ミケランジェロ・アントニオーニ

「ミケランジェロ・アントニオーニ レトロスペクティブ」公式サイト

 

フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティと並び称されながら、日本においてはその代表作さえ劇場スクリーンで見る機会が少なかったイタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ。その特集上映が名古屋のキネマ・ノイでも始まった。

 

企画タイトル「ミケランジェロ・アントニオーニ  レトロスペクティブ 愛の不毛、彷徨える魂」で、今回上映されるのは日本劇場初公開の2作品を含めた5本の映画。私はいずれもスクリーン未見の作品ですから、とりあえず代表作ともいうべき『情事』『赤い砂漠』を鑑賞しました。ナゴヤキネマ・ノイ(シニア会員1,100円×2)。グッド!

 

情事

『情事』(1960年、監督・原案・脚本/ミケランジェロ・アントニオーニ、脚本/トニーノ・グエッラ、エリオ・バルトリーニ、撮影/アルド・スカヴァルダ)

 

以下は「ミケランジェロ・アントニオーニ  レトロスペクティブ」公式サイトに記載の映画『情事』の紹介ストーリーです。

 

ローマの外交官の娘アンナ(レア・マッサリ)は友人たちとヨットで地中海旅行に出かけるが、立ち寄った無人島で忽然と姿を消してしまう。残された恋人のサンドロ(ガブリエーレ・フェルツェッティ)と親友のクラウディア(モニカ・ヴィッティ)は必死にアンナを探すも見つからず、他の友人たちは何事もなかったかのように日常生活に戻っていく。

 

そんな中、捜索を続けるサンドロとクラウディアは次第に惹かれ合っていく……。アントニオーニの代名詞となる男女の「愛の不毛」を描き、その名を世界に知らしめた代表作。グー

 

情事


ローマの外交官の娘アンナは、恋人のサンドロや親友のクラウディアら友人たちとヨットで地中海の船旅に出るが、立ち寄った無人島で、アンナはふいに姿を消してしまう。残された恋人のサンドロと親友クラウディアは懸命にアンナの行方を捜すが、手がかりはつかめず、他の友人たちは何事もなかったかのように日常へ戻っていく。

 

その後も、アンナの捜索を続けていくサンドロとクラウディアは、次第に男女の距離を縮めていくことになる。お互いに強く惹かれ合いながらも、その関係がもう一歩踏み込めないのは、“不在”のまま定まらない恋人の存在が大きいような感じます…。

クラウディア役を演じるのは『夜』『太陽はひとりぼっち』など、アントニオーニ作品のミューズとして知られるモニカ・ヴィッティ。アントニオーニ監督作品の代名詞ともいえる男女の「愛の不毛」を描き、大きな論争を巻き起こしながらも第13回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品。日本での劇場初公開は1962年です。パー

 

情事

 

                                  

 

赤い砂漠

『赤い砂漠』(1964年、監督・原案・脚本/ミケランジェロ・アントニオーニ、原案・脚本/トニーノ・グエッラ、撮影/カルド・ディ・パルマ)

 

以下は「ミケランジェロ・アントニオーニ  レトロスペクティブ」公式サイトに記載の映画『赤い砂漠』の紹介ストーリーです。

 

無機質な工場地帯が広がる海辺の都市ラヴェンナ。夫と子どもと暮らすジュリアーナ(モニカ・ヴィッティ)は数年前の交通事故のショックから立ち直れず、不安障害に悩まされていた。ある日、彼女は夫からコラド(リチャード・ハリス)という同僚を紹介される。DASH!

 

次第に二人は仲を深めていくが、ジュリアーナの精神が安定することはなく…。アントニオーニ初のカラー作品となり、鮮烈な色彩描写でモニカ・ヴィッティ演じるジュリアーナの孤独と苦悩を表した衝撃作。

 

赤い砂漠

舞台は、無機質な工場が立ち並ぶ海辺の工業都市ラヴェンナ。夫と息子の3人でこの街に暮らすジュリアーナは、数年前の交通事故のショックから立ち直れず、精神的に不安定な日々が続いていた。そんなある日、彼女は夫から友人コラドを紹介される。

 

ジュリアーナは自分と同じように内面に孤独を抱えるコラドに惹かれ、次第に2人は距離を縮めていきます。ただ、ドラマはそこから大きく転じることがないように見えます。内面が不安定なジュリアーナを演じるのは、アントニオーニ監督のミューズとして知られるモニカ・ヴィッティ、コラド役は若き日のリチャード・ハリスです。

