おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

皆さん誰しも『失敗』はしたくないですよね。

 

 

失敗しないように日々の中で

大なり小なり何かしら気を付けて

行動されている方がほとんどだと思います。

 

 

ですが、それでも今までで

一度も失敗をしたことがないという方は

おそらくいないと思います。

 

 

そんな失敗をした時に

皆様はどういった対応をしていますか?

 

 

失敗を反省する、

 

失敗した自分を責める、

 

失敗を学びに変える、

 

失敗をばねにして行動するなど

様々だと思います。

 

 

ただ、今日はそういった行動の前に

皆様に一つやってほしいことがあります。

 

 

それは自分のした失敗を

自分を責めることなく客観的に見て

 

その際に湧き上がる感覚や感情に

目を向けて、しっかりと感じ切るというものです。

 

 

多くの方がこれをやっていないと私は思います。

 

 

なぜ、このような提案をするかというと

失敗はその時の感情や感覚を無視し続ける限り

 

いくら反省してもそれをばねに行動しても

その失敗を繰り返してしまうのです。

 

正確にいうと

その失敗した際に出てくる同じような感覚や感情が

 

時や場所、人や物を変えて

本質的には同じことが繰り返されてしまうということです。

 

 

全然違う出来事でも

似たような感情や感覚を抱いたことってありませんか?

 

 

うれしいこと、心が温かくなること

モヤモヤすること、イライラすること

 

特にこれは避けている感覚や感情に対して

この傾向が強く

 

惨めを避けていれば

自分や他人が惨めに感じられるような体験を

 

多くしてしまうということです。

 

 

 

また、こうした失敗についての話をすると

失敗なんてない、すべて学びだと

 

考えられている方もいらっしゃいます。

 

 

勿論、そういった前向きな考え方を

否定するつもりはありません。

 

 

ただ、失敗したという事実を避けるために

そういった前向きな考え方で

 

自分を抑圧していませんか?

 

 

その考え方も大切なのですが

その考え方を使って

 

自分や他人の感覚や感情を

追い詰めるのは本末転倒です。

 

 

 

私は失敗はあると思っています。

 

 

どれだけ学びだといっても

最初に自分の中で失敗と認識したら

 

やはりそれは失敗なのだと思います。

 

 

ただ、その失敗を自分の中で

しっかりと感じ切り、そして次に生かすことで

 

失敗に対して

強い嫌なイメージというのが

 

減っていくとも同時に思っています。

 


今の社会では失敗に対してどうしても

 

恥なもの、

なければ素晴らしいもの

 

として捉えられてしまっているのが

現状です。

 

 

少しの失敗でも

それでなんとなく居づらくなったり、惨めな気持ちになったり

 

それを感じたときに

「もう絶対こんな気持ち味わうものか」という誓いで

 

余計失敗に対しての嫌なイメージを

強化してしまったりすることもあります。

 

 

そうなっていると他人の失敗に対しても

 

必要以上に厳しく接したり

 

心の中で馬鹿にしたり

 

「私ならこんな失敗はしない」と優越感に浸ったり

 

あえて距離をとって惨めさを際立たせたりする等

(少し言い過ぎかもしれませんが)

 

こういったことを

意識的にも無意識的にもやってしまいかねません。

 

 

勿論、失敗しまくることが

いいことだとは思いません。

 

 

やはり失敗したことに対して

 

改善できるところや学びは

次に生かしていく必要があります。

 

 

ただ、その前に

苦しいかもしれませんが

 

その失敗した際に湧き上がる

何とも言えない惨めさや苦しさを

 

しっかりと感じてみてください。

 

 

これを避けるから

人は失敗に対してネガティブなイメージを抱きますし

 

失敗を避けようと拗れた考え方を

持ってしまうこともあります。

 

 

私もずっと失敗を必要以上に

避けてきた人間です。

 

 

失敗しないために

自発的な行動をいつも避け、

 

そして、何か自発的に行動して失敗した人を

いつも心の中で馬鹿にしてきました。

 

 

ただ、そんなことをしていると

勿論ですが、心はどんどん荒んでいきました。

 

 

失敗に対して過敏になり

いつも自他を見張った生活をしていましたね。

 

 

 

人はどれだけ頑張っても

気を付けていても失敗する時は失敗します。

 

 

そして、その失敗からしか学べないこともあります。

 

 

気づけない感情や感覚があります。

 

 

それを体験しなけば伝えられないことがあります。

 

そのことを忘れないでください。

 

 

改めて失敗したこと、失敗した自分、

それを次に生かす前に

 

まずはありのままその事実を認め受け入れ

その時の感覚や感情を

 

自分の中でしっかりと感じ切ること、

 

それができるようになると

人は失敗というものに対して

 

ニュートラルに受け止めることが

できるようになります。

 

 

すると他人の失敗に対しても寛容になり

次の相手の行動を信じられるようになります。

 

 

その一つ一つが

互いの次の成長や学び、そして歓びにつながり

 

結果として

失敗が惨めや苦しさの象徴ではなく

 

ただの一つの学びとして

受け入れられる社会になっていくのだと

 

私は思います。

 

 

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