3月は、第3週目も、3連休前の3月19日(木)に映画を劇場まで観に行ける機会が出来たので、ちょうど約1週間前の3月13日(金)から公開していた、ティモシー・シャラメが6年かけて卓球選手の役作りに特訓したというオスカーノミネート作品の映画であるという情報以外には、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』 について、特段に事前の予備知識も無しに、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで劇場鑑賞に足を運んで来ました。
今作も記事にするのが劇場鑑賞から早1か月遅れとなり、今更ながらにはなりますが、備忘録的に拙ブログにも、あくまでも記録として感想記事を残しておきたいと思います。
※因みに、京都のミニシアター・出町座では、本作品を、来たるゴールデンウィークの5月1日(金)~5月14日(木)の2週間限定でセカンド上映される予定とのことです。
今年度の5本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ草津での5本目の劇場鑑賞作品。)
「稀代のゲス男な天才卓球選手を演じるティモシー・シャラメの新境地的作品(26.3/19・2D字幕版)」
ジャンル:人間ドラマ
原題または英題::Marty Supreme
製作年/国:2025年/アメリカ
製作会社:Central Pictures
配給:ハピネットファントム・スタジオ(米国配給:A24)
公式サイト:https://happinet-phantom.com/martysupreme/
上映期間:149分
上映区分:一般(G)
劇場公開日:2026年3月13日(金)
【スタッフ】
製作:イーライ・ブッシュ / ロナルド・ブロンスタイン / ジョシュ・サフディ / アンソニー・カタガス / ティモシー・シャラメ
製作総指揮:ティモ・アルジランダー / アンドレア・スカルソ / サラ・ロセイン / ジョー・ゲスト
撮影:ダリウス・コンジ
美術:ジャック・フィスク
衣装:ミヤコ・ベリッツィ
編集:ロナルド・ブロンスタイン / ジョシュ・サフディ
音楽:ダニエル・ロパティン
キャスティング:ジェニファー・ベンディッティ
脚本:ロナルド・ブロンスタイン / ジョシュ・サフディ
監督:ジョシュ・サフディ
【キャスト(配役名)】
ティモシー・シャラメ(マーティ・マウザー) / グウィネス・パルトロウ(引退した元女優ケイ・ストーン) / オデッサ・アザイオン(レイチェル・マイズラー:マーティの不倫相手) / ケヴィン・オライリー(ミルトン・ロックウェル:ケイの夫で、ペンのインク大手メーカー、ロックウェル社の社長) / タイラー・ザ・クリエイター(ウォーリー:マーティの友人のタクシー運転手) / アベル・フェラーラ(エズラ・ミシュキン:マーティに飼い犬を預けたギャングの老人) / フラン・ドレシャー(レベッカ・マウザー:マーティの母親) / ルーク・マンリー(ディオン・ガラニス:スポーツ用品会社の御曹司) / エモリー・コーエン(アイラ・マイズラー:レイチェルの夫) / ラリー・スローマン(マレー・ノーキン:マーティの叔父で靴屋の経営者) / ラルフ・コルッチ(ロイド:マレーの靴店で働く、マーティの同僚) / ルーリグ・ゲーザ(ベラ・クレツキ:ハンガリーの卓球選手) / 川口功人(エンドウ・コウト:日本人の卓球選手) / ピコ・アイヤー(ラム・セシ:国際卓球協会の会長) / ジョン・カツィマティディス(クリストファー・ガラニス:ディオンの父親) / サンドラ・バーンハード(ジュディ) / ジョージ・ガービン(ローレンス:賭け卓球場のオーナー) / テッド・ウィリアムズ(テッド) / ペン・ジレット(ホフ:マーティが逃がしたエズラの飼い犬を拾った農家の男) / アイザック・ミズラヒ(マール) / デヴィッド・マメット(グレン・ノルドマン) / フレッド・ヘッキンジャー(トロイ) / スペンサー・グラネーゼ(クラーク) / レヴォン・ホーク(クリスチャン:ボウリング場でマーティと賭け卓球をした男) / アイザック・サイモン(ロジャー) / ヘイリー・ゲイツ(トリッシュ) / ミッチェル・ウェニグ(ミッチ:エズラのギャング仲間) / マリアン・テペディーノ(マリアン) / フィリップ・プティ(ブリュッセルの司会者) / トレイシー・マグレディ、ケンバ・ウォーカー(グローブトロッターズ) / ナオミ・フライ(ケイ・ストーンの助手) / レイ・ティントリ(ウェンブリーのカメラマン) / ポール・グリムスタッド(劇場の制作進行マネージャー) / 鈴木やす(ロックウェル社取締役) / ロバート・パティンソン(イギリス人審判:声の出演※ノンクレジット) その他
(以上、映画.comより引用抜粋およびWikipediaから一部加筆。)
