ルリさんのがっつり占いの公開のつづきです!

【出生図】

ブログ公開用の私からのコメントは赤い字で書きます。


--- つづき ここから ---


■ ヨッドとサターンリターン

「サターンリターン」「土星回帰」とも言います。

星たちはホロスコープをくるくると動くわけですが、それでくるっと回って生まれたときと同じ位置に戻ってくることを「リターン」と呼ぶのですな。

土星がくるっと戻ってくるのが「サターンリターン」です。
ごく軽めに読むなら「大人の階段をのぼるタイミング」のようなイメージです。


土星は約29.5年でホロスコープをひと回りします。「公転」ですね。
なので、だいたい29歳くらい、59歳くらい、88歳くらいがサターンリターンのタイミングというわけです。


1回目のサターリターンと2回目のサターリターンで ドラゴンヘッドの位置が違いますので、出来事もその意味も違ってきます。

ここの読み方の手順は、以前にブログに書いたものがありますので こちらをご覧ください。
占いの前のメールのやりとりに1回目のサターンリターンの話題もあったことを受け、1回目と2回目(もうすぐ)のサターンリターンを比べてみることにしました。

ジェフリーさんの進化占星術スクールの翻訳で勉強した手順です。
ジェフリーさんがクリントン元大統領の事例で考えているあれです。


・1回目のサターリターン



このときトランジットのドラゴンヘッドは6室山羊座、ドラゴンテイルは12室蟹座にありました。

まず、トランジットのドラゴンテイルの出来事としては「12室蟹座のようなことを諦める•手ばなす」です。

安心、精神的ななにか、自分のルーツに関わること、心の通じる仲間や身内、ボランティアのようにやっていたこと…に関する何かへの諦めを促すような出来事です。


その出来事の意味するところは、蟹座の支配星である月がルリさんの出生図のどこにあったかを見ます。6室山羊座ですね。
↑これは出生図の月です。ダブルチャートではないよ。

このとき、トランジットのドラゴンヘッドも6室山羊座で ルリさんの出生図の月の近くにありました。


それまで自分がお世話になっていた安心から離れて、「自分の足で立って 自分の手を動かして生きていく」という ルリさんの望みに気づくこと、その望みのために動くことを促されていたようです。


山羊座の支配星土星は 出生図では7室水瓶座で、自分で生きていくような行動をきっかけに 出会う人やパートナー(結婚相手だけではなく仕事上のパートナーなども含まれます)との関わりに関する望みに気づくことを促してくれていたと読めます。



・2回目のサターリターン
今のトランジットのドラゴンヘッドは11室双子座、ドラゴンテイルは5室射手座です。

これらの星座の支配星は、ルリさんの出生図では 水星が12室蟹座、木星が6室山羊座ですね。

「誰かのため、あるいはみんなのためにやることがある」ということに気づいて、自分らしい表現や 自分探しの旅などの分野で「これはもうしなくていいような気がする」と感じたり、やめる運びになったりすることがあるかもしれません。

 「自分というものに もうそこまでこだわらなくていいな」と気づくのかな?と思います。

ここで「え!?」となりました。
出生図ではドラゴンヘッド獅子座さんなのに、自分をやめていく•自分へのこだわりを捨てていくってどゆこと!?と。
ドラゴンヘッド獅子座のテーマとは反対ではないか…っ


ここで思い出されるのが、出生図の海王星の逆行です。

海王星の逆行:
今生だけに留まらない 時間を超越した「人生の究極の目的」を発見し到達したいという欲がある。
人生は虚無であるという感覚や孤独感も強い。
神に身を捧げるとき、やっと充足を得る。

ジェフリーさんのお話で翻訳してもらえたもののうち、まだブログで紹介できていない「惑星の逆行」の話の要点だけメモしたものです。

自分のことうんぬんではなく、神に身を捧げるように生きる道の実感を得るのではないかなと思うのです。
(ここに関しては、後でもうちょっと詳しくお話しします。)


