ペット・セメタリー/みぽりん/劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明 | 記憶のための映画メモ

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大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

ペット・セメタリー

おすすめ度(5点中) → 3.8

オリジナルの方はけっこう好きで、それをあのアレクサンドル・アジャがどのようにアレンジするのか大変興味がありました。前半~中盤はオリジナルに近く少し退屈でした。特に微妙だと思ったのは、序盤で先生が助けようとして結局死んじゃった若者が幽霊になって助言をしてくるところ。オリジナルと同じなんだけど、今作の本格風ホラーテイストとは合わないと感じました。ぶっちゃけ要らないです。仮面をつけた子どもたちの葬列も雰囲気だけであんまり意味を感じませんでした。一方で、終盤の畳みかけと着地点はすごく好き。とくにラストカットの不穏さは格好良すぎるぞ!あと髪をとかしているときにチラッと見えるぶっといホチキスみたいな縫い目。あれもそそりますね(だが意味は不明)。

 

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みぽりん

おすすめ度(5点中) → 1.5

インディーズ映画は応援したいと思う気持ちがあるし、今作のビジュルアルイメージはとても気持ちが悪かった(褒め)。一応ジャンルはアイドルホラーで、主人公の女の子が音痴だからレッスンで山奥にこもり鬼の先生からスパルタの指導を受けるという筋も嫌いじゃない。オーソドックスなホラーものとして楽しそうだなと思った。が!その期待を裏切るような展開。それも悪い方向で。まったく知らない世界へ連れてってもらえるというよりは、なんでこんな滅茶苦茶にしたんだろうと残念な気持ちです。やりたいことを詰め込みすぎて崩壊しています。伏線もまったくなしに知らない人が出てくる等、人をくったような演出も腹が立ちました。鸚鵡返しが多い会話もだるい。オーソドックスなホラー映画にしてほしかった。不愉快でした。でも応援します。ジャンルを大切にしてこれからも映画を作ってください。

 

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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明

おすすめ度(5点中) → 4.0

テレビアニメ観ていたので、その延長で鑑賞しました。悪役であるボンドルドの描き方が素晴らしい。プルシュカ、パパですよ。とか丁寧すぎる言葉が気持ち悪くて絶品。ボンドルドは徹底して悪だけど、プルシュカに酷いことをしておきながら、愛情も感じさせるなどギリギリのところで厚みがあってとても良い。主人公チームについて言えば、リコちゃんより、レグとナナチが頑張っていた印象。まあ元々ボンドルドとの因縁が深いのはナナチだし自然な流れなのでしょうか。プルシュカの末路には涙を禁じ得ないが、前半でリコたちとプルシュカの交流をもう少し見せてほしかったような気もする。