【解説・あらすじ】
ティモシー・シャラメが主演を務め、1950年代のニューヨークを舞台に、実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得て描いたドラマ。
卓球人気の低いアメリカで世界一の卓球選手になることを夢見るマーティ・マウザーは、親戚の靴屋で働きながら世界選手権に参加するための資金を工面する。ロンドンで開催された世界選手権で日本の選手エンドウに敗れたマーティは、次回の日本での世界選手権への出場を目指す。不倫相手のレイチェルが妊娠し、卓球協会から選手資格を剥奪され、資金が底をつくなか、あらゆる方法で遠征費用を集めようとするマーティだったが……。
引退した有名女優ケイ役でグウィネス・パルトロウ、マーティの友人役でグラミー賞受賞アーティストのタイラー・ザ・クリエイターことタイラー・オコンマ、マーティの恋人役でオデッサ・アザイオン、ケイの夫でインク会社社長のミルトン役でケビン・オレアリー、日本人選手エンドウ役で東京2025デフリンピックの卓球日本代表・川口功人選手が共演。
「アンカット・ダイヤモンド」「グッド・タイム」のジョシュ・サフディ監督がメガホンをとり、第98回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など主要部門を含む計9部門にノミネートされた。
(以上、映画.comより引用抜粋。)
ティモシー・シャラメの更なる新境地。
人気、演技力を兼ね備えた若き千両役者、ティモシー・シャラメが主演している映画ならば、出来れば観に行きたいと思う映画ファンは多いことでしょう。
昨年日本公開の『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディランの青年時代を演じ、その演技力も高く評価されましたが、今作でも更なる新境地を見せてくれました。
演じるのは、実在した卓球選手のマーティ・リーズマンに着想を得た天才的な卓球選手。その名もマーティ・マウザー。
自分の才能に心酔し、人を騙したりコケにしたりすることもいとわない自己中なゲス男。自分がナンバーワンであることを何が何でも証明しようとすると言った、正直、いけ好かない。まさにアンチヒーローとも呼べる役どころです。
イントロダクション
幼馴染でセックスフレンドのレイチェル・マイズラー(オデッサ・アザイオン)の卵子に、マーティ・マウザー(ティモシー・シャラメ)の精子が着床し合体した途端、その卵子がピンポン球に変わり、次の瞬間にドン!と出るタイトルもインパクト爆裂でした!
1952年、ニューヨーク。ユダヤ系の青年マーティ・マウザー(ティモシー・シャラメ)は卓球の世界チャンピオンになるため、イギリスで開催される世界選手権に出場する為、その足代を稼ぐべく、靴の販売員として働いていた、叔父の経営する靴店の金庫から強奪する流れから始まります。
イギリスでの卓球の世界選手権の期間中、ロンドンで選手宿舎が気に入らず、高級ホテルのリッツカールトンに行き、そこで偶然に出会った引退した元女優のケイ・ストーン(グウィネス・パルトロウ)を口八丁手八丁で言葉巧みに籠絡し、男女の関係を持つのでした。
またリッツカールトンにて、ケイ・ストーンの夫で、「インク王」ことロックウェル社の社長、ミルトン・ロックウェル(ケヴィン・オライリー)とも出会うのでした。
世界選手権大会を圧倒的な技術で順調に勝ち進んだマーティでしたが、決勝戦で新型グリップのラケットを手にした聴覚障碍を持つ日本人選手エンドウ・コウト(川口功人さん)に惨敗を喫してしまうのでした。
エンドウ・コウト役には、実際に昨年の東京デフリンピック2025にも出場されたアスリートでもあるデフ卓球選手・川口功人さんが好演。
(※尚、劇中では東京大空襲のせいで耳が聞こえなくなった設定となっています。)
新型グリップのラケットを理由に「イカサマだ!」と激高しても後の祭り。
その後、世界中をフライパンで卓球するような卓球曲芸で回ってみせ、エジプトではピラミッドの一角を破壊して手土産にして帰国するのでした。
それこそ、健全なスポーツ選手ならば「次回があるさ」と卓球にだけ専念して前向きにもなれるところが、マーティは靴店の売上げをかすめた上に、「世界卓球協会の名を借りて高級ホテルに泊まった1,500ドルを返せ!、さもないと次回の日本での世界選手権の参加資格は剥奪だ!」と通達され、幼馴染のセフレからは意図せぬ妊娠を告げられるなど、すべてが「身から出た錆」とは言え、様々なトラブルが襲いかかるのでした。
困ったマーティは、ニューヨークの卓球界にも顔が利く親友のウォーリー(ラッパーのタイラー・ザ・クリエイターことタイラー・オコンマ)に相談し、何とか必要な金を作ろうとあがきまくるのでした。
といったイントロダクションの映画でした。
2時間29分の映画とは思えない体感時間!
