ミニシアター、名画座、特集上映、映画祭によく行きます。
映画、アート、演劇、ロックなどを書いています。
ポール・ウェラーファン歴40年。
ガンサバイバーです。
Filmarks にも eigajikou で鑑賞映画の記録しています。
浜松シネマイーラの会報にイラスト&エッセイ連載中
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「柳下美恵のピアノdeシネマ2021」ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』(これがロシヤだ)(1929)
本作見ずして映画を語るなかれ的な作品ですが、今回は制作当時に近い1秒間16コマの速度でデジタル化した版の貴重な上映&ダイナミックで凝った映像に負けない柳下さん入魂の熱演だった。今まで経験したことのないガツンとくるすごいサイレント映画体験した。
柳下さんが上映前に「コレが映画だ!コレがロシアだ!という作品です」と紹介された通りの映画技術全部盛りなすごい作品です。
柳下さんのすぐ後ろの席を発売時間前にスタンバって買いました。柳下さんのエネルギーがビンビン伝わって来て最高でした。パワフルかつ繊細な映像に柳下さんの即興演奏が完全に同期していてかつてなく映画の世界に入り込みました。
(エイゼンシュテイン・シネクラブ代表の井上徹さんの解説付き)
「柳下美恵のピアノdeシネマ」アップリンク渋谷での開催は今回がラストとのこと、卒業に相応しい素晴らしい上映会でした。
(ゴダール、ゴランらの“ジガ・ヴェルトフ集団”は彼の名から)
以下はアップリンクHPの「柳下美恵のピアノdeシネマ」ページより
《『カメラを持った男』(1929年/ソ連/99分/18fps/Blu-ray/サイレント/英題:Man with a Movie Camera)
ドキュメンタリー映画の父=ジガ・ヴェルトフが多重露光、ストップモーション、スローモーション、早回し、移動撮影など撮影技術を駆使しロシアを映し撮った前衛的な作品。
監督・脚本:ジガ・ヴェルトフ
撮影:ミハエル・カウフマン
『カメラを持った男』について(文:柳下美恵)
ロシア革命から10年経った街や人々の姿をカメラマンそしてカメラの眼がさまざまな角度からつながりを持って捉える…そしてそのカメラマンも見えないカメラによって捉えられる…人々、自然、街の表情が生き生き映しとられ、軽やかで自由な叙事詩、さまざまな映画人に影響を与えた伝説の作品です。
今回は一秒間16コマの速度でデジタル化した99分45秒版で、通常より30分ほど長くなっています。映画の初期、サイレント映画時代は、『カメラを持った男』の中のカメラマンのように手回しで撮影して手回しで上映していました。標準は16コマとされていて、通常のバージョンはトーキー用の映写機で見せる一秒間24コマの速度です。今回の『カメラを持った男』は監督の意図に近い速度で鑑賞できる貴重な機会になります。》
↑このブラがなぜかボロボロで気になった
まだまだ続きます!柳下美恵さん演奏の上映会↓
・アップリンク吉祥寺「柳下美恵のピアノdeシネマ2021」 4月18日(日)『カメラを持った男』
6月13日(日)稲垣浩監督片岡千恵蔵主演『男達ばやり』
・横浜シネマジャック&ベティ「柳下美恵のピアノ&シネマ」5月1日(土)〜14日(金)
Aプロ/バスター・キートン『探偵学入門』『文化生活一週間』
Bプロ/カール・テオドア・ドライヤー『牧師の未亡人』
・横浜シネマリン「柳下美恵のピアノdeフィルム」次回は6月の予定。
「柳下美恵のピアノdeシネマ2021」ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』
明日18日はアップリンク吉祥寺で開催❣️
4月18日(日)10:00AM
アップリンク吉祥寺
今日はその後ユーロスペースでグッチーズ・フリースクール配給のトレイ・エドワード・シュルツ監督の長編デビュー作『クリシャ』(2015)を見に行き初日入場プレゼントのパンフをもらいました。
『クリシャ』はカサヴェテス『こわれゆく女』ならぬ「こわれた女」が久々に家族のもとへ帰り、炙り出される人々の隠された本質、彼女と家族の修羅場が「神経に障る」音響と映像で描かれています。心理的ホラー映画でジワジワ怖いヤツです。元気な人は見るといいと思いますよ。
ブログ書くのも久しぶり。
フォーマットが変わっていたから戸惑うなぁ。
昨年はコロナ禍で映画の劇場鑑賞300本切ってしまったけど、シネマイーラの会報の連載には昨年のマイベストを書いたので一応貼っておきます。
今年は今日4月17日までの劇場鑑賞の累計本数108本であまりペースは上がっていません。去年からずっとモチベーション上がらない感じが続いています…
