【帚木65-③】「ね」の文法的説明☆
こんばんはあいです。
ちょっと今日最後の更新遅くなっちゃいましたぁ^^;
↓今日の古文単語はこちら↓
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■【さて】…ところで
■【世にあり】…この世に生きている
※【世(よ)】…世間
■【ず】…打消の助動詞「ず」の連用形
■【あばる(荒る)】…荒れている
■【たら】…存続の助動詞「たり」の未然形
■【む】…婉曲の助動詞「む」の連体形
■【葎の門】…草の生い茂った荒れ果てた家
※【葎(むぐら)】…ツル草の総称
※【門(かど)】…家の門、ここでは家のこと
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今日は、「ね」の文法的説明についてです☆
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センター問2において、助動詞の文法的説明が出題されることがあります。
なにがしが及ぶべきほどならねば、…
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この「ね」の文法的説明として、正しいものを選べ。
1.完了の助動詞「ぬ」の已然形
2.完了の助動詞「ぬ」の命令形
3.打消の助動詞「ず」の已然形
4.打消の助動詞「ず」の命令形
完了: な / に / ぬ / ぬる / ぬれ / ね
打消: ず・ざら / ず・ざり / ず / ぬ・ざる / ね・ざれ / ざれ
訳出したら、「~ないので」って訳すクセに、
こういう式別問題(ほとんどが組み合わせ)が出てきた時、
最近覚えた、「な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね」に引かれてしまったりしませんかぁ?
(;゚;∀;゚;)
「已然形+ば」は、分かりやすいですけど、
係り結びの法則などで、文末に「ね」がある時なんかは、
引っかかりやすいです。
22年度入試は、品詞分解のみの出題でしたが、
20年度入試は、文法的意味が出ました。
21年度入試の敬語の識別のように、
かなり詳しい説明が出題される場合もあります。
上の答えは、3です。
こういうカンタンな問題で、確実に得点できるよう、
今日の問題を間違えたあなたは、
この年末に、きっちり復習しておいてくださいね♪
(o^-')b
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今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や他の重要語句を復習してね♪
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【今日の源氏物語】
「…なにがしが及ぶべきほどならねば、上が上はうちおきはべりぬ。…」
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☆重要古語一覧 ☆
■なにがし
■はべり
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あいでした
今日もご愛読ありがとうございました(●´エ`●)ノノ