Joan Fontaine

出身地:東京

誕生日:1917年10月22日~死亡日:2013年12月15日:96歳

身長:160cm

配偶者:
Brian Aherne(1939~1945) 離婚
William Dozier(1946~1951) 離婚
Collier Young(1952~1961) 離婚
Alfred Wright Jr.(1964~1969) 離婚
 


姉のオリヴィア・デ・ハヴィランドとともに東京生まれ。ジョーンは再度日本に来て、日本のアメリカンスクールを卒業している。

私個人の感想を言えば、演技力はともかく出演作はオリヴィアに比較して恵まれたと言ってもよいだろう。

可愛いだけではなく、わりと悪役をしている。例えば「アイヴィー、三股浮気女の殺人計画」「生まれながらの悪女」。どちらもおすすめ。

「不時着結婚」。コメディ。相手はジェームス・ステュアートなのだが、非常に面白い。

「デカメロン夜話(海賊パガニノ、道徳の賭け、医師の娘)」は「忘れじの面影」と同じくルイ・ジュールダンとの共演だが、こちらはコメディ。大推薦。

それからおすすめなのが「情炎の海/若き人妻の恋」。「レベッカ」と同じくダフニ・デュ・モーリエが原作。ジョーンが海賊となって活躍する。

ジョーンの活躍当時に大量生産された西部劇映画にはまったく出演していない。また同じく大量生産された犯罪映画にも出演していない。

なお「フォンテイン」は母親の再婚後の姓。


出演作

■ (1935)男子牽制/No More Ladies


■ (1937)A Million to One


■ (1937)偽装の女/Quality Street


■ (1937)The Man Who Found Himself


■ (1937)You Can't Beat Love


■ (1937)Music for Madame


■ (1937)踊る騎士/A Damsel in Distress


(1938)金持ち息子との押し付け結婚を嫌ったシーラは牛乳配達とラヴラヴに
ジョーン・フォンティン。
ハリソン家は昔は裕福だったが、今は落ちぶれている。そこで母親はシーラを金持ちの息子ウォーリーと結婚させようとしている。だがシーラはウォーリーが嫌いである。
アーレン乳業会社の息子ビルは父親との約束で牛乳配達をしている。ハリソン家に配達に来てシーラに惹かれたが、シーラに物を投げつけられた。だがしばらくして二人はデートをするようになった。


■ (1938)Blond Cheat


■ (1938)大空に賭ける/Sky Giant


■ (1938)The Duke of West Point


■ (1939)ガンガ・ディン/Gunga Din


■ (1939)Man of Conquest


■ (1939)ザ・ウィメン/The Women


(1940)レベッカ/Rebecca
ジョーン・フォンテイン、ローレンス・オリヴィエ、ジュディス・アンダーソン
マリアンはマンダレーに広大な土地を持つマキシムと出会い結婚した。マキシムは一年前に妻のレベッカを亡くしていた。
マンダレーではレベッカの付き人だったダンヴァース夫人が取り仕切っており、マリアンにはレベッカと比較する形で何かと注文を付けた。マリアンは、次第に追い詰められていく。
マキシムは優しいが、突然に怒り出すことがあった。
マリアンは、海岸で放置された小屋を見つけた。後ほど、その小屋はレベッカの死亡原因と関係があると判明した。
 


(1941)断崖/Suspicion
ケーリー・グラント、ジョーン・フォンテイン
リーナはジョニーと結婚した。しかしジョニーが無一文であることが判明。
ジョニーは従兄の会社に勤めたが、そこで横領をした。また止めたはずの競馬も続けていた。
ジョニーは友達のビーキーと土地開発を計画したが頓挫。さらにジョニーのビーキー殺害疑惑が浮上した。リーナをも殺そうとしているようである。
 


(1942)純愛の誓い/ This Above All
タイロン・パワー、ジョーン・フォンテイン。
1940年、戦争中。プルー(ジョーン・フォンテイン)は女子補助航空隊(WAAF)に入隊した。同僚の隊員に紹介されてクライヴ(タイロン・パワー)という男性と知り合った。
休暇を利用してプルーはクライヴと旅行に出かけた。しかしクライヴは姿を消した。
クライヴは脱走兵だった。帰隊しようとしたが、空襲でケガをして病院に運ばれた。それを知ったプルーも病院に駆けつけた。


