とても私好みの映画で面白かったのですが、長らく書きかけで放置したままになっていた、映画『カミング・ホーム』の感想を、今更ながらではありますが、ブログ記事化して、備忘録的に拙ブログにも、記録として残しておこうかと思います。
2023年製作の作品で、日本での劇場公開日は2026年3月20日(金)からだったのですが、私は、イオンシネマ京都桂川でのセカンド上映公開日初日の4月3日(金)に鑑賞に出向いて来ました。
今年度の7本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ京都桂川での1本目の劇場鑑賞作品。)
「邦題の出来も良く、まさに老人版E.T.的映画(26.4/3・2D字幕版鑑賞)」
ジャンル:SF/ファンタジー
原題または英題:Jules
製作年/国:2023年/アメリカ
製作:ビッグ・ビーチ
配給:NAKACHIKA PICTURES(米国配給:ブリーカー・ストリート)
提供:キングレコード
公式サイト:https://cominghome-movie.com/
上映時間:87分
上映区分:一般(G)
日本劇場公開日:2026年3月20日(金)
【スタッフ】
製作:デボラ・リーブリング / アンディ・デイリー / マイケル・B・クラーク / アレックス・タートルトーブ / マーク・タートルトーブ
製作総指揮:デヴィッド・バウシュ
撮影:クリストファー・ノア
美術:リチャード・フーバー
衣装:ステイシー・ジャンセン
キャスティング:アビ・カウフマン
編集:アイェレット・ギル=エフラット
音楽:フォルカー・ベルテルマン
音楽監修:スーザン・ジェイコブス
脚本:ギャヴィン・ステクラー
監督:マーク・タートルトーブ
【キャスト(配役名)】
ベン・キングズレー(ミルトン) / ハリエット・サンソム・ハリス(サンディー:隣人の高齢女性) / ジェーン・カーティン(ジョイス:ミルトンのもう一人の隣人の高齢女性) / ゾーイ・ウィンターズ(デニス:ミルトンの娘) / ジェイド・クオン(ジュールズ:ミルトンの庭に墜落したUFOに乗っていた宇宙人) その他
【解説・あらすじ】
名優ベン・キングズレーが主演を務め、孤独な老人が隣人たちとともに奇想天外な騒動に巻き込まれるなかで人生の喜びを取り戻していく姿をユーモラスにつづったヒューマンドラマ。
ペンシルベニア州西部の小さな町に住む79歳の男性ミルトンは、娘デニスに認知症の初期症状を心配されながらも、ひとり暮らしを続けていた。ある夜、空から現れた正体不明の飛行物体がミルトンの家の庭に墜落し、平穏だった彼の日常は大きく揺らぎはじめる。周囲に訴えても相手にされず、ミルトンはともに飛行物体を目撃した同年代の隣人サンディーとジョイスと秘密を共有することになる。それぞれ孤独を抱えていた3人は忘れかけていた人生の喜びを取り戻し、これからの人生と向き合っていく。
「ボディビルダー」のハリエット・サンソム・ハリスがサンディー、「コーンヘッズ」のジェーン・カーティンがジョイス、ドラマ「メディア王 華麗なる一族」シリーズのゾーイ・ウィンターズがミルトンの娘デニスを演じた。
監督は「リトル・ミス・サンシャイン」「ラビング 愛という名前のふたり」などのプロデューサーとして知られるマーク・タートルトーブ。
(以上、映画.comより引用抜粋し、一部加筆。)
まさに老人版『E.T.』といった趣の作品。
日本版のポスターやフライヤーは、あの名作『リトル・ミス・サンシャイン』風にと、かなり雰囲気を寄せた黄色い色調のデザインになっていましたが、どちらかと言うと、かのスティーヴン・スピルバーグ監督の名作『E.T.』の老人版といった趣の作品でした。
離れて暮らす娘デニスに、認知症の初期症状を心配されながらも、その現実を受け入れられずに、アメリカ・ペンシルベニア州西部の小さな町に住み、町議会に参加する程度の刺激のない生活を送っていた79歳の独居老人のミルトン。
ある夜、彼の自宅の庭に、突如、謎の飛行物体が空から墜落する。
驚いて、警察に通報するなど必死にその事実を周囲に訴えても、イタズラ電話かボケた老人の戯言と思われて、全く相手にされないのでした。
次の朝、故障した宇宙船のそばで、弱って庭先で倒れている宇宙人を発見し、戸惑いながらもコップに水を入れて飲ませてあげて助けるのでした。
心優しいミルトンは、自宅に招き入れその宇宙人を匿って、それ以降、奇妙な異種間交流が始まっていくのでした。
しかし、「何を食べさせれば良いのか?」と思っていたところ、やがてリンゴが好物だと分かるのでした。
ただ、それ故に、大量にスーパーマーケットでリンゴばかりを購入するものだから娘のデニスにも認知症が酷くなってきたと疑われ・・・。
