ジェフリーさんの進化占星術の本『魂の設計図』で、魂の進化の段階について説明してある。

この本で紹介されている段階は(未進化段階→)コンセンサス段階→個性化段階→スピリチュアル段階となっている。


「進化する」と一言で言っても それぞれの段階で進化の内容が違ってくるので、
クライアントさんの出生図を見ただけじゃ「今あなたに必要なトレーニングはこれだよ、だからこういうことを心がけるといいよ」とは言えないというお話だ。

なので、出生図をあれこれ読んで伝える前に、
多少のやりとりをしてクライアントさんの様子を見て どの段階にいるかを把握してから占いや伝えることを考えるべし!

ということだった。納得だ…!



霊視、透視、エネルギーを感知するなどが上手で クライアントさんの状態が分かる占い師さんなら この情報を得やすい。

しかし私のようにそういうのがそこまで得意じゃない場合は 占いのお申し込みメールのときなどにお悩みごとや気になること、ちょっとした自己紹介などを書いてもらって、クライアントさんの心の現在位置を知っておけたら助かる。

対面での占いなら 顔つきや言葉の雰囲気などから分かることが多くなるから、
そこを知らず知らずのうちに活用している占い師さんも多いはず。




(未進化段階→)コンセンサス段階→個性化段階→スピリチュアル段階
という話が出たけれど、

松村潔先生の『エーテル体に目覚める本:スピリチュアル・パワーを呼び込む』で知った 「グルジェフの水素論」に出てくる段階も
ジェフリーさんの話とピッタリ一致していておもしろかったのだよ。



・H1

・H3

・H6
ここは大天使が該当するエリアだけど、人間の状態のギリギリMAXでここまでいける可能性があるっぽい。
(2020年10月追記:人間のギリギリMAXはH3かもしれません)
『魂の設計図』でいうところの「スピリチュアル段階 第三区分 最終解放」にあたるのかな?

・スピリチュアル段階:H12
より高次の存在と共に在るのを実感している。信じるか信じないかどころじゃない。
このあたりから今私が扱える星占いが機能しなくなってくる。私はより高度な魂模様を見るのに優れた占い方も勉強するといいね。

この段階では、「うれしい」とか「かなしい」とか「やりたい」「やりたくない」とか そういう個人的な事情からも解放されていく。
「いのちをつかう」という意味の「使命」がこの辺り。
それでいて「俺すげええ!」というのが抜け落ちてくる。
自分の活躍も より高次の者が自分を通して現れたものであることが分かっているから、「自分の手柄」と思えないのだよね。

・個性化段階:H24
それぞれの自分の道を歩んでいる段階。
私はここの段階に入ることを「ドラゴンヘッド化」と呼んでいたようですな。

・コンセンサス段階:H48
今人間として生きている多くの人がここに該当。
誰か(えらいひと・専門家)の言うことや「こうすべき」「みんなの意見」に重きをおく。

ドラゴンヘッドの占いが最も効く段階。
ジャン・スピラーさんと相原あすかのドラゴンヘッド本をぜひ読んでほしい。

・未進化段階:H96
人間の形をとれる一番低次の段階。
初めて人間を経験する魂だったり、前はもっと高いところにいたけれど 過去世のカルマなどの理由でここを体験することになったり。
(前に高いところにいた分、低いところは制限も多くて苛立っていたりしやすい)
「なんで自分ばっかり不幸なのだ」のような考え方をしたり、ひどく落胆していたり、ひどくひねくれていたりする。

・H192

(・H6144まで書いてある)



これらの段階の相互作用のしかたもおもしろい。

自分より1つ下の段階には近すぎて巻き込まれたり振り回されたりしちゃう。
なので、自分が万全の状態を保ったまま働きかけることが難しくなる。
なんなら巻き込まれて引きずり落ちちゃうこともある。

