おはようございます。

 

自己実現を繋ぐ

心理カウンセラーの井手章紀

(いであきのり)です。

 

 

私は小さいころから

自分がいなければいいといつも思っていました。

 

 

怖がりでいつも母を困らせ、

そんな中で母に良かれとしようとしたことは

 

それが母の助けになることよりも

結果的に母の負担になることばかり。

 

 

勿論、子供なら仕方のない所もあるかもしれません。

 

ですが、当時の私は

「わたしが何かしたらまた迷惑をかける」

それをいつも思っていました。

 

 

そして、自分の言動がいつも

余計な事という認識でした。

 

 

私の言動で少しでも

相手が不快そうな顔をしたり

(それが実際には

自分に向けられたものでは

無かったことであっても)

 

何かうまくいかないことがあったりすると

(実際は私の言動が関係なかったとしても)

 

「私が余計なこと言ったから」

 

「私が余計なことしたから」

 

「言わなければもっと円滑に進んだのに」

 

「自分がやったから1テンポ遅れたんだ…」

 

 

すべての事象の

うまくいかない原因は私にあり、

 

私という存在は自分以外の素晴らしい世界に

存在する余計な存在。

 

 

お前がいるから世界が悪い方向に進む、

 

そんなことをいつも本気で思っていました。

 

 

 

その結果、その思いを表現するがごとく

本当に余計な言動が増えていき

 

それでまた自分を責めることを

繰り返していきました。

 

 

いつも何かしら後悔したり

悩みを抱え続けていました。

 

 

 

 

私たちの意識は意識を向けたことを

現実化させます。

 

 

自分は余計な言動をすると考えていれば

余計な言動をするし

 

余計な言動をしないようにと気を付けても

余計な言動をします。

 

 

なら、意識を向けないようにといっても

意識は余計向いてしまいますね。

 

 

この状況を変えていくには

いつも言っていることですが

 

まず、自分がこの現実を

わざわざ創っていることに気付くことです。

 

 

そして、どうしてその現実を

わざわざ創っているか、

 

そのメリットや

そこで無意識に避けようしている感覚や感情に気付くことです。

 

 

私は自分がしたこと全てを

余計な事に位置付けておくことで

 

たとえ自分が本気で取り組んだことが

受け入れられなかったりうまくいかなかったときの

 

あの何とも言えない惨めさと悲しみ、

そこで周りから浮いている感覚、それをずっと避けていました。

 

 

「余計なことをしたから受け入れられなくて当然だよね

むしろ、やったこっちが害悪だよね」

 

そんな風に思っておくことで

誰から何と言われようと傷つかなくて済みました。

 

それが自分を守る方法でした。

 

 

でも、これは本当に悲しいやり方です。

 

誰かから傷つけられないようにする代わりに

自分が自分を傷つけるというやり方ですから。

 

 

 

私は自分がした言動が

たとえ本当に余計な事だったとしても

 

そこに至る思いは大切にしてほしいと思います。

 

 

私はその大切な自分の思いを踏みにじり

自分を縛り続けた結果

 

何事も自分から行動することが怖くなりました。

 

 

また、誰かに迷惑をかけるのではないか

 

やったことで余計なひと手間がかかるのではないか

 

 

見えない普通と完璧を兼ね備えた存在を提示して

そうではない言動を一つでもする自分を

 

見つけ出していつも責めていました。

 

 

それで仮に余計なことがなかったとしても

 

「もっとスムーズな方法があっただろう」

 

「この一言、この行動はしなくてよかった」等

 

うまくいったことであっても

絶対に普通や完璧と違うところを見つけて

 

一人反省会という名の自分責め会を行っていました。

 

 

 

人は本質が変わらなければ

外がどれだけよかろうと悪かろうと関係ありません。

 

同じようなことをしようとします。

 

 

自分を責めたい方は

うまくいってもうまくいかなくても

自分を責めます。

 

 

だから余計なことをしてしまったとしても

それを生かすことはあれど、ご自身を責めないでください。

 

 

そういったことで責められている方の多くは

ご自身を責める理由をいつも心のどこかで探しています。

 

 

ご自身を責めることで何を欲しているのか

何から目を背けているのかを

 

一度考えてみてください。

 

 

なんとなくそれで頭に浮かんだことや

ふと見えた文字や聞こえる言葉が

 

意外とそれらを見つける鍵だったりします。

 

 

それが見つけられると

また同じような状態に出会っても

 

「あ、これを求めているのね」と

冷静で客観的に判断して、

 

言動をすることができるようになります。

 

 

余裕があればその避けている感覚や感情に

自分から浸って感じてみてください。

 

 

正直タイミングはあれど

最終的に一番楽になる方法は

 

避けている感覚や感情に

気づき、少しずつ感じていくことだと私は思っています。

 

 

ただ、それも無理やりやれば

自分を責める道具に使うだけですので

 

少しずつ、自分のペースで

でも着実に行っていくことが大切だと感じています。

 

 

ただ、まずはそんな自分に気付くことです。

気づかなければ何も始まりません。

 

 

いつの間にかメリットになっていること

目を背けていること、

 

それはどれだけ正当性や意味があるものでも

どこかで自分の言動を縛ります。

 

 

皆様も心地よく楽に生きていくために、

自分の中に在る様々な感覚や感情に

 

是非気付いてみてくださいね。

 

 

 

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