おはようございます。
自己実現を繋ぐ
心理カウンセラーの井手章紀
(いであきのり)です。
「あれが手に入ったら幸せ」
「あの人と一緒に居られれば幸せ」
このように何か(ものや関係性など)が
手に入ったら幸せと言う感覚を持っていませんか?
確かにそういった存在が手に入ることで
気持ちは高揚すると思いますが
その高揚はずっとは続きません。
どこかで飽きだったり
そのものや関係性に対する不満が出てきます。
そして、その飽きや不満を解消するために
別のものや関係性を求めて
「その別のものや
関係性が手に入ったら幸せ」
というようなループをしてしまうのです。
勿論ですが、ここで仮に
別の存在が手に入っても
このループは終わることはありません。
人は今自分に在る幸せに気づかない限り
本当の意味で幸せになることも
幸せをそもそも感じることもできません。
一時何かを手に入れて幸せを感じられたとしても
そういった不満や愚痴、別の存在への期待によって
結果的に不幸せと感じる感覚や時間のほうが
強くなってしまうのです。
それが不幸せ慣れとなり、
その慣れが別の方の幸せを阻害してしまうこともあります。
皆様は自分の中で幸せを感じる時間と
不満や不幸せ、他人や物への過度な憧れや期待する時間
どちらのほうがあなたは日常の中で
感じる時間が多いでしょうか?
勿論ですが、他人の悪口や嫉妬、
愚痴を言ったり考えたりする時間も後者です。
他人にそういったことで目が向いているときは
自分の中の心地よい幸せに
目を向けられているわけないですからね。
しかし、自分の今在る幸せに目を向けよう
と言っても
どうしても極端な考えをしてしまうことがあります。
やけくそで
「はいはい、これが幸せですよ」と言ったり
無理に「今自分は幸せなんだ」と
言い聞かせてみたりすることがありますが
そうではありません。
日々の中で
「いつも使っているこの布団安心できるなあ」とか
「この空調当たり前だと思ってたけど
すごくありがたいことなんじゃないか」とか
ちょっとした気づきに
目を向けてほしいのです。
ただ、こういったことはどうしても
言われると綺麗事のように感じられるかもしれません。
なのでこの記事では
まず幸せを求めて何かを手に入れても
その幸せは長く続かないことに
気付いてみてください。
例えばものを買うまでが楽しかったりするのは
この典型的な例ですね。
勿論、これが悪いわけではなく
そういうものだと気づいたうえで
買うのはありだと思います。
一時の喜びだとわかっていても
欲しいものはありますから。
ただ、そうやって外に求めることが減ってくると
自然と物や人を過剰に求めることは減っていき
求める存在が厳選されていきます。
自分の幸せに気づいたうえで
欲しいものや築いていきたい関係性が
分かるようになっていきます。
改めてこれが手に入ったら幸せと感じるもの全ては
仮に手に入ったところで
その瞬間は喜んだり楽しんだりするかもしれませんが
すぐに飽きます。
その喜びがずっと続くことはありません。
その幸せの感覚にしがみつこうと思っても
去っていきます。
それに気づいたうえで求める際は
求めてください。
そして、少しでも構いませんので
今自分に在る幸せに目を向けてみてください。
その意識が積み重なっていくと
幸せに対する過度な思いは減り、
日々の生活が実は幸せにあふれていたことに
気づいていきますよ。
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