先日、今年、2026年の映画始めの作品として、1月10日(土)の朝一番、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで、午前8時10分の上映回にて、X投稿などSNS上でもなかなか評価が高いフランス産コメディ映画『サムシング・エクストラ!やさしい泥棒のゆかいな逃避行』を劇場鑑賞してきました。
今年度の1本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ草津での1本目の劇場鑑賞作品。)

「映画始めにするには最適な心温まるコメディ映画(26.1/10・字幕版)」
ジャンル:コメディ
原題または英題:Un p'tit truc en plus
製作年/国:2024年/フランス
配給:東和ピクチャーズ
公式サイト:https://somethingextra-movie.jp/
上映時間:99分
上映区分:一般(G)
劇場公開日:2025年12月26日(金)
【スタッフ】
製作:ピエール・フォレット / ティエリー・ウォン
製作総指揮:ルドビク・ナール
撮影:ジャン=マリー・ドルージェ
美術:オードリック・カルスティアン
衣装:レア・ペイショト
編集:ジャン=フランソワ・エリー
脚本:アルテュス / クレマン・マルシャン / ミラン・モージェ
監督:アルテュス
【キャスト(配役名)】
アルテュス(パウロ/偽者のシルヴァン) / クロビス・コルニアック(ラ・フレーズ/オルピ)
〇障がい者施設の職員たち
アリス・ベライディ(アリス:障がい者支援員・責任者) / マルク・リゾ(マルク:支援員・アリスに一方的に思いを寄せている) / セリーヌ・グルサール(セリーヌ:支援員・気まぐれでどこか風変わりな女性支援員)
〇施設の入所者たち
アルノー・トゥバンス(アルノー)/ マリ・コラン(マリ)/ テオフィル・ルロワ(バティスト)/ ルドヴィク・ブール(ルドヴィク)/ ソフィアン・リブ(ソソ)/ スタニスラス・カルモン(アレクサンドル)/ マヤヌ=サラ・エル・バズ(アヤヌ)/ ボリス・ピエトフ(ボリス)/ ギャッド・アベカシス(ギャッド)/ ティボー・コナン(ティボー)/ バンジャマン・バンドワル(本物のシルヴァン) その他

【解説・あらすじ】
宝石泥棒の親子が、障がい者施設のサマーキャンプに逃げ込んだことから巻き起こる騒動を描き、フランスで大ヒットを記録したハートフルコメディ。
パウロは父親とともに宝石店に泥棒に入るが、乗ってきた車がレッカー移動され逃げる手段を失ってしまう。路上で立ち往生していた彼らは、サマーキャンプに出発しようとしていた障がい者施設の職員から新たな入所者と勘違いされたことをきっかけに、障がい者とその支援員に成りすましてサマーキャンプに紛れ込む。個性豊かな入所者たちとの賑やかな日々は、親子の心をやさしく解きほぐしていく。
フランスの人気コメディアン・俳優・作家のアルテュスが監督・脚本およびパウロ役で主演を務め、「幸せはシャンソニア劇場から」などのベテラン俳優クロビス・コルニアックが父親役で共演。サマーキャンプに参加する仲間たちには、実際に障がいを持つ11人のアマチュア俳優を起用した。
(以上、映画.comより引用抜粋。)

時に、出会いは人を変えるもの。
特に、純真で特別な個性をもった存在との出会いはより大きな変化が起こるかも。

本作品は、そんな純真で特別な個性をもった人々と過ごしふれあうお話。
フランス本国では、あの『最強のふたり』(2011年)以上の社会現象となった大ヒット作品とのこと。
1,080万人を超える観客を動員し、フランス国民の7人に1人が鑑賞した計算とされる、フランス映画史上歴代2位となる動員記録を打ち立てた映画らしいです。
▲『最強のふたり』(2011年)の感想をまとめた過去記事です。ご興味が惹かれましたらば上記をクリックの上、お目をお通し下されば幸甚に存じます。
因みにタイトルですが、フランス語の直訳では「付加価値」とか「特別なもの」を指すそうです。
この作品においては障がいを持つ人たちへの肯定の意味があるそうです。
宝石強盗と障がい者達との奇妙な出会い。
本作のポイントは、宝石強盗と障がい者たちとの奇妙な出会い。
宝石強盗に成功(?)したパウロとその父のラ・フレーズでしたが、逃走用に用意した車が障がい者専用区画に違法駐車していたためレッカー移動されてしまい、追い詰められた犯人の二人は、ひょんな事から、サマーキャンプに向かう障がい者たちのバスに乗り込むことになるのでした。

