4月より新たにスタートした「午前十時の映画祭16」ですが、4月のアニメ2作品は鑑賞スルーとなりました。今年度「映画祭」での最初の鑑賞は、バート・ランカスターが製作と主演を務め、『アフリカの女王』の巨匠ジョン・ヒューストンが監督した映画『許されざる者』。オードリー・ヘプバーンにとっては唯一の西部劇出演作です。
『許されざる者』といえばクリント・イーストウッドが監督・主演した同名タイトルの西部劇もあります。アカデミー賞の作品賞・監督賞などを受賞した、そちらの作品も「映画祭」では9月に上映予定。そのため(1960年版)(1992年版)と添えて区別しているのでしょう。劇場はミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,200円)。![]()
『許されざる者(1960年版)』(1960年、監督/ジョン・ヒューストン、脚本/ベン・マドウ、原作/アラン・ルメイ、撮影/フランツ・プラナー)
以下は「午前十時の映画祭16」の公式サイトに記載されている映画『許されざる者(1960年版)』の紹介ストーリーです。
テキサスで牧場を営むザカリー家は、長男ベン(バート・ランカスター)と二人の弟、母親と養女レイチェル(オードリー・ヘプバーン)の5人暮らし。先住民に殺された亡き父の跡を継いだベンは人望厚く、牧場経営も順調だった。
だがある日、一家の前に不気味な老人が姿を現す。曰く、レイチェルは赤子の時、カイオワ族から奪われた先住民の娘だというのだ。ベンは人種差別的な隣人たち、そしてカイオワ族からレイチェルを守るために銃を取る。![]()
テキサスの平原で牧場を営むザカリー家は、長男のベンを筆頭に、母親のマティルダ(リリアン・ギッシュ)、次男のキャッシュ(オーディ・マーフィ)、三男のアンディ(ダグ・マクルーア)、そして養女レイチェルの5人暮らし。インディアンに殺された亡き父の跡を継いだベンは、周囲からの信望も厚く牧場経営も軌道に乗っていた。
近隣の有力な牧場主ローリンズの一家との関係も良好で、ローリンズ家の主であるゼブ(チャールズ・ビックフォード)は、一家の長女をキャッシュの嫁にと考える一方で、美しく成長したレイチェルを長男の嫁に迎えたいと考えます。ザカリー家の兄弟とは血の繋がらないレイチェルは、実は兄のベンに強い感情を持っていますが…。
順風満帆に思えた矢先、怪しい老人が近辺をうろつき、レイチェルがカイオワ族の娘であるという噂を吹聴します。やがてカイオワ族の若き首領がザカリー家にやって来て、幼き日に別れた妹を返せと迫ります。その要求を拒絶するベンですが、レイチェルとの婚約を果たしたローリンズ家の長男がカイオワ族に惨殺されてしまう。![]()
傷心のゼブの妻は、疑いの晴れぬレイチェルを激しく罵ります。窮地に立たされたザカリー家の兄弟たちは真相を明らかにしようと、噂を流した老人を追跡し、やがてその身を確保します。そして証言する老人に対する母親マティルダの行動と、彼女の告白から兄弟は真実を知ります。やがてベンとキャッシュの間で諍いも起こります。
キャッシュが家を去り、完全に孤立無援の状態になったザカリー家に、レイチェルを奪還せんとするカイオワ族が攻撃を仕掛けてくる。ここが終盤の見どころです。白人と先住民との戦いと憎しみの間で、悲劇のヒロインのような立ち位置のオードリーですが、見終えると何やら“どんより”とした気分の後味の悪さの残る作品でした。![]()