■ (1943)永遠の処女/The Constant Nymph


(1944)ジェーン・エア/Jane Eyre
ジョーン・フォンテイン、オーソン・ウェルズ。
孤児のジェーン(ジョーン)はオバの家と寄宿学校で育った。いずれも過酷な生活であった。
ジェーンは家庭教師の仕事を見つけた。対象の子供は問題なかったが、主人のエドワード(オーソン)は人に言えない悩みを隠しているようだった。
また屋敷の中で、奇怪な女性の声が聞こえた。エドワードはブランシェという女性と結婚するはずであったが、ブランシェは立ち去った。
エドワードとジェーンは結婚することになったが、ここでエドワードに妻がいることが判明した。


(1944)情炎の海/若き人妻の恋/Frenchman's Creek
ジョーン・フォンテイン、ラルフ・フォーブス、アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
ドナ(ジョーン)は夫(ラルフ)と喧嘩をしてナブロンの別荘に来た。そこでジャン(アルトゥーロ)と言うフランス人の海賊に出会った。

ドナはジャンたちの作戦に参加した。このままジャンと一緒に暮らすべきかを迷った。

夫も別荘に来て他の貴族たちと一緒にジャンたちを罠にかけてジャンを捕らえた。

ドナは牢獄に侵入してジャンを解放した。
 


(1945)スーザンの選択/The Affairs of Susan
ジョーン・フォンテイン、ウォルター・アベル、ジョージ・ブレント、ドン・デフォー、デニス・オキーフ。
リチャードはスーザンと結婚する予定。しかしバーティに出席すると、三人の男性がスーザンの前に現れた。リチャードは三人の話を聞いた。
三人が話すスーザンのイメージが非常に違っていた。しかしそれよりも三人ともまだスーザンに好意を抱いているようであった。
スーザンは誰にするか、改めて選択を迫られた。


■ (1946)小さな愛の日/From This Day Forward


(1947)アイヴィー、三股浮気女の殺人計画/Ivy
ジョーン・フォンテイン、ハーバート・マーシャル

アイヴィーと夫のジャーヴィスの家計はひっ迫していた。それは主にアイヴィーの浪費癖が原因。

しかしアイヴィーは反省する気はさらさらない。おまけに浮気をしている。

アイヴィーはジャーヴィスを殺害して、それを浮気相手のロジャーの仕業に見せかけようとした。


(1948)忘れじの面影/Letter from an Unknown Woman
ジョーン・フォンテイン、ルイ・ジュールダン
ウィーンに住むリザはアパートに引っ越してきたピアニストのステファンに夢中になった。
リザはリンツに引っ越したが、18歳になってウィーンに戻りステファンに会った。その時に妊娠した。
ステファンはミラノに行ったが戻らず、その後リザは結婚した。
後年リザは落ちぶれたステファンに会った。しかしステファンはリザのことをまったく憶えておらず、リザはステファンと別れた。
 


■ (1948)皇帝円舞曲/The Emperor Waltz


(1948)不時着結婚/You Gotta Stay Happy
ジェームス・ステュアート、ジョーン・フォンテイン
大金持ちのダイアナ(ジョーン)は、せっつかれて結婚をした。しかしもともと気が進まない結婚である。 新婚旅行時にホテルの隣の部屋に逃げ込んだ。つぶれそうな航空会社を経営しているマーヴィン(ジェームス)の部屋。
マーヴィンの飛行機に乗って行ったが不時着した。


■ (1948)暴れ者/Kiss the Blood Off My Hands


(1950)旅愁/September Affair
ジョーン・フォンテイン、ジョゼフ・コットン
デイヴィッドは旅先でマリアンヌと出会った。妻がいるがマリアンヌに惹かれた。
二人は帰りの飛行機に乗り遅れたが飛行機が墜落し、二人の死亡が報道された。
二人は、そのまま一緒に暮らした。幸せであった。
しかし次第に退屈が忍び寄ってきた。またデイヴィッドの妻が訪ねてきた。


■ (1950)生まれながらの悪女/Born to Be Bad


■ (1951)Darling, How Could You!