 

ミケランジェロ・アントニオーニ監督の初のカラー作品で、1964年の第25回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞に輝いた作品。ヒロインが描かれる場面での“緑”や“赤”の色彩が巧みに使われていましたが、ストーリーを追うのには疲れる作品でした。パー

 

赤い砂漠

 

 


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平行と垂直

『平行と垂直』公式サイト

 

安田章大(SUPER EIGHT)とのんが主演を務め、自閉スペクトラム症の兄と結婚を控える妹の温かくも強い絆を描いたヒューマンドラマ『平行と垂直』。8月の下旬に公開されていましたが、なかなか出向くことができず、ようやく鑑賞ができました。

 

“平行と垂直”のように交わらないようで、確かに支え合って生活してきた兄と妹を演じる安田章大とのん。私がこの映画を見たかったのは、10年以上前に『ばしゃ馬さんとビッグマウス』という映画を見て、その時の安田章大のキャラクターと演技が気に入っていたからです。ミッドランドスクエアシネマ2(シニア当日1,400円)。グッド!

 

平行と垂直 平行と垂直

 

以下は映画『平行と垂直』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送る大貴(安田章大)。カウンセラーとして働きつつ、兄を支えることを当たり前としてきた希(のん)。変わらないと思っていた日常は、希の結婚話をきっかけに静かに揺れ始める。

 

支えてきたつもりの妹、支えられていると思っていた兄。ふたりは初めて、お互いの存在がどれほど自分を形づくってきたのかに気づいていく。人生の転機は、過去と未来の両方を照らし出す。そこに浮かび上がるのは、言葉にしなくても確かに続いてきた“きょうだい”の絆だ。音譜

 

平行と垂直 平行と垂直


自閉スペクトラム症の大貴と、幼い頃から彼を支えてきた妹の希。母を早くに亡くした彼らはネグレクト気味の父から距離を置き、ふたりで懸命に生きてきた。現在、大貴は清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。

 

大貴はほとんど会話をせずに、表情もあまり変わらないのですが、周囲の言動は十分に理解できているよう。そして自身の内に独自の規則を持つ彼は、すべてを平行と垂直に並べるほど几帳面でこだわりが強く、机に並ぶ食器も丁寧にそろえ直す。週に1度の希との食事の時間は19時ちょうどで、1分でも過ぎると落ち着かなくなる。あせる

 

一方、カウンセラーとして働いている希は、ある日恋人からプロポーズを受けて、結婚を決意します。そして、恋人の両親が望む“対面”の場には、一抹の不安を抱えながらも、兄・大貴と共に大阪から東京に向かいます。そして、ドラマとしては予想通りというべき展開ですが、両親との会食の場では大貴が問題を引き起こします…。

 

この映画は、劇団ふくふくや主宰で俳優としても活躍する山野海によるオリジナル脚本に感銘を受けた安田章大が製作を熱望し、企画から参加という。自閉スペクトラム症の専門家の監修のもと約2年かけて脚本を練り、安田自身も専門家のレクチャーを受けて撮影に臨んだという作品。その“凄味”が今ひとつ理解できないのが残念。パー


(2026年、監督/小林聖太郎、原案・脚本/山野海、企画/安田章大、撮影/大塚亮、照明/藤井勇、録音/西條博介、美術/須坂文昭、音楽/富貴晴美

平行と垂直

 

 


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9月前半の最後の火曜に伏見ミリオン座で連続鑑賞した新作映画の2本です。1本目の映画顔  かお』は、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督が2018年に発表した自身初のグラフィックノベルを映画化したサスペンス・ミステリー。

 

2本目の映画『戦場0地点』は、2024年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した『マリウポリの20日間』のミスティスラフ・チェルノフ監督が、ロシアに占領されたドネツク州・アンドリーウカ村の奪還作戦の様子を記録したドキュメンタリー作品。生々しい映像作品です。伏見ミリオン座(シニア会員1,200円×2)。グッド!

