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■ The Two Mrs. Carrolls
画家ジェオフリーの妻は死亡した。ジェオフリーはサリーと再婚した。
サリーは屋敷に自分の昔の恋人チャールズや彼の恋人セシリーを招いた。彼らはずっと滞在した。
しかしサリーの体調が悪くなってきた。サリーはジェオフリーが自分に毒を持っているのではないかと疑った。


製作年:1947、監督:Peter Godfrey、脚本:Thomas Job、原作:Two Mrs. Carrolls(Martin Vale)


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ジェオフリー・キャロル(ハンフリー・ボガート)
 サリー・モートン・キャロル(バーバラ・スタンウィック)
 ベアトリス・キャロル(アン・カーター) ジェオフリーの娘
 クリスティン(Anita Sharp-Bolster) メイド

 チャールズ・ベニントン(Patrick O'Moore)
 セシリー・レイサム(アレックス・スミス)
 レイサム夫人(Isobel) セシリーの母親

 タトル医師(Nigel Bruce)
 ホラス・ブラーゲン(Barry Bernard) 化学者
 


■ あらすじ

◆ サリーはジェオフリーと出会ったが、

サリー・モートンは休暇でスコットランドに来た。当地で画家のジェオフリー・キャロルと出会って恋に落ちた。

雨宿りをした時ジェオフリーの上着を預かって、ポケットに手紙があるのを発見した。妻への手紙だった。

サリーは恋を諦めて別れた。

◆ ジェオフリーは家族の元へ帰った

ジェオフリーには病気がちの妻と10歳の娘ベアトリスがいた。彼は妻の肖像画を描いていたが、その絵の名前は「死の天使」であった。

彼は店に届いていた化学者のホラス・ブラーゲンからの荷物を受け取った。その時に偽名で署名をした。

彼は妻と娘のもとに帰った。

◆ ジェオフリーとセシリー

二年後、ジェオフリーの妻は死亡した。彼はサリーと再会して結婚した。二人とベアトリスはサリーが父親から譲り受けた屋敷に住んだ。

画家としての彼の評判は高まっていったが、彼自身は自分が描く絵に満足ができず、精神的には落ち込んでいた。

サリーは昔の恋人のチャールズ・ペニントンを屋敷に招いた。彼と一緒に恋人のセシリー・レイサムとその母親も来た。

ジェオフリーとセシリーはお互いに興味を示し、彼はセシリーの肖像画を描き始めた。

サリーは二人の関係を疑った。

◆ サリーの体調がよくない

チャールズなどの訪問者はずっと屋敷に滞在した。

いろいろなところに出かけたりしたが、ジェオフリーとセシリーは接近していった。

その内にサリーの体調が悪くなってきた。しばらくすると回復したが、また悪くなってくるという状況となった。

タトル医師はサリーを神経症と診断した。

◆ 毒を盛られているかも?

ベアトリスは寄宿学校に行くための準備をしていた。

サリーはベアトリスと話したが、ベアトリスは「父親がスコットランド旅行をした後から、自分の母親が体調が悪くなったと思い出した。

サリーは自分の体調が悪いのは、ジェオフリーが毎晩入れてくれるミルクに毒が入っているからではないかと疑い始めた。

◆ ジェオフリーはロンドンへ

ジェオフリーはブラーゲンから脅迫を受けていた。ロンドンに出かけた。

ジェオフリーはブラーゲンに会って彼を撲殺した。

その間にサリーはジェオフリーが描いていた自分の肖像画を見た。その絵は死の形相をしており、サリーはショックで倒れた。

◆ サリーはミルクを捨てた

ジェオフリーは戻ってきた。いつものように彼がサリーにミルクを持ってきた。

すでに「そのミルクには毒が入っているのでは?」と疑っているが、彼が見ているので、カップを口元に持っていった。

その時に電話が鳴りジェオフリーが電話を取りに行った。

そのすきにサリーはミルクを窓から捨てた。

その後サリーは自分の部屋に入った。

◆ サリーは首を絞められた

電話から戻ってきたジェオフリーは、窓枠にサリーが捨てたミルクの一部が残っているのに気が付いた。彼はサリー殺害を決意する。

サリーの部屋のドアをノックした。しかしサリーはドアを開けない。

ジェオフリーいったん外に出て、ガラス戸を破って侵入した。戸棚の中身を捨てて散らかした。外から入った強盗を偽装するためである。

サリーはチャールズに電話した。チャールズが出て「ハロー」と答えた途端に電話は切れた。ジェオフリーが電話線を切ったからである。

サリーはドアの前にソファを置いた。しかしジェオフリーは窓から回って入ってきた。

サリーはベッドの上で首を絞められた。気を失った。

◆ チャールズが来た

そこにチャールズが警官とともに入ってきた。ジェオフリーは逮捕された。

チャールズはサリーを介抱しサリーは気が付いた。

補足。チャールズは電話してすぐに来るので、屋敷の近くにいたことになる。
 


■ 出演作

◆ アレクシス・スミス
(1948)/白衣の女/THE WOMAN IN WHITE
(1950)モンタナ/Montana
(1950)鉄路の弾痕/Wyoming Mail
(1952)黒い街:ターニングポイント/The Turning Point
(1953)ネヴァダ非常線/Split Second
(1951)消えた黄金/CAVE OF OUTLAWS

バーバラ・スタンウィック
(1933)女囚の意気地/Ladies They Talk About
(1937)ステラ・ダラス/Stella Dallas
(1939)大平原/Union Pacific
(1941)群衆/Meet John Doe
(1941)レディ・イヴ/The Lady Eve
(1944)深夜の告白/Double Indemnity
(1945)クリスマス・イン・コネチカット/CHRISTMAS IN CONNECTICUT
(1946/呪いの血/マーサの奇妙な愛情/The strange love of Marth Ivers
(1947)いのち短し/The Other Love
(1948)私は殺される/SORRY, WRONG NUMBER
(1947)恐怖の叫び/Cry Wolf
(1957)四十挺の拳銃/Forty Guns
(1940)思い出のクリスマス/Remember the Night
(1956)マーヴェリックの女王/烙印なき男/The Maverick Queen
(1955)ビルマの逃亡劇/Escape To Burma
(1953)人妻の危機/Jeopardy
(1941)新妻はお医者さま/You Belong to Me
(1939)大平原/Union Pacific
(1957)荒野の追跡/TROOPER HOOK
(1950)テルマ・ジョーダン事件:情事の代償/The File on Thelma Jordon
(1937)脅すギャングと助けるギャング/Internes Can't Take Money