砂川駅

 

そこで利用したのが、跨線橋と並行して伸びる自由通路でした。

函館本線・砂川駅

 

ここからなら、跨線橋を外から間近で見れるので様子が丸わかりなのです。

自由通路が駅舎よりもりっぱ、道内の駅あるあるですね。

函館本線・砂川駅

 

跨線橋のトラスが頑丈な構造なのは、

かつて上砂川支線の跨線橋を支えていたからだと思いますが…

形跡らしきモノは見当たりませんでした。

函館本線・砂川駅

 

跨線橋の塞がれた面を駅舎とは反対の東側から見る。

函館本線・砂川駅

今ある跨線橋も戦前からある古いモノらしい。

ガーター部に製造銘鈑が残っているのではないかと探してみましたが、

残念ながら見つけることは出来ませんでした。

 

最後は自由通路から見えた絶景で〆ます。

函館本線・砂川駅

5月30日でこの景色が楽しめるとか…さすが北海道ですね。

 

せっかく砂川駅まで来ましたので、

この後は平成6年に廃止された上砂川支線の廃線跡を見てきました。

廃駅の場所が特定出来ずにグダグダで終わった廃線跡巡りですが

お付き合いください。

次回に続きます。

(続きもチェックくださいませ)

平成6年に廃止された函館本線上砂川支線の下鶉駅&鶉駅跡を眺めてきた。

平成6年に廃止された函館本線上砂川支線の東鶉駅&上砂川駅跡を眺めてきた。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

函館本線(小樽駅‐旭川駅)

 

↑(塩屋駅・長万部駅方面)

小樽駅

南小樽駅(平成30年5月31日)

小樽築港駅(平成30年5月31日)

朝里駅(平成30年5月29日)

銭函駅(平成29年9月28日)

ほしみ駅(平成30年5月29日)

星置駅(平成30年5月29日)

稲穂駅(平成30年5月29日)

手稲駅

稲積公園駅

発寒駅

発寒中央駅(平成31年4月18日)

琴似駅

桑園駅(平成31年4月18日)

札幌駅(平成30年9月5日)

苗穂駅

白石駅

厚別駅

森林公園駅

大麻駅

野幌駅(平成31年4月18日)

高砂駅

江別駅

豊幌駅(平成30年9月4日)

幌向駅

上幌向駅

岩見沢駅

峰延駅

光珠内駅(平成29年9月28日)

美唄駅

茶志内駅

奈井江駅(平成30年9月4日)

豊沼駅(平成29年9月28日)

砂川駅(平成30年4月25日)

滝川駅

江部乙駅

妹背牛駅(平成30年4月25日)

深川駅

納内駅(平成29年5月25日)

伊納駅(平成29年5月25日) 前編 ・後編

近文駅(平成29年5月25日)

旭川駅

 

駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。

新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします!