【夕顔2-2】「惟光(これみつ)」とは…☆
源氏物語イラスト訳のあいです
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今回の源氏物語
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御車入るべき門は鎖したりければ、人して惟光召させて、待たせたまひけるほど、むつかしげなる大路のさまを見わたしたまへるに、
訳と内容が不明確の人は、まずイラスト訳からどうぞ☆
夕顔2のイラスト訳はこちら
では今日も、一気に行ってみましょぉ~♪
ヽ(○・▽・○)ノ゙
これまでのあらすじ
天皇(桐壺帝)の御子として生まれ、才能・容姿ともにすぐれていたにもかかわらず、亡母(桐壺更衣)の身分の低さにより臣籍降下して源氏姓を賜った光源氏。
ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻です。光源氏17歳夏。空蝉との逢瀬を果たせなかった光源氏は、同じ頃、六条御息所のもとにも通っていたようです。この巻は、その頃出逢った女とのお話です。
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源氏物語の重要脇役 ☆ 惟光 ☆
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私、韓国の時代劇ドラマを好んでよく見るのですが、
その中でも、特によく出てくるのが、
命を懸けて主(あるじ)に仕える従者☆
どんな悪役の登場人物にも、そのような従者がいて、
影で主を支えているのが健気で……
韓国ドラマはそんなところにも魅力を感じます。
(*・ω・*)
今回、名前が出て来た「惟光」も、
そんな従者のひとり☆
【人名】
『源氏物語』の作中人物。光源氏(ひかるげんじ)がいちばん大切に思う乳母(うば)の大弐乳母(だいにのめのと)の子で、光源氏の従者としていつもそばにいて使い走りや手引きをしたり、横笛を吹いたりして主人の機嫌(きげん)をとる。このことから後世、幇間(ほうかん)・(たいこもち)の異称にもなった。
*「学研全訳古語辞典(Weblio辞書)」より
……なんか……
上の古語辞典の記述によると…
スネ夫的ゴマすり惟光!
ってニュアンスがかもし出されていますが;
(;゚;∀;゚;)
ですが、この後の「夕顔」の巻では、
恋の架け橋をしたり、夕顔を葬る(ネタバレ;)役を担ったりと、
光源氏のために、献身的に働いています。
(※私の好きな韓国ドラマの「命懸ける」ほどではありませんが^^;)
ちなみに……
この「惟光(これみつ)」って名前☆
Wikipediaによると、
当時はよくある名前の一つだったようですが、
光源氏の忠実な家来であることを示す
「光(源氏)を惟(おも)う」意味が
こめられている、という解釈も…!
(*。◇。)ハッ!
この本意は作者、紫式部にしか分かりませんが。
Oo。。( ̄¬ ̄*)
「ドラゴンボール」の登場人物の名前の関連性とか、
「ハイキュー!」の対になったキャラクター名とか、
「エヴァンゲリオン」の「カヲル」に込められた意図とか…
けっこう現在でも、
いろんな作家さんが、名前のつけ方
遊んでますよね~!
(σ・∀・)σ
まあ、惟光の名前が「光を惟う」の由来なら、
夕顔変死事件の時に
もっと役に立てよ~!
って思ったりして……
(;゚;∀;゚;)
まあ、その時が来るまで
お楽しみに、ね♪
(●‘∀‘●)ノ"