何も話さず無表情なのですが、灰色の肌に二足歩行といった人間的な、”如何にも”的な宇宙人の風貌も面白かったですね。
尚、パンフレットによると、CGは使用せずに、あえてスタントウーマンのジェイド・クオンに特殊メイキャップを施して宇宙人っぽく演出したそうです。
隣人で同年代の高齢女性サンディーと、”高齢猫”と暮らしているジョイス。
二人共に、流石に年の功なのか、宇宙人を受け入れるのに時間は要しなくて、それぞれに彼(彼女??)に勝手な名前を付けて、ミルトンの家でサロンの様にくつろぎながら、密かに、宇宙人が政府当局に捕まらずに無事に宇宙に帰れるように手助けを始めるのでした。
まさに老人たちによる『E.T.』的な展開の映画でした。
秘密を共有することで、結束し絆を深める三人の高齢者たち。
それぞれに問題を抱えてはいますが、これを機に、人生の喜びを取り戻すのでした。
そんな宇宙人を、結局、「ジュールズ」と名付け、三人で守ろうと奮闘するのが愉快でした。
ミルトンたちは、このジュールズの存在により、次第に自らの人生と向き合うように変化していく。
普段は、家族にも言えない本音を、宇宙人のジュールズの前だと話せる高齢者たち。
年老いて押し寄せる不安や孤独感、社会や家族への不満、そして子供達への罪悪感。
ジュールズは決して何も言葉を発しないけれど、静かに、ただ真っ直ぐな瞳で話を聞いてくれるからこそ、本音を打ち明けられるのでした。
ただ黙々とリンゴを食べている姿も可愛らしくて、ホッコリ!
特に、ミルトンの場合には、娘のデニスが自分の行動を、すべて「認知症のせいだからだ」と決めつけている節もあり、あまり素直になれないでいたのでした。
そういった事もあり、ジュールズが居ることで、三人が生き生きと日々を輝かせる姿は素敵で、微笑ましかったですね。
愛猫家には驚きの展開が・・・。
しかし、政府当局からの追っ手が迫って来ており、ジュールズが宇宙の母星に帰る時も近付いてくるのでした。
また、宇宙人のジュールズは人間が思う、”ある種の超能力・特殊能力者”でもあるのですが、ただ、ジュールズの書いたメモによると、墜落した宇宙船の燃料にするのに、何故だか猫の死骸がたくさん必要らしい(汗)💦
なので、その死骸を手にするために、クルマに轢かれた猫探しをする老人二人の珍道中も、(愛猫家の方々には申し訳ないのですが)、実にアホ臭くて面白かったです!
私的評価:★★★★☆(90点)。
荒唐無稽な話ではありますが、あくまでもファンタジーでもあるので、かなり強引な展開の映画でもありましたが、種別・種族を超えた友情と絆は美しくて尊く、ミルトンたち高齢者たちの優しさには心温まるものがありました。
ジャンル的には、「SF/ファンタジー」なんでしょうけど、ユルさ加減が可笑しくて、また感動的でした。
そもそもが、いくら裏庭が大きい家だとは言え、宇宙船が墜落しても、ご近所さんにも全く見付からないというのも可笑しな設定だし、山の中の「ポツンと一軒家」じゃあるまいし・・・(笑)。
突っこみどころはたくさんありましたが、あくまでもファンタジー映画ということで、この際は目を瞑りましょう(汗)💦
ブラックユーモアが過ぎた、死んだ猫が宇宙船の動力源だという件はともかくとして、宇宙人を政府当局に捕まらないようにと奮闘する優しい老人たちが痛快でとても良かったです!
Tシャツを着せられそうになる宇宙人が手を出す場面や、宇宙船に招こうとする宇宙人の仕草も可愛かったですね。
今作では、フッサフサ頭だった、オスカー俳優のベン・キングズレー氏も御年82歳。まだまだスクリーンでお目にかかりたいです!
私的な評価としましては、87分という短い尺の作品でありながらも、良く出来た「SF/ファンタジー」作品であり、サクサクッと観られる、私好みで非常に好感が持てた映画でしたので、五ツ星評価的には、ほぼ満点の四ツ星半評価の★★★★☆(90点)の評価も相応しい作品かと思いました。
※尚、現在、日本国内の動画配信プラットホームでは、U-NEXTのみでしか配信していない為、U-NEXT未加入者の方は、DVD・Blu-rayレンタルが可能になる10月以降まで待つしかないのが辛いところです。
〇【予告編】映画『カミング・ホーム』 3月20日(金)公開/『リトル・ミス・サンシャイン』の製作陣が贈る感動作!
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。







































































