The Road to Denver

ビルとサムの兄弟は別々にコロラド州セントラルシティにきた。
ビルは馬車の会社雇われた。その会社ではデンヴァーへの駅馬車を開設しようとしている。
一方サムは酒場の経営者だが悪人のジムに雇われた。ジムは駅馬車を妨害しようとしている。
そして二人はエリザベスという女性を好きになった。
馬車は金塊と乗客を積んでデンヴァーに向かった。御者はビル。
ジムの一味は途中で金塊を奪う計画である。


製作年:1955、監督:ジョセフ・ケイン、脚本:ホレイス・マッコイ、アレン・リフキン、原作:ビル・ガリック


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ビル・メイヒュー(ジョン・ペイン)
 サム・メイヒュー(スキップ・ホメイヤー) ビルの弟
 ジョン・サットン(レイ・ミドルトン) 馬車の業者
 エリザベス・サットン(モナ・フリーマン) ジョンの娘
 ウィップリー(アンディ・クライド) ジョンの使用人
 ジム・ドノヴァン(リー・J・コッブ) 酒場の経営者、悪人
 ペコス・ラリー(リー・ヴァン・クリーフ) ジムの手下
 


■ あらすじ

◆ ビルはサムに愛想を尽かした

サム・メイヒューはロデオに出場し審判に殴りかかって牢に入れられた。兄のビルは、牢の壁を馬の力を使って壊して、サムを助け出した。

今度は二人はコロラド州でカウボウイの仕事をすることになった。しかしサムが喧嘩をし、ビルはサムを助け出して、また二人は逃げた。

ここでビルはサムに愛想を尽かせて、二人は別々に行動することにした。

◆ ビルは駅馬車の会社に雇われた

ビルは(コロラド州)セントラルシティに来た。食事をしたが手持ちの金がないことが分かり皿洗いをした。

その時にジョン・サットンと知り合いになり雇われることになった。ジョンは、新たにデンヴァーとの駅馬車を計画していた。

ジョンにはエリザベスという娘がいた。小柄だが元気な女性である。ビルはエリザベスに惹かれた。

エリザベスはスクールハウスでのダンスパーティを計画した。ステッカーをいろいろなところに貼り付けた。

◆ サムが現れる

一方サムもセントラルシティに流れてきた。

ここでもサムは酒場でトラブルを起こした。だが酒場を経営するジム・ドノヴァンと知り合いになった。

ビルとサムが遭遇するのも時間の問題である。

◆ ダンス・バーティ

ダンスパーティが開かれた。ビルはジョン、エリザベスと会場に来た。ジョンはビルに「美人と踊れ」と言った。エリザベスは「私と踊って」とビルの手を取った。

ビルとエリザベスは踊った。その後、エリザベスは他の男性と踊り、ビルはジョンと話していた。

会場にジムが現れた。ビルはジョンに「アイツは誰だ?」「ジムだ。大きな酒場と賭場を持っている」。ジョンはジムをあまりよく思っていないようである。続いてサムも現れた。