■ (1952)生きるためのもの/Something to Live For


■ (1952)オセロー/Othello


(1952)黒騎士:アイヴァンホー:サクソンとノルマンの対立/Ivanhoe
ロバート&エリザベス・テイラー、ジョーン・フォンテイン。
ノルマン人とサクソン人が対立するイングランド。ノルマン人のリチャード獅子心王は十字軍の帰途、オーストリアで捕えられた。
その間ジョン王子がイングランドを支配し悪政を行った。アイヴァンホーはサクソン人ではあるがリチャード王を助けようとする。
だがジョン王子が妨害する。アイヴァンホーを恋人のロウィーナ姫とユダヤ人のアイザック父娘が助け、さらにロビンフッドたちも立ち上がる。


(1953)デカメロン夜話(海賊パガニノ、道徳の賭け、医師の娘)/Decameron Nights
ルイ・ジュールダン、ジョーン・フォンテイン
デカメロン夜話から三作を映画化したもの。
1.[海賊パガニノ]妻が海賊にさらわれるが、結局妻は海賊を好きになる。
2.[道徳の賭け]夫に殺されそうになった妻が、命拾いして男装し、最後に夫を反省させる。
3.[医師の娘]女性医師が結婚するが夫は姿をくらました。医師は罠を仕掛けて夫に再会する。
 


(1953)熱砂の大脱走/Flight to Tangier
ジョーン・フォンテイン、ジャック・パランス、コリンヌ・カルヴェ。
モロッコ・タンジールの空港に300万ドルを積んだ飛行機が到着する。
何人もの人間がそれをみている。しかし飛行機は墜落し、炎上・爆発した。
夜になってアメリカ政府のエージェント、スーザン・レイン(ジョーン)は飛行機の残骸に近づいた。そこにはギル・ウォーカー(ジャック)がいた。
二人は警察に連行されるが、その後、二人は正体不明の一団に襲撃され、途中で知り合ったニッキー(コリンヌ)とともに一味から逃げ回る。


(1953)二重結婚者/The Bigamist
エドモンド・オブライエン、ジョーン・フォンテイン、アイダ・ルピノ
監督はアイダ・ルピノ。 ハリー(エドモンド)はロスアンジェルス出張中にフィリス(アイダ)という女性と付き合い始めた。
一方妻のイヴ(ジョーン)は養子を貰う話を進める。ハリーはそれを知っているが、ズルズルとフィリスと付き合っている。
 


■ (1954)豪傑カサノヴァ/Casanova's Big Night


■ (1956)愛のセレナーデ/Serenade


■ (1956)条理ある疑いの彼方に/Beyond a Reasonable Doubt


(1957)日の当たる島/Island in the Sun
ジョーン・フォンテイン、ハリー・ベラフォンテ
カリブ海に浮かぶ島で三組の白人と黒人の恋愛が進行する。
 


(1957)出征するまで/Until They Sail
ジョーン・フォンテイン、ジーン・シモンズ、パイパー・ローリー、サンドラ・ディー。
戦争中、ニュージーランドに住む四姉妹。アメリカの海兵隊が駐屯してくる。
長女アンは独身。リチャード・ベイツ大尉と付き合い、妊娠出産する。
次女バーバラは結婚しているが、夫はすでに死亡している。
三女デリアは結婚したが夫は出征。アメリカ人と付き合い始める。夫が戻ってきて離婚を要求する。


(1958)ある微笑/A Certain Smile
クリスティン・カレル、ロッサノ・ブラッツィ、ジョーン・フォンテイン。
ドミニクは恋人のバートランドのオジのルックと出会った。ドミニクはルックに惹かれ、ルックはドミニクを誘った。 ルックには妻がいて、またドミニクは躊躇しつつも、二人の関係がズルズルと続いた。


(1961)地球の危機/Voyage to the Bottom of the Sea
ジョーン・フォンテイン、ウォルター・ピジョン、ピーター・ローレ、バーバラ・イーデン
ヴァンアレン帯の異変により地球全体が異常な高温となる。
原子力潜水艦シーヴュー号はグァム沖からヴァンアレン帯に向けて核ミサイルを発射して解決しようとグァム沖に向かう。
しかしいろいろな障害や攻撃が発生する。艦内からもハリマン・ネルソン提督の責任能力について疑問が湧き上がる。
 


■ (1962)夜は帰って来ない/Tender Is the Night


(1966)影なき裁き/The Witches
ジョーン・フォンティン
グウェン・メイフィールドは伝道活動の一環としてアフリカで教師をしていた。
しかしそこは魔術などが蔓延る土地で、いろいろなことが発生し、グウェンは神経衰弱になってしまった。
イギリスに戻ったグウェンは、また教師をしたが、その学校でも、生徒が奇怪な儀式を行っていた。背後に誰かがいると思われた。

 


 

情炎の海

 

断崖

忘れじの面影