皆さま、おはようございます!
函館本線の電化区間(小樽駅-旭川駅間)の駅巡りを楽しむ際、
ある駅で下車するのに苦労された方、
きっといらっしゃるのではないでしょうかね?
この区間は特急列車が26.5往復も運行されてるにも関わらず、
滝川駅-深川駅間の普通列車は8.5往復のみで、
その間にある駅で下車するのはとても難儀だったのですよ。
そんな駅に昨年春に行ってきました。
今朝は函館本線・妹背牛(もせうし)駅の訪問記です。
妹背牛駅は妹背牛町(当時は村でした)の玄関口として、
函館本線が開通した明治31年に開設された駅でした。
駅舎はJR移行後に建て替えされたモノとのこと。
駅舎に既視感を感じ、過去に訪れた駅を振り返ったところ…
宗谷本線・蘭留駅の駅舎になんとなく似てると思いません?
形状の微妙は違いはありますけど、デザイン的にはほぼ一緒かと。
蘭留駅の駅舎が改築されたのは昭和63年のことですので、
妹背牛駅の改築年もそんな時期に建て替えされたのかもしれませんね。
改めて駅舎をじっくりと眺めます。
正面から見た印象ほど建物は大きくなさそう。
「昭和時代の看板建築か!」ってツッコミはしないでおきます。
妹背牛駅は停車する列車が少ない駅とのことで
周囲の街並みは錆れてるのかと思いきや、
そんな雰囲気はまったくありませんでした。
駅前を車の通行量が多い道道が横切ってましたよ。
妹背牛駅がある妹背牛町は人口3千人弱の町だそうで、
米所として知られているそうです。
「ななつぼし」という品種の名産地だそうですけど、
この品種名に反応しちゃう鉄道ファン、
きっと多いのではないでしょうか?
看板を見て「駅をそこに描いちゃうの?」とかツッコんじゃダメ。
温泉に浸かる女性を見て「全然気持ち良さそうに見えない」とか、
絶対にツッコんじゃダメですからね。
列車の到着時刻までしばらくあるため、
待合室の中には誰もいないと
気を許して入ったら、こんなのがいて仰天しまいましたよ。
あなた誰ですの!?
ひょっとして日ハムのマスコットのビービーさんとか?
それにしてもデカい、デカすぎます。
身長は220センチ?自分、完全に見下されてますね。
壁面には「もせうしだふる」の文字が掲げられてました。
「もせうし」+「わんだふる」の造語でしょうか?
この巨像の正体がわからず、駅前にいた
友だちと待ち合わせをしてたご婦人に尋ねたところ、
いつか突然にこれが置かれていたそうです。
地元の皆さんもこの巨像の正体が
今イチわかってらっしゃらない様子でしたね。
待合室には他にも「ぺぺるだふる」の文字が。
「ペペル」は妹背牛町内にある
「美肌の湯」として知られる人気の温泉施設の名称です。
この巨像を仕掛けたの、ペペルの関係者かな?
とにかく賑やかな印象の待合室の中でした。
続いてはホームに入ります。
妹背牛駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造…改め、
中線を撤去したために現在は2面2線構造に変わった駅でした。
個人的に、妹背牛駅の構内で気になったのは
古めかしい印象のこちらの跨線橋です。
まるで鉄橋を転用して出来たように見える跨線橋、
裏側から見ると「梁」の構造が鉄橋のそれとは違っているので
転用したモノではないのはわかるのですが、
パネル部分は同じ部材を使っているのではないでしょうかね?
ちなみにこのタイプの跨線橋は昭和30~40年代に多く造られ、
道内ではよく見かけるますが
他の地域では滅多に見ることが出来ない代物でした。
中から見るとこんな感じです。
鉄橋の上を歩いているように感じるのは自分だけかしら?
なお跨線橋の支柱は100年以上前の輸入レールだらけで、
イリノイ社(米)製、カーネギー社(米)製等々が散見されました。
重ねて言いますけど、
この跨線橋は昭和30~40年代に造られた様式のモノです。
となるとこのレールの
元々使われていた(敷かれていた)場所が気になりますね。
最後は待合室に置かれていた駅ノートで〆ます。
到達難易度が上げれば上がるほど訪れたくなるのがマニア心。
駅ノートもそんなマニアな方々の記述が数多くありましたっけ。
いつかガーター橋ちっくな跨線橋のことも調べたいのですが、
どなたか、国鉄時代の工作部の方に
お知り合いがあらっしゃらないでしょうかね?
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