2つ下の段階を相手にするなら、自分は相手に巻き込まれたり振り回されたりするほどの影響を受けずに相手に作用することができる。
ナイスな対応ができる。


自分より3つ以上たくさん下のほうに離れた相手に働きかけるのはできない。
神社の神さまが狛犬など眷族を遣わして人間に働きかけるのは、神さま(天使)直々の声が人間(H48以下?)には分からないから。
いわゆる「次元が違いすぎて関与できない」の状態。

H6の天使さんがH96のしんどいところにいる人にメッセージを送りたいとき、H96の人には天使の声が届かない(分からない•気づくことができない•天使を信じるのはおかしいと思っていたりする)ので、
天使さんはナイスな対応ができるH24の人間を仲介して伝えたりする。

「つかわす」の様子
H6(天使)→H24(自分を生きている人)→H96(しんどいところの人)
ナイスに働きかけることができる「2つ下」のしくみを使った伝言ゲームのような感じですな。


自分より2つ下の段階を材料にして(これを「食べる」と表現している)、自分より1つ下の段階のものを生み出しながら暮らしている。

仮にドラゴンの占いをH12 とすると、
ドラゴンの占いは人生の迷子になりやすいH48を材料にして
自分の道を生きるH24を生み出している
というのもそうだね。


というふうに、これで考えるといろんなことが説明できるわけだ。



これらの段階のより高いところに向かうことを、ジェフリーさんは「進化」と呼んでいるようだ。

しかし「ありとあらゆる存在みんながみんな上に行けば行くほどいい」のように捉えるのはちょっと違うようでもある。

ある段階で殻にこもるような感じにならずに 上から下までの全体で上下のやりとりが円滑であるのがいい、みたいな感じ。
ここはまだうまく説明できるくらい勉強できていないので深く言及しない(^_^;)


グルジェフ氏の見方ですと、
人間は本来H24(自分の道)あたりを中心にもっているはずの存在なので、H48が最も多い現状は おかしな感じなんだとさ。

なるほどね。



で、
ここから考えると進化占星術で話ができるのが H96〜H24(〜H12?)の範囲なのですな。

だから、今の私の占いは 非常に多くの人間に適した占いだけれど、かなり進化が進んだ人には物足りないものになる。

H96の人に対しては あんまりスピスピした感じで語っても話を聞き入れてもらえなかったり ワケワカメになっちゃったりするので、
私がもっているうちのやや低めの成分を使って話しかけるようにする。


・クライアントさんがどの段階
・私がどの段階か(私がいい感じで対応できる段階はどこか)というのも
この占いがいい塩梅に機能するかどうかに大いに関係してくるわけだ。

1人の人が1つの段階にだけいるわけじゃなくて
H12(10%) ★
H24(70%) ★★★★★★★
H48(20%) ★★
のように、たいていは複数の段階の成分を広がりがある感じで持っているので、自分が持っている成分をうまいこと用いるといろんな段階の人に働きかけることができる。

「大事そうだけど全然分からん」なことを「そのうち分かるかも」という気持ちで聞くのをオススメしているのは、
分からないなりに上の段階の成分を増やしていくと、あとでそれのおかげで上に行きやすくなるから。


…というところまで、ひとまず分かった。




まだ粗っぽい理解のしかたなのはすごく承知だけど、私の占い力が機能するエリアが見えてきたのがありがたい。

ここを視野に入れておくことで、進化占星術の勉強も整理しながら考えることができる。

そして私のできる占いで扱える範囲を超えていたら、占いじゃない段階のものも使おう。(←たぶんこれは知らず知らずのうちにやってきているな…笑)

私に頼んでくれる人は 私の占いが通用するエリアの割合が多めな感じだし、
とりあえずは「星占い」という形式•看板を保ったままでいいね。



占いだけじゃなくて、スピリチュアルな活動をしている人や アドバイスに関わる活動をしている人、人助けをしたい人にもとても役立つ知識ですな。

ご活用くだされ〜っ


ご案内

相原あすかのドラゴンヘッド本
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これからは、このしくみも大いに視野に入れながら占いをすると思います。

次にお届けする占いは これが非常に活きる占いな気がする。やってみよう。