丁度、新規に参加を予定していたシルヴァンとその保護者に成りすまして参加しながら逃亡を謀ろうとするも、障がい者たち各々の自由闊達な個性が炸裂する状況に二人は困惑。

「う〇ち」などの下ネタを何度も大声で連呼したり、工作の時間には、男性器のシンボルをかたどったケーキを作ったり、ユダヤ人らしき入所者もいる中、鉤十字のケーキを作ったりと、やりたい放題、自由闊達で天真爛漫な彼らに圧倒されるばかり。

それでも、彼らと過ごしふれあうことで、次第に今までにない奇妙な満足感を味わうシルヴァンことパウロ。

一方、周りの障がい者たちと距離を取っていたオルピことラ・フレーズは、自分と同じく周りに上手く溶け込めないサッカー好きのバティストの世話をするうちに、次第に彼から信頼を寄せられていくのでした。
果たしてこの犯人二人の奇妙な逃亡劇の結末は如何に?
実のところ、宝石強盗の時点で顔バレしちゃってるパウロ。
しばしの間、逃亡し雲隠れするためのサマーキャンプへの一時的な参加のはずだったのですが、当の障がい者施設の運営もかなりの資金難であったり、施設の熱心な責任者のアリスは、自分の婚約者から直ぐにでも渡米の上、米国移住して欲しいと懇願されるなど、結構それぞれがトラブルや悩みを抱えていたりします。
また、サマーキャンプでの毎回の食事がドロドロの缶詰による配給方式で、実に不味そうで、せめて、盛り付けを丁寧にでもすれば良いものの家畜に餌でもやるかのような皿への投げ入れ方式で、そりゃストレスも溜まるでしょうね(汗)💦
一方、置いてけぼりをくったはずの”本物”のシルヴァンも、あれよあれよと、遙かスペインまで行ってしまい、そこでのバカンスっぷりもなかなか痛快で笑わせてくれます(笑)
見どころ

見どころは中盤、まさかの再会。
人里離れた山奥の平原から、遠く離れた山裾の大型スーパーマーケットまで車で買い出しにでたパウロ達。
楽しいお買い物のハズが…。
宝石強盗の際に居合わせた女性との再会に気まずさがMAXです。

気になった点
気になった点は後半のオルピことラ・フレーズの行動が逃亡犯にしては軽率すぎた点。
宝石強盗をして警察に追われている身にしては、脅しをしちゃ駄目でしょ。
結果、これが逃亡劇の終わりの切っ掛けにもなっていましたしね。
しかしながら、こういう流れにでもしないとフランスの警察当局には、いつまでも発見されなかったでしょうから致し方ないのかな(汗)💦

そして、逮捕されてからの刑事裁判の模様以降の最終盤の結末までの流れが、ホロリとさせてくれましたね。
私的評価:★★★★☆(90点)。
犯罪者など悪人が純真な障がい者との出会いやふれあいを通して改心するお話しは案外良くありがちと言えばそうなのですが、女優の杏さんが本作の公式サイトへコメントを寄せられているように、日本のようなガチガチなコンプライアンスが厳しい風土ではなかなか表現も難しいところを、フランス映画らしいギリギリの線の笑いを提供してくれているのが面白かったですね!
優しい出会いにほっこり出来る本作。
また、本物のシルヴァンを含め劇中の障がい者施設の入所者たちを演じたのは、オーディションを通して選ばれた、実際に障がいを持つ11人のアマチュア俳優たち。
彼らの自然体で生き生きとした演技が作品全体にあたたかな雰囲気を醸し出していたのも良かったですね。
つきましては、X投稿などのSNS上の本作の感想の投稿や、多くの映画ブロガーさんが高評価にされてられるのも納得の心温まるコメディ映画でしたので、私的評価としましては、五ツ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)とさせて頂きます。
年明けの映画始めに、優しい気持ちになれる映画が観たいという御方にはうってつけの作品です。
〇映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』予告編|12月26日(金)劇場公開
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。