おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

皆様は誰かや何かに期待したことはあるでしょうか?

 

 

相手にこうなって欲しい、

 

逆にこうなって欲しくない、

 

思い通りに事が進んでほしい等様々あると思います。

 

 

ただ、その期待が強くなればなるほど

その期待している事象に

私達は振り回されます。

 

 

自分の期待通りになっているか否かを

いつも考え、見張れるものであれば見張り、

 

その結果、自分の期待通りなら喜び

そうでないなら悲しんだり、腹を立てたりします。

 

 

ここまでの一連の流れは

誰しも辿ったことがあるでしょう。

 

 

そして、この一連の流れに

どこか疲れというものは感じていないでしょうか?

 

 

それが期待通りの時は良いけれど、


期待外れであった時の

 何とも言えないもどかしさや怒り

時には声を上げて泣いてしまうことも

あるかもしれません。

 

 

そういった感情はすごく大切なのですが

この外の事象に対して感情が上下し続けている状態というのは

 

やはりどこか疲弊してしまいます。

 

 

私としてはやはり期待というのは

生きやすい人生を進んでいく際には

手放していくものなのかなと思います。

 

 

そもそもこの期待というのは

 

たとえ自分の期待通りに進んだとしても

そうでなかったとしても

 

その期待している時間というのは

自分の人生に集中ができていません。

 

 

その分、外に目が向き

不安定な状態に自分を置いてしまっているのです。

 

 

ただ、このように言うと

他人に期待しない=自分ですべて抱え込む

という選択をしてしまうことがあります。

 

 

しかし、それは違います。

 

期待しないという選択をしている時点で

人はどこかでそのことに対して期待したいのです。

 

だから期待しないという選択ができます。

 

 

そういった状態ですと

 

潜在意識では期待したいのに、

 

表層意識ではそれを否定して

期待しないように期待しないように…という

 

二重拘束状態のため

ただ期待に振り回されていた以上に苦しくなります。

 

 

それにこういった状態では

期待に振り回されている人を見ると

見下したり攻撃したくなります。

 

 

余計に人生が

楽に心地よいという状態から離れていますね。

 

 

 

じゃあどうすればいいのかという話ですが

期待することを否定するのではなく

許してあげるのです。

 

 

その上で期待に振り回されているなら

その期待している自分に気づき、認め受け入れ

そして手放していく

 

これが必要だと私は考えています。

 

 

まず期待を手放していく必要があるからといって

人生から期待を排除することは違います。

 

 

期待があるから得られる経験もあります。

 

 

自分の人生が心地よくなるために、

 

心地よくないものすべてを排除したり

不正解な選択をすべてなくすことが

 

いいわけでは決してないのです。

 

 

 

改めて期待というのは

確かに手放していった方がいいものだと

私は思います。

 

 

ただ、だからと言って

期待をすべて無くそうと排除するのではなく

 

期待する自分を認め受け入れ

そのうえで期待が苦しくなっているなら手放す

 

その結果、期待が少なくなっていくのです。

 

 

私もこのように書いていても

生きている中でやはり期待してしまっているなと

自省することは少なくありません。

 

 

でも、だからダメと否定することなく

期待を認め受け入れ、

 

そして期待のうちにある

本当の想いに気づいていくようにしています。

 

 

実際期待していることというのは

表面上のもので

 

その奥には本当に満たしたい感情があるのです。

 

そこを満たしていくと

少しずつ期待は減っていきます。

 

 

皆様もまずは自分の期待していることに

気づいてみてください。

 

 

そのうえで振り回されていると

感じているなら手放してくことを意識してみてください。

 

 

期待を認め受け入れたうえで手放していく、

 

すると、自分や他人の期待を見ても

心は揺れ動くことはありません。

 

 

また今まで期待を見張るために

外を向いていた視線が

 

目の前の今に向き、

自分の人生に集中するようになります。

 

 

そうして自分の人生に集中して選択したことというのは

 

たとえそれが期待通りであろうとなかろうと

いい意味でどうでもよく

 

どういう結果であろうと

その結果を受け止めたくなるのです。

 

 

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