そしてこの気づきを受け入れると、さらに、
大きな世界のしくみに関する情報や 仲間とのやりとり、最先端技術トークのような出来事を経て、
安心、精神的ななにか、自分のルーツに関わること、心の通じる仲間や身内…といったことへの望みに気づいていくようです。

この望みは、1回目のサターリターンで諦めたものと同じ部屋(12室蟹座)のことです。


似ている事かもしれません。

これはもしかしたら…
1回目のサターリターンでは 先に進むために泣く泣く手放したこと、諦めたことを思い出して
「本当は諦めたくなかった。本当は手放したくなかった」と 置いてきた気持ちを拾いなおすのかもしれません。

安心、精神的ななにか、自分のルーツに関わること、心の通じる仲間や身内…拾いなおすものが蟹座にあるとなると、これはとても「心っぽいこと」です。



先の「■大きな段取り」のところで「ドラゴンテイルのやり残しと思われる感情を大事にすることで、進むものがある」という話がありましたが、

この2回目のサターリターンで置いてきた心を拾いなおし、過去のやり残しを終えている状態で やっと、純度の高い「これから」を生きられるようになる ということだと思われます。



ここの読みに出てきた出生図の水星はヨッドの一部でもあります。

さらにこのヨッドには冥王星も、さらにルリさんがおっしゃる通りドラゴンも絡んでおり、魂の成長イベントとして生まれる前に計画してきたことと見て間違いないと思います。



さらに…!

星占いには「年齢域」という見方があります。

0〜7歳のときには月の性質が強く現れる
8〜15歳のときには水星
16〜25歳のときには金星
26〜35歳のときには太陽
36〜45歳のときには火星
46〜55歳のときには木星
56〜70歳のときには土星
71〜84歳のときには天王星

といったように、年齢に応じて変わるものをみていく技です。

これで見ても、ちょうど土星の年齢にあります。
幾重にも土星が強調されているタイミングです。



占いの読みというよりも ここまでの話から考えた私による大胆な推測だと思って読んでほしいのですが、
1回目のサターリターンは 過去世の追体験のようなことだったのかもしれません。

ドラゴンテイルのやり残したこと、「過去世でこれをやり切れなかった!」という体験を再び味わって
「これをやり切れなかったから、今生こそはやり遂げる!」という魂の願いのようなもの…今生の目標に向かう意欲を心に深く刻み込み、
後にそれを遂げる…!

1回目のときの出来事は、そのための伏線だったのではないか。

ぐるっと回って戻ってきて そのありがたみや望みをより深く感じられるようになっているようなこと。


私は大抵の占いでは「ドラゴンヘッドをやるといいよ」のようなことを言いますが、このヨッドにブーメランのポイントとしてドラゴンヘッドが絡んでくるために、
ルリさんのドラゴンヘッドは ヨッドに関わる星たちのつながりとこの土星のことを教えてくれる案内役(?)のような感じになっていたのだと考えられます。 


--- ひとまずここまで ---


出生図の外側の惑星の逆行に関する、進化占星術での読み方のメモです。
また後でブログに書くつもりですが、載せておきますね。


天王星の逆行:
自分を異端のように感じやすく、周りの人とあまり集団行動を取らない。または変わった集団に属することをしやすい。
真なるものを探究するために、よく言われるような「人生の意味」「常識」から離れたところにおり、また自分自身からも離れて客観的に観察しているようなところがある。

繰り返し思い浮かんでくる思考があれば、それこそが行動に移す必要がある。
過去世からの心の傷を癒そうとしている可能性が高い。


海王星の逆行:
今生だけに留まらない 時間を超越した「人生の究極の目的」を発見し到達したいという欲がある。
人生は虚無であるという感覚や孤独感も強い。
神に身を捧げるとき、やっと充足を得る。


冥王星の逆行:
創造の源へ戻ろうとする欲求、より一層進化を急ぎたい欲求が強い。



つづく。


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