サムはエリザベスと踊った。ビルが来た。エリザベスは「サムもテキサスから来たのよ」と言った。サムは「大きな仕事がある」と話した。

またサムとエリザベスは踊り、二人は外に出た。サムはキスしようとしたがエリザベスは拒否。ビルが来てエリザベスは一緒に去った。サムは後ろから睨みつけた。

◆ 馬が暴走させられる

山の中ビルとウィップリーが十頭くらいの馬を連れている。途中で泊まる。馬はまとめて囲いに入れている。

ジム一味が馬を逃がした。気づいたビルが追いかけた。一味のペコス・ラリーが馬を下りて反撃する。

ビルとウィップリーはペコス・ラリーを捕らえた。一味の二人が戻ってきて反撃しようとする。ビルは裏側から回って彼らも捕らえた。

ジムがジョンのところに来て「馬の暴走」について話している。ジョンは怒ってライフルを持ち出そうとしたが、エリザベスが制止した。

ビルとウィップリーは捕らえた三人を連れてきた。連れ去られた馬たちも一緒である。

ジムはそれを見て睨みつけている。ジョンとエリザベスはビルに感謝した。

ビルやウィップリーは「ジム一味が駅馬車の妨害をする」と警告した。

◆ 駅馬車の出発

ここのところは、かなりややこしい。

デンヴァーへの駅馬車が開通しようとする情勢。ジム一味は駅馬車で運ばれる金塊を盗もうとしている。

ジムはビルに手紙を寄越してビルを取り込もうとする。手紙を受け取ったビルは、その陰謀に乗って、逆にビルをやっつけようとする。ただしジョンには秘密。

ついに駅馬車が出発する。乗客は四人、御者席にはビルとジョン、御者席の下のトランクに金塊のバッグが納められる。だが実はバッグは偽物で石が入っている。

◆ バッグを交換する

駅馬車が出発するが、実はその前にジムの指金の荷馬車が走っている。

駅馬車は次の駅に到着する。ジムの荷馬車はその前に到着しているが隠れている。

駅に到着すると、乗客とジョンは駅となっている建物に入る。荷馬車がそばに来て、偽金塊バッグと荷馬車に積んでいたバッグを交換する。

荷馬車はセントラルシティに戻る。乗客やジョンが休憩を終わって出てくる。ここでビルは「セントラルシティに戻る」と言う。ジョンは不満だが、ビルは押し切る。

◆ 偽金塊バッグは元に戻る

ビルは馬を飛ばしてセントラルシティに戻る。近道をして荷馬車を追い越す。

ビルは(酒場の二階の)ジムのオフィスに入る。荷馬車が戻ってくるのを待つ。

荷馬車が戻ってきてバッグが運び込まれる。中が開けられるるが、中は石っ!

ビルが拳銃を出してみんなを脅す。しかしスキを見て殴りかかられて、格闘・銃撃戦となる。

結局ビルがみんなを制圧する。サムはビルを撃とうとするが撃てない。ジムたちが逮捕される。

補足。金塊はどうしたのか?実は馬車の後部のトランクに入っている(笑)。

◆ ラスト

ビルとエリザベスは結婚した。馬車で出発する。「Just Married」の表示。御者はサム。馬車は走り去る。
 


■ 出演作

ジョン・ペイン
(1946)センチメンタル・ジャーニー/Sentimental Journey
(1946)剃刀の刃/The Razor's Edge
(1947)三十四丁目の奇跡/Miracle on 34th Street
(1950)大城塞/Tripoli (1950)
(1952)カリブの海賊/Caribbean
(1953)アリバイなき男/Kansas City Confidential
(1955)対決の一瞬/Tennessee's Partner
(1939)太平洋の翼/海の荒鷲/Wings of the Navy
(1953)七つの海の狼/Pirates of the Seven Seas
(1955)デンヴァーへの道/The Road to Denver
(1946)目覚めと夢/Wake Up and Dream
(1953)南部魂は消えず、立ち向かう男/THE VANQUISHED
(1951)六人の脱獄囚/Passage West
(1953)七つの海の狼/Raiders of the Seven Seas
(1954)ララミーへの鉄道:縄張りを荒らすな/Rails Into Laramie
(1951)欲望の河/Crosswinds
(1954)逮捕命令:正当防衛の殺人の証明/Silver Lode

モナ・フリーマン
(1949)女相続人/The Heiress
(1952)天使の顔/Angel Face
(1949)テキサス決死隊/Streets of Laredo
(1955)デンヴァーへの道/The Road to Denver
(1952)挑戦者/ボクシング映画/Flesh and Fury
(1949)Dear Wife
(1955)恐怖の影/Shadow Of Fear/Before I Wake
(1957)ドラゴン砦の決戦/Dragoon Wells Massacre
(1946)ジギー・ブレナン/That Brennan Girl
(1961)二つの世界/The Two Worlds Of Charlie Gordon
(1950)銅の谷/Copper Canyon
(1947)恋文騒動/Dear Ruth/
(1951)Dear Brat
(1950)私は万引き/I Was A Shoplifter
(1950)烙印/牧場主の行方不明の息子を探す/Branded
(1947)母はタイツを穿く/Mother Wore Tights
(1944)女性市長と彫刻家/Together Again