アップダウンの激しい展開の物語の上映時間は2時間29分。
ちょっと長いと思うでしょう?それが意外にも体感時間的にはそうでもなかったのです。
ジョシュ・サフディ監督の物語は息もつかせぬスピード感なのでした。
マーティはマシンガンのような早口トークで、思い立ったら即、行動に移すといった、これまでティモシー・シャラメが演じてきたどんな役柄とも違う。撮影カメラはその姿をひたすらアップで追う。そんな彼に釘付けになっているうちに、気が付けば時間が過ぎてしまうという展開の早さで飽きさせない。
まさに、卓球のラリーを見るかのようでもありました。
6年の特訓の成果が実る卓球の試合のシーンも存分に魅せてくれます!🏓
無論、実際の卓球の試合のシーンもたっぷりと魅せてくれます。
マーティとエンドウ・コウトとが火花を散らす日本での決戦のロケ地には、東京の上野恩賜公園が選ばれています。
複数のカメラを同時に使い、映画随一の迫力充分な見せ場となっていました。
何よりも、ティモシー・シャラメ本人の火を噴くかの如き卓球シーンをはじめとした演技の数々が要と言って良いでしょうね。
このハイレベルな演技派俳優に「熱演」と言うのはかえって失礼なのかも知れませんが、それでも本作で発散するエネルギーの量たるや、この厄介ともいえる役柄にどれほどの思いを入魂しているかがビリビリと伝わって来て、実に胸が熱くなる演技でした。
自己中なゲス男ながらも、心底憎めない主人公像。
あまりにもぶっ飛んだ青春物語ですが、冒頭に述べた通り、マーティは実在した1950年代に活躍したアメリカの卓球選手マーティ・リーズマンをモデルにしており、また、日本人選手エンドウ・コウトにも、実在の日本の卓球選手佐藤博治というモデルがいるそうです。
主人公のマーティのあまりにもの自己中なゲス男ぶりには全く共感のしようもないのですが、心底どこか憎めないのは、そもそもの彼の行動原理が卓球での世界一の座そのものにあって、金儲けが主たる目的ではないからだったのかも知れないですね。
また、稀代の性悪な設定の役柄にも拘わらず、憎みきれないのにも、ティモシー・シャラメのどこか愛嬌のある演技の賜物だったのかも知れないかとも思いました。
そうそう、それとオレンジのピンポン球でひと儲け出来るとスポーツ用品会社の御曹司である友人のディオン・ガラニス(ルーク・マンリー)を騙すといったエピソードもありますが、このオレンジのボールは、本当に後日談として大会使用球として使われるようになりますよね。
卓球のラリーの際に球が見易いようにと採用されるようになったそうですが、マーティには先見の明があったということなんでしょうね。
しかしながらも、現在では再び白いピンポン球が主流になっているようですね。
私的評価:★★★★(80点)。
従いまして、私的な評価と致しましては、2時間29分といった長尺な映画でありながらも、ジョシュ・サフディ監督の脚本・編集・演出ぶりが素晴らしかったこともあり、お話しの展開の早さから体感時間はあっと言う間に観終える事が出来たのも好印象。
1950年代の曲だけで無く、1980年代の曲が要所要所で使用されているので、時代を懐かしむような不思議な感覚にも陥ってしまう点も良かった。
最初の方に、「ForeverYoung」、最後にTears For Fearsの「Everybody Wants To Rule The World」が流れる。まさにそんな歌詞内容の作品。
主人公のマーティ役に共感し辛い点から多少の減点要素もありはしますが、五ツ星評価的には、四ツ星評価の★★★★(80点)の高評価も相応しい作品かと思いました次第です。
#イオンシネマ草津 で『#マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』鑑賞。
— HALU6700 (@HALU7100) March 19, 2026
単なる卓球映画でもなく、自分の才能に心酔した女たらしのゲス男が卓球の世界大会の為にそこまでするかと思う程、犯罪ギリギリの行動をしでかす姿を見せられる映画。どこか憎めないのは金儲けが目的でない点かも。#マーティに胸熱 pic.twitter.com/U3dkJxcsZX
〇映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』本予告|3/13全国ロードショー|ムビチケ発売中
〇映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』マーティVS元世界チャンピオン 本編映像|3/13全国ロードショー|ムビチケ発売中
〇Alphaville - Forever Young (Official Video HD)
〇Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World (Official Archive Video)
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

































































































