【関連記事】
--- ここから ---


ルリさま

旅に出ておりお返事が遅くなりました!
ご感想を送っていただきありがとうございます。 



> 冥王星や土星が絡んでいるから結構重要なんだろうなとは思っていたのですが

本当にその通りでしたね!
魂とか神といったことを語るための私たちの言葉がまだ成熟していないために、どうにも壮大で高尚で深淵な非常にものすごいことのような語りになってしまうところがあります(^_^;)

畏敬や畏怖の気持ちにもなりつつ、しかしきっと気負ったり 重きものを背負い込んだりするようなことではないのかもしれませんね。



> 私は20年ほど前に占星術の勉強をしていて、一旦占い師としてデビューもしたのですが、浅い読み方しかできず、早々に占いから撤退いたしました。

> 実は先日、初めてヒプノセラピーを受けました。
> その時に出てきた前世のイメージは占星術か宗教の先生でした。

なんと!占い師をされていたのですね!
しかも前世から!すごいです!


ルリさんと世代の近いみなさんから教えていただけたのですが、以前は占い専門の雑誌など占いに触れやすい環境があったそうで、
あまりにも専門的なことは分からなくても ホロスコープをサラッと読むくらいのことはできる方が多いと聞きました。

そして、一度は星占いを離れたけれど、アセンションの話題の盛り上がりや 星占いそのもののレベルアップを感じて、ここ数年星占いの勉強を再開している方が多いとも。



> スピリチュアルなことに大変興味があるのですが、スピリチュアル的素養は全くなく、宇宙のことを何も感じられない実に現実的(地球的?)な人間です。

> ですが今は占星術を通して、宇宙のことを感じることができるようになりたいと奮闘中です。

私も自分に霊感や霊能力のようなはっきりしたスピリチュアルな能力があるのかないのかイマイチ分からない人なのですが、
どうも(今の地球で)肝心なのは、そういった能力があるかないかよりも「どんな視野で世界を捉えているか」であるようなのです。

星占いをどのように捉えるかというのも絡んできていて…ここは私も勉強中のところなのですが、説明させてくださいね。



■ 月意識(H96) 

 「◯◯しなければならない」のようなところで凝り固まって、自分や他者の言動を制限するような段階にいるのは 人間には苦しいものです。

八方塞がりに感じられて死にたくなったりします。
ひどい落胆、うらみ、つらみ、ひがみなどの状態で、自分にはなんの可能性もないように感じます。

人間として存在できる意識の状態のうち、最も低い(しんどい)段階です。

(グルジェフの水素論でいう「H96」の意識の段階、月意識とも呼ばれます)



■ 地球意識、惑星意識(H48)

ひとつレベルアップした段階です。

私たち人間のうち多くの人は、専門家や権威ある人、世間の見方を重視して自分の行動を決めるような この意識の段階にいますが、これも人の意見を重視していて自分を見失っており 人間の本来のありようよりもレベルが低いとされています。 

でも、今の人類みんなの意識の段階を平均すると、だいたいこの辺りです。
(H48、地球意識=地球的価値観に縛られた状態、惑星意識とも言います)


たとえば星占いで、星はたくさんあるのに「太陽星座のことをやるのが大事!」「月のテーマをやることが大事!」のように、ひとつひとつの天体のテーマに興味が向いて 全体を捉えることに気持ちが及ばない状態もここに当てはまります。

ちょっと視野が狭いです。

また、H48と 次のH24の段階の間に、人類は気持ちの壁を作ってしまっていて、意識してレベルアップをしようとしないとH48に閉じ込められるような感じになってしまうのですね。

占いに出てきた「土星の内側」「物質的な地球」、まさにそのことです。



■ 全惑星意識(H24)

さらに次の段階です。

自分の道を見出し、なにかの専門家のようになっている状態がH24です。
全惑星意識と呼んだりします。 

星占いなら、ひとつひとつの星よりも ホロスコープ全体でどうあろうとしているのかに気持ちが向くような段階です。

私の占いはここの比重が多めなので、「月のテーマが大事!」のような星占いに馴染んでいる方には「私の知っている星占いじゃない…っ」とビックリしてもらえる訳ですね。

この段階は天使がうまいこと働きかけやすくなっていますので、この辺りから奇跡や不思議な偶然、シンクロニシティがよく起こるように(というかそういったものに気づけるように)なってきます。



■ 太陽意識(H12)

さらに上の段階です。

私たちは肉体としてはもちろん地球に住んでいますが、気持ちや視野の面で「太陽っぽく」いることもできます。

太陽は自ら光輝くので、「光と影」というようなものの見方にはなりません。光だけです。

 「善悪」「陰陽」のような、いわゆる“二元”のものの見方が起こらないのが、この段階です。

先に出てきた私たちの平均、「地球意識」「惑星意識」「H48」の段階は、太陽に照らされた地球や惑星のような意識なので、「片面が光に照らされていると もう片面が影になっている」というのが当たり前になっています。

「コインの裏と表」「いいこともあれば悪いこともあるさ」のようなことを重視したり、当たり前のように感じたりする気持ちの状態です。

「いい悪い」「善悪」に縛られた価値観ですね。


太陽意識は、太陽の位置から太陽系ファミリーを取りまとめるような意識ですので、自分は光を放つから影なんてありませんし、周りの惑星たちを見ても 自分が放った光を反射して輝いている面しか見えません。

