自分の感情に責任を持つ
おはようございます。自己実現を繋ぐ心理カウンセラーの井手章紀(いであきのり)です。私たちは生きているうちに様々な感情を抱きます。喜んだり、悲しんだり楽しんだり、怖くなったり、嬉しくなったり、腹が立ったり…。抱いて気持ちのいい感情もあればやはり苦しい感情もあります。そんな苦しい感情を苦しい感情として自分の中でしっかりと寄り添い感じることが心地よい本当の自分の人生を歩んでいくためには大切なのですがそれをしている方は少ないように私は感じます。では、どうやってその苦しい感情たちを処理しがちかというと人に直接その感情の赴くままぶつけたり間接的に愚痴や自虐などで相手に自分の感情を肩代わりさせようといったことですね。愚痴や自虐、悪口等誰かに言ったときその後すごく気が楽になったということはありませんか?また直接感情をぶつけた後も大きな声では言えないけれどすっきりしたという経験も正直したことってありませんか?それらは自分が抱えきれない感情を誰かに押し付けてしまっている状態です。押し付けたから気が楽になったし時には相手からエネルギーをもらって余計力がみなぎったということもあるかもしれません。勿論ですがそれらが決して悪いというわけではありません。ただ、それでは本当の心が楽という状態からは遠くなってしまうと私は考えています。誰かに感情をぶつけるのは一時的には楽かもしれませんがそれは何かしらの形で自分に戻ってきます。なぜならそれは自分が出した感情だからです。自分の出した感情はどういう形であれちゃんと返ってきます。攻撃、困らせ、不満、陰口、嫉妬、不安など意識的であれ無意識的であれ誰かに感情を押し付けようとしている限りそれらが余計に自分や他者に沸き上がってきたり見えてきてしまい、一見押し付けたから楽なようで実は余計に苦しんでいる状態が繰り返されてしまうのです。もうそれが楽しいと割り切っている方なら問題ありませんが本当に心地よい状態で生きていきたいのにこれを繰り返してしまうのはやはりつらいと思います。今後の人生を誰かを敵にせず、ただ心地よい状態で進んでいきたい方は、自分から湧き上がった感情に対して責任を持つということ、これをまずは意識してください。自分の感情は自分が責任をもって寄り添い、感じていく、それに慣れてくるとたとえ別の誰かから感情を押し付けられてもきっぱりと断ることができます。断るといってもそれを言葉にするのではなくニュートラルに凛とした態度で接するようになるためそういったことも自然に減ってくるのです。自分が出した感情にしっかりと責任をとる意思があるからこそ無責任な感情の押し付けに対してもニュートラルな対応ができるこれを今日は知ってください。あなたの感情を肩代わりしてくれる人は残念ながらいません。でも、自分の感情に対する責任をとる、そのためのサポートはできます。このブログはその一つです。まずは、自分の感情がどのように揺れ動いているかそれをどのように処理しているかその流れを客観的に見ようとしてみてください。イライラをぶつける、愚痴、自虐、悪口などそれらを客観的に見てみるとその中に自分の感情に対するパターンが見つかります。それを一つ一つ丁寧に見てみると自分がどんな感情を避けようとしているのかしっかりと見えてきますよ。まずは自分の避けている感情を知ってください。どれを避けているから何か問題があるとかはありません。ただ、得意な感情、苦手な感情がある個性の一つとして捉えていただけると感情に対する良い悪いといったラベルも剝がれてきますよ。どんな感情もその人から生まれた大切なかけがえのない存在だということを忘れないでくださいね。≪個人カウンセリングの申し込みは下記リンクからお願いします。質問も随時募集中です。≫個人カウンセリングについてはこちらご質問、ご要望はこちら(初めて投稿する際はこちらをご一読下さい。)≪出版している本のお知らせ≫『良い人』という名の幻想 ~内なる闇と統合し、本当の自分を生きる~(上記リンクをタップすると内容に関する記事に飛びます。)Amazonの詳細はこちら楽天の詳細はこちら三省堂書店の詳細はこちら(paypayモールのサイトになります。)詳細は上のボタンを押していただくと、指定の通販サイトの本書の紹介ページに飛ぶことができます。最後までお読みいただき、ありがとうございます。