 

顔 かお

『顔 かお』公式サイト

 

以下は映画『顔  かお』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

韓国で最も美しい判子を刻む盲目の篆刻(てんこく)家ヨンギュ。息子ドンファンにとって、父は“奇跡そのもの”だった。だがある日、40年前に失踪した母ヨンヒの白骨遺体が発見される―。しかも、それは“殺人”の可能性を秘めていた。顔さえ知らぬ母の死の真相を探るため、ドンファンは彼女を知る人々の証言を辿っていく。

 

だが、語られるのは、「化け物のように醜い顔をしていた」という異様な言葉ばかり。なぜ母はそこまで貶められたのか。それは真実か、それとも歪められた記憶か。やがて浮かび上がるのは、一人の女の“顔”ではなく、人間の中に潜む偏見と悪意、そして狂気の集団心理。――  メラメラ

 

顔 かお 顔 かお


生まれつき目が見えないハンデを乗り越え、著名な篆刻家となったイム・ヨンギュ。息子のドンファンは偉大な父を敬い、事業を陰ながら支えていた。そんなドンファンに、警察から40年前に消息不明になった母チョン・ヨンヒの遺体が地中深くから発見されたとの知らせが届く。ヨンヒは何者かに殺された可能性があるという。ドンッ

 

父親のドキュメンタリー番組を制作するプロデューサーの提案を受け入れ、ドンファンは母の死の真相を探り始める。調査を進める中で、ドンファンはヨンヒが「醜い顔」をしていたという証言を次々と耳にし、ショックに打ちひしがれる。それでも真相に迫ろうとするドンファン。やがて母の死をめぐる過酷な事実に直面することに…。

主人公ドンファンを演じる『ただ悪より救いたまえ』『密輸 1970』のパク・ジョンミンは、回想シーンに登場する若き日の父親ヨンギュも演じています。現在の父親ヨンギュを演じるのは、ホン・サンス監督映画の常連クォン・ヘヒョ。母親ヨンヒを演じた女優はシン・ヒョンビンとありますが、アッパレな出演作だと思います。パー

 

(2025年、監督・脚本/ヨン・サンホ、撮影/ピョ・サンウ、美術/イ・モクウォン、編集/パク・ジュエ、音楽/チェ・ミンジュ

顔 かお

 

 

 

                                  

 

戦場0地点

『戦場0地点』公式サイト

 

2023年、ウクライナ軍第3強襲旅団の小隊に同行し、ロシアに占領されたドネツク州アンドリーウカ村の奪還作戦の様子を記録した本編は、ニュース映像や文字だけでは決して伝わらない戦場の現実を突きつける。映像のほとんどは、兵士たちのヘルメットカメラやドローンによって撮影されたもので、生々しい迫力があります。目

 

アンドリーウカ村の奪還作戦を記録するウクライナ発のドキュメンタリーの本編。邦題は『戦場0地点』と工夫を凝らしますが、原題は『2000 METERS TO ANDRIIVKA』というタイトルで、2000メートルという距離の先に位置するアンドリーウカ村を目指した、死と隣り合わせの極限の道のりを一編の映像作品として仕上げています。

 

戦場0地点 戦場0地点


実際の眼の前に広がる戦闘映像は、かつてない臨場感に満ちています。繰り広げられる激しい銃撃戦、ドローンによる襲撃、絶え間なく降り注ぐ砲弾、そして荒廃した大地に横たわる亡骸など。戦場が日常化した兵士たちは、時に冗談を交わしながら、煙草を吸い、家族や未来について語るのですが、その状況が一変するのも戦場…。

 

銃ではなくカメラを持ち従軍した監督ミスティスラフ・チェルノフにも、生命の危機は常に付きまとっていたと思います。2000メートルの距離からスタートした進軍は、映画が進むと共にカウントダウンする構図になっています。最後は目標の地点「0」に到達するのですが、その町の廃墟の姿。この映像が戦争の本質を捉えています。パー

 

(2025年、監督・脚本・撮影/ミスティスラフ・チェルノフ、追加撮影/アレックス・バベンコ、編集/ミシェル・マイズナー、音楽/サム・スレイター)

戦場0地点

 

 


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いずれも9月の前半に名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで見た新作映画2本です。1本目の映画オデュッセイア』は、西洋文学の原点とされる古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を、『オッペンハイマー』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督がスケール大きな映像で撮り上げた“神話劇”。


2本目の映画『オークストリートの異変』は、1980年代のアメリカを舞台に、平和な町を襲った“異変”から生き延びようと奔走する家族の運命をスリリングに描いたサバイバル・スリラー。夫婦役を演じているのはアン・ハサウェイとユアン・マクレガー。ミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,400円とクーポン利用1,300円)。グッド!