物事を「悪いこと」と認識できない、つまり 悪いことなんてそもそも存在しないと思える段階です。

さらに、太陽から見たら惑星は逆行しません。

自分のまわりをクルクルと回ってくれているだけです。

逆行に象徴されるような「スムーズに進まない」「もたつく」「変な繰り返しが起こる」のようなことが そもそも起きないように感じられる意識の段階です。

「ああ、すべては完璧であるなぁ」と言う人がいるのを見かけたりしますが、その人はこの段階の意識というわけですね。

ホロスコープの中心に太陽を据えた「ヘリオセントリック占星術」はこの段階を語ることができます。



■ 恒星意識(H6)

この段階までくると 私もあまりよく分からないです(^_^;)

宇宙には太陽のような恒星(自ら光輝く星)がたくさんあります。

太陽はファミリーをもつ恒星ですが、恒星意識はファミリーの星々にすら縛られない意識です。

大天使たちがこの段階に存在しており、人間の意識として到達し得るもっともハイレベルな段階です。
私の扱う星占いでは捉えられない領域です。



■ さらにその上の意識

H3、H1という段階もありますが、創造の根源たる神の意識のような感じのはずです。
私はまだ説明できません(^_^;)


…といったような意識の段階があります。
ブログにもうちょっと詳しい話を書いてあります。
https://ameblo.jp/akita51/entry-12600766373.html


 
段階もいろんな呼び方がありますが、ひとまずここではこの言い方でいきますね。

このそれぞれの段階が、「2つ下のものを使って(食べて)1つ下のものを生み出す」ということをして、世界が回っています。

下の段階のものを生み出すのは、「大いなる根源から分離して創造する」ということでもあります。

それで、全惑星意識(H24)くらいからスピリチュアルな感覚を認識しやすくなっていきます。「天使さんがナイスな偶然を起こしてくれたようだなぁ」「高次元の存在とともにあるなぁ」のようなことですね。

違う言い方をすると、この辺りから不思議なラッキーなことが起こりやすくなっていったりもします。

占いの中で出てきた「ルリさんのハートに湧き起こるものが、神さまからのお手紙だと考えるとよいでしょう」「ルリさんがやる!というよりも、神さまがルリさんを通して云々〜」というのも、H24より上の段階でだんだんと分かりやすくなってきます。

自分が自分の意思でなにかをやっているのではなくて、天使や神さまが自分というのを通じて現れているのだという実感がだんだんと湧いてくるようになります。

「よっしゃー!スピリチュアルな能力を獲得するぞ!」と修行するのもありですが、こういったことを踏まえて意識の持ち方やものの考え方をちょっと変えてみるのも
意識のレベルアップや そこから派生するスピリチュアルな能力の開花につながっているわけですね。



昨今のアセンションの話題をこの段階の観点から考えるなら、「土星の内側」「物質的な地球」「H48の意識」の世界でたくさんの人が身動きが取れなくなっていて、
しかもそれを当たり前と思っているせいで そこから抜け出すことができなくなっているのが これまでの人類の平均的なありようでした。

このH48の壁をこえて 世間の常識に縛られず自分らしくイキイキ暮らし、より高次元の存在からのプレゼントを受け取れるようになる…というのが、
人類全体にとってのアセンションの目標のような感じです。

H48とH24の間の壁のせいで、上の段階と下の段階のエネルギーのやりとりがスムーズではなくなっていて、詰まっているような感じなのです。

宇宙全体としての営みが、この詰まりによって 息苦しくなっているのですね。

それでやけに「アセンションでは宇宙のいろんな存在が地球の人類に興味をもって注目している」などと言われるわけです。

(なんて大げさな…と思っていましたが、そういうことだったようです)


そういった大きな背景のようなことを踏まえて 先の占いのルリさんの土星のことを思い出すと、より一層壮大でおもしろいストーリーが見えてくると思います。
とってもすごいです。

でも、とってもすごいからといって土星のことをプレッシャーに感じなくても大丈夫です(笑)

それぞれに細かいところでは担っているテーマは違いますが、本当にたくさんの人たちがそれぞれの立ち位置から、この壮大なストーリー•流れの一筋として動いていますからね(^^)



占い本編はかなり抽象的な話になってしまいましたが、これでもうちょっと分かりやすくなったかなと思います。


「自分を大事に」
「感情を大事に」
「自分らしく」
「私たちを縛って苦しめる常識から抜け出そう」
などなど、心の勉強をすると耳にタコができるほど聞く話ですが、

それが狭い意識(H48)を脱出し、
よりイキイキとした段階(H24以上)に向かうための鍵になること。


そんな大きなしくみと ルリさんの占いの話を、あわせて感じていただけたらいいなと思います。


時間をかけて感じていただいて、分かりにくかったところなどあれば ご連絡いただけたらお答えしますので、どうぞご活用くださいね。

それでは!ありがとうございました!


--- ここまで ---


なんで私はご感想のお返事メールでこんなにがっつりと書こうと思ったのだ…(爆)

いや、わかる。
そのときの自分の気持ちをなぞることができない訳ではないが、いやしかしがっつり占いだからってがっつりしすぎだろう…(^_^;)


心のことを勉強したりすると 「大事だよね」という扱いだった物事が、
より大きなしくみを知ると「私たちが思っていたよりもずっと大事なことだったんだな」って分かったりする。

なにか特別なスピリチュアルの技とか占いの技とかを使わなくても、私たちのふつうの営みが スピリチュアルとか霊性とかの高度な営みに直結しているのが分かったりする。

「スピリチュアル!」「霊性!」「アセンション !」というようになんか特別なことをするような気持ちでいなくても、
それはとっても叶うことなんだよね。


というおはなしでした。



ルリさんとの占いのやりとりはこれで全部でありますっ



ご案内

相原あすかのドラゴンヘッド本
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
詳しくはこちらをどうぞ!