【桐壺216-③】古文単語~「ほど」とは? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺216-③】古文単語~「ほど」とは?

こんばんはラブラブあいです。

 

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■【さぶらひ】…「さぶらひどころ」のこと、従者の詰め所

■【まかで(まかづ)】…退出する

■【大御酒】…神や天皇、皇族などに献上するお酒

■【参る】…召し上がる(「飲む」の尊敬語)

■【ほど(程)】…時に

■【親王(みこ)】…皇族、親王

■【御座(おんざ)】…お座席

■【末(すゑ)】…末席

■【源氏(げんじ)】…光源氏

■【着く(つく)】…着席する

■【たまへり】…~ていらっしゃる、~なさった

■【り】…完了の助動詞「り」の終止形

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今日はこの中から、「ほど」についてお話します☆

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「ほど」という語は、「程」という漢字をあて、

「程度」の意味をあらわす、幅の広い古語です。


 

ではいったい、何の程度なのでしょうか?

(`・д´・ ;)


 

古語辞典を見ると…、

う~ん; いっぱい意味が書いてありますよねぇ;;

(;゚;∀;゚;)

こういう場合は、柱を立てて、まとめて押さえてください。

 

つまり、

1.時間的な「程度」

 …時、ころ、間、時分

 

2.空間的な程度

 …距離、大きさ、広さ、または場所

 

3.人間関係の程度

 …身分、間柄など

 

4.人としての程度

 …年齢、人柄、暮らしぶりなど


 

よく出てくるのは、1.時間的な程度ですよね。

源氏物語の中でも、何度も出てきております^^;

 

「~ほど、」という使われ方で、まず、

「~時に」という訳で自然につながっていかないかを確認してみましょう!

「時」で不自然でも、「~のうちに」「~頃に」などでつながる場合もあります。


 

あとは、文脈に応じて、空間的な程度であるのか、人間的な程度であるのかを、検討してみてくださいね♪

(o^-')b

 

☆その他の重要古語☆
「まかづ」についてはこちら→

「さぶらふ」についてはこちら→

「さぶらひ」についてはこちら→

「参る」についてはこちら→

「たまへり」についてはこちら→

重要古語一覧はこちら

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【古文】

さぶらひにまかでたまひて、人びと大御酒など参るほど、親王たちの御座の末に源氏着きたまへり。

     アップ

今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?

難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪

 

 

【桐壺216-①】イラスト訳

【桐壺216-②】イラスト解釈


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あいでしたラブラブ