 

オデュッセイア

『オデュッセイア』公式サイト

 

以下は映画『オデュッセイア』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。

 

ギリシャの島国イタケでは王の不在が続く。「トロイの木馬作戦」を成功させ、10年続いたトロイア戦争を終結させたイタケの王オデュッセウス(マット・デイモン)はその後10年もの間消息を絶ち、王妃ペネロペ(アン・ハサウェイ)は帰還を待ち続けていた。―― あせる
 

戦争には勝利したものの、故郷を目指したオデュッセウスの船団は神々の怒りを買い、単眼の巨人キュクロプス、魔女キルケ(サマンサ・モートン)、鎧の巨人たちやセイレーンの歌など数々の試練に翻弄され、仲間は全滅。漂着した孤島で海の女神カリュプソ(シャーリーズ・セロン)に救われたオデュッセウスは、記憶を奪う蓮の実によって7年ものあいだ島に留め置かれる。――

 

オデュッセイア オデュッセイア


王の不在が長く続く故郷イタケでは、王妃ペネロペに求婚するアンティノオス(ロバート・パティンソン)ら求婚者が王位を狙い、王宮で宴を繰り返し、我が物顔で居座り続けている。ペネロペと息子のテレマコス(トム・ホランド)、盲目の忠僕エウマイオス(ジョン・レグイザモ)だけがオデュッセウスの帰還を願い信じていた。

 

トロイア戦争を終結させた「木馬作戦」を始め、スペクタクルな映像シーンが次々と展開する作品。トロイア戦争後の英雄オデュッセウスが体験する10年に及ぶ帰還の旅は、一つ目の巨人や魔女、荒れ狂う海の怪物など多くの試練が立ちはだかり、率いた船団は全滅。失っていた記憶を取り戻した彼は、ひとり故郷への帰還を目指す。

 

奇跡的にイタケへ帰還したオデュッセウスは、その身分を隠して物乞いの姿で王宮に潜入。愛する家族のために帰還した英雄が、テレマコスの暗殺を企てる求婚者たちとの戦いに挑む最終盤のアクション。休憩なしの3時間近い大作ですが、神話的な映像シーンやアクションが次々と展開し、飽きることなく一気に見たという印象です。パー


(2026年、監督・脚本/クリストファー・ノーラン、撮影/ホイテ・バン・ホイテマ、美術/ルース・デ・ヨンク、音楽/ルドウィグ・ゴランソン

オデュッセイア

 

 

 

 

 

                                  

 

オークストリートの異変

『オークストリートの異変』公式サイト

 

以下は映画『オークストリートの異変』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

平和な街オークストリートで、平凡な暮らしを送るプラット家。しかしある日を境に、街では不思議な現象が発生。ついには水道や電気が止まり町は断絶状態に。さらに、絶滅したはずの恐竜が街中に出現し住民を襲いはじめる。はたして家族は、襲い掛かる様々な恐竜から逃げ延び、異変から脱出することが出来るのか はてなマーク

 

オークストリートの異変 オークストリートの異変


プラット家の4人家族は、平和な町オークストリートで普通の毎日を過ごしていた。しかし、ある日を境に町で不思議な現象が起こり始め、水道や電気も完全に止まってしまう。不穏な空気が町を覆う中、絶滅したはずの恐竜が次々と現れ、住民たちを襲い始める。佇まいは変わらないのに、町は完全に“ジュラシックワールド”に。叫び


一家の父親をイアン・マクレガー、母親をアン・ハサウェイが演じています。町に異変が起きるまでは、離婚の危機も迫るのではないかと思われるような不仲な様子。2人の子供たちも、その雰囲気を察知しています。しかし、恐竜が登場して以降は家族はそれぞれに武器を手に取り、お互い助け合いながら町から脱出すべく奔走する。

 

雨降って地固まるといわれますが、恐竜との戦いや異変の町での経験により、夫婦仲は良くなり、一家は平穏な暮らしに戻るというエンディング。紹介の2本の映画には、いずれもアン・ハサウェイが重要な役で出ています。今年は『プラダを着た悪魔2』『隣人たち』もあり、11月に『ヴェリティ/真実』も公開、アタリ年ですね。パー

 

(2026年、監督・脚本/デヴィッド・ロバート・ミッチェル、製作/J・J・エイブラムス、撮影/マイケル・ジオラキス、音楽/マイケル・ジアッキノ)

オークストリートの異変

 

 


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秋晴れのほとんどなかった9月の前半を終えました。いつも通り当月前半の映画鑑賞のまとめですが、9月の前半に劇場スクリーンで鑑賞した作品は以下の13本です。カレンダーの巡り合わせと思いますが、久しぶりに“1日1本”に近い鑑賞ペースです。DASH!

