【夕顔400-3】古文単語「確かなり」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔400-3】古文単語「確かなり」

重要古語の記事では

源氏物語イラスト訳で出てきた古文の

単語を1つピックアップしています♪

源氏物語イラスト訳 重要古語ラブラブ 

 

古文単語は、

チェックボックス1.とにかく丸暗記して覚える語

チェックボックス2.漢字イメージで覚える語

チェックボックス3.文脈判断で決める語

があります。

 

今回は現代語でもある古語です♪

 

【今回の源氏物語】

確かならけはひさばかりにやささめきしか惟光かこちけれ

   サゲサゲ↓

今回のイラスト訳はこちら

 

――――――――――――
今回出てきた古文単語
――――――――――――

■【確かなら】…ナリ活用形容動詞「確かなり」未然形

※【確かなり】…確かである

■【ね】…打消の助動詞「ず」已然形

■【ど】…逆接確定条件の接続助詞

■【けはひ】…気配

■【を】…対象の格助詞

■【さばかり】…それのあたり。そのぐらい

■【にや】…~であろうか

※【に】…断定の助動詞「なり」連用形

※【や】…疑問の係助詞

■【と】…引用の格助詞

■【ささめき】…カ行四段動詞「ささめく」連用形

※【ささめく】…ささやく

■【しか】…過去の助動詞「き」已然形

■【ば】…順接確定条件の接続助詞

■【惟光【これみつ)】…光源氏の従者。右近の彼氏

■【を】…対象の格助詞

■【かこち】…タ行四段動詞「かこつ」連用形

※【かこつ】…愚痴を言う。恨み言を言う

■【けれ】…過去の助動詞「けり」已然形

■【ど】…逆接確定条件の接続助詞

■【いと】…とても

 

今回は「に」にも注意しましょ♪

「重要古語一覧」もご参照ください。
 

 

―――――――――――――――
☆ 本日の古文単語「確かなり ☆

―――――――――――――――

確かならねど、けはひをさばかりにやと、ささめきしかば、惟光をかこちけれど、

 

問)傍線部の文法説明として最も適当なものを、次の中から1つ選べ。

 

1.名詞+断定の助動詞+打消の助動詞+逆接の接続助詞

 

2.名詞+断定の助動詞+完了の助動詞+逆接の接続助詞

 

3.形容動詞+打消の助動詞+逆接の接続助詞

 

4.形容動詞+完了の助動詞+逆接の接続助詞

 

5.動詞+完了の助動詞+逆接の接続助詞

 

ゲッソリびっくり滝汗チーン

 

今回は、現代語でもある「確か」という古語です。

 

ですが…

これを形容動詞と、明確に区別できる受験生は

どのくらいいるでしょうか?

 

 

【確かなり(たしかなり)

【形容動詞:ナリ活用】

①間違いや危うさがなく、しっかりしている様子。確実だ

②あいまいさがなく、はっきりしている様子。明確だ

 

 *『全訳古語例解辞典(小学館)』より

   

 

 

「いたづらない」「あながちなり」などの重要古語なら

すぐに形容動詞と見分けがつくでしょうが

 

現代語にもある古語は

単語帳にも載ってないため

なかなか形容動詞だというイメージがつきません;

 

ゲッソリゲッソリゲッソリ

 

 

 

こういう基本の古語は

出てきたものから定着させていきましょう。

 

 

毎日コツコツとブログ記事を読むことで

学校や塾などと、また違った目線から

古文の問題に接することができると思います。

 

 

がんばってね♪

ウインク

 

 

 

 

 

 

 

【答え】…

   

 

【夕顔(第9章)】の一気読みはこちら⇒

【源氏物語イラスト訳】の冒頭はこちら⇒

 

【今回の源氏物語】

確かならけはひさばかりにやささめきしか惟光かこちけれいとかけ離れ気色なく言ひなし


 

過去記事リンク

ね(識別)

ず(助動詞)

ど・ども(接続助詞)

けはひ(気配)

さばかり

にや

と(格助詞)

ささめく

き(助動詞)

ば(接続助詞)

惟光(これみつ)

を(格・接続助詞)

かこつ

けり(助動詞)

いと

けしき(気色)

言ひなす

て(接続助詞)

 

ーーーーーーーーーーー

→今回のイラスト訳はこちら

→今回のイラスト解釈はこちら