私の奴隷になりなさい | 記憶のための映画メモ

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ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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私の奴隷になりなさい


2012年/日本/95分
監督:亀井亨
出演:壇蜜、真山明大、板尾創路、他
おすすめ度(5点中) → 1.3


――― あらすじ ―――――――
出版社に転職した若い男が、職場の先輩で清楚な印象の人妻、香奈にひと目ぼれする。彼女を落とそうと決意するも、まるで相手にされず諦めかけたとき、突然彼女のほうから“今夜セックスしましょう”と誘ってきた。以来、戸惑いつつも彼女に誘われるまま体の関係を続ける男。やがて香奈の自宅に招かれた男は、彼女の本性を知ってしまう。彼女は先生と呼ばれるご主人様に調教され、凌辱されることに悦びを覚えた彼の奴隷だったのだ。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――
壇蜜目当てで観たんですが……、エロい描写があるのに睡魔が襲ってきましたよ(笑)。


出版社に転職した“僕”は、職場の先輩・香奈にひと目ぼれ。なんとか口説き落とそうとするが全然相手にされない。

が、ある日突然彼女から“今夜セックスしましょう”というメールが届く。


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▲いきなりの逆アプローチにびっくりする“僕”だったが、いざ始まるとビデオカメラで撮ってほしいというではないか。

この女ヘンタイだな。緊張もあって、“僕”は速攻で果ててしまうんですが、

その後も奇妙なエロ関係が続いていくんですね~。


はい、まずこの“僕”っていう存在なんですが、とてもチャラチャラしています!

冒頭である女の子(大学生かな?)とHしてて、その後自分の先輩の彼女ともやっててね、

そんな野郎だったもんで、

転職したばっかりの出版社で壇蜜演ずる清楚な香奈にひと目ぼれしようが、もうどうでも良くて……(笑)。

奴(奴呼ばわりw)が香奈に言い寄る時も、軽いのなんの。実は演出が下手なだけな気もするんですが、

とにかく彼が「今夜セックスしましょう」と香奈からメールを受け取っても、

原作を読んだときはその文面にニヤリ(`∀´)としたものですが、今作の場合何も思わないわけですよ。

ここのフックが弱いことが致命傷でしたね~。もっと素朴な人を据えればよかったのに。

何気に“僕”が絵描きを目指している風の夢追い人って設定も取って付けたようで蛇足でした。


んで、“僕”はある日香奈さんの家でお留守番を頼まれるんですね。

そん時に家にDVDが置いてあって、それを観てみるとですよ。

そこには今まで撮りためた香奈のエロエロショーが録画されていたんですね~。


そして、香奈は“先生”という男に“調教”されてて、“僕”と寝たのも調教の一環やったと知るんです。

自分が脇役でしかないと知って彼は超凹んで、今時やらない夜の通りをダッシュするんですがw、

観ているこちらとしては、「おめえなんて、そんなもんよ」となぜか嬉しくなるという……。もはや映画がもっていこうとする感情とは別の方向を進んでしまいますね(笑)。


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▲先生(右)。板尾さんはハマり役でした。


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▲先生の命令で、いろんなエロシチュエーションをやっている香奈。


にしても、なんで“僕”は、調教の一環として使われてしまったのか?

ネタバレしてしまうと、そこには先生と香奈の主従関係を超えた愛があったからなんですね。

もはや主人と奴隷の関係を続けることができないと判断した先生は、

ちょうどいいところに現れた“僕”を利用して、香奈と“僕”をくっつけようとしたわけです。

その時、奴隷だった香奈は主人にシフトし、“僕”を奴隷にするんですよ。

私の奴隷になりなさい」って。


映画自体は、誰一人感情をくみ取ることができずかなりツマラナカッタですが、

壇蜜さんの身体つきは、リアルを感じるボディラインでとても良かったです。


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▲そういえば、原作が書店に並んだ当時を回想するに

表紙の大沢佑香(現=晶エリー)はかわいかったなぁ~。


ところでサタミシュウって、ある有名な作家の別名らしいんだけど、誰なんでしょうね???