 

 @ミッドランドスクエアシネマ

『ラスト・サバイバー』(2026年、監督/リドリー・スコット)

『ドラキュラ』(1992年、監督/フランシス・フォード・コッポラ)

『シェルター』(2026年、監督/リック・ローマン・ウォー)

『ルックバック』(2026年、監督/是枝裕和)

『オデュッセイア』(2026年、監督/クリストファー・ノーラン)

『オークストリートの異変』(2026年、監督/デヴィッド・ロバート・ミッチェル)

 @ウィルホール  <あいち国際女性映画祭>

『済州に生きる』(2025年、監督/イ・ウンジョン)

 @ナゴヤキネマ・ノイ

『美しく、黙りなさい』(1976年、監督/デルフィーヌ・セリッグ)

『君の見る世界をなぞる』(2025年、監督/ロバン・カンピヨ)

 @伏見ミリオン座

『ヒンド・ラジャブの声』(2025年、監督/カウテール・ベン・ハニア)

『星の時』(1985年、監督/スザーナ・アマラウ)

『顔  かお』(2025年、監督/ヨン・サンホ)

『戦場0地点』(2025年、監督/ミスティスラフ・チェルノフ)

 

ルックバック ルックバック

『ルックバック』公式サイト

 

名古屋駅前の立地の良さもあって、私の出掛けることが多いシネコンはミッドランドスクエアシネマ。とはいえ、7スクリーンあるシネマ1でもっともキャパのある1番スクリーンでの鑑賞は比較的少ないように思います。今回は公開初日の『ルックバック』『オデュッセイア』を連続鑑賞しましたが、いずれもこの1番スクリーンでした。

 

映画『ルックバック』は、「チェンソーマン」で知られる漫画家・藤本タツキが2021年に発表し、劇場アニメ版も製作された同名漫画を、『万引き家族』『怪物』の是枝裕和監督が脚本・編集も手掛けて実写化した作品。秋田の四季の変化の映像と共に少女たちの成長が描かれます。ミッドランドスクエアシネマ(クーポン利用1,300円)。グッド!

 

ルックバック

 

以下は映画『ルックバック』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

自信家な小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメートたちから絶賛されていた。しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を目にし、その圧倒的な画力に打ちのめされる。それ以来、藤野は絵が上手くなりたい一心で漫画を描き続けるが、その差は埋まらず、一度は漫画を諦めてしまう。

 

ところが卒業の日、京本の家へ卒業証書を届けに行った藤野は、京本が自分の漫画のファンだったことを知る。漫画へのひたむきな思いで結ばれたふたりは、一緒に漫画を描き始める。かけがえのない時間を積み重ねていく藤野と京本。しかし、そんなふたりの日々を大きく揺るがす出来事が訪れる――。爆弾

 

ルックバック

 

物語の始まりは小学4年生。自分の漫画を描く才能に自信満々の藤野と、ずっと引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、その画力を認め合いながらも接点がなく、小学校の卒業式を迎える。たまたま京本の自宅へ卒業証書を届けることになり、2人の少女は言葉を交わし、漫画へのひたむきな思いで繋がっていく。 音譜

 

共有する熱い思いで一緒に漫画を描き続ける2人。その共同の作業による漫画作りは、10代で少年漫画誌に掲載されるまでになります。やがて連載の依頼を受けるほどの人気と評価を受けるのですが…。少女時代の“夢”のような時期にも、あっさりと終りの時は来ます。京本が自ら選んだ道があり、そして藤野が歩み続ける道がある。

 

映画は、東京で漫画を描き続ける藤野の姿で幕を引きますが、二度と関わることのない京本の存在の重さが静かに心を満たしていきます。藤野役の出口夏希、京本役の蒔田彩珠ともに熱演していますが、小学生時代を演じた子役(七瀬ふうり、岡田六花)2人の登場シーンも長く、このあたりの演出は是枝監督ならではと思いました。パー
 

(2026年、監督・脚本・編集/是枝裕和、原作/藤本タツキ、撮影/上野千蔵、照明/西田まさちお、録音/冨田和彦、美術/小島伸介、音楽/坂東祐大)

ルックバック

 

 


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