去年の11月に呂律に違和感があって病院に行きました。頭のCT撮ったら「出血はないから顔面麻痺かもしれないけど念のためMRI撮ってみましょう」となり、そしたら脳梗塞の小さい所見が見つかりました。入院して全身の血管や心臓の検査したのだけど異常が見つからず、24時間の心電図記録検査も異常なし。結局原因不明。呂律も2〜3日で戻りました。他の麻痺とかもないです。
心電図を記録して自動で病院にデータを送る小さいカプセルみたいな埋め込み式心電図(スパイ映画に出てくるようなヤツ)皮膚の下に埋め込んで帰って来ました(もし不整脈が出ることがあっても記録される)
脳梗塞になると「卒倒する」と考えている、半身不随とかの麻痺が出るものと考える人が多いようです。「だから私、今目の前で普通に話してるでしょ?」と言っているんですけどね爆笑問題の田中さんはくも膜下出血と脳梗塞だったけどもう復帰してますよね。
ガン闘病してから体の小さい変化にも敏感になったので早く病院行ったからよかったかなと思います。(倒れたのなら簡単には済まなかったと思う。「脳梗塞=倒れる」と考えている人は気をつけて下さい。)
私は40代でガンになったし脳梗塞も経験したけど、それを知ってる人でも「いつも元気でいいですね」って言うんだよね、嫌味かな嫌味だよな
まぁいいです、その通り元気ですから
コロナ禍はまだまだ当分収まりそうもないけど優秀な政府だからワクチンはいつ接種できるのか分からないので自分で気をつけられることをするしかないですね。
と、言うわけで、「柳下美恵のピアノdeシネマ2021」ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』(こういう大傑作見ると新しい映画をあまり見る気がしなくなるのは困りものではあるが)明日18日のアップリンク吉祥寺AM10:00〜チケットまだ買えますのでぜひぜひ❣️
それからオリンピックってどうやってやるのか誰か説明できる人いるのかな?
主人公ビリー役オークワフィナがとても魅力的。
ルル・ワン監督が実体験をフィクション化する過程で絶妙な客観性と距離感を保持したことが成功している。
カメラもすごく良いです。
(私は泣きたくて映画見るなんてあり得ないし、感動したくて見るというのもないから、この映画の書込み見てちょっと驚いた。泣ける映画が良い映画なんて基準で映画見てると色々もったいないと思います。老婆心ながら…)注:Filmarksに見た映画記録していて時々コメント欄を読むことがあり、『フェアウェル』は「泣けた」「泣いた」という感想が多くて驚きました。若いユーザーが多いからだろうけど。
そして、やっぱり癌患者描写に厳しくなる自分であった…(私は肺癌ではないけどステージ2でもヨレヨレだった😓
個人的には本人に癌告知しないのは疑問。
日本では今は基本的に本人に癌告知しないことはないんじゃないかな。
私は組織検査の結果1人で聞きに行ったら医師に「1人できたのですか?家族の方は?」と言われた。でも家族連れて来いって聞いてなかったし。組織検査結果=癌告知だったけど1人で聞いたよ。)
字幕が冒頭からビリーのGuggenheimFellowship(グッゲンハイム奨励金)落選を「グッゲンハイム美術館の学芸員落ちた」と訳していてビリーが作家で成功したい事との整合性が取れなくなっていた。(グッゲンハイム・フェローのwikiとか見てね)
グッゲンハイム・フェローは弟ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団の奨励金。
グッゲンハイム美術館は兄ソロモン・ロバート・グッゲンハイム財団の運営。
(パンフレット読んだらやはり「グッゲンハイム美術館の学芸員に不採用になった」という記述になっていたのでどこから間違ってしまったのだろう。)
この記事はFilmarksに書き込んだものの加筆です。
Filmarksに書き込んだコメントをアメブロにもアップすればいいかなとよく思うのだけどしてこなかったから今回試しにやってみました。
字幕翻訳は字数制限があるから難しいなと思います。私は英語は何とか聞き取れるけど、他の言語は殆ど分からないから字幕情報頼りなのでもっと語学をやっておくべきだったと思うことしばしば。
(英語字幕で見ることたまにあるけどすごく疲れてしまうので英語ももっと早く読めないといけない)
いつの間にか10月
9月は実家の父の入院・手術と母の介護関係で幹線何度も乗った…
そして実家の片付けと掃除を大々的にやった。
新幹線で往復する合間に映画を自分的には結構見てた(半年ぶりに30本以上)9月に見た新作の年間ベスト級は『マーティン・エデン』『ビギル』『れいこいるか』(自分の仕